アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

90 アチャコの京都日誌 再びの京都 「石碑を探す」シリーズ 第1弾 迷子はどうしてさがす?

2017-07-13 12:48:54 | 日記

90 アチャコの京都日誌

 大仰にタイトルを付けたが、シリーズになるかどうかも怪しい。

道端の石碑を見て行きたい。

第一回は、昔の人は迷子や尋ね人をどうしてさがしたか?

人通りの多い道端に、「氷人石」 という石柱を立ててそこに情報を書き込んだのだ。

写真の、誓願寺門前の「迷子道しるべ」は、左(見えていないが)「さがす方」右に「おしゆる方」となっている。

下半分に紙を貼って情報を出し合ったのだ。

このような石の事を、氷人石 という。氷人とは、古い中国では仲人の事。


氷の下が陰(女性)氷の上が陽(男性)を表わし、その仲立ちをすることを「氷人」と言った。なかなか趣のある話ではないか。

その後、男女に限らず人と人との巡り合いを願って「氷人石」と言うようになった。

ここ誓願寺以外には、八坂神社の「月下氷人石」北野天満宮の「奇縁氷人石」が有名。

いずれも観光地としてはあまりにも有名だが、氷人石をご存知の方は少ない。

誓願寺は、寺町通六角です。自由に参詣できます。

そう言えば、東京に長く住んでいた湯島の天神さんにも、「奇縁氷人石」があった。

どうぞ東京の読者の皆さん、今度お参りの時は訪ねてご覧ください。

まあ、私の若いころは、まだ駅の前には「伝言板」なるものがありました。

「2時間待った、もう二度と会いません。健児へ」今なら携帯でなんの問題もなかったのにね・・・・。