中野笑理子のブログ

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あきしゃめじぇんしぇん

2019年08月27日 | 日記
気象予報で秋雨前線という言葉を聞く季節になりました。
今日のように雨が降って暑さが和らいでくると、いよいよ秋が来るんだナ、と嬉しいような寂しいような気持ちになります。
そして秋雨前線という言葉を聞くと必ず思い出してしまうのが、お天気おじさんの福井敏雄さんです。

「あきしゃめじぇんしぇん」「かんれーじぇんしぇん」「~でごじゃいましゅ」「予報が外れて申し訳ありましぇんでした」等々の独特の言い回しと、視聴者からのハガキを読む時に「匿名希望の◯◯さん」と名前を読み上げてしまう天然なお人柄が好きでした。
そんな福井さんの喋り方は地なのか緊張からなのか、ご出身の強度の阿波弁の影響なのかはわかりませんが、福井さんが出てくるといつも天気予報に釘付けになっていました。

福井さんの天気予報を懐かしく思う、雨の帰り道でありました。

今津郷

2019年08月26日 | 日記
今日も今日とて、会社帰りに母の入院する病院へ寄ってきました。

いつもならうっすら起きている時間なのですが、今日は点滴をして眠ってまま声をかけても目を覚ましてくれませんでした。
仕方なく、声をかけながら点滴で浮腫んだ手足をさすって帰って来ました。

少し心配になって病院の帰りはいつになく重い足取りになってしまいましたが、駅のポスターにちょっぴり元気をもらいました。



元気な母と一緒に最後にお酒を飲んだのはいつだったかなぁ。
思い出しても栓ないことではありますが。

夏の終わりのBBQ

2019年08月25日 | 日記
夏休みといえば8月いっぱいがお休みで新学期は9月1日からだとばかり思っていましたが、どっこい今はそうでもないんですね。
大阪市立の学校は小学校も中学校も明日から2学期が始まるのだと友人の子供から聞いて、驚いたのでした。
先のG20大阪サミットの時の臨時休校の調整などがあるとのことですが、気分的に8月は夏休みと刷り込まれて育った者には衝撃的なのでありました。

そんな今日は母の病院へ行った後、夕方から友人家族と集まって、夏の終わりのバーベキューに行ってきました。



食材も飲み物も全て揃っていて、手ぶらで行ける気軽なバーベキュー。
炭の火おこしは男性陣に任せて、女子供はセグウェイやローラージップで遊んだ後、男性陣に焼いてもらったものををウマウマと食べる、至れり尽くせりの楽しいひとときでした。



コテージ風のログハウスやトレーラーハウスがあり、宿泊もできる広々とした敷地内。
海の向こうに沈む夕陽を見ながら食べて飲んで、花火を堪能して帰ってきました。


またひとつ、夏の良い思い出ができました。

朝露を見つめて

2019年08月24日 | 日記
昨日の雨に濡れた地面や木々のせいか、風も冷たく涼しい朝。
とうとう蝉の鳴き声も聞こえなくなり、夜明け前に窓を開けると秋の虫の音が聞こえてきました。
外に出たとき道路沿いの植え込みの葉っぱの上の朝露が葉っぱと一緒に風に揺れているのを見て、夢枕獏先生の小説「陰陽師シリーズ 玉兎ノ巻」の中の「月盗人」を思い出しました。

病を治すための薬として土器に一杯の夜露を集めるのですが、その夜露は満月の晩の月の光を宿した夜露でなければならず、集めた露は一滴たりとも溢してはいけないのです。
それも三月続けて。
しかし三月目の満月の夜、月の光を宿した夜露を集めようとすると、あるものの力によって月が雲に隠されてしまいます。

考えてみれば仕事や生きることもそのようなものなのかもしれないなぁ、と思いました。
月を映した小さな葉の上の、さらに小さな夜露を一粒一粒盃に集めるだけども手間なのに、途中には月が雲隠れしたり雨で月が出ない夜もある。
それをひとつずつ真剣に、慎重に集める作業のようなものが生きるということなのかもしれません。

以前、大阪てのひら怪談で800字の作品を書いた時に、「もう少し長くして違う作品として書いてみれば」というご意見をいただいたことがありました。
その時はショートで書いた作品を長編に書き直す書き方がいまいちよくわかりませんでしたが、最近ようやくその糸口が見えてきたような気がします。



書くことも二月続けて成功しては失敗し、また一から三月続けての成功を目指す最中なのかもしれません。
頑張って一粒ずつ集めて行こうと思います。

雨の日のあやまち

2019年08月23日 | 日記
会社を出たときはポツポツだった雨が駅までの5分ちょっとの間にザーザーに変わり、駅に入った途端ドーッという音に変わった夕方。
雷が轟き、ホームに立っていても屋根に当たる雨の振動が伝わってくる、夕立と呼ぶにはあまりにも激しい豪雨でありました。

一時のゲリラ豪雨かと思いきや雨脚なかなか衰えることなく、乗ったのは電車の先頭車両でしたが雨で前がハッキリ見えません。
こんな日は、激しい雨ゆえにいろんな場面で判断を誤ってしまう人も多いのではないかなぁ、と白く煙る窓の外を見ながら思ったのでした。

小止みになるまでとフラッと入った酒場で、雨宿りをしていた軒先で目に止まったショーウィンドウのバッグや服に、正常な判断力を失くしてしまう人がいるかもしれません。
しかも夏の終わりの金曜日です。
もしかしたら、もっと艶っぽいあやまちに身を委ねてしまった人もいたかもしれません。

そんなことを想いながら歩いていたら、うっかり曲がる角を間違えていた母が入院する病院までの道のりなのでした。