後期ゴシック彫刻・市民運動・演劇教育

小学校大学教師体験から演劇教育の実践と理論、憲法九条を活かす市民運動の現在、後期ゴシック彫刻の魅力について語る。

〔240〕ついに出版されました,『ことばで遊ぼう 表現しよう! ─ことばあそび・朗読・群読』(日本演劇教育連盟編、晩成書房)

2019年12月08日 | 図書案内
 待ってましたというよりお待たせしましたといった方が良いのでしょうか。演劇教育手引き書のことば編ということで編集をスタートとし、原稿もしっかり集まっていました。ただ現在は出版状況も厳しく、なかなか刊行までには至らなかったのです。このブログでは以前に刊行のお知らせをしたことがあります。本当に遅れてごめんなさい。早々と原稿をいただいた執筆者の皆様、出版を心待ちにしていた皆様、申し訳ありませんでした。

 どんな本なのか、まず表紙を見てください。そしてチラシも。最後に目次を見てください。
 晩成書房は現在アマゾンへの出荷は停止しています。楽天などでは入手可能ですが、私からも本を送ることは可能です。私のアドレスをご存じの方はお知らせください。便宜を図りたいと思います。





●新刊! 『ことばで遊ぼう 表現しよう! ─おとばあそび・朗読・群読』(晩成書房HPより)

編集
日本演劇教育連盟
定価
1,800円+税
初版
2018年12月5日

子どもたちが、ことばの表現のおもしろさ・楽しさを実感できる、
楽しい授業、表現のある教室を創るヒント、実践例を満載!

ことばの表現を楽しむ、実践のてびき

スマホやタブレットの時代だからこそ、
自分の声やことばで、
目の前の相手とコミュニケーションすることが、
ますます重要になっています。

●目次
こえ・ことばの表現を豊かに 刊行にあたって

第1章 声を届けること・語ること=福田三津夫

1 香山美子「ちいさい おおきい」を遊ぶ
2 竹内敏晴の朗読源論を考える
3 朗読劇で「はのいたいワニ」を遊ぶ
4 〈遊ぶ〉感性を磨く

第2章 ことばあそびを遊ぶ

1 ことばあそび=内部恵子

 1 音を重ねる
 2 かけ合い
 3 げきあそび・カノン・しりとり・メロディーにのせて

2 ことばを文字に閉じこめない=霜村三二

 1 まど・みちおの詩をあそぶ
 2 谷川俊太郎の詩をあそぶ
 3 阪田寛夫の詩をあそぶ

3 詩を遊ぶ・ことばで遊ぶ=福田三津夫

 1 ~になって、声を出す
 2 相手に声(気持ち)を届ける
 3 みんなで遊んでみよう!

第3章 朗読を生かす

1 あんな詩・こんな詩─あそぼう!読もう!書いてみよう!=大垣花子

 1 ことばを声に出して遊ぶ(一年生)
 2 まねっこ詩づくり(二年生)
 3 表現を入れて読む(四年生)
 4 「卒業・きりなしうた」(二年生)
 5 あふれる思いをことばに(六年生)

2 物語の世界を朗読で表現しよう 朗読を中心にした授業の展開=刀禰佳夫

 ─表現を中心にした活動の展開例

3 古典の授業の中でできる朗読=藤田昌子

 1 落語「三方一両損」
 2 歌舞伎「外郎売り」
 3 百人一首
 4 平家物語「扇の的」・「敦盛の最期」
 5 漢文「論語」

第4章 群読を生かす

1 「夕日がせなかをおしてくる」を群読する=刀禰佳夫

 1 第一連をどう読み深め表現を工夫したか
 2 第二連をどう読み深め表現を工夫したか
 3 第三連について
 4 できあがった群読台本をどう演じたか

2 「白いぼうし」を音読劇にする=玉垣淳子

 1 初発の感想から
 2 第一場面の様子 音読劇のやり方を知る
 3 第二場面の様子 場を設定し、動作を工夫する
 4 第三場面の様子 ふしぎな女の子について考え、表現する
 5 第四場面の様子 誤った読みを修正する
 6 全体を通しての発表
 7 音読劇をやってみて 子どもたちの感想
 8 終わりに

3 「宮沢賢治作品集」を群読する=松宮文子

 1 なぜ宮沢賢治の詩を選んだのか
 2 「原体剣舞連」について
 3 構成と演出について
 4 それまで取り組んで来たこと
 5 発表を終えて
 群読台本─「宮沢賢治作品集」より 構成=松宮文子

4 授業に生かす群読 『おくのほそ道』の授業をめぐって=大沢 清

 1 群読の授業のねらい
 2 『おくのほそ道』授業記録 記録者=甕岡裕美子
 3 群読の授業のポイント
 4 群読台本例 「平泉」より生徒たちが作成したもの

第5章 これからの音声表現について

 ─あとがきにかえて=刀禰佳夫

編集■一般社団法人 日本演劇教育連盟

 日本演劇教育連盟(略称=演教連)は、1937年に創立され、初めは日本学校劇連盟という名称でした。戦中休止期間がありましたが、1949年に再建、1959年に現在の名称「日本演劇教育連盟」と改められました。2019年に法人化し、「一般社団法人 日本演劇教育連盟」となりました。
 演教連は、演劇の創造と鑑賞をとおして、また、演劇的な方法を生かして授業や学級の活動、集会や行事などの活動の活性化を図り、子どもの成長と豊かな人間性の形成をめざす教育研究団体です。演教連には、教師・保育者・学生をはじめ子ども文化の創造と普及のために働く各分野の専門家、また全国の子ども・おやこ劇場の父母、子ども会や児童館など地域での指導者たちが広く参加しています。機関誌として月刊『演劇と教育』を編集し(発行は晩成書房)、会員に配布しています。
 演劇と教育に関心のある方なら、どなたでも入会できます。詳細はホームページをご覧いただくか、下記事務局までお問い合わせください。

【連絡先】
 〒170-0005東京都豊島区南大塚3-54-5 第1田村ビル3F
 TEL03-3983-6780 FAX03-3983-6788
 Eメール
 ホームページ

[お問い合わせ先]
晩成書房
〒101-0064
東京都千代田区神田猿楽町2-1-16
シエルブルー猿楽町ビル1F
●東京新聞広告

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