「疾走」という言葉があります。足の遅い自分には想像できない言葉ですが、競馬場でサラブレッドが全力で駆け抜ける姿は疾走そのもの。でも、音楽で疾走というとモーツァルトなのです。
モオツァルトのかなしさは疾走する
音楽評論家・小林秀雄の残した有名な言葉→こちら。しかし、彼が評論で書き残したモーツァルトの曲はわずか13だとか。楽理的な分析なしに、感性でモーツァルトを語るには詩魂が足らなかったのかもしれません。
最近、モーツァルトのピアノ協奏曲がやたらに聴きたくて、図書館でコピーしたマレイ・ペライアやグレン・グールド盤を聴いてみましたが、どうにも物足らない。それでミロードでクララ・ハスキルの弾く、20番(ニ短調 K466)と24番(ハ短調 K491)が入ったCDを買ってきました。1960年パリでの録音で相当に古い。
録音が古いので音も高域が良くないのですが、演奏は本当に凄い。適当に流しているところがなくて、丹念に解釈して、それでいて嫌味なくモーツァルトを表現している。だから、何度も聴いているうちに、その深さに引きこまれていく。たとえば、20番。
20番は不安に満ちた第一楽章と、まろやかで優しい第二楽章が美しいですが、第三楽章の一転した激しさに面食らわされます。だからといって、バランスを取るために第一楽章から激しく演奏すると台無しになる。最初から最後まで一貫した解釈が必要なのです。
それで、僕が気がついたのは第一楽章の山登り感。登って登ってエンヤラヤーというリズム。山を登るのに疾走しているのです (;´Д`)ハァハァ
ところが、第二楽章になると、景色が全く違ってしまう。
(^ω^) 一生懸命登ったから疲れたね―
(・∀・) じゃ休憩しようか
(´~`)モグモグ 景色もいいし、おにぎり美味しいね―
と、その時、急に雲が真っ黒になって風雲急を告げる感じ
ガラガラドッカーン ⌒(。A。)⌒c(`Д´)⌒(。A。)⌒━━!!
(゚д゚)! いま上から何か落っこちていったよ
( ´゚д゚)(゚д゚` )ネー 凄い落下だったね
Σ( ̄ロ ̄lll) 今のは天国への階段を踏み外した堕落者だよ
みんな、油断しないでよそ見しないで怠けないで登ろう(^ω^)
ということで、皆は無事に天国の階段を登り切ったのでした。めでたしめでたし (^=^;
クララ・ハスキルは、この録音の一ヶ月後に急死するのですが、それはブリュッセルの駅の階段での事故だったそうです。天国への階段というインスピレーションを与えてくれたハスキルが、よもや階段での事故で亡くなっていたとは言葉がありません。
なお、24番の方も別の意味で疾走なのですが、第二楽章は子供のような純粋さに満ちています。でも全体を通しての重さを受け止めて聴くことの出来る人は少ないかも (_ _;)
平御幸(Miyuki.Taira)
モオツァルトのかなしさは疾走する
音楽評論家・小林秀雄の残した有名な言葉→こちら。しかし、彼が評論で書き残したモーツァルトの曲はわずか13だとか。楽理的な分析なしに、感性でモーツァルトを語るには詩魂が足らなかったのかもしれません。
最近、モーツァルトのピアノ協奏曲がやたらに聴きたくて、図書館でコピーしたマレイ・ペライアやグレン・グールド盤を聴いてみましたが、どうにも物足らない。それでミロードでクララ・ハスキルの弾く、20番(ニ短調 K466)と24番(ハ短調 K491)が入ったCDを買ってきました。1960年パリでの録音で相当に古い。
録音が古いので音も高域が良くないのですが、演奏は本当に凄い。適当に流しているところがなくて、丹念に解釈して、それでいて嫌味なくモーツァルトを表現している。だから、何度も聴いているうちに、その深さに引きこまれていく。たとえば、20番。
20番は不安に満ちた第一楽章と、まろやかで優しい第二楽章が美しいですが、第三楽章の一転した激しさに面食らわされます。だからといって、バランスを取るために第一楽章から激しく演奏すると台無しになる。最初から最後まで一貫した解釈が必要なのです。
それで、僕が気がついたのは第一楽章の山登り感。登って登ってエンヤラヤーというリズム。山を登るのに疾走しているのです (;´Д`)ハァハァ
ところが、第二楽章になると、景色が全く違ってしまう。
(^ω^) 一生懸命登ったから疲れたね―
(・∀・) じゃ休憩しようか
(´~`)モグモグ 景色もいいし、おにぎり美味しいね―
と、その時、急に雲が真っ黒になって風雲急を告げる感じ
ガラガラドッカーン ⌒(。A。)⌒c(`Д´)⌒(。A。)⌒━━!!
(゚д゚)! いま上から何か落っこちていったよ
( ´゚д゚)(゚д゚` )ネー 凄い落下だったね
Σ( ̄ロ ̄lll) 今のは天国への階段を踏み外した堕落者だよ
みんな、油断しないでよそ見しないで怠けないで登ろう(^ω^)
ということで、皆は無事に天国の階段を登り切ったのでした。めでたしめでたし (^=^;
クララ・ハスキルは、この録音の一ヶ月後に急死するのですが、それはブリュッセルの駅の階段での事故だったそうです。天国への階段というインスピレーションを与えてくれたハスキルが、よもや階段での事故で亡くなっていたとは言葉がありません。
なお、24番の方も別の意味で疾走なのですが、第二楽章は子供のような純粋さに満ちています。でも全体を通しての重さを受け止めて聴くことの出来る人は少ないかも (_ _;)
平御幸(Miyuki.Taira)
ワールドカップはスーパースターのいるチームは予想通り全滅ですね。サッカーもチームプレーが必要だから。イギリスが残ってよかった。あとはクロアチアが残れば (;^ω^)
細胞はMX見れない人に( ^ω^)よろしく
クララ・ハスキルの若い時は本当に美人ですね。天は二物を与えずは嘘です (^_^;)
クララ・ハスキルとモーツァルトの曲の紹介をありがとうございます。
クララ・ハスキルはカラヤンとも交流があったんですね。若い頃の写真は昔の女優さんみたいです。https://ja.m.wikipedia.org/wiki/クララ・ハスキル
自分はまだまだふもとでオロオロしております。。。
細胞は録画しました。
イングランド二点先制でベスト4いきそうです。
サッカー見ない人は録画して細菌の勉強するように (;^ω^)
はたらく細胞 ★第1話「肺炎球菌」
TOKYO MX1 7月7日(土) 24時00分~24時30分
女神様愛してるよ~。コメントが抜けてまっせ。
行ってらっしゃーい。ヾ(・◇・)ノ
言われるまでもなく明日の12時にマンゴーイベントに行くお (=o=;)
12時は毎日熟睡している時間で、今も眠れなくて、このままでは16時起床。睡眠導入剤も効かないし、徹夜して逝くしかないと涙目状態 (ToT)
先生 あり紗さんの事お忘れではないですか?
昨日 今日何故か2階の部屋にありさんらしきものが1日一匹ずつ出て 何故あり?と思ってたら先生の絵の近く。これはもしかして 栗ひよこ先生に催促せいという事?思いました。
昨日 今日関西は謎に大雨だったそうです。栗ひよこの歩いてるとこは直撃されてないので小雨だったけど。
日立じゃなくなっても女神様は先生の大事な女神様ですよ。
モーツァルトなら糞食らえと言ったかも (^m^;)
https://www.youtube.com/watch?v=N-mA9OMP3DE
http://www.aafc.jp/Data/2013/20130630/20130630Takahashi.html
耽美的でやたらに音が多いのはマウリツィオ・ポリーニ :(;゙゚'ω゚'):
Mozart -Piano Concerto No 23 A major K 488, Maurizio Pollini, Karl Bohm
https://www.youtube.com/watch?v=DXeBFhqViYg
違うピアニストですが、20番を検索して最初に見つけたルドルフ・ゼルキンです。
ちょっと退屈な感じがしました。
https://www.youtube.com/watch?v=fInq2EegqaI
クララ・ハスキルの24番もyoutubeにありました。
https://www.youtube.com/watch?v=jveN2zX6b6U
ちなみに、違うピアニストとは誰ニカ?
日本がベルギーに負けたのもクララ・ハスキルがベルギーで亡くなったからかも (;・∀・)
病弱と戦争で人生の後半しか活躍できなかったけど、亡くなる直前にこのような演奏ができるのは本当に凄いと思います m(_ _)m
モーツァルトのピアノ協奏曲20番とクララ・ハスキルのご紹介をありがとうございます。m(_ _)m
youtubeで探し、最初に違うピアニスト演奏のものを聴いた後にクララ・ハスキル演奏の曲を聴いたら、全然違いました。
クララ・ハスキル演奏のを聴くと、疾走という感じがしました。
https://www.youtube.com/watch?v=8-3I3-Pi5sk
登山には気力も体力も必要だと思いますが、踏み外さないよう気をつけたいと思います。m(_ _;)m