北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

平成27年 第3回臨時議会 流会

2015年03月31日 | まちづくり
平成27年3月31日。第3回臨時議会が招集されておりましたが、 流会 となりました。

臨時会開会前の議会運営委員会で西江町長より今回議案提案されていた3件につき撤回する旨の要請がありました。
町長が議会運営委員会に出席することは稀なことです。
今回提案されていた、「町税条例の一部改正」「都市計画税条例の一部改正」「国民健康保険税の一部改正」ですが、
全て国の地方税法の一部改正に伴うものでした。
その国の法律が、国会審議の遅れで臨時会開会までに成立されていないため、町の条例を変更することができません。
これが、臨時会の流会の原因です。
夜中ぎりぎりでの成立の可能性もあるため、町長による 『先決処分』 とすることで対処することとしました。
改正の内容としては、国の地方税法の一部改正に伴って、町の条例との整合性を図るものです。


『さかき政信後援会』 の事務所開き

2015年03月29日 | まちづくり
3月29日、大安吉日。 『さかき政信後援会』 の事務所開きを行いました。



町内会の皆さん、後援会の皆さん、親戚の皆さんの出席を賜り、はじめに倶知安神社の尾形宮司による祭事を行いました。

続いて、後援会の宇田会長よりご挨拶をさせていただき、お礼とお願いをしていただきました。
公務多忙の中、激励に駆け付けてくれた西江町長よりお言葉を頂きました。
今後の町政に向けた希望のあるお話、また、「榊を落としたら困る」といった励ましのお言葉も頂きました。



地元選出の中村裕之衆議院議員からの激励のメッセージも紹介させていただきました。

私からは、三期目に向けた決意を述べさせていただきました。
『2期目の4年間、スローガンとして掲げた『開かれた議会を目指して』さまざまな活動を
行ってきました。
 特に、平成25年5月の臨時議会で「議会改革に関する特別委員会」を設置し、委員長に推
挙していただき、議会活性化に取り組みました。
 例えば、議会活動の情報発信として、読みやすい・分かりやすい「議会広報」を目指して改良
を進めています。また、議会のホームページで議事録の公開や本会議のライブ中継も始めまし
た。さらに、町民の皆さんとの意見交換や議論の場として「まちなか懇談会」も始めました。
議会運営では、一般質問を「一問一答」方式に変えて、質問と答弁が噛み合い中身のある議論
ができるように行っています。
 また、平成26年12月の定例議会で「議決すべき事件を定める条例」を制定し、法律で決めて
いる条例の制定や予算を決めることなどの他に議会として町の総合計画の基本構想や基本計
画の策定、都市計画マスタープランの策定にも議会の議決を経ることにしました。
議会の責任が重くなりますが、町民の皆さんの役に立つ議会であるためにも、議会が変わって
いくことで、町を良くしていけると思います。
 まだまだ、進化・活性化が必要です。そして、誰が議員になってもこの流れを止めないように
「議会基本条例」も作らなければと思います。
未来ある「まちづくり」に取り組むためにも、三期目に挑戦させていただきたいと思います。』

 今回は、定数16名に対して、新人と元職が9名、現職が12名の総勢21名が予想されており
激戦状態です
人や実績など人物本位で判断してほしいのですが、町議選挙は地縁や商売、組織などが物を
言うようで大変です。町の未来を誰に託すのかよく考えていただければと思います。

最後に町内会の黒川顧問の発声により、『カツゲン』で乾杯をいたしました。


  西江町長と握手をさせていただきました。


  三期目を目指したポスターです。

平成27年 第2回臨時議会

2015年03月26日 | まちづくり
 平成27年第2回臨時会が開かれました。

 冒頭に町長より特別行政報告がありました。
3月14日、上水道の配水管の漏水事故で、製材工場内の工場に浸水してご迷惑をかけてしまいました。
工場内の機械等も水に浸かりってしまい、補償額を精査し、対応するとのことでした。
関係者の皆さんに改めてお詫び申し上げます。

 9回目の一般会計の補正予算です。1億1864万2千円の増額となりました。
主に歳入で、国による特別地方交付税が1億1764万2千円交付されたのと、ふるさと応援寄付金を1件100万円戴きました。ありがとうございます。
それぞれ財政健全化基金とふるさと応援基金に積み立てられました。

 役場内の機構改革が行われました。これまでの 部制 を廃止し、 課制 としました。
「総合政策課」が新設され、住民課と環境対策課が合体し「住民環境課」となり、保健福祉課に国保医療係が入り「福祉医療課」となりました。
また、「建設課」に新幹線まちづくり推進室と景観対策室と都市計画係が編入されました。
3部10課から9課体制となりました。
今後、町長によるトップダウンと各課の横の連携による素早い行政運営が期待されます。

 新教育長 に、学校教育課長の田中洋子さんが任命されました。本町初の女性の三役であり
新教育制度に則った教育長です。
大変でしょうが、大いに期待しております。

 本日の臨時議会は、これからワクワクしてくるような議会でした。

平成27年 第1回定例会 最終日

2015年03月24日 | まちづくり
平成27年第1回定例会の最終日、12本の議案審議が行われました。
主なものを報告いたします。
倶知安町総合計画後期基本計画を可決しました。
  初日に提案があり、議長を除く全議員で構成された総合計画審査特別委員会設置され、
  議案の審査を行っておりました。特別な異論もなく、委員会では可決との結論が出されており、
  本会議で委員長報告が行われ、採決を行いました。

こども園、保育所の利用負担額に関する条例を制定しました。
  正式名称は「倶知安町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の利用者負担額に関する条例」です。
  子ども・子育て新制度の下で運営される町立保育所、私立幼稚園、許可外保育施設などの
  利用者負担額を保護者の所得の状況を勘案して国の定める額を限度として町が定めること
  になるための条例です。
  金額は、規則で定めることになります。

保育所の預かり時間を延長しました。
  午前8時から午後6時までとしました。これまでより朝が30分、夕方が1時間延長になります。

・平成27年度一般会計補正予算を可決しました。8回目です。
  6118万9千円の増額です。地方創生の先行事業と消費喚起・生活支援事業の分です。
  消費喚起・生活支援として、「子育て世帯商品券事業」で中学生までの約2200人に
  一人7000円の商品券が配布されます。また、「プレミアム商品券発行事業」には、
  1600万円の予算を見ました。
  地方創生先行事業として、観光振興のPR用DVDの制作、定住化促進のための住宅リ
  フォーム助成金(750万円)や町民英語研修や小中高英語連携に予算を付けました。

町議会議員の報酬削減を平成28年度まで2年間継続することにしました。

そのほか決議1件、意見書5件を採択しました。
以上で第1回定例会が閉会となりました。

その後、全員で記念写真を撮りました。(写真はまだ手元に届いておりません)

平成27年 第1回定例会 新年度予算成立

2015年03月23日 | まちづくり
 平成27年第1回定例会、6日目。
 先週まで各会計予算の質疑が行われ、本日、討論そして採決を行いました。
 共産党の原田議員が反対討論を行い、田中議員が賛成討論を行いました。
田中議員は、給食センター建設工事の予算について、総額12億7千万円も掛る大きな事業であるので、事前の議論をもっと丁寧に行うべきとの注文を付けながらも予算自体には賛成の立場を表明しました。
起立採決の結果 『平成27年度一般会計予算』 は、欠席者1名(鈴木芳幸議員)、賛成12名、反対1名(原田議員)で可決となりました。
予算総額は、75億1300万円です。
主な予算としては、
 ・中学生までの医療費の無料化(子ども医療費助成) 4000万円
 ・学校給食センター建設工事(27年度分)   1億2722万円
 ・救急医療等体制整備補助金          1億4000万円
 ・多面的機能支払交付金(農地維持など)      3193万円
 ・道路改良工事など8件            1億7100万円
などがあります。
 特別会計の国民健康保険事業(6億3812万円)、後期高齢者医療事業(1億5675万円)、介護保険サービス事業(408万円)も起立採決の結果、賛成多数(12名)で可決しました。
また、公共下水道事業(9億4225万円)、地方卸売市場事業(621万円)もそれぞれ賛成多数で可決しました。

 主な議案審議としては、町長や副町長、教育長の特別職の給与の減額を今年度も引き続き継続します。ただ、期末手当の割合は、元に戻すことになりました。
また、職員の給与に関して、世代間の給与配分の見直しにより、平均2%引き下げとなります。
50歳代後半層は4%程度の引き下げとなります。(ただ、3年間は現在の給与水準が保障されます)
また、管理職の臨時・緊急でやむをえない平日夜勤手当を支給することにしました。

また明日も議案審議が続きます。 

「くっちゃん型住宅」のOPEN HOUSE

2015年03月14日 | まちづくり
「くっちゃん型住宅」 のOPEN HOUSEにお邪魔してきました。
設計・施工は株式会社羊蹄工業さんです。





倶知安町で分譲している白樺団地に建っています。
「くっちゃん型住宅」は、雪の多い豪雪地で羊蹄山やニセコアンヌプリを望み、
木材などの自然素材を使い、車庫やカーポートを一体的に取り込んだ住宅です。
北海道で推奨している北方型住宅基準を満足しており、地元業者による建設だと
町から200万円の補助が受けることができます。


  中2階のリビング

  1階にあるダイニングキッチン

  ロフトのあるクローゼット

オシャレな作りになっていて、中2階のリビングから羊蹄山がバッチリ望めます。
ロフトのあるクローゼットは、書斎にしてもいいような感じです。

オール電化のファース工法ですので、室温20度でも暖かでした。


  設計者の瀬尾さん。北海道建築士会後志支部の青年委員長さんでもありますよ。

役場で省エネルギー設備導入補助金の説明会

2015年03月13日 | まちづくり
倶知安町役場で「地域工場・中小企業等の省エネルギー設備導入補助金」の説明会がありました。



中小企業で省エネルギー対策などで既存の設備の更新や改修を行う場合、
省エネ設備機器にかかる費用の1/2を補助してくれるもので、
補助金は50万円~1億5千万円までで、工事費や設計費は含まれなくて、
設備機器に対してだそうです。
ですから、100万円以上の設備を入れ替える場合、50万円の補助金をもらえます。
200万円なら100万円の補助金となるようです。
省エネルギーになるものですから、LED照明器具に変えたり、
高効率ヒートポンプ給湯器などに入れ替えるといったことに使えるようです。

申請受付は、3月16日(月)からで12月11日までが受付期間となっています。
ただ、予算の800億円(A類型)が無くなったら、打ち止めのようです。

増改築での機器も対象になるようです。



詳しくは、一般社団法人 環境共創イニシアチブ のHPをご覧ください。

新幹線まちづくり検討委員会 第2回

2015年03月12日 | まちづくり
新幹線まちづくり検討委員会の第2回目の委員会にオブザーバー参加してきました。





 検討委員会は、町内の各団体の代表9人に公募に応募された4人の町民、計13人で構成されています。
そして、コンサルタントと役場の新幹線まちづくり対策室がサポートしています。
 本日の委員会には、オブザーバーとして商工会議所から10名、商店連合会から6名、
役場内から3名、そして、私の所属する北海道建築士会後志支部から4名が傍聴で参加しておりました。

 今回は、「まちづくりの考え方」の流れや担い手のあり方の説明と
「まちづくりに関する整備手法と事例」ということで、まちづくりの制度や基盤整備や施設整備にかかる様々な事業の解説や事例紹介をしてくれました。
その後、委員さんによる意見交換が行われました。

第1回目を傍聴していないので、何とも言えませんが、「新幹線まちづくり」始まったばかりなんだなと感じました。
まだ何も進め方や目指す方向も決まっておらず、ゼロベースでのスタートといった感じです。
これから、大変だろうなというのが第一印象です。

平成24・25年に掛けて、「新幹線まちづくりワークショップ」が行われており、
住民と行政、まちづくりの有識者が6回のワークショップを開催して出された意見を
「アイディアマップ」としてまとめられています。



これらのアイディアは現検討委員会に反映されて行くのでしょうか。
夢のある現実可能なまちづくりですので、町民の様々な意見も取り入れながら、オープンに、
未来につながるまちづくりにしてもらいたいと思います。

空き家の管理・活用術 (大分県)

2015年03月10日 | まちづくり
大分県の穐山さん(地域計画連合大分事務所)から、
『ここがポイント!空き家の管理・活用術』 を送っていただきました。



 昨年、大分市で開催された「もくもく塾 空き家のシンポジウム」でお世話になった
コーディネーターの穐山さんが関わっていた仕事のようです。

空き家を所有されている方へ、管理方法、売却や賃貸の方法、リフォームの方法などの
ポイントを分かりやすく解説してある手引き書になっています。

昨年、空家等対策推進に関する特措法が制定されて、今年の6月頃より全面施行となる予定です。
空き家を廃屋にしてしまわないで、その前に活用すると前向きな資産運用ができます。

倶知安町でも空き家に関する条例や対策を進め始めています。
また、「しりべし空き家BNAK」も運営されていますので、大変参考になる冊子を送っていただきました。


大分県のホームページで冊子のPDF版をダウンロードできます。
http://www.pref.oita.jp/soshiki/10840/akiya-kanri-katsuyo.html

平成27年 第1回定例会 開会

2015年03月09日 | まちづくり
平成27年の第1回定例会が開会されました。
西江新町長になって最初の定例会であり、新年度に向けた行政執行方針が示され、新年度予算が審議される重要な定例会です。
また、2期目最後の定例会でもあります。


 UストリームによるLIVE中継の様子

●行政執行方針
 イントロは、西江町長の立候補時の思いが伝わってきましたが、今年の施策や事業については、
 前年度からの継続・踏襲で、ちょっと肩透かしを食らった感じでした。
 就任1ケ月少々なので予算も絡むので、まだ自分を出せないのでしょうがないですね。

●一般改正補正予算
 総計874万6千円増額の補正予算です。(賛成12対反対1で可決しました)
 歳入は、町税が6,450万円増、地方交付税が2,300万円の増額ですが、
 国の補助金4,291万円の減、不動産売払収入が4,451万円の減額です。
 白樺団地の分譲が予定に達しない、また、くっちゃん型住宅の申請も少なかったので、歳入が減っています。
 歳出の主なものは、農業関係では「経営体育成支援事業補助金」が2,388万円。
 農家さんの農業機械など購入費の補助金で、12件分を予定しています。
 除雪費の「排雪機械借上費」が1,700万円。
 住宅関係で「くっちゃん型住宅建設促進助成金」が2,600万円の減額。
 「住宅改修助成金」が550万円の減額です。それぞれ、申込みが少なかった結果です。
 お金を用意しているので、もう少し上手く、運用してもらいたいですね。

●地方卸売市場設置管理条例の一部改正
 経済建設常任委員会に付託となっていた案件です。
 市場使用料、売上の「1000分の6」を「100分の3」に減額する期間が今年の3月31日で終わるため、
 後3年(~30年)延長する改正案でしたが、委員会では、延長を1年とし、
 この1年間で公設市場のあり方も含めて検討することを条件に1年間とする修正案を提案しました。
 採決の結果、委員会の修正案「1年間の延長」を賛成12、反対1、退席1で可決しました。

●総合計画の後期基本計画の策定
 特別委員会を設置して、審査を付託しました。
 特別委員会は議長を除く14名の議員で構成されました。
 明日から審査に入る予定です。

第1回定例会は、以上の審議を行い、来週の16日(一般質問)まで休会となりました。

詳細は、定例会のLIVE中継の録画もありますので、議会のHPからご覧ください。
  http://www.town.kutchan.hokkaido.jp/gikai/gikai_live/