北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

町内会合同防災訓練

2009年09月27日 | まちづくり
 九つの町内会で構成されている南央コミュニティの合同防災訓練を行いました。



 9月1日が防災の日で余市町で北海道の防災訓練があったりと9月には様々なところで防災訓練が行われています。町内でも25日にある町内会で防災訓練が行われておりました。
私の住んでいる東陽振興会でも、昨年、初めて防災訓練を行いましたが、今年は隣近所の町内会にも声を掛けて、一緒に防災訓練を行うことになり、その輪が広まり、地域会館を共有している南央コミュニティで主催することになりました。
 午前10時に町の広報車が災害の発生と避難をするように放送をして巡回し、地域会館の隣のさくら公園にそれぞれ避難してもらいました。自宅から出掛けるところから訓練が始まっています。各町内会で点呼が行われ、人数を確認し、災害対策本部長への報告です。
その後、災害本部長である福島町長の挨拶があり、具体的な訓練の始まりです。



 最初の訓練は、初期消火訓練です。まず消火器の使い方を覚えます。
自宅に消火器があっても、なかなか自分で使う機会がありません。今回は水を入れた消火器での訓練でしたが、皆さん、結構上手に操作しておりました。





 次にバケツリレーによる消火作業です。町内会対抗で行いました。
順番が進むにつれて、スピードが増して、目で見て体験することが訓練になるようです。最近は隣近所で連携して行うことが少なくなってきているので、良い経験になったと思います。



 最後に、怪我や負傷者に対する応急処置の訓練です。人形を使っての作業ですが、頭で考えるのと実際の行動とはなかなか一致しないもので、難しい作業のようです。これをとっさの時にできるようになればよいのですが。



 屋外での訓練終了後、会場を屋内の地域会館に移動して、非常食の試食会です。
消防所長の講評を聞きながら、待つこと15分。めったに食べることのない非常食を味わってもらいました。登山やキャンプなどにも使われているようで、けっこう美味しく食べました。お湯だけではなく、水でも食べれるようになるようです。賞味期限が5年ほどあるので、家に少し備蓄しておいてもよさそうです。



 初めての合同の防災訓練でしたが、みなさん、日頃の心構えの大切さを感じてくれたと思います。
また、来年も工夫を凝らしながら行いたいと思いました。

ニセコアンヌプリ

2009年09月23日 | 暮らし
 わが町内会の「敬老の湯けむりの旅」が行われました。
今年は、ニセコアルペンホテルの温泉とサマーゴンドラ、パークゴルフと楽しみいっぱいの温泉の旅です。町内からバスに乗って20分で着いてしまいますが、観光地にセコでの楽しみです。



 天気も秋晴れの快晴で、ゴンドラから見る羊蹄山も雲ひとつない雄姿を見ることができました。
サマーゴンドラは、10月の中ごろまで運行しているようです。往復1,000円ですが、紅葉の頃は、もっと綺麗なんでしょうね。



 ゴンドラで標高820mの終点に着き、パークゴルフをしない方々と1,000m台地まで登ってきました。「小助川翁の鐘」も鳴らしてきました。
スキーで来ることはありましたが、夏もまた良い景色です。



 時間があれば山頂まで行きたいところでしたが、ゴンドラの山頂駅から1時間半ほどかかるようです。五色温泉登山口から登るより時間がかかるようです。でも、ゲレンで側の方が景色が良いようです。
 また日を改めて、町内の同好の方とチャレンジです。

ニセコマラソン

2009年09月20日 | まちづくり
 第27回ニセコマラソンフェスティバルが開催されました。



 距離は3.5k、5k、10k、ハーフの4種類で、更に男女別、年齢別などが組み合わさっています。全道各地(本州からもいたようです)から1,000人を越える数のランナー集まったそうです。
 私たち建築士会後志支部も屋台と応援で参加です。



 さすがに日頃の鍛錬の所為か、元気いっぱいに走っています。最年少が3歳、最高齢が8数歳の方までおりました。
 昨年も参加された新党大地の鈴木宗男党首も健脚を披露しておりました。政治家はこれくらいの馬力がないとやっていけないそうです。



 マラソン終了後行われた、「じゃがいもバンバ競争」にわが建築士会のメンバーも参加し、じゃがいもをひっくり返すといったハプニングを起こしながらも4位(6馬中)の成績を挙げました。



 スポーツの秋、真っ盛りです。

麓彩会展

2009年09月12日 | 楽しみ
小川原脩記念美術館で第51回麓彩会展が開催されていました。



 17人の作品が展示してありました。勿論、地元の小川原脩さん、徳丸滋さんの作品もありました。やっぱり、見慣れているのでお二人の絵は、落ち着いて見れます。
気になったのが、野本醇さんの「静寂の季節2009年」でした。
 ポスターにもなっている小川原脩さんの「フゴッペ変奏曲」1959は、50年前の作品ですが、お酒を飲んで踊っているような楽しそうな絵に見えました。
他の作品の写真は残念ながら紹介(写せません)できません。



 美術館の庭では、「風の中の展覧会Ⅳ」が行われておりました。
こちらは写してもよかったのだろうか?


 美術館の隣のソフトボール球場では、全道大会が行われておりました。



 芸術とスポーツの秋です。

 近いうちに、「味覚の秋」も・・・。



補正予算審査特別委員会

2009年09月10日 | まちづくり
 定例会で提出された補正予算の議案審議が、補正予算審査特別委員会に付託になりました。議長を除く15名の委員で構成されています。
今まで補正予算を委員会に付託したことはありませんでした(この2年半)ので、特別なことであります。
 委員会に付託になった原因は、中学校の耐震工事の実施設計予算についてです。問題は、予算の金額ではなく、昨年から教育委員会で進められていた学校適正配置に関係した一連の流れの整理、確認にあります。
 当初、昭和55年に統合されて2校になった中学校の生徒数が、当時の半分近くに減少し、1学年4クラスであったのが、2校とも1学年2クラスになり、当時の教育環境で考えると1校で十分な体制になるし、先生方も1校に集中することで連携も密になる。クラブ活動も人数が増え、廃部になっていた部活が復活できるといった諸々の状況を検討する学校適正配置審議委員会が組織され、統合の是非を議論しておりました。
また、同時にあった課題が校舎の耐震問題です。両校とも昭和56年以前にできた学校なので、耐震診断を行ったところ耐震に問題有との判定が下されてしまいました。
そこで、耐震改修するなら、学校適正配置審議委員会で1校に統合した方が良いとの答申が出た場合、統合校を決めてその学校の耐震改修工事を行う方向で審議が進んでおりました。そして、4月に答申が出され、1校に統合することを是とした道に進むことになりました。
ところが、国の平成21年補正予算が成立し、公共投資臨時交付金が創設され、この臨時交付金を活用すると補助率の良い交付金で2校とも耐震改修できる道が開かれてしまいました。そこで、統合校を決めるのにPTAや地域住民の理解を得なければならないこともあり、まだ時間がかかるので、その間の生徒の安全を確保するために2校とも耐震改修を行うとの方向転換が行われました。
 学校適正配置審議委員会では、寝耳に水の状態で、適正配置基本計画(案)が決められました。審議会では、中学校の耐震問題もあり、小学校の適正配置の議論を後回しに中学校の適正配置を優先に議論し、1校するとの選択をしていたので、お金優先の議論にさせられてしまった感があります。審議会では、子供たちの教育環境を第一に議論していたこともあり、今回の方向転換に不信を持つ委員の方もおられました。議会も同様です。
 以上の経緯があり、今回の特別委員会に付託され、審議を行っています。

決算審査特別委員会

2009年09月08日 | まちづくり
 H20年度の決算審査特別委員会が終了しました。

 8人の委員により、一般会計と7つの特別会計と水道事業会計の9件について、2日間で審査、質疑、討論、採決を行いました。
 一般会計の歳入の予算額84億1424万円。決算額が68億4790万円で不納欠損額250万円、収入未済額が15億6384万円です。
不納欠損額は住民税や固定資産税などの滞納の繰越分で時効が来てしまったものなどでもう徴収ができくなったものです。昨年より150万円ほど少なくはなっていますが残念です。また、収入未済額は、税金の未納分が1億5210万円、公営住宅の家賃の未納分などが292万円、年度末に国から交付されることになった定額給付金や緊急経済対策費など期間がなくて翌年に繰越すものが10億2136万円ほどの計15億6384万円です。
 歳出の決算額は、65億6195万円で、使わなかった不用額2億2438万円です。結果、歳入-歳出の差引き2億8595万円となっています。
 町の借金である地方債は、昨年より約8億円減って80億5219万円で、毎年着実に減らしてきています。(特別会計を含めると約129億円の借金です)
 各委員より、様々な質問が出されましたが、気になる点としては、昨年末灯油高騰をうけて行われた「福祉灯油」の助成金が予算額と執行額を比較してみると65.2%となっています。単純に比較できませんが、思ったように活用されていないようです。
また、三位一体の改革による税源移譲の影響として、所得税(国税)が減り、その分住民税(地方税)が増えた訳ですが、滞納者の影響で、以前は国税が滞納であっても国からのお金は入ってきますが、住民税となったことで滞納分が入ってこないので、その分実質の収入が減ってしまっているようです。町の徴収力が問われてきます。
 一般会計の決算は、起立採決の結果6対1で認定(承認)されました。反対した1名は、当初予算に反対していた議員で、予算に反対していたので、決算についても反対ということのようです。
 特別会計では、国民健康保険事業特別会計が、歳入歳出差引き額で9645万円の歳出超過(赤字)となっています。原因としては、後期高齢者医療制度が始まり、被保険者数が減り、収入額が減っています。9千万円ほどの減。また、保険給付費が9%ほど増加しています。
しかしながら、滞納を含めた収入未済額が2億2千万円ほどあるので、それらを回収できると赤字分は賄うことができます。健康診断などによる早期発見で医療費の圧縮を図るのも大事ですが、滞納者を減らすことがもっと重要なことです。
国保税の収納率は93.37%で、全道139町村の110番目と不名誉な数字をここ何年も続けていますので、何とか改善していかなければなりません。

 特別会計、水道会計とも賛成多数で認定されました。

第3回定例会 その1

2009年09月04日 | まちづくり
第3回定例会が開会しました。



 9月は、平成20年度の一般会計と特別会計の決算認定が中心となります。この度も例年通り「決算審査特別委員会」が組織され、そこで集中審議されることになりました。委員は全議員の半数の8名が担当することになり、各会派から選出され、私は無会派2名から選出されて委員となり、週明けから取組むことになります。

 また、21年度の一般会計補正予算が2億5500万円ほどの追加の提案がなされました。通常は、本会議の中で審議されるのですが、今回は「補正予算審査特別委員会」が組織され、特別委員会で集中審議することになりました。
これは、中学校の耐震改修設計業務について、当初、中学校の統合も絡めて1校の耐震改修が行われる予定であったのが、2校耐震改修する計画に変更になったことに対する議論を行うことが特別委員会設置の理由です。
小中学校適正配置審議会で1校に統合することが答申されたにもかかわらず、2校耐震改修する計画が提示され、町民説明会の集まりも鈍く、教育委員会に対する不信感もあり、きちんと議論することになりました。
 また、補正予算について、新型インフルエンザ対策に対する対応についての質疑が出されています。

 同日に開催された「会派代表者および無会派会議」に、町長より「教育委員会委員の任期満了に伴う1名の任命」と「固定資産評価委員会委員の任期満了に伴う3名の選任」の提案がありました。

 また、同日に開かれた「議会運営委員会」では、議運の中のワーキンググループにより検討していた議会改革のひとつである「議会広報の改善案」の中間報告が行われました。
昨年の9月に私が提起した改善案を元に議論を行い、議運で承認されましたので、この9月定例会より編集委員を組織して「町民に読みやすい」「町民に分りやすい」「町民に親しみやすい」議会広報つくりが始まります。私も編集委員の一人になりました。言いだしっぺでもあるので、汗をかいていかなければと思っています。

9月1日は防災の日

2009年09月01日 | まちづくり
9月1日は「防災の日」です。
1923年の9月1日に関東大震災が発生し、その日を「防災の日」として、日本各地で防災訓練が行われています。TVでは、麻生首相が防災訓練の指揮を取っておりました。



 北海道では、後志管内の余市町で北海道主催の防災訓練が行われました。
私たち建築士も「震災建築物応急危険度判定訓練」に参加しました。後志支庁管内の建築士が中心でしたが、道内では網走や稚内からも参加していましたし、本州の茨城県や秋田県庁の建築担当の方も参加しておりました。



 応急危険度判定とは、震災の被害を受けた建築物の安全度を調査し、二次災害を起こさないように建築物の危険度を判定する業務です。平成7年の阪神淡路大震災で本格的に出動し、二次災害の防止に多くの建築士が判定士としてボランティアで活動を行っております。その後、新潟、鹿児島、鳥取など大きな地震に見舞われた時に全国から建築士が駆けつけています。



今回は、「防災の日」に因んで応急危険度判定士の資格を持っている建築士を対象にした実地訓練です。
建物に被害状況を示した写真を貼り、その建物の危険度を判定する訓練でした。机上で行うのとはまた違って、本気度が増します。しかし、実際の場面では、危険が伴うので、外からの判定になるので、なかなか難しいだろうなと感じました。



訓練を行うことで実際のときに戸惑わないように身につけておきたいと思いますが、出動しなくて済むようでいたいとも思います。
しかし、最近、地震のニュースが頻繁にあるので心配でもあります。