北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

まちづくり懇談会2

2007年07月20日 | まちづくり
7月12日から「まちづくり懇談会」が町内12箇所で開催されています。
福島町長はじめ役場の幹部さん方と町民とが、町政について話し合い、情報を共有しながら今後のまちづくりを進めていこうという主旨で開催されています。
いままで、なかなか日程が取れなくて参加できなかったのですが、6回目の「サンスポーツランド」会場に参加できました。
殆んどが、ヒラフの山田、樺山、泉郷地区の方々でしたが、オブザーバー的に地域の皆さんがどんな課題を持っているのかを聞いてきました。

まず最初に福島町長から現在のまちの現状についての説明がありました。
第5次総合計画の策定、自衛隊駐屯地、支庁の再編成、後志広域連合、ヒラフ地区の観光、町の財政、福祉や医療施設、旭ヶ丘公園の芝桜、尻別川の開発と環境、まちの駅、新幹線、高速道路、国道393号、文化施設の小川原美術館、風土館、パークゴルフ場、小学校などの現状と課題を説明してくれました。
その後、町内で取りまとめた質問に対する質疑応答がなされました。
 ヒラフ地区の上下水道に関して、中心街との格差を是正できないのかとの質問については、上水道と簡易水道との違いがあり、別会計となっているため是正は難しいが、制度改正により23年までに上水道と簡易水道との統合計画を策定しなければならなくなったので将来的には改善されるようです。
 ヒラフ地区のインターネット環境の改善について、加入限度に近づいているので回線の増設の要望がありましたが、NTTに移行する場合、現回線の処理の問題があり、簡単ではなさそうです。
 冬の除雪対策については、コンドミニアムの建設ラッシュに伴い、雪の堆雪場がなくなり、排雪で対応していく予定で、秋ごろより地域と話し合いをしていくそうです。
 最後に、一番質疑が多かったヒラフ地区の準都市計画地域の指定について、これまで地域で作ってきた要綱に法的拘束力をもった地域とするために現況調査を行う。その結果、既存建物等の対応を考慮しながら進めて行きたいとのことでした。ただ、地域の声は、規制基準の変更がありそうなので、これまでの活動に対する意義に対する不満や要綱を尊重した進め方を求める意見がありました。
景観や環境を守り、より良いリゾート地を目指した話し合いが今後も望まれます。

活発な意見交換があり、予定を1時間半もオーバーして終了となりました。懇談会の場で発言できる方は限られているので、いろんな場面でいろんな意見を聞き、まちづくりにつなげてもらいたいものです。