北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

H23年 第3回臨時議会

2011年03月31日 | まちづくり
 第3回臨時議会が年度の最終日に開会いたしました。

 議案は、この度の東北地方太平洋沖地震の被災地への支援です。
お見舞金として500万円。被災者への町営住宅提供に関連して
生活道具のリースや購入費に250万円の計750万円の補正予算です。
他町村の動きに比べるとワンテンポ遅れですが、まだまだ大丈夫です。
支援の輪に入れています。
物資の支援も、社会福祉協議会や後志総合振興局や民間団体などそれぞれが
窓口になり、送っているようです。

 2件目は、町民から出された「倶知安町議会議員の定数削減を求める陳情」に対し、
付託を受けた議員定数に関する特別委員会(議長以外全員)の報告と採決です。
特別委員会では、陳情者を参考人として招致をし、陳情の趣旨説明や議員からの
質疑応答を行い、論点整理を行っています。
審議の中では、8年前も町民から議員削減の陳情が出されたときに行った
公聴会の開催を求める意見もありましたが、4月19日告示の選挙に間に合うように
議員定数の削減を求めていることから、公聴会を開催して、更に条例改正を行って
といった手続きを行う時間がなく、行ったとしても日程不足は否めず、
中途半端なことになるのなら、議員のみの議論にはなるけど、十分な議論を行って
結論を出すことになった。
結果、16人から12人へ4人削減に関する論理的な根拠もなく、町財政や議会の意義
などに関する認識や提言もマスコミや他町村の受け売りでしかなく、
より良い議員による議会、町民参加の議会を求めていることが定数削減によって
もたらされる確証もないため、反対多数で陳情は不採択となました。
(陳情に賛成0、反対9、棄権2、欠席4、委員長1)

しかしながら、陳情は反対であるが、町民参加の開かれた議会となることには
全議員が賛同しており、選挙後の新体制の中で議会改革や議会活性化に向けた
議論を議会は勿論、町民も含めた議論の中で、総体的に定数や報酬などの審議を
行っていくことを各議員が希望していた。
4人の議員報酬の削減による歳出の圧縮より議会活性化による効果で、
町民皆さんの理解を得るのが一番である。

羊蹄山麓広域景観づくり懇談会

2011年03月29日 | まちづくり
「羊蹄山麓広域景観づくり懇談会」が開催されました。



 札幌大通まちづくり株式会社の服部統括部長さんの
『エリアマネジメントによるまちづくり~札幌大通りの場合』を
演題とする基調講演を行い、1年間の活動報告や次年度の計画などの
発表が行われた。
 服部さんは、昨年12月のグリーンシードの例会で講演を聴いていたので
違和感なく、しかもニセコを話題に景観のあるまちづくりの話が聞けました。
『景観で飯が食えますか?』厳しい問い掛けです。
景観は目的ではなく、手段である。
景観を維持することが目的になってしまうと、そこからの経済活動が継続されない。
まちづくりのために景観を良くしてまちづくりの効果や継続性を保つ。
ニセコと美瑛を比較しながら、札幌で展開しているまちづくり活動を紹介してくれた。

皆が幸せになるために、皆が連携する。



廃屋倶楽部の活動テーマである廃屋・空き家検討部会も新たに設置された。

廃屋倶楽部の提案

2011年03月28日 | まちづくり
 廃屋倶楽部の調査報告書をニセコ町長に寄贈。



 廃屋倶楽部とは、何やらいかがわしい名称であるが、
昨年から後志総合振興局建設指導課に社)北海道建築士会後志支部が
協力して、後志管内のニセコ・羊蹄周辺の廃屋や空家の調査を行っていた
グループの愛称である。
正式には『羊蹄山麓地域における廃屋・空き家基礎調査及び活用方策検討事業』
の調査チームのことである。
週末に羊蹄山麓の観光ルートを中心に廃屋や空き家の実態調査を行い、
それらの持ち主の意向調査を行いながら、活用方法などの提案を行ってきた。
その中でもニセコ町のJR駅前にあるJA倉庫群の調査、活用方策をまとめた
提案書をニセコ町長に寄贈させていただきました。



JAの倉庫群は、別の土地に移転計画があり、その空き倉庫を活用した
まちづくりがテーマであった。
小樽軟石の米倉庫や木造のレトロな澱粉工場など歴史を感じさせる建物を
再活用することで、町の人々や観光客が楽しめる場所。
ここだけではなく、JR駅や尻別川など町全体を一体とした
まちづくりに活用していただけるとありがたいと思います。

町でも今後ここの活用計画作りを事業として進めていくそうなので、
子どもから大人まで、夢のあるまちづくりができるといいのですが。
大いに期待しています。




改選時期の議会広報

2011年03月28日 | まちづくり
 平成23年度第1回定例会が終わり、議会広報の編集会議を行うべく、事務局へ。

 4月に統一地方選挙があり、我が町の町議会選挙も行われる。
現議員の任期は4月30日まで。今回の定例会の記事を載せる議会広報148号は6月発行となる。
改選議員の仕事になると言う。
 現在の議会広報発行までの流れ。議員6名と事務局からなる議会広報編集会議が広報の記事や編集を行い、議会運営委員会の監修を受けて発行している。平成21年12月の143号から現在の方法に替えてきた。
それまでは、議会事務局で編集を行い、議会運営委員会が誤字脱字などをチェックするといった議会の意思がほとんどないお任せ編集であった。現在の方法に変えるまで、暫くかかった。
 それなのに、148号は改選時期とダブるため、現議員の編集したものは、任期切れのため採用できない。また、改選議員が動き出すのも5月中旬で物理的に編集できないので、事務局が淡々と第1回定例会の一般質問と改選議員の紹介を載せた広報を作ると言う。
でも、2月から4月までの議会活動は、現議員が行っていたこと。それを広報するのも、現議員の仕事だと思うのだけれど。
 常設の委員会以外の特別委員会や常任委員会の審査事項も全て、改選によりリセットされるので、広報についても同じ理屈だそうだ。

議会の意思を伝えるのが広報の役目だと思うのだけれど。
どうも、納得できない。

大震災被災者支援「和太鼓響演」

2011年03月27日 | まちづくり
「東日本大震災」被災者支援 義援金募金 和太鼓響演 が
倶知安町文化福祉センターで行われました。




 くっちゃん羊蹄太鼓保存会が中心となり、道内の太鼓のチームが
4チーム集まり被災者への支援太鼓の競演です。
 自分たちでできることをやろうと言うことで、被災者の皆さんに
少しでも元気になってもらいたいとの思いで開催したそうです。
羊蹄太鼓の創始者の太鼓のロクさんの日ごろの思いは、
「みんな 元気出してね」
と言うことだったそうです。
その言葉通りに明日に希望を持って、元気になってもらいたいものです。


       くっちゃん羊蹄太鼓保存会「鼓流」



       ほろむい太鼓同志会(岩見沢市)



       風雪太鼓(札幌市)



       仁木若鮎太鼓(仁木町)


 災害の一日も早い終焉と復興を祈っております。

平成23年度予算、決定!

2011年03月23日 | まちづくり
 平成23年度第1回定例会が閉会いたしました。

平成23年度当初予算が原案の通り可決しました。
一般会計は前年比1.1%増(+7600円)の67億9100万円でスタートします。
町長は「67億悔いなし」と言っておりました。



歳入の特徴は、
○町税で7223万円の増収が見込まれています。
○地方交付税や地方譲与税なども若干増額が見込まれています。
○町債(借金)は、8890万円減の3億7770万円となっています。




歳出の特徴は、
●昨年好評であった住宅リフォーム助成事業、1800万円でスタートします。
●白樺団地の3号棟建替え工事は、国の補助金の関係で、2ヶ年の工事となり
 今年度は杭工事のみが予定されています。
●ニセコグランひらふスキー場のメインストリートの『ひらふ坂』のロードヒーティング
 電線の地中埋設工事を北海道で3ヶ年で行われるのに伴い、関連する上下水道工事や
 外灯工事が予定されています。
●子宮頸がん予防、Hibワクチン、肺炎球菌ワクチン接種の補助が行われます。
●羊蹄山ろく消防組合の指令システムのデジタル化が行われます。
●昨年度に引続き戸籍電算化業務が継続して行われます。
 役場の業務がどんどんデジタル化されています。
●町内全ての小学校の5・6年生の外国語活動が始まります。
 英語を学ぶのではなくコミュニケーション能力を育てることが目的となっています。
 一般質問で、ニセコに大勢の外国人が来ているの特色ある町なので、
 その優位性を外国語活動に活かして欲しいと要請しております。
●議会費。6月で議員年金制度が終了するため、現職議員からの共済費の納入がなくなるため
 現在の議員年金受給者のために国から交付税措置される2300万円ほどが増額となっています。
 今回で引退する3期以上勤めた議員さんも議員年金の受給権利があるので、
 その議員さんがいなくなるまで国で面倒を見ること(?)になります。
●公債費(借金の返済)、今年度末で借金残高が70億円を下回る予定です。
 大分借金返済が進み、財政が楽になりつつありますが、
 給食センターの改築、広域ゴミ処理施設の建設、公共施設の耐震化など
 お金の掛かる懸案事項が山積みなので気は許せません。

 以上が今年度の予算の特徴ですが、この震災の関係で交付税関係がどうなるか心配ではあります。
 特別会計では、国民健康保険事業特別会計が3891万円増額の5億8743万円です。
国保税のUPや一般会計からの繰入などで赤字解消が行われます。
公共下水道事業特別会計も1015万円増額の7億7449万円の予算です。
今年度中に下水道料金の増額が計画されています。

 国の予算が決まっていないので、子ども手当てなどが不透明で、町の予算にも
今後影響がおよぶ可能性がありそうです。

後援会事務所開き

2011年03月20日 | まちづくり
 後援会事務所の事務所開きを行いました。
東日本大震災の終焉が見えない中なので、特に案内もせずに
役員と町内会、親族などごく内輪の人たちだけで行いました。



 1期4年も後1ヶ月で終わろうとしています。
4年前、「くっちゃんに『新しい風』を!」スローガンに
希望の持てる町「くっちゃん」を目指して、活動してきました。
 確実に新しい風は吹き込んでいます。
その新しい風を確かな「波」に変えて、まちづくりに取り組んで
行こうと決意を新たにしています。