後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔672〕我らがマティアス・ヴェニガーさん、ついに朝日新聞「グローブ」に登場! しました。

2024年03月25日 | テレビ・ラジオ・新聞

  昨日、2024年3月24日、このブログでも数回紹介してきたミュンヘン・バイエルン国立博物館の研究者、マティアス・ヴェニガー(博士)さんが、朝日新聞「グローブ」でその活動を紹介されました。
  「グローブ」は月2回、発行されます。以前本紙とは別に製本されていましたが、今は本紙に組み込まれています。昨日号で299号になりました。
 
  ところで、ヴェニガーさん(新聞ではウェーニガーとなっているが ヴェニガーが正しい)はミュンヘン近くのフライジングにお住まいです。自宅に招待していただいたこともあります。ここ数年、ドイツに行くたびにご夫婦共にお目にかかっています。ドイツの研究者のなかでは、最も親しくさせていただいていて、福田緑の写真集第Ⅳ巻『完・祈りの彫刻 リーメンシュナイダーと同時代の作家たち』の巻頭言もお願いしました。また彼は写真家でもあって、この巻ではエラスムス・グラッサーの写真を数枚掲載させていただいています。

 さて、ヴェニガーさんは毎日新聞の電子版でもその活動が掲載されたことはこのブログで紹介済みです。
 今回の「グローブ」は、ナチスドイツの犯罪を追求する「ナチハンター」の特集です。ここには今もなお、戦争犯罪を問い続ける数人のドイツ人が登場します。戦争責任を曖昧にしたままの日本との格段の差異を感じない訳にはいきません。
  我が家の保存版にしたいこの特集のなかで、ヴェニガーさんのナチスが奪った銀製品を持ち主に返す活動が紹介されています。博物館に置かれていた111点のうち半数は持ち主に返したといいます。今年中にはなんとか終了させたいとも書かれています。
 世界中を飛び回って、こうした地道な活動を展開するする知人を、私たちは畏敬の念を持ってお付き合いさせていただいています。2025年秋には再会なるでしょう。


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