Enoの音楽日記

オペラ、コンサートを中心に、日々の感想を記します。

無事帰国

2010年02月13日 | 身辺雑記
 無事帰国しました。寒いと思っていたヨーロッパですが、最初の訪問地のフランクフルトは東京と変わりませんでした。
 フランクフルトではオペラを3本みる予定でしたが、そのうちの1本が「ストライキのために」演奏会形式になるというハプニング! 窓口では「別の公演日に振り替えることもできます」といわれましたが、旅行者なのでそれは無理。まあ、取り止めになるよりもよいと思い直しました。
 シュテーデル美術館では「ボッティチェッリ展」をやっていました。さすがに有力な美術館だけあって、フィレンツェ、ヴェネチア、パリ、ロンドン、エジンバラなどのヨーロッパ中の美術館から、さらにはアメリカ各地からも作品を集めていました。これだけの充実度は日本では難しいかも・・・。

 次の訪問地はカールスルーエです。ここにも美術館があって、なんの予備知識もなしに出かけましたが、ドイツの画家マティアス・グリューネヴァルト(ヒンデミットのオペラ「画家マティス」の題材になった画家です)のイエスの磔刑画がありました。磔になったイエスの全身には無数の血痕が滲み出し、向かって右には悲痛な顔でイエスを見上げる洗礼者ヨハネ、左には顔を伏せて悲しみにくれる聖母マリア。これはこの画家の代表作「イーゼンハイムの祭壇画」と同じテーマ。こういう作品があったのかと驚きました。

 次の訪問地はシュツットガルト。オペラが終わって外に出たら雪が舞っていました。この雪は一晩中降り続いたようで、翌朝は一面の銀世界。荷造りが早く終わったので、ちょっと早めでしたが空港に向かったら、「悪天候のため、あなたの便は飛ぶかどうかわからない。別の便でフランクフルトまで行って、そこでドレスデンへの乗り継ぎのチェックインをするように」とのこと。その便は10分後に搭乗開始! 慌てて搭乗口へ向かいました。

 ドレスデンに着いて、予約しておいたホテルに行ったら、玄関が閉まっていて貼り紙があります。どうやら閉鎖中のよう・・・。途方にくれました。もういちど貼り紙をよくみると、別のホテルの名前が書いてあります。そうか、そこに行けということかと思って、そこに行ったら、無事チェックインできました。

 ドレスデンで1泊して、翌朝は帰国。空港に行ったら、「あなたの便はキャンセルになった。別の便でフランクフルトに行くように」とのこと。渡された搭乗券をみると、塔乗時間はとっくに過ぎています。わけがわからずにともかく搭乗口まで行くと、その便は遅延していて、まだそこにいました。
 フランクフルトに着いて、日本までの乗り継ぎのチェックインをしようとしたら、人であふれかえっています。30分くらい並んでいましたが、時間が迫ってきたので、いったん外に出てチェックインをし直しました。こうして無事搭乗できました。

 以上のドタバタ、お笑いいただけたら幸いです。各地できいてきたオペラ(演奏会形式になったものは除いて)とコンサートについては、順次報告させていただきます。
コメント (2)
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