北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

桜も満開

2008年04月30日 | まちづくり
洞爺湖サミットまで後68日。
桜も満開です。



後志支庁前に設置されたカウントダウンボードの周りの桜も満開です。
例年より2・3週間早いと思います。
ボードの横にあるのは、太陽電気パネル。夜間照明の電源です。さすがに環境サミットを意識しています。



夢の跡

2008年04月30日 | まちづくり
夏草や兵どもが夢の跡(松尾芭蕉)



2月におこなった「雪トピアフェスティバルin2008」の後片付けです。
広場に運んだ雪の中には、砂利やゴミが混ざっているので、雪解けと共に姿を現します。
今年は例年になく雪解けが早かったので、いろんな屋外施設の使用が早まっています。ここ中央公園もサッカーやラクビーが行われるところです。
そんな訳で、実行委員会のメンバーで砂利拾いとなりました。連休を挟んだ月末で集まりも今いちでしたが、何とか拾い集めました。
イベント後の後片付けほど地味な仕事はありませんが、子供たちが怪我をしないように片付けて少年団に渡さないとママ軍団に怒られてしまいます。

実行委員、役場観光課の皆さん、お疲れ様でした。

春の一斉清掃

2008年04月27日 | まちづくり
町内会で春の一斉清掃を行いました。



 昨年よりも3週間も早いということは、雪解けがそれだけ早かったということになります。今日は生憎の雨模様でしたが、35人も参加して、町内の道路のゴミ拾いや公園の遊具の設置、花壇の土おこしを行いました。
 まだ朝晩は寒いので、花植えは、雪解けが早くても6月の上旬ということです。
でも、我が家の桜、満開状態です。


地域医療を守る

2008年04月26日 | まちづくり
地域医療を守る地方議員連盟の設立総会に参加してきました。



 グリーンシード21の上富良野町議会の金子益三議員が発起人となり、地方議員による地域住民のための議員連盟を超党派で結成し、勉強会や情報交換を重ね地域医療を守るために市町村議員が何をすべきか、どんな働きをすべきかなどを正しく学習し実践するために道内各地に幅広く声をかけてくれました。
 わが町は公立病院ではないけれど、地域の総合病院としては公共的な役割を担っています。ご多分にもれず、医師不足などの危機に直面していますので、この議員連盟に参加し、わが町にフィードバックできればと思い、参加することにしました。
 設立総会に先立ち、3人の先生方より講演がありました。
夕張希望の杜の村上智彦理事長による「夕張市における地域医療再生」。
城西大学経営学部の伊関友伸准教授による「地域医療崩壊の危機における地方議会議員の役割」。
上富良野町立病院の兼古稔副院長による「何故医師は立ち去るのか-地域医療再生のために-」。
今話題の夕張の村上先生の講演は聞けなかったのですが、新臨床医研修制度、医療訴訟の増大、など医師を取り巻く環境の悪化が医師不足を生じ、地域医療崩壊の道を進んでいるようです。地方では、地域医療を何とかしてほしいと声高に叫んでいるけれど、病院や医師の実情を知らないで訴えているだけのようです。住民自らができること、お医者さんが居たい病院のあり方などを作っていかないと地域医療を守っていけないようです。医師や看護師さんなど過酷な環境下で医療を行っていると訴えられました。誰でも時間に余裕のある人間らしい生活の中で医療ができないと長続きしないし、本人が持たないと思いました。
わが町ではどうなのでしょうか。皆で考え、何とかしないと大変なことになってしまいます。

地方の病院問題

2008年04月19日 | まちづくり
北海道各地の地方議員の研鑽の場である「グリーンシード21」の総会が札幌かでる2・7で行われました。



 昨年、町議に当選してから同級生で道庁に勤めている坂本くんに誘われ入会して、はや1年となります。現在の会員は55名で、今回は31名+オブザーバー数名が集まりました。
昨年は、総会の他2回の例会と地方でのファーラムと計4回の研修会が行われました。決算は60万円弱で運営されました。殆どが講師の方の旅費や謝礼で事務局に多大なご苦労をかけているようです。まだ、1年しかお世話になっていませんが、奥の深い方々ばかりで勉強になります。

 総会終了後、菅原喜茂別町長による「地域医療問題について」と北海道新聞社の鶴井編集委員さんによる「国政の動向について」と題した講演が行われました。



 菅原町長の地域医療問題は、同じ羊蹄山麓の者として他人事ではありません。喜茂別町も倶知安町もJA北海道厚生連の厚生病院があります。
平成19年に喜茂別厚生病院は、病床のある病院から診療所に移行となりました。平成17年の喜茂別厚生病院は、医師1名の他21名のスタッフで33ベットを持ち1日平均外来65人入院28人で3億8千万弱の運営規模で、町の赤字補填は2/3の27百万円ほどだったそうです。ところが平成18年の診療報酬改正で前年の3倍の1億2千万円の赤字に膨らみ、町に全額補助を求めてきたそうです。町として、とっても負担できないので厚生病院のある他の8町村と連携して対応を協議したそうです。厚生連としては、地方にある赤字の病院は廃止してしまいたい意向でひとつの町が単独で交渉しても埒が明かなかったようです。
結局、喜茂別町は、病床のない診療所としていく道を選択したそうです。医者のいない町にしたくない。しかし、町営の病院を作る財政ではない。同じ山麓の倶知安厚生病院と連携する。特殊な場合は、隣町の札幌にドクターヘリを要請する。といったことで診療所に決断したそうです。ただ、赤字は100%町で補助なので、国に法律緩和や交付税措置の要請を続けているそうです。
 隣町のことですが、わが町にも切羽詰った危機感があります。

 前日の厚生文教常任委員会を傍聴してきたのですが、3月の新聞では、倶知安厚生病院の産科医が常勤・出張各1名であったのが、4月から平日常勤2名になる、という明るい話題がありましたが、実は、2名のうち1名が日中の一般診療となり救急は1名となるので、結局出産取扱数を制限することになるようです。リスクのある出産は札幌にお願いするようです。月30名ほどの出産が限度のようです。ただ、出産の場合は事前に予定がつかめるので、調整しながら対応を行えるようです。
本来であれば、自分の町で出産できるのが一番ですが、産科がなくなれば全ての赤ちゃんが他の町での出産となってしまいます。そんなことで、後志支庁管内の14ヶ町村で「倶知安厚生病院産婦人科医師確保対策連絡協議会」が設置され、JA北海道厚生連に産婦人科医師確保のため360万円補助することになりました。
 この金額で、来てくれるのなら結構なことですが、もっと根本のところで地域医療、地域の病院をどうして行くのか。単独町村ではなく広域で対策を練っていかないと地方では病気になれなくなります。

 グリーンシード21のメンバーから「地域医療を守る地方議員連盟」が来週結成される予定だと聞きましたので参加してきたいと考えております。

レジ袋有料化

2008年04月18日 | まちづくり
 6月5日、コープさっぽろ倶知安店、JOY倶知安店、マックスバリュー倶知安店の3店舗のレジ袋が有料となります。
コープは大型袋5円、小型袋3円、JOYとマックスバリューは大型袋5円になるそうです。昨年の容器包装リサイクル法の改正により、レジ袋の回収・再商品化や削減の義務化がその理由のようですが、レジ袋の削減によるゴミの減量はCO2削減にもつながり、地球環境のためにもいい事だと思います。
倶知安町でレジ袋を50%削減できたとすると1年間のCO2排出量に換算すると約2.15tCO2削減になるそうです。
 5月には、倶知安町と事業者・消費者(消費者協会)の三者で「レジ袋削減に向けた三者協定」を締結する予定だそうです。事業者はレジ袋削減に向けた活動を行い、町はエコバックを使うように推奨し、消費者はエコバックを使いレジ袋を使わないといったそれぞれが削減に向けた取組みを行うということです。
今年、町では、エコバック500袋作る計画があり、グットタイミングのようです。6月までに間に合えばレジ袋削減に向けた動きが活発化するでしょう。また、商工会議所でも、加盟店舗にレジ袋削減に向けた運動を展開するようでもあります。
 洞爺湖サミットに歩調を合わせた地域の取組みとして評価できる活動だと思います。
私もお洒落なエコバックを用意しましょう!

下水道の話

2008年04月17日 | まちづくり
 平成2年から供用開始された公共下水道もそろそろ20年になります。また、スキー場のあるニセコひらふ地区も平成12年より特定環境保全公共下水道(市街化区域以外で環境保全のために必要なところでの下水道)が供用を開始しています。ところが、近年のオーストラリアなどの海外からスキーブームによりコンドミニアムなどの施設建設が増大し、下水道の計画区域外にも建物が建つようになり下水道の利用の要望が増えているようです。
 本来であれば、区域外の方々には浄化槽の利用を勧めているのですが、区域に隣接している場合などは、「区域外からの利用要綱」に従って分担金などを支払ってもらい特別に利用をしてもらっているのが現状のようです。
 ただ、昨年、区域外の利用でトラブルがあり要綱では指導に限界があり、条例化にするべく3月の定例議会で町より議案提案がありました。
ところが、「下水道運営審議会に諮問していない。」「需要があるのだから処理区域を拡大すべきだ」等といった4議員からの集中的な質疑があり、採決にいたらずに経済建設常任委員会に付託になりっていました。
 4月に入り、委員会での条例化の審査が始まりました。
本来であれば、区域外の方は下水道を利用できないのですが、条件が合えば利用できますよ。そのためには、区域内の利用者と同じルールで使って下さい。という条例であれば問題がないと思うのです。
何故、3月定例化で採決にならなかったか不思議です。
ただ、今度は町の条例になるのですから、整合性が取れて問題が生じないように精査しなければなりません。将来計画も大切ですが、まずは、直面する事案に迅速に対応していかねばと思うのです。区域拡大などは、次のステップだと思います。
6月の定例会に向けて審議が続きます。

こいのぼり

2008年04月13日 | まちづくり
こいのぼりの季節になりました。



例年この時期になると、定山渓温泉には多くのこいのぼりがなびいています。
いつも車窓から眺めているのですが、近くに寄って見ました。



定山渓温泉は、河童がマスコットというかシンボルだったのですね。
温泉のいたるところに河童が居るようです。



何時も札幌に行く通り道ですが、今度はゆっくり温泉にでも・・・。

西尾まさきコンサート 08年春

2008年04月09日 | まちづくり
小川原脩記念美術館でミュージアムコンサート「西尾まさき春一番」が行われました。



 昨年の秋のコンサートに続いて3回目となる生ギターのライブです。
 コンサートの前に館長のギャラリートークが行われ、コンサートとは全然関係のない小川原画伯の話があり、来年、美術館開館10周年を迎えるそうです。つい最近のような気もしますが、もう10年になるようです。
今年の友の会の会費も早く払わないと。
 ライブの方は、熱烈そうなファンやご夫婦連れなど大人の観客でいっぱいでした。堀内孝雄風の風貌や歌でウイスキーを飲んで聞きたいほどでした。90分ほども休みもなく一人で歌ってくれました。やっぱり「ある時代のバラード」が盛り上がります。
来週いっぱい道内を廻るそうです。飲み過ぎないように盛り上がってもらいたいですね。

羊蹄山麓塾 2008年春

2008年04月05日 | まちづくり
羊蹄山麓塾が開催されました。



20回目を数える今回は「企業の社会貢献活動」が演題となっています。
月尾嘉男東大名誉教授は、福田総理と共に洞爺湖サミットの関係で来道して、会議を終えて、こちらに廻ってきてくれたそうです。塾生としては、こちらが主体だと思っていますが・・・。
昨年は企業のコンプライアンスが問われた年でした。景気が悪くなると社会貢献よりも景気回復や経済振興が優先されるきらいがありますが、悪いときほど企業の社会貢献が望まれる時だと思います。余裕があるときは、上手く廻っているものです。
今年の7月には、洞爺湖サミット。地球環境問題がテーマです。国や行政は勿論ですが、ここの企業や個人個人が認識し取り組んでいかなければ、解決しない問題です。イベント的な要素が強いですが、日常でできることから取り組んでいく、生活を見直す、そんな自然体の取組みが求められていると思うのです。
そんな思いを強くした講義でした。