北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

H24年 第3回臨時議会 ②

2012年03月31日 | まちづくり
 前日に引続き、臨時議会2日目。無事、国会で法律改正になったので、町の町税条例と都市計画税条例、国民健康保険税条例の一部改正の審議が行われました。国の動きがもろに地方に影響する事例です。内容、日程共にです。

 町税は、公的年金以外の所得に関する寡婦(寡夫)控除の申請書の提出を不要とする改正です。
 固定資産税と都市計画税は、調整措置の年度の延長と調整を一部中止とする改正です。
また、東日本大震災に係る控除の期間延長の改正もありました。遠く離れた北海道の一町村にも影響があるんですね。
それにしても、条例の改正については、条項の規定の適用が多く、全て理解して行うことは大変な作業です。概要説明に依存することが、多大です。

 町条例と都市計画税の一部改正は、起立採決が行われ、共産党の原田議員が反対した以外の13名の議員が賛成となり可決しました。(竹内議員は退席)
また、国民健康保険税条例と中小企業振興条例の一部改正は、賛成多数で可決されました。


 3月11日に議員会で行った「ハートフルバザー」による収益金と義援金を議員会を代表して議員会会長と議長と今回の企画代表者の3名で4月10日に石巻市に届けに行くことが決まりました。
10月以来の訪問になるので、3人には、現地をきちんと見てきていただきたいと思います。


 4月に異動する議会事務局の黒田係長からお別れの挨拶がありました。
この4年間本当にお世話になりました。いろいろなアドバイスを貰ったり、議会広報では、一緒に働いてもらったりと素人同然の議員を上手く引っ張ってもらいました。
本当にありがとうございました。そして、お疲れ様でした。
明日からは、町長部局の一員として、町行政に奮闘していただきたいと思います。

H24年 第3回臨時議会 ①

2012年03月30日 | まちづくり
 平成24年第3回臨時議会が招集されました。

 例年、年度末に国会での法律改正に伴って条例などが改正されています。
ただ、今年は31日が土曜なので、金曜日の30日に招集されました。
しかし、関連法案がまだ国会を通っていないので、税条例の改正ができそうにありません。
 これまで、わが町では、税条例など町民の皆さんに直接金銭的に影響のある条例改正などは、町長による専決処分を行わず、議会の審議を経て改正することを慣例としているそうなので、今回の臨時議会は、明日、国会の動きを注視しながら、土曜閉庁ですが2日間の日程で臨時会を行うこととなりました。

 1日目の今日は、国会に関係のない補正予算の審議のみ行われました。
 3月23日付けで通知のあった3月交付の特別交付金1億42万円を公共施設整備基金に積立てる議案です。
これまで、この基金から中学校の改修費などに使ったりしておりました。
審議の中で、町民会議の三島議員より西小学校、東小学校のトイレ改修が昨年国の補助金が貰えなくて中止したので、新年度にこの基金より予算を振り向けれないかとの質疑がありました。この両校のトイレ改修については、一週間前の本会議の補正予算の減額について、私が行った同じ質問で、そのときは、予算的に厳しいので町財源のみでの実施は大変なので、補助金等を研究したいとの答弁でしたが、今日の答弁では、補助申請を行い、結果を見て判断したいとのことでした。
一歩前進の答弁でしたが、人を見ているのか、といった感もありますが、まあ、良しとしましょう。
 これで、11回目の補正予算となりますが、賛成多数で可決いたしました。

 4件の条例の一部改正の審議は、明日、行われる予定です。

(本日の臨時議会、欠席者1名:竹内議員)
 

役場の人事異動

2012年03月29日 | まちづくり
 3月もあと少しで終わり、新年度の4月が目の前です。

 役場の人事異動の内示が行われたようです。

 大幅な異動はないようですが、長く同じ部署にいた課長の移動が目に付きます。
商工観光課、環境衛生課、社会教育課に移動があります。
また、防災担当課長が新設され消防組合より派遣されます。

 新たに医療担当部長職も新設され、北海道から専門家が派遣されます。
地域医療の再生?に尽力してもらいたいと思います。
北海道から出向していた新幹線まちづくり推進室長さんも交代され、新しい方が派遣されてきます。
新幹線の札幌延伸の決定も目前に迫っているので、まちづくりも本格化してきます。
 来る方がいれば、町から北海道や広域連合に出向して行く職員や帰って来る職員さんもいます。
それぞれ、体験してきたことを生かして欲しいですね。
新しい風は常に必要です。

 議会事務局にも異動があり、これまで頑張ってくれた黒田係長が町長部局に戻り、新しい係長が来ます。
大切な人材です。それぞれ、活躍していただきたいと思います。
黒田係長には、大変お世話になりました。ありがとうございました。そして、ご苦労様でした。

 今回退職される方もおります。長い役場生活、お疲れ様でした。そして、ご苦労様でした。
特に、技術職や専門職の方、空いた穴は大きいです。
残った方々の奮闘に期待をしたいと思います。

 後数日で、新たな年度がはじまります。それぞれの道を邁進して下さい。

 

今年の雪

2012年03月28日 | 景色
 今年の春は、まだまだ先のようです。3月の末だというのにまだまだ雪がたっぷりあります。
ニセコのスキー場は、しばらく大丈夫のようです。



 町のホームページに今年の積雪・降雪量の情報が掲載されています。
それによると、今年の
総降雪量   は 10m09cm
最大積雪深度は  2m28cm(2月20日)
です。
因みに3月末の昨年(H23年)は、総降雪量が10m11cm、最大積雪深度は2m01cm。
一昨年(H22年)が10m78cmと2m21cmですので、今年の雪が特別の多雪ではなかったようです。
気温が低くて、雪が解ける前に雪が降って、雪が多いと感じていたようです。
確かに水道の凍結が多く、水道屋さんの解氷作業が大変だったと聞いていました。

 今日現在の積雪深度が1m68cm あるそうです。
 まだまだ、雪解けに時間が掛かりそうですね。

H24年 社)北海道建築士会 通常総会

2012年03月23日 | まちづくり
平成24年度 社団法人北海道建築士会の第1回理事会と通常総会が開催されました。



 来年1月の一般社団法人化を目指した定款の改正など旧社団法人としての最後の通常総会です。次年度からは代議員制がひかれ、一般会員が参加できる最後の総会でもあります。
 代議員は会員の中から100人に1名程度の割合の定数で選挙で選ぶそうです。現在の正会員数が4541人ですから、45人程度の代議員が選ばれることになりますが、選挙区は作らないようなので会員数が多いところの代議員が増えてしまう危険性もあります。役員である理事も現在は36の支部から最低でも1名以上選ばれて54名の理事がおりますが、次年度からは21名程度になるようです。理事は総会で選ばれるのですが、どの様に選任するのか不明ですが、地方の声が届くような運営を行ってもらいたいものです。
 今回の総会でも、一般会員の意見に耳を傾けるようにという要望もありました。昨年はWEBでのネット中継も行われましたが、今回は行っていませんでした。代議員制を引くのであれば、ネット中継は勿論WEB上での議事録の公開など様々な情報公開が望まれるところです。
住民投票のような会員投票といった仕組みも必要なのかもしれません。

 会員の減少に歯止めが掛からず、会費収入の減少や建築士試験の受講生の減少による建築士試験関係の委託費も減少しており、250万円ほどの減額予算となっています。前年比3%減です。
建築士の定期講習の委託費も受講料が民間より高額なため思うように受講者を集めることができず、収入増とはなっていません。生の講師による講習会を売りにしていますが、受講料の低額のDVD講習との差別化にはなっていないようです。受講義務をクリアすることを求められているのであれば、安いほうがよいに決まっています。当然だと思います。利益を求める民間と違うのですから、安くする努力をしてもらいたいものです。
公より民が安い。公共事業や行政の委託事業にも見られる現象ですが、おかしな現象です。

 理事会で会員の除名が議決されました。
2月末に発覚した室蘭市役所の贈収賄事件の当事者が、建築士会の会員であり、収賄罪で逮捕された役所の人間が、こともあろうに支部の事務局長でもあり、著しく会の名誉を傷つけたことによるものです。北海道新聞には、あたかも建築士会が悪の温床になっているが如き文言も記載されておりました。今回の除名を機に新聞社へ抗議を行うようです。この事件は、個人の倫理観やコンプライアンスの欠如によるもので、決して建築士会に入っていることが原因ではないはずです。数年前の姉歯事件もそうでしたが、一部の人間が与える影響は少なくはありません。法律まで変えてしまいました。

 今年は建築士会創設60周年の年でもあります。還暦を迎えることになります。記念行事は、8月に函館で行われる全道大会(函館・江差大会)に合わせて行われます。
来年の1月には一般社団法人として新たなステージを迎えるわけですから、新たな発想での活動が望まれるところです。

H24年 第1回定例会 ③

2012年03月21日 | まちづくり
 平成24年第1回定例会。最終日。前日までの予算審議が終わり討論と採決が行われました。
 24年度一般会計予算の討論には、反対が2名、賛成が2名の議員より行われました。何時も反対討論を行っている笠原議員が賛成側にまわったのはちょっとビックリでした。
今回、私は反対の立場で討論させていただきました。議員となって5回目の予算審議でしたが、議員歳費を削減する修正予算を出した21年度の予算に続いて2回目となりますが、実質的には初めて反対の立場となりました。
 反対とした主な要因は、「住民参加と協働」を掲げているにもかかわらず、事業方式が決まっていない広域ゴミ処理の基本設計費が計上されたこと、同じく基本構想も発表されておらず、場所の選定も決まっていない学校給食センターの基本設計費が計上されているといった住民合意や説明も済んでない事業が、前倒しでタイムスケジュールが厳しいという理由で進められようとしていることに対して、もっと丁寧な手順や段取りを経て予算組みをするべきとの思いから反対をいたしました。
また、これまで町で計画していた「地域省エネルギービジョン」で掲げていた中学校の増築や給食センター新設における取組み、太陽光発電や地中熱利用といった計画が費用対効果が期待できない、予算が掛かるといった理由で却下されようとしています。確かにイニシャルコストは高くつくかもしれないけれど、教育的観点、CO2削減といった環境的観点に立てばビジョン作成時にどの様な議論を行って実施すべき計画(重点プロジェクト)としていたのか甚だ疑問のあるところです。
 町長が初日に行った行政執行方針では「住民と行政が知恵を出し合い、協働の精神を基本に各種施策を推進することが重要である。」と述べておりました。私も大いに賛同する立場でありますが、執行方針を裏付け担保する予算は、住民不在で行政が決めたことを説明はするけれど粛々と行うと感じられました。もっと丁寧な事業執行を求め反対をいたしました。

 採決の結果、賛成12名(樋口、笠原、作井、田中、伊達、磯田、佐名木、森下、盛多、鈴木芳、阿部、三島)、反対2名(原田、榊)、欠席1名(竹内)で可決いたしました。

 一般会計予算は、75億1300万円 で前年度より7億2200万円増額となっています。
増額の要因としては、中学校の統合に合わせて教室棟の増築工事と特別教室の改修工事、グランドの改修工事など関連事業含めて6億3715万円が計上されています。
また、昨年から継続となる白樺団地3号棟建替工事に1億6980万円。まちなか循環バス「じゃがりん号」運行事業に2245万円。住宅リフォーム助成が延長されて1700万円(内耐震が100万円、バリアフリーが200万円)
防災対策費として、全町規模の防災訓練費に100万円が計上されるなど評価されるべきこともたくさんあります。
 また、議会費ですが、議場の音響システムの更新、会議録検索システム導入などで900万円が新規計上されています。これは議会からの強い要望で、開かれた議会を目指した予算でもあります。当初は本会議などのライブ中継システムの導入も念頭にしていましたが、今年度は、環境整備を行いつつライブ実験などにも取組めればと思っています。

H24年 第1回定例会 ②

2012年03月12日 | まちづくり
 平成24年第1回定例議会。一般質問が3日間行われます。
今回は15人の議員より51件の質問が町長、教育長に出されています。

 今回は、初日の4人目に質問することになりました。
私は4件の質問をさせてもらいました。長文になりますが、質問内容と答弁の概要を紹介します。

【質問1】広域ゴミ処理の取り組み状況は、どのようになっておりますか?
 昨年の9月定例会に続き、再度の質問になりますが、9月定例会において、羊蹄山麓地域の広域ゴミ処理の事業実施方式について、所管の厚生文教常任委員会での説明や議論など広く意見を聞きながら決めていくと答弁されました。
 新24年度予算の衛生費に羊蹄山麓地域廃棄物広域処理基本設計業務委託料が計上されています。事業方式が決定していないのに、構想ではなく設計費が計上されました。町長は、「民設民営での予算案である。でもまだ事業方式を決定したわけではなく、5月頃までには決定したい」との意向のようですが、民設民営が既成事実にはなりませんか。
設計業務委託は広域連絡協議会が行うのではありませんか。協議会で合意が得られているのでしょうか。倶知安町単独で行なうものなのでしょうか。
 事業方式決定における、選考基準を具体的に示して下さい。
 今回提案されている民設民営方式は、PFI(民間資金活用)事業とは若干違い、町内に1社しかない既存事業者に委託する方式であるとのことです。BOO方式やBOT方式といった競争原理の働く方式の提案が検討されなかったのは何故でしょうか。透明性や公開性、公平性は大丈夫でしょうか。
また、民設民営での契約形態は各町村毎に契約行為を行うとの事ですが、これで広域で行っているといえるのでしょうか。このままなら、広域で行う意義があるのでしょうか。町長のお考えをお聞かせ下さい。

【町長答弁】
・基本設計は、発注に伴う条件整理などで、公設となった場合、地盤調査などの項目が増えるので、補正予算で対応する予定。
・協議会として委託できないので、幹事の本町が行う予定。
・選考基準は特に決めていない。
・民設民営のPFIは考えていない。これまでの実績で判断している。
・7町村が参加する広域なのでまとまった量となり、単価を抑えるメリットがある。


【質問2】住民参加の施策つくりについて
 学校の統合に向けて、今年度は増築工事や改築・改修工事、両中学校の閉校式が予定されております。東陵中学校の校舎の活用については、役場内の学校施設跡利用検討会で検討しているとのことですが、何か進展はありますか。
新年度の町政執行方針で「住民と行政が知恵を出し合い、協働の精神を基本に各種施策を推進することが重要である。」と町長は述べております。
その精神に則るのであれば、役場だけで決めるのではなく、住民参加による検討会なりワークショップなどを開催し、住民の知恵も借りて決めるべきではありませんか。
「住民参加と協働」は第5次総合計画に掲げる基本理念です。また、「自助・共助・公助」は町長の基本姿勢でもあります。是非、実行に移して下さい。
また、その仕組みづくりも進めて下さい。政策決定や実施のルールがなければ、何時までたっても口先だけで終わってしまいます。
これまで何度も問うてきましたが、改めて町長のお考えをお聞かせ下さい。

【町長答弁】
・これまで庁内の検討委員会で7回ほど会議を行っている。
・まだ決定に至っていない。
・まちづくり懇談会や説明会で意見を聞く
・協働の仕組みづくり(自治基本条例)、新年度から取組みはじめる。


【質問3】再度、学校給食センター建替えについて
 学校給食センターの建替えについて、平成23年度予算に計上されていた測量と地質調査費は、建設地が決まらずに実施できませんでした。
何故、決定できず、時間を要したのでしょうか。何か、重要な問題が発生しているのでしょうか?
基本構想ができる前に闇雲に調査費用を計上してしまったからのように思えます。
 新年度の教育行政執行方針で「基本構想を取りまとめているところであります」と述べておりますが、基本構想は、どの様な組織体で、どの様にすすめられているのでしょうか。
住民参加や議会への報告といったプロセスは、どの様に位置付けられ、取組まれるのでしょうか。
今回も基本構想が固まる前に予算計上されております。そして、測量費(140万円→400万円)は昨年の予算額より2.8倍増額ですし、地質調査費(360万円→333万9)については(約10%DOWNしていますと訂正いたします)UPしています。前年予算と新年度予算との整合性は、どの様になっておりますか。
 基本構想を固め、コンセンサスを得てから次のステップに進むべきであると思いますが、教育長のお考えをお聞かせ下さい。

【教育長答弁】
・基本構想はまだ固まっていない。
・8箇所の候補地で検討したが、決定に至らなかった。
・議会は担当の厚生文教常任委員会を通して説明していく。
・住民説明会などを開催していく。
・昨年の予算を精査して、修正した。


【質問4】行政報告の定例化について
 昨年、定例会で行われた行政報告は、町長から2回、教育長からは一度もありませんでした。山麓の町村を見てみますと、ニセコ町京極町、喜茂別町などは、定例会毎に行政報告を行っているようです。
行政報告は、町が取組んでいる事業の経過などを議会を通じて町民の皆さんに伝える情報公開(発信)のツールの一つでもあります。
わが町では、行政報告をどの様に位置づけておりますか。
 総務常任委員会では、行政報告の定例化に向けて審査中でありますが、町長並びに教育長のご見解をお聞かせ下さい。

【町長・教育長答弁】
・行政報告は、重要な案件について行っている。
・議会の意向に沿って検討したい。


といったような内容です。(答弁内容は、メモ書きから抜粋しておりますので、議事録で再度整理いたします。)
なかなか直接的な答弁に至らなく、かみ合わない感じですが、議事録を再度精査し、取組んで行きたいと思います。




3.11 ハートフルバザー

2012年03月11日 | まちづくり
 昨年の3.11東日本大震災の支援活動「ハートフルバザー」を倶知安商工会議所、商店連合会、観光協会、建設業協会、JAようてい倶知安支所、JC,倶知安町の協力を得て、倶知安町議員会主催で行いました。
 昨年の10月末に被災地を訪れることができ、石巻市に在住の斉藤県会議員さんのお話を聞いたり、現地を歩き、大変な状況を目のあたりにしてきました。私たちにできることは限られていますが、できることを少しでも行おうとこの度の企画となりました。







 会場の倶知安中小企業センターには、始まる前から大勢の町民の方が並んでいただき、随分お待ち頂きましたが、当初の想定を越える大勢の方々で満員御礼状態で、あっという間にお買い上げいただきました。また、義援金もたくさん頂戴しました。








 議員や商店の方々や企業から持ち寄った品々は、予定時間を2時間も残して完売となりました。
 売上金286,481円​、募金144,148円で合計430,629円(中間発​表)は後日代表者数名で石巻市にお届けすることになります。
町民の皆さんに感謝いたしたいと思います。
本当に当​にありがとうございました。

 2時46分に会場内の皆さんと黙祷を行い、終了させていただきました。



H24年 第1回定例会 ①

2012年03月05日 | まちづくり
 平成24年第1回定例会が開会しました。

 先決案件として、昨年末の第4回定例会で総務常任委員会で付託となっていた「倶知安町水道事業等の設置に関する条例等の一部改正」他1件が審議されました。
国の簡易水道の国庫補助金制度の見直しにより上水道事業と簡易水道事業を一本化する。それによって簡易水道料金も上水道料金に合わせるもので、簡易水道の事業者系の料金が減額となるものです。
簡易水道は、山田地区や樺山地区などニセコスキー場周辺の事業者さんの水道料金が減額となり、全体で約2100万円ほど減額となる予定です。
 総務常任委員会では、同じ町民として公平で平等な水道体系になることには賛同する。しかし、赤字の下水道事業に対する協力を山田・樺山地区の皆さんにお願いしたいとの意見を付けた委員長報告がありました。
スキー場地区では下水道が引かれたけれど浄化槽を設置している事業者さんの切替が思うように進まず、市街地に比べて利用率が低いという実態があります。早めに切替えていただくことで下水道使用料金を頂きたいという願いが込められています。
 採決の結果、異議なしと可決いたしました。

 新年度に向けて、町長より町政執行方針が、教育長より教育行政執行方針が述べられました。
まだ、町のホームページに掲載されていませんが、4月にはUPされると思います。

 町政執行方針は、昨年と大きく変わることはありませんが、「住民と行政が知恵を出し合い、協働の精神を基本に各種施策を推進することが重要である。」とはじめに述べられ、第5次倶知安町総合計画に掲げる「住民参加と協働」を基本理念として、次世代に引き継ぐことのできるまちづくりの実現に向けて、地域主権時代の自主・自立の基礎を構築し、「自助・共助・公助」の仕組みと住民と地域と行政が互いに補完し合い、時代に相応しいまちづくりを目指したいと述べられました。

 重点施策
  1.安全・安心なまちづくり
  2.笑顔で元気なまちづくり
  3.未来につながるまちづくり

となっています。