北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

北海道産木材を使おう!

2011年04月27日 | すまい
 26日に後志総合振興局で「北海道地域材利用推進方針」の説明会がありました。



 難しい題名ですが、北海道で育った木材を使って建物を建てましょうということです。
昨年出来た「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」に基づいて、北海道の方針を決めたと言うことです。
これからは、公共建築物の建設に当たっては木造の利用に勤めることになりましたので、民間の建物も地域の木材を使って建設するように進められることになります。

 私も北海道産のカラマツの使用を言っておりますので、我が意を得たりですが、昨年から入手が困難になりつつありました。また、この度の東日本大震災の影響もありそうなので、供給体制が心配です。
木材に限らず、建設資材の流通が不安定になっているので、建設会社の社長さんたちも心配しています。

 ただ、何でも木材を使えばよいと言うことではなく、適材適所が必要です。また、木材ばかりではなく、北海道産の内装材などの活用も望まれるところです。



参考事例

国定公園内の景観保全条例 2

2011年04月26日 | まちづくり
 総務常任委員会が開催されました。
 2日前に町議会議員選挙が行われたばかりですが、今回の委員会は、選挙前の議員によるものです。選挙前の議員の任期が4月30日まであるので、任期一杯まで活動すべきだ、4月分の報酬も戴いていると言う議員の意見に依るものですが、そこまでしなくともと思います。
わが町の議会の歴史を見ても異例のことのようです。

 総務常任委員会では、3月定例会で付託となった「国定公園地区における良好な景観保全をめざすための措置に関する条例の制定について」が議題です。
議員提案を行った私を含め3人の議員も委員外議員として出席を求められました。
今回の委員会は、地域の方々の意見を聞くことが目的です。

 これまで、3回委員会が行われております。審査の進め方についての委員会。発議者からの説明と担当部局からの意見聴取の委員会。町民からの意見聴取を行うことに関する委員会。そして、本日の町民の意見聴取の委員会で4回目です。
 委員会の委員による条例に対する実質な審査や審議はまだ行われていません。委員会で審査も進んでいない中で、町民の皆さんからの声を聞くのは拙速すぎないかといった意見もありましたが、委員長他の議員の地域の意見を聞くことが大事であるとの声が勝りました。他の委員も町民の皆さんの意見を聞くことは大切なことだと考えていますが、タイミングがあるのではないかと考えています。中学校の統廃合の時もそうですが、混乱を招かないような議会運営が必要と思います。

 本日の委員会に、地域の方が大勢参加してくれました。参考人として招致された地域の皆さんは、議員提案が出される前に委員会でお話を聞いた方々でした。また、選挙当日の朝に新聞折込で委員会の傍聴のチラシが入ったので、傍聴に来られた町民の方も大勢おりました。
(新聞折込に関しては、委員会で最終合意になってはいなかった)

 地域の皆さんからの意見
  ・地域として、この条例案には反対。新体制で、前向きな方向で進めてもらいたい。
  ・何故、急ぐのか。自然公園法がある。同じような条例を2つもいらない。
   確認申請提出前の説明会の開催、工事施工中の問題解消などソフトな部分のルール作りを望む。
  ・東日本大震災による観光産業への影響がある時期、タイミングが悪い。投資に対するハードルを高くする。反対。
  ・地域の意見を聞いていない。リセットし、地域の意見を聞きながら進めてほしい。
  ・今後、地域をどの様にしたいのか。森の中に居る(暮す)ところであって欲しい。都会の延長の場所にはして欲しくない。
  ・スキー場エリアはもう商業エリアになっている。コンドミニアムが悪いと言う前提で進んでいる。
   住まなくなる、荒廃するのを防ぐ仕組みづくりが必要。
  ・コンドミニアムの開発には反対。桜の木も切られた。日本のお客さんは、地域が良い方に変わってきているとはみていない。
  ・春になるとお客さんがほとんど居なくなり、夜の地域は真っ暗。

などの意見が聞かれました。
意見よりも質問の方が多かったでしょうか。でも、その質問に応える事はなく、言い放しで意見を聞いたことだけで終わりです。当初から、疑問に答えるなどの意見交換ではなく、考えを聞き審査の参考にするのが目的であったのです。地域の方は、どう思ったのでしょうか。

 参考人の皆さんが退席された後、結論を出すべきという議員もいましたが、委員会として実質な審査が行われていない中で結論を出せないとのことで本日の委員会は終了されました。
 任期は後4日(実質には2日)。委員長は、中間報告書を作りたいといっているが、物理的に無理でしょう。
結果、国定公園地区における良好な景観保全をめざすための措置に関する条例の制定」については、審議未了で廃案となります。

 条例提案者としての意見
  ・この町条例は、国の自然公園法の枠を超えたものではないので、規制が厳しくなるということはない。
  ・自然公園区域に建設するコンドミニアムは、既に自然公園法の規制の中で建設されることになっている。この町条例もそれを踏襲している。
  ・この条例制定の目的は、町にも自然公園地域に建設する予定のもの情報を開示することを求めているだけです。
  ・コンドミニアムの建設を規制するものではない。
  ・宿舎(ホテル)と偽ったコンドミニアムの建設を何とかくい止めたい。
と考えて、条例提案させてもらいました。
何分にも誤解されている方が多いように感じました。
地域が良くなり、観光に来られる方が何度も来てくれるような、そんなエリアになってほしいと願っている思いは地域の皆さんと同じです。
また、今回様々なお話が聞けたことは、委員会の審議とは別にして、大変貴重な時間でした。

 今後、地域の皆さんや行政と十分なコンセンサスを取りながら、取組んで行きたいと考えています。

町議会議員選挙 終わりました

2011年04月25日 | まちづくり
倶知安町議会議員選挙 終わりました。

何とか、『必勝ダルマ』に両目を入れることができました。
これも、後援会の皆さん、町内会の皆さん、支持していただいた皆さんの
ご支援の賜物と感謝、申し上げます。



3月20日に後援会事務所を立ち上げ、後援会の皆さんに
これまで活動してきたこと、これから活動をしなければならないことを
訴えてきたきました。
そして、4月19日の告示以降、町民の皆様にも訴えてきたつもりです。

町民の皆さんに開かれた議会になることで、
情報を共有し、自分たちの地域のことは皆で考え共に行動する
そんな、まちづくりを目指していきます。



結果は、紳士に受け止めなければならないと思います。

初当選のときより38%ほど票を減らしてしまいました。
目指していた票数にも届いていない結果です。

活動をしてきたこと、目指していることを上手く伝えることができなかった
ことなのかと思っています。
じっくり、後援会の皆さんと検証したいと思います。

満点は取れませんでしたが、合格点には到達しました。
当選することだけが目的ではありません。
元気な倶知安を目指すことが目的です。

400人の方から支持を受けました。
大事にして、4年間、皆さんの代表(代理)として、活動をしていきます。

これからも、ご支援、ご指導をよろしくお願いいたします。



いよいよ町議会議員選挙

2011年04月18日 | まちづくり
いよいよ明日から町議会議員選挙が始まります。
これまで後援会の皆さんにご挨拶してきましたが、
明日からは、全ての町民の皆さんに町議会議員立候補に向けた
決意を伝えて行きたいと思います。

震災のため自粛といった選択もありますが、
わが町の皆さんにこれからの町のあり方を伝える折角の機会ですので、
きちんと伝えることを行う選挙としたいと思っています。





町の皆さんと共に考え、行動する町にしていきたいと思っています。


*****選挙が終わるまでブログはお休みします*****

ニセコプロジェクト『四季』

2011年04月11日 | まちづくり
 ニセコひらふ地区の道道沿いで矢板を行った後、2年間ほど工事が中断していた
ニセコプロジェクト「四季」の地鎮祭が行われた。





 マレーシアのAPランドの子会社APLデロプメントが開発するコンドミニアム。
地下に駐車場、1階にはレストランやショップなどが配置され、2階より上階がコンドミニアムとなる。
2012年11月完成予定。
 東日本大震災でスキー客のキャンセルや外国の従業員の帰国など観光産業が打撃を
受けている中、明るい話題である。

 地鎮祭終了後、APランド社より、この度の震災への義援金として50万円が
倶知安町長に手渡され、後日、日本赤十字社に届けられる。
また、日本を元気付けようと桜の木が倶知安町に寄贈され、「四季」の横を流れる冷水川沿いに
桜を植えることにもなった。
福島町長は、「スキー場には桜並木がないので、新たな名所になる」と歓迎した。


国定公園内の景観保全条例

2011年04月05日 | まちづくり
 総務常任委員会が開催されました。
3月定例会で委員会に付託となった「国定公園地区における良好な景観の保全を目指すための措置に関する条例」の審議です。
 議案提案者である私と森下議員は、委員外議員として呼ばれ、提案の理由など本会議で行いましたが、補足も含めて再度説明を行いました。
 また、行政側の都市計画課からも提案された条例案に対する、法律と条例との関係や条例案の目的や定義に関する疑義が提示されました。

 その後、今後の審査の進め方について、議論が行なわれました。なにせ、現在の議員の任期は4月30日までで、しかも、14日後の19日には町議会議員選挙の告示が行われるので、実質の審議はとても時間が掛けられる状況ではないのです。

 提案した条例は、景観議員連盟で議論を行いながら、行政側の担当課からも意見を聞き、総務常任委員会で行われていた地域の方々の意見を踏まえながら発議したものですが、メンバーの思いは一枚岩ではなく、目指すところに違いがあります。
つまり、「コンドミニアム」を完全否定している議員、コンドミニアムは否定しないがルールに則った開発を望む議員(発議者である私達の立場)の違いです。
それぞれ、地域の方の話を聞きながらの立場でいますが、一部の意見をあたかも全てのように解釈する議員もいます。ここにきて、否定派の思惑が表面化してきたようです。

 拙速に結論を急ぎ、中途半端に終わるのではなく、じっくり議論を重ね、地域の声を十分に聞きながら審議してもらいたいものです。(発議者としては、総務常任委員でないので、発言が制限されていますので、新体制での再出発を望んでいます。)

(追伸)
 東日本大震災の影響があり、3月のスキー客のキャンセルや働いている外国人の相次ぐ帰国により、ニセコひらふ地区は何時もの春よりも早いオフのような状況です。
余震や原発事故が早く終焉し、復興に向けた動きが進むことを願っています。

スローガン

2011年04月03日 | まちづくり
倶知安町議会議員、2期目に向けた目標、スローガンです。



『人』『自然』『環境』にやさしい倶知安。『元気』なくっちゃん
を目指して行きたいと考えています。

また、そのためには議会の活性化が重要になってきます。