【映画がはねたら、都バスに乗って】

映画が終わったら都バスにゆられ、2人で交わすたわいのないお喋り。それがささやかな贅沢ってもんです。(文責:ジョー)

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「寝ずの番」:築地三丁目バス停付近の会話

2006-10-05 | ★都05系統(晴海埠頭~東京駅)

ここは、築地本願寺。有名人がたくさん葬式あげてるよな。
いちばん話題になったのは、X JAPANのhideのお葬式のときかな。
あれはすごかったな。道路にまで延々とファンが並んで。
あのときも「寝ずの番」とかやったのかしら。
どうかな。「寝ずの番」て要するに通夜のことなんだろうけど、映画の「寝ずの番」とか見てると、芸達者な人間しか寝ずの番なんてできない感じだもんな。
ほんと、ほんと。映画っていうより、芸人の芸を次から次へ見せられてる感じよね。他にはほとんどドラマもなく、ひたすら棺おけの前で芸を見せ合うだけの映画。
「エンタの神様」の一流芸人特集って趣きだもんな。
あ、言えてる。放送禁止用語頻発だけど。
ある年代以上しか知らないような芸だもんな。
お座敷芸っていうのかしら。慣れてない人間はあっけにとられて見ているしかないのよね。
こういう芸をわかるやつを「粋なやつ」っていうんだろうけど、まだまだ若輩者のこちらとしては延々と同じような芸を見せつけられると、「こちとら、無粋で結構」って気にもなるよな。
なんかちょっとね。きっと、料亭かなんかで芸者を呼ぶのに慣れている一部の人は「うん、わかる、わかる」って感じなのかもしれないけど。旦那芸っていうのかな。そんなところへ行く機会もお金も興味もない庶民からすると、こういうのを見るくらいなら、コンサートでも行くほうがいいってことになりかねないわよね。
いや、芸達者なのはわかるんだ。富司純子があんな赤面するような歌を平気で歌うのを見るだけでもびっくりではある。
そうね。こういうある年代以上じゃなきゃ良さがわからないような映画があっても悪いことはないわよね。
文字通り、「寝ずの番」のときに見るのにぴったりの映画かもな。
だけど、X JAPANのファンは見ないでしょう。
いやいや、彼女たちだって、五十年後にはわからんぞ。
たしかに、五十年後にも残る映画かもしれないわね。
俺は見ないけどな。
いやいや、棺おけの中で見てるかもよ。


ふたりが乗ったのは、都バス<都05系統>
晴海埠頭⇒ほっとプラザはるみ入口⇒ホテルマリナーズコート東京前⇒晴海三丁目⇒勝どき駅前⇒勝どき橋南詰⇒築地六丁目⇒築地三丁目⇒築地⇒銀座四丁目⇒有楽町駅前⇒東京国際フォーラム前⇒東京駅丸の内南口

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