北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

H24年 第9回臨時議会

2012年10月24日 | まちづくり
 第9回臨時議会が開会されました。
 今回の議案は、あまり芳しくないものでした。
まず町長から「公共下水道使用料の誤徴収及び賦課、徴収漏れについて」と
題した行政報告が行われました。
 誤徴収は、平成12年12月から今年の6月まで、平成14年11月から平成21年1月まで、平成21年2月から今年の7月まで、今年の7月から9月までの計4件です。
平成12年からの方は、下水道未整備地区にもかかわらず12年間もの間、下水道料金を払っていたことになります。30万1503円です。大変、申し訳ないことです。
他の3件は、整備地区内ではありましたがまだ下水道に接続していないご家庭でした。合計で41万4270円でありました。
電算システムになって、キーボードの押し間違いや上水道課と下水道課との連携ミスが原因でありました。水道メーターの検針の際にミスに気付いたそうですが、役場の事務所内ではなかなか発見できずに長い間ご迷惑をかけてしまったことになります。
本当に申し訳ないことで、頂いた金額に利息をつけてお返しすることになりました。
合計で53万4071円になります。
 賦課、徴収漏れは、平成10年度以降で35世帯になりました。戸建の方が7軒、アパートが7軒の計14軒。10年以前のものは、水道料金システムの変更でデータがなく、確認できないのでそれ以前からあった可能性は否定できません。
金額としては、合計で413万5827円。結構な金額になります。
原因はデータ入力ミスや上・下水道課それぞれの連携ミスとチェックミスなどです。下水道専用のメーターがないので、水道メーターによる水道の使用料で下水道料金を決めていることもミスをチェックできなかった原因のようです。
役場としては、このことを重く受けとめており、再度、念入りな調査終了後、厳正な処分を行うことにしているとのことです。
現在の町長はじめ職員の範囲やどの様な処分になるかわかりませんが、このような間違いを二度と起こさぬようにしてもらいたいものです。
この件に関しては、役場職員ばかりではなく、監査委員や議会にも責任はないと言えないのかもしれません。これまでずっと決算認定をしてきてしまいました。ただ、ミスを見つけるのは大変のことではあります。
 徴収漏れの方々には、直接お詫びに伺うことになりますが、5年間に遡って支払いのお願いをすることになりました。全部で186万708円で、多い方は30万円ほどになります。5年以前は時効とし227万5119円が不納となります。
議員からは、役場が間違って請求しなかったのだから町長、副町長が支払うべきだとの意見も出ましたが、請求はありませんでしたが、下水は使っていたのですから月賦ででもお支払い願えればと思います。
急に今更との思いもあるかもしれませんが、ほとんどの町民は使用した分はきちんと払っているのですから、平等に支払っていただければと思います。