北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

南茅部いにしえの研修by建築士会

2009年06月28日 | まちづくり
 研修の最後は、恵山周りの縄文遺跡の旅です。



 大船遺跡は、縄文時代の宝庫だそうで、竪穴式住居も大型のものが多かったそうです。中空土偶には、お目にかかれませんでしたが、太古を十分感じることができた時間でした。



 道の駅「なとわ・えさん」で食べた「根ぼっけ定食」。はじめてホッケの刺身を食べました。

 一泊二日の短い「道南のいにしえの旅」でしたが、人のありがたさや歴史のすばらしさを感じた二日間でした。

函館いにしえの研修by建築士会

2009年06月28日 | まちづくり
 建築士会後志支部の研修「江差・函館 道南いにしえの旅」の2日目です。
昨晩は、函館支部の事務局次長さんと原田幹事さんとの支部間交流です。夜遅くまで付き合っていただきました。



 朝、湯の川温泉街を散歩し、海辺で潮風に当たった、一日の始まりです。
昨晩、ご一緒してくれた原田棟梁専攻建築士の現場見学です。神社の社務所の改築です。開基100年の事業だそうです。3度目となる社務所の改築ですが、殆どが今まで使っている材料をそのまま生かしている殆ど修復ではないけれど復元に近い仕事です。昨日の上国寺の文科省の関与している復元とは、またちがった形の仕事です。このような仕事は、全国的にはたくさんあるのでしょうが、北海道では、めったにないと思います。



また、屋根の瓦葺の最中で、瓦工事を見たのも初めての体験でした。この神社には、20年以上前からかかわっているそうで、神殿や本殿も工事したそうです。これも宮大工としての技を残していくための仕事の一環だそうです。



 続いて、見晴公園にある香雪園(旧岩船氏庭園)の修復の見学です。これは財)文化財建造物保存技術協会の設計監理の復元で日本の匠の技が随所に見られました。現在の住宅建築には見られなくなったものばかりです。
今回、箱館奉行所の復元現場は見ることができませんでしたが、西部地区とはまた違った函館を体感できた研修でした。見晴公園は、なかなかいいですね。
函館の新たな一面を見ることができました。





 公園で見かけたエゾリス。ホッとする景色です。

江差いにしえの研修by建築士会

2009年06月27日 | まちづくり
 北海道建築士会後志支部の研修「江差・函館 道南いにしえの旅」に参加しました。
檜山支部、函館支部の皆さんやまちづくり活動家の皆さんに大変お世話になった研修旅行でもありました。ご一緒していただいた皆さんに感謝・感謝の2日間でした。

 

 早朝7:30に倶知安町を出発し、11時に江差到着。江差町役場で檜山支部の支部長さん、副支部長さん、事務局長さん、青年部長さんの出迎えを受け、上ノ国町にある国の重要文化財の上國寺本堂の保存修理工事の見学に向かいました。
平成20年12月から3ヶ年をかけた事業で、まだ地元の方も殆ど見学されていないところですが、檜山支部長さんの計らいで急遽見学が出来ることになりました。
本堂は、仮設の上屋ですっぽりと覆われた中で、解体作業が進められている状況でした。説明には設計監理を担当している財)文化財建造物保存技術協会の現場所長さんが行ってくれました。現在は、解体と言うより調査が主体のようで、本堂の建築の変遷を調査しながら、今後、どのように修復していくかを決めていくといった先の見えない事業のようです。
釘の穴からもいろいろと推測を行っておりました。建築というより考古学の分野といた感じです。



 江差町に戻り「江差町歴史を生かすまちづくり事業」の『いにしえ街道』の見学です。
「歴まち商店街協同組合」の室谷理事長さんの漆工房でこれまでの事業のレクチャーを受けました。事業と共に生活されているような達人で、百人の語り部を掘り起こしたり、朝市「新選組」を立ち上げたりと様々なまちおこしを紹介してくれました。



 いにしえ街道を歩くと殆どの整備は終わっているようで、歴史を思い起こさせるような建物に戻されていました。現在も銀行の新築工事が行われていたのできっと景観に配慮した建物になるのだろうと思います。
 また、理事長さんが気軽に声を掛けて玄関を開けて入ったお宅の方々も、自信に溢れた顔をしていました。店先の一部を自宅に代々使っていたものを展示したり、趣味で集めたものを展示したりとそれぞれの方がまちなみづくりや景観づくりに率先して参加しているのが感じられました。



 4時間半に及ぶ研修を終了し、宿泊先の函館に向かいました。
途中、檜山支部の副支部長さんの地元、厚沢部町の焼酎工場にお邪魔しました。3年前に完成した札幌酒精工業㈱の本格焼酎「喜多里」の生産工場です。原料のさつまいも「小金千貫」の生産地 厚沢部にできたという事だそうです。
北海道で芋焼酎を生産していたとは、迂闊でした。これからは「喜多里」に変えないといけませんね。
芋の他、麦、メークインのじゃがいも焼酎も作っておりました。
また、楽しみが増えました。

町内会で花と肉

2009年06月14日 | まちづくり
 6月の第2日曜。生憎の雨で小学校の運動会は4校とも延期です。
でも、町内会の花壇の花植えは、何とか決行です。



 今年は、寒い日が続いていたこともあって、例年より1週遅れで行いました。花の苗の配布の日で決まってしまうのですが、今年は運動会にぶつかって申し訳ないと思っていましたが、雨のため若干気が楽になりながらの作業です。
参加者は、30人と何時もより多く、作業も順調に終わりました。



 午後からは、パークゴルフです。昼前にまた雨がザーときたので、どうなるか心配したのですが、スタートの頃にはすっかり止んで、皆さんナイスプレーの続出で、ホールインワンも目の辺りにしてしまいました。年配の方が多いのですが、まだまだ足元にも及びません。



 スポーツの後は、仲良くジンギスカンで懇親です。


山開き

2009年06月13日 | 楽しみ
「羊蹄山ひらふ登山口コース開き・半月湖開き」に参加してきました。



 山開きの前に「登山者安全祈願祭及び遭難者慰霊祭」が倶知安神社の宮司さんによりとり行われました。これまで多くの方が遭難しています。ご遺族の方も毎年おいでになっています。ご冥福をお祈りいたします。



 山開きは、倶知安観光協会が主催しています。鈴木会長になってから「半月湖ゆったり・ぐるり一周」などいろんなイベント企画を行い、参加者も年々増えているようです。今年は、5月からガイド研修を行っているスタッフが初仕事?のガイドをしながら皆さんを引率していきました。

 

 山開きには、毎年「羊蹄太鼓」が披露されます。羊蹄太鼓の生みの親である、今年94歳になるタイコの禄さんも車椅子でタイコをたたいてくれました。何時までも元気でたたいてほしいものです。

長期優良住宅

2009年06月11日 | すまい
長期優良住宅に関する技術講習会に参加してきました。



 昨年の12月に「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」が公布されました。これまで、造って、古くなったらまた壊して、新しく造る「スクラップ アンド ビルド」であった日本の住宅システムを、良いものをメンテナンスをしながら長く使い、古くなったらリフォームして更に長く使っていこうというシステムに変えようということです。資源の有効活用やCO2削減など時代の要求や量より質の時代になってきた必然の流れなのでしょう。
 そんな「長期優良住宅」を造る設計事務所の養成のための講習会です。この講習会を受講することで、「長期優良住宅」を設計し、建て主に税の優遇処置を行い、住宅の長寿命化を進めようということです。
また、緊急経済活性化策のひとつでもある住宅ローン減税もあって、国として住宅の長寿命化に力が入っているようです。
ただ、どんな住宅でもいい訳ではなく、構造がしっかりして、耐震性が優れている住宅で、省エネルギー住宅で、維持管理がしやすく、時代の変化に即応できるような住宅であることが求められています。そのためには、しっかりした設計が必要で、そのため構造設計、省エネ設計、維持管理計画といった設計や施工の質が要求されます。
 「良いものを長く使う」昔からあった、極自然な暮らしが見直されているだけのことだと思います。
建築設計者にとってやりがいのある時代になってきたようです。

北朝鮮への決議

2009年06月08日 | まちづくり
 平成21年度、第2回定例会が開会しました。
18日までの11日間の会期です。
「現行保育制度の堅持・拡充と保育・学童保育・子育て支援予算の大幅増額を求める意見書提出を求める請願書」がだされ、厚生文教常任委員会に付託になりました。また、「住宅改修促進のための総合的な助成制度の確立を求める陳情」は経済建設常任委員会に付託になりました。
 報告が3件あり、2月末に補正予算が組まれた地域活性化・生活対策臨時交付金事業が、20年度内に実施できないため(残り1ヶ月しかないので当然)21年度に実施する14億3千万の事業の実施状況が報告されました。10億の大口があるので実施率は高いのですが、多くの事業がやっと6月に出揃いそうです。10月まで延びるものもあります。緊急経済活性化策ですが、事務手続きに手間取っているようです。正式の予算書を作って、入札をして、発注ですから技術系の事業がてこずっているようです。

 最後に先日核実験を強行した北朝鮮に対して抗議の決議が全会一致で採択されました。

「北朝鮮の核実験に抗議する決議」
 核兵器の廃絶は、最初の被爆国である日本をはじめ、いまや全世界の人類共通の願いとなっている。
 しかしながら、北朝鮮政府は、5月25日に2度目の核実験を強行した。
これは、前回の核実験強行後に国連安全保障理事会が採択した決議1718に違反し、日朝平壌宣言を反故にするに等しいものである。
 非核・平和の町宣言を決議した本町議会は、あらゆる国の核実験・あらゆる形での核実験・あらゆる理由による核実験に反対であり、今回の北朝鮮政府による核実験強行も断じて容認することはできない。
 よって、本町議会は、北朝鮮政府に対して、今回の核実験強行に強く抗議するとともに、国連決議や日朝平壌宣言を遵守し、早急に核兵器不拡散条約に復帰して、核兵器の保有・製造・実験等を恒久的に行わないよう強く求めるものである。
 以上、決議する。
 平成21年6月8日      北海道虻田郡倶知安町議会

2009グリーンフェスティバル

2009年06月07日 | まちづくり
 29回目のグリーンフェスティバルが行われました。生憎の雨模様でしたので、会場を労働福祉会館に移して行われました。



 今年は、「エメラルドグリーン」と「アッツサクラソウ(紅白)」の200組が無料配布されました。
「エメラルドグリーン」は、別名スマラグ・エメラルドと呼ばれるニオイヒバで5mほどに成長する常緑高木だそうです。
毎年、200本近い樹木が配られるので、それだけ町に樹木が増えていることになるはずですが、順調に育っているのでしょうか。
我が家でも、数年前のブルーベリー木から実がついてきているので、まんざらでもないような気がします。



今年は、ブルーベリーに毛虫が付いてしまったので、実が生るか心配です・・・。

やっと豆まき

2009年06月06日 | 楽しみ
先週、雨天のため豆まきが出来なかった「枝豆オーナー」。
今日も午後から雨の予報だったので、今朝急いで豆まきをしてきました。
今年は36区画のようですが、豆まきをしたのは、まだ、半分ほどでしょうか。





「白豆」が2列、「黒豆」と「緑豆」がそれぞれ1列です。
1列、約50豆。
白、黒、緑の順に45日ほどで食べれるそうです。

さて、今年の出来は、どうなるのでしょうか?

住宅改修助成制度

2009年06月03日 | まちづくり
社)北海道建築士事務所協会後志支部の主催で「住宅改修助成制度等の説明会」を開催しました。



 倶知安町でこの4月に創設された「住宅耐震診断・耐震改修助成と高齢者住宅のバリアフリー改修助成制度」の説明を、役場の住宅都市計画課の担当の方にお願いして行いました。建築士会後志支部との共催事業です。
 北海道でも芦別市や岩見沢市・留萌市などが住宅のリフォーム全般の助成を行っております。今年に入り、白老町もリフォーム助成をはじめたそうです。
後志管内では、耐震改修やバリアフリーに特化していますが、初めての試みだと思います。
耐震改修は、国や道の施策でもありますが、平成27年までに耐震化率を90%まで引き上げようという目標があります。わが町では、現在77%ほどの耐震化率ですが、7年間で444戸の住宅の耐震化を進めなくてはなりません。大変な数字ですが、まずは、第一歩、進もうとしています。
 耐震に関しては、診断に最大10万円、改修工事は、工事費の20%で20万円が限度で、計30万円の助成を受けられます。
また、バリアフリー改修工事も20%の20万円の助成金です。
ただ、耐震改修促進制度の所得税控除との併用が認められないとのことです。当初、ダブルで受けれるという話でしたので、大いに期待していたのですが、残念です。
特に、耐震改修は、壁や基礎の補強といった、結構な工事費や時間が掛かるので、住まいながら行うとしたら大変な作業です。外壁を張り替えるといったリフォームよりは取り掛かるのにそれなりの覚悟が必要なので、なかなか耐震改修まで行う方は少ないのが実情です。
しかし、いつ何時地震がやってくるかわからないので、こういった時期に是非改修していただきたいものです。
 また、質疑応答のときに、会場からリフォーム全般にも助成制度を広げてほしいとの要望が出ました。町の担当者からは、まずは耐震とバリアフリーでスタートするが、利用者がいっぱいいるとか住民の声が多ければ、町長も考えてくれるのではないかとの返答でした。
多くの利用者がいないと、助成制度の拡大はないということです。