戦いすんで日は暮れて

今日も暑い一日でした。
朝、ロビーで一緒にエレベーターを待つ社員みんなの顔に浮かんでいるのは、会社に到着した時点で既に今日一日の仕事を終えたかのような疲労感。
社内の冷房で涼んで一休みしたらもう家に帰りたい、でもまた外に出てあの暑さの中を駅まで歩ける気がしない。
皆それぞれ、そんなことを口にしながらの月曜日の朝でありました。

けれども不思議なもので、制服という名の戦闘服に着替えて自分のデスクのＰＣの前に座ると、バチッと勤労スイッチが自動的に入ります。
気づけばお昼、食事の後は少々眠気を感じるものの、次から次へと押し寄せる仕事がウトウトする暇さえ与えてくれません。
社内にいる間は、みんな歯車。
キーボードを叩き、電話を受けて書類に記入し、電話をかけて交渉し、来客対応、会議の資料作成にミーティングと案件を右へ左へちぎっては投げ、せわしく働く歯車なのです。

忙しく動いている最中は仕事に集中していて感じることはありませんが、改めて考えると今日も元気に働けたことの有難さを感じます。
今は歯車でもいい、もらえるモンさえもらえて、ちゃんと家に帰ることができるのだから。


そんなことを思いながら見た夕陽はカクテルチェリーのようで、どこかでちょっと一服して帰りたくなるのでありました。