番外 トンデモ健康診断 退職してまずは健康チェックだ。
人間ドックに行って来た。看護婦は昔から好きだけど医者は嫌いだ。
エスコート担当の女性が案内してくれる人間ドックだ。昔野球が強かった大阪の新興宗教の経営なので安心だ。
担当のA女史は、AKBタイプではなく日本的な美人である。他の人が膝まずいて話すのに、この子はうんこ座りでしゃべるのが気になるが、まあ良いか。
まずは、血圧測定からだ。いきなり超苦手な項目だ。
私は昔から「白衣高血圧症候群」」なのだ。これは、病院に来ると家に居る時よりも高い値が出る病気だ。
原因は、病院の雰囲気に飲まれて極度に緊張することで血圧が上がると言われる。
私の場合さらに、看護婦さんの白衣に対する特別な感情も加わる。(このブログを以前からご覧の方には、ご理解いただけるものと存ずる。)
さらに制服フェチの要素がプラスされ異常な値が出てしまう。なにせ制服の頂点に君臨するあこがれの白衣が、目の前を右に左に動きまわっているのだ。
去年は、脈も異常値を示しその後の検査に支障を来してしまったほどだ。案の定、150-98(脈99)「ゆっくり深呼吸しましょうね。」
看護婦さんに言われて、一層興奮するのである。
一度、検査部屋を離れて仕切り直し。頭の中から邪念を捨てて、むしろ仕事の事を考える事で気を落ち着かせる。それでも「高血圧症」の診断はまぬかれない。
ここで大きな時間的なロスとなってしまった。
次は、採血。これも大きな困難を伴う。なにせ、私は血を見ると気を失うのだ。若い時からずっとそうなのだ。
私の腕は、血管を探すのに時間がかかるので、看護婦さんが何度も何度も血管を探るので、血を抜くときには緊張が頂点に達していて、
赤い鮮血を見るとたちまち気が遠くなるのだ。
すぐに血管が出るように、「きつく縛ってくださいよ。」とお願いする。「別に、その様な趣味ではありませんよ。」と、軽くギャグはかましておく。
しかし、案の定なかなか首尾よく行かない。
いよいよ血液が流れ出る頃には、意識が朦朧としている。泡立つ血液が、ガラス管に送り込まれるのを見た時には、完全に落ちていた。
気を失うという事は、テレビのスイッチを突然切られるように記憶が飛んでいく。
遠くの方で、「大丈夫ですか?」看護婦さんの声。ぴしゃぴしゃと、ほほを叩かれて気が付いた。
こんなことで、今日は、この後どんな目に会うのか。
大の字の私にエスコートのA女史が、うんこ座りで心配そうに「大丈夫ですか?」白衣の裾から、太ももの奥が覗けたが今は興味はわかない。
写真はあくまでも イメージです。妄想です。想像です。 引き続き、視力検査へ・・・・