後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔587〕ユーレイルパスを取得するときには「旅de九条の会」が便利です。

2023年05月19日 | 旅行記
 今年の夏は十数回目のドイツ旅行を予定しています。正確に言えばドイツを中心とした数カ国の旅(フランス・デンマーク・スイス・オーストリア・イギリス・イタリア)になります。
 友人の家に泊めてもらうことも多いのですが、もちろんホテルにも滞在します。ホテルの予約は連れ合いが一手に引き受けてくれています。
移動手段は友人たちの車の他は鉄道とバスになります。
 鉄道利用に欠かせないのがユーレイルパスです。いちいち切符を買う手間が省けます。鉄道だけでなくバス利用も可能の場合があるようです。今回の旅行も座席指定だけは除いて全線使用が可能になりそうです。

 このユーレイルパスの取得の世話をしてくれるのが「旅de九条の会」です。岐阜県各務原市のある旅行会社です。連れ合いが、どうせお世話になるなら、私たちの信条に近い会社が良いというので探し出したのです。責任持って丁寧に対応してくれる会社で満足しています。

 今回、パスと一緒に「ウクライナに平和を」という声明や東南アジア平和友好条約、2種類の署名が特製のクリアファイルで送られてきました。







◆次は狭山事件再審開始へ
  袴田事件の再審決定
鎌田 慧(ルポライター)

 袴田事件の再審請求。東京高裁前の支援者から「開始決定」との電話
がきた。ほっとした。姉ひで子さん(90)の喜びを思った。長年にわ
たって弟の巌さん(87)の無実を訴えてきた。
 彼は死刑判決を受けた後、執行の恐怖から、解離性同一性障害という
のか、「袴田巌」である自分を否定するようになった。

 9年前、静岡地裁の村山浩昭裁判長は「証拠が捜査機関によって捏造(
ねつぞう)された疑いがある。拘置をこれ以上継続することは耐えがたい
ほど正義に反する」と明快な判断を下した。
 ところが、検察側が面子(めんつ)のために即時抗告して、ようやく再
度の再審開始決定。検察の横車、 悪あがきが断罪された。

 検察は人間の道に反するこれ以上の抵抗はやめるべきだ。これまでも
いくつかの再審開始や無罪判決の場に立ち会ったが喜びと同時にやり切
れなさを感じてきた。どうして警察や検察は自分たちの過ちを認めない
のか。裁判官はなぜ正義を発揮しないのか。「疑わしき 「は罰せず」。
それが人間一を救う道なのに。

 2月下旬の日野町事件の再審開始決定でも検察側は抗告している。
 この野蛮は法的に規制すべきだ。5月で事件発生から60年になる「狭
山事件」の再審開始が、次の課題だ。石川一雄さんは84歳になった。仮
釈放されているが、いままだ「見えない手錠をかけられている」と
訴えている。
 (3月14日「東京新聞」朝刊25面「本音のコラム」より)

最新の画像もっと見る