アチャコちゃんの京都日誌

あちゃこが巡る京都の古刹巡礼

1049回 俺にも言わせろ!   真面目と生真面目 (正直と真っ正直)

2023-08-28 08:47:23 | 日記

㊴ 真面目と生真面目 (正直と真っ正直)

真面目も正直も人としての徳目のうち真っ先に挙げられるものである。特に日本人は、学校や親は、他人に迷惑をかけないとか、嘘をついてはならないとかを真っ先に教える。企業も企業人も他人を陥れてまで自社の利益を優先するのは「恥」としている。

処理水放出後に横行 日本の飲食店などに中国からの“迷惑電話 ...

しかし、他国との関りで考えると話は別だ。中国との外交問題となった「福島原発の冷却水放出」問題は深刻だ。それぞれの国の政府や官僚が日本と同等の徳目を持っていると考えてはならない。真面目に正直に話していても問題は解決できていない。狡猾とか巧妙とか推奨されない手法が必要かも知れない。

中国外務省、「科学的な防疫」要求 日本の入国規制に反発:時事 ...

正直に誠意を尽くして言えば分かってもらえるならば良いが、国家間ではそう簡単ではない。日本国内でも「ヤカラ」はいるものだが、外交でもそのような「ヤカラ国家」に対する手法を学ぶべきであろう。在日中国人との関係性(正当な親日教育の徹底など)とか、在中国日本人の生の情報などの収集、民間外交の深度強化など。

そして、戦後総括に縛られず対等から強気への転換で臨んでも良いのではないか。「先の大戦の反省」は、我々世代を越えてZ世代まで背負わせるのか?平等・対等な関係とは相手が強気で臨めば同等の強気で臨むべきである。

日本政府「裏の戦後賠償」40年継続のODA終了 「見返りは反日教育 ...

相手の国にも弱点はある。惻隠の情など通じない国家には、国際世論に訴えることも必要だ。かの国にも「汚染水問題」はある。チベットの問題や行方不明の外務大臣問題など恥部はある。

言われ放題では国家として批判はまぬかれない。

「生真面目」「真っ正直」は、美徳ではない。


1048回 俺にも言わせろ!   気候と天気 

2023-08-27 08:23:55 | 日記

㊳ 天気と天候

天気と天候を同意語だが、期間によって使い分けている。今日明日くらいなら「天気」。1週間からひと月くらいなら「天候」。それ以上長いと「気候」と言う。

それにしても最近の天気予報はよく当たる。降雨確立などほぼ正確に予想し台風進路も予想円内を外さない。

しかし頻発する「警報」の多さはどうだろうか。さらに「特別警報」は最近出来た新しい言葉だ。数十年に1度あるかないかの大災害の可能性がある場合発令されるらしい。数十年に1度?毎年発令されていないか。

また、「夏日」よりも「真夏日」、「猛暑」より「酷暑」の状態も日常的だ。統計的にも世界の気温は上昇傾向になっている。「梅雨」と言う季語は無くなり「雨期」と言うしかない。北海道以北にも雨期が訪れるようになっている。

気象庁 | 平年の日本の天候

さらに統計を詳しく見て驚いた。日本の夏の最高気温はここ最近に集中している。観測精度の問題もあり40度以上は以前何度か出現しているが、39度前後はここ数年に集中している。一方、日中の最低気温(1日中で一番低い気温)の最近のデータを見て驚いた。こちらはほとんど最近の記録が上位に集中している。なんと本年新潟で31度を記録している。寝苦しいはずだ。つまり日中の温度差が小さくなり昼間の熱が夜になっても冷めないのである。都心ではエアコンの放射熱の関係もあろうが、現在では地方にも30度近くから下らない記録には驚くばかりである。寝苦しいはずだ。いまや日本は亜熱帯気候なのだ。

クールビズにおける服装の選び方!メンズのおしゃれな着こなし ...

統計など見なくても生活実感は大きく変わっている。今や冷房の無い家庭はありえず貧乏でエアコンが買えないと生存すらできない。従って、タイやベトナムなどの東南アジアの生活習慣を学ぶべきである。沖縄よりも暑い夏なのに相変わらず背広で通うサラリーマンのなんと多い事か。ネクタイはさすが見受けなくなったが、上着着用は礼儀とばかり手に持って歩いている。これからは、かりゆしやアロハシャツでオフィシャルな場面でも失礼にならないようにモラルを変えて行くべきである。

かりゆしウェア 沖縄 アロハシャツ メンズ ユリ月下美人柄 ...

どう考えても、外は40度近い気温の時に、CO2を排出しながら冷房の効いたビル内で上下背広を着て首にはネクタイを締めているのはどうだろう。相手への敬意や尊敬は内心の問題であり服装ではない。所作や態度こそが重要であり身なりは極端に粗末で派手なものでなければ良いのではないか。また、勤務時間も早朝や薄暮時間を有効に使うことも検討したい。特に現場作業部隊は勤務シフトを午前3時からと、午後3時からの2パターンあっても良いのではないか。高校野球や五輪開催の時期も検討されていると聞いている。常識や慣習にとらわれず議論したい。小生は、ステテコで出勤したいと思っている。

きょう24日も北日本や北陸で記録的猛暑 体温を超える危険な暑 ...

追伸。本日の日経新聞。「世界の海 5割異常高温」と言う見出しに出会った。海水温度もこの8月以降最高値を更新しているとの事。現在世界の海域の48%が海洋熱波の状態だと言う。驚くことに、特に日本の東北地方の太平洋海域は平均温度に比べ2度~6度高いと、0.2度ではない2度以上と言う。気温も海面温度も異常値なのだ。

最早、逃げ場はない。

海水浴中に熱中症?確かに・・・。


1047回 俺にも言わせろ! 風説と風評  (噂)

2023-08-25 09:07:21 | 日記

㊲風評と風説

処理水の海洋放出を開始 東京電力福島第1原発 「不安な思いは ...

風評という言葉は、「風評被害も徐々に薄らいでいる」「風評が立つと後に嘘に発展することもある」などの使い方で、世間であれこれと言われている評価を意味する。

福島第一原発処理水の海洋放出ALPS処理水の安全性は確認されてい ...

あらゆる事象は、根拠は希薄でも誤解や曲解であらぬ方向にエスカレーションすることもある。噂話と相まって複雑に伝播するものである。福島原発の冷却水(処理水)の海洋放出の問題はまさにその例である。科学的安全性は保障されたのに、「風評」を恐れて今日まで放水を躊躇していた。満を持しての決断である。ところが、風評を科学的根拠に優先して外交を仕掛けて来る国が出て来た。お隣の大国とその付属国家である。それぞれの国内ではすでに風評ではなく、事実に基づいたニュースとなっている。自国は我が国よりも高濃度のトリチウム汚染水を放出していながらである。

一方、風説という言葉は、「風説が広まるとなかなか消えない」「風説を流布することで信用が失われることが多くある」などの使い方で、世間に広まっている噂を意味する。風説はそもそも事実に基づかないので悪意を持って発信され、善意の第3者により伝播される。あたかも事実のように広まるので風評に似ているが全く根拠がない。相場の世界にはしばしば見られることで、「風説の流布」は立派な犯罪である。しかし立件されたケースはほぼない。言ったもの勝なのだ。

原発処理水、中韓も海洋放出 釜山は海産物が観光資源 - 産経ニュース

そうか?かの国のこの度のやり方は、「風評」ではなく「風説」の流布なのか。立派な犯罪だ。


1046回 俺にも言わせろ! 快楽と悦楽

2023-08-23 08:48:43 | 日記

㊱快楽と悦楽

悦楽 が見放題! | Hulu(フールー)/歓楽/享楽/逸楽/

快楽と悦楽は、どちらも喜びの状態を表現する言葉だが、快楽の中でも特別な喜び(悦び)の状態を悦楽と解釈したい。気持ち良い事、嬉しい事、おいしい事など心地よい事の総称を快楽と言い、必ずしも官能的快楽だけを表わすものではない。中には、夜な夜な貯金通帳の残高を見る事が「快楽」だと言う人もいる。さらに、スポーツ選手が優勝したり新記録を樹立するなどの達成感も「快楽」かも知れない。はたまた、会社など組織の頂点に立ち配下の者の人事や処遇を思うように行えるのを「快楽」とする人もいる。

しかし、それらは悦楽とは言わない。悦楽は明らかに官能的な悦びに限るようだ。快楽も性的意味を含むので、悦楽は中でも相当特別なものでなければならない。日常的に行われるパートナーとの行為では快楽にもならない。決して他人には言えない相手と特別な空間での背徳の行為でなければならない。これが複数のパートナーを駆使し一定程度継続すると「享楽」となり、酒や薬物に依存すると遂には「逸楽」に陥る。家族や友人はたまた人生を捨てることになる。

旅館の女将の写真素材 [36068264] - PIXTA本部とは関係ありません

筆者は、『若い時一人温泉に宿泊し、女将に酌をされて飲んでいたら世間話となり、遂には女将の下半身事情を知るところとなった。夫とはセックスレス状態で日々悶々としているのだと言う。はじめは冗談で話していた二人は妙な雰囲気となった。小生、酔いつぶれて部屋で寝ていたら、真夜中、我がふとんに侵入してきた女将。すでに下着を付けていない。仕方なく私は、意を決してその裾をまさぐる・・・・。「享楽の世界へ」続きはまた、


1045回 俺にも言わせろ!  敵討ち 仇討ち 徒打ち  

2023-08-18 09:09:21 | 日記

㉞ 敵討ち と 仇討ち

仇討ち」「敵討ち」の意味と違い - 社会人の教科書

前者は、「かたきうち」後者は、「あだうち」と読む。同意語で特に区別はない。明治時代初期まで、公式に認められた「仕返しの殺人」である。しかし、武士に限られ、親や親族を殺された場合、所属藩に届けて「かたき討ち」の許可を得る。これを得ると諸国往来を許されるが、一方、かたき討ち成就まで家には帰れない。水杯を酌み交わし「武士の本懐」を遂げるまで親兄弟と別れて旅立つのである。それほど武士道とは、敵を討たないことを恥とした。目出度く敵(かたき)を発見したら、「いざ尋常に勝負を」となる。見物人は多ければ多いほど良く、証人となってもらえた。遺恨の詳細を朗々と読み上げる姿に見物人は、敵を憎み、打ち手を応援した。打った首を代官所に届ける道中は、赤穂浪士のように首を刀の先の掲げたのだろうか。沿道では拍手する人もいただろうか。ただ、江戸時代後半は、首を落とさず髷を切り落として届けるようになったようだ。

曾我兄弟の仇討ち - Wikipedia曽我兄弟のかたき討ち

勧善懲悪はいつの時代も庶民の留飲を下げる。しかし、実態はそのまま敵(かたき)を見つけられないまま、江戸や上方に隠れるように浪々の身となることが多かったようだ。勿論、返り討ちの危険性もある。情報手段の限られた昔の話、相手を見つける確率はほぼないのである。

なぜ、私たちは「半沢直樹」でスッキリするのか?──新時代の ...

現代のかたき討ちはもっと困難を極める。殺されることは無くなったが、かたき討ちをしたい相手は多い。ビジネス上で騙された。上司にいじめられた。恥をかかされた。不当に解雇された。出来もしない困難な仕事を強要されたり、現代社会では日常的にある。「サラリーマンの本懐」を遂げたいのは、昔の武士より現在の方が多いのではないか。しかし、「かたき討ち」は私刑として法律では認めていない。ハラスメントや不当解雇を法的に運用する時は、加えて加害者に対して公衆の面前で、「遺恨覚えたか?」と、その罪状を読み上げかたき討ちを行うことを認めてもらいたい。「百叩き」位が妥当かと思料する。(笑)

例『新法「敵討ち法案」主にサラリーマンが不当な事案を理由に経済的・精神的苦痛を受けた場合、従来の法的制裁に加え、被害者の私怨を晴らす希望がある場合、これを認める。

軽度の場合・・・百叩き  中度の場合・・・土下座1時間  重度の場合・・・土下座に対して罵倒1時間 以上の行為を被害者は加害者に対して公然の下、行うことが出来る。  即日施行』

今回は、笑えない冗談となった。(大笑) 

半沢直樹」。。。│好き勝手しほーだい!本文とは無関係

なお、「徒打ち」も、「かたきうち」と、読むが、これは当て字。むしろ芝居じみた演出の場合に用いる言葉かと思う。徒花(あだばな)など、現実ではないことを表わす。