北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

H24年 第2回定例会 ③

2012年06月19日 | まちづくり
 昨日の一般質問において、福島町長は「平成27年度からの広域ゴミ処理の運営方式を民設民営で行いたい。」と答弁しました。
これまで、処理方法は固形燃料化を行い、倶知安町で処理を行うことまでは、昨年の春までに山麓協議会で決定されておりましたが、その運営方法について、公設公営、公設民営、民設民営の3つの方式で検討しておりましたが、結論が出ておりませんでした。
 民設民営方式で行うと既存の施設を使用するので、公設と比較して施設の建設費用が掛からない分トータルコストが低く抑えるので山麓の町村長もお金の掛からない方式が望ましいとの意見が多数を占めているというのが民設民営に至った経緯のようです。
これまで、全て民間に丸投げで良いのか?費用の算出方法が民設ありきではないのか?途中で処理費用の値上げを要求されるのではないか?1社独占で言いなりにされるのではないか?といった疑問が出され、論理的具体的な返答がないまま現在に至っておりました。
 所管の常任委員会でも様々な議論が行われており、これらの疑問や資料要求に応えることもなく、また町長の決断に至った説明もなく、今回の一般質問での答弁となっております。
運営方式の一定の方向性が示されましたが、様々な疑問に対して丁寧な説明を求め、将来に禍根を残さぬように対処していきたいものです。

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2 コメント

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ゴミ処理 (町民)
2012-06-20 08:53:05
既存の施設が老朽化したのと、周辺町村のごみを受け入れるためには能力がないので他所に新設すると聞いていたのですが勘違いでしたか。
また民営にしたらゴミの固形燃料化も、コストと売り先の問題で採用しない事も自由なのではないのか。ここ何年間の議論と労力が無駄にならなければよいが・・・と考えます。
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Unknown (北の杜)
2012-06-21 08:34:05
 広域ゴミ処理方法の改正は、現在の焼却施設の使用期限を地域住民との協定により平成27年4月から使用できないことに拠ります。施設自体はまだまだ使用可能ですけど、約束を守るためです。
 また、今回の民設民営については、ゴミの固形燃料化をすることが前提で、民間の施設や機械を使い、民間に運営を委託するということです。できた固形燃料の処分も民間に任せることになり、全てを民間に任せることになります。勿論、責任は町にもありますが、施設や機械が委託先のものですから、委託先が倒産したら大変なことになりますね。町のものなら、運営だけを他の方に頼めるんですけどね。
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