北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

北海道建築士事務所協会 60周年

2012年06月28日 | まちづくり
 社)北海道建築士事務所協会が創立60周年を向かえ、記念事業が行われました。



 記念式典に先立ち記念講演会が行われました。
講師は建築家の内藤廣東京大学名誉教授で「旭川駅との17年」と題した講演が行われました。



 企画から17年目を向かえ、昨年、駅舎は開業になっていますが、駅前広場の工事はこれからで、完成まで後2年かかるそうです。
内藤さんは、当初から陣頭指揮を執っており、駅舎の構造模型の数々のシュミレーションなどが行われ、現在の透けて見える駅舎になったようです。
また、裏側にある忠別川と一体となった整備が行われるので、川のある駅として北海道の北の都旭川の玄関として人びとを迎え入れてくれます。





 今年の4月に建築士会後志支部の見学会の途中に旭川駅に寄ってきたのですが、もう少しじっくり見学してくればよかったと思いました。
プラットフォームに行くと構造体も見れたのに残念です。また今度の楽しみに残しておきましょう。



 記念式典には、日本建築士事務所協会連合会の三栖邦博連合会長もお祝いに駆けつけていただき、北海道など関連業界の方々から来賓をお招きし、60年という人間で言う還暦を迎えた会を祝うことができました。

 後志支部からも4名の会員が参加いたしました。
 我が支部も今年30周年を迎えますので、記念誌を作り支部のあゆみを振り返りたいと思っております。

H24年 第2回定例会 ④

2012年06月21日 | まちづくり
 第2回定例会、最終日。13件の議案、同意が1件、意見書案が9件、常任委員会報告が1件、継続審議の申込が1件の審議が行われました。
 主だったものを報告いたします。

1)一般会計、国保会計、公共下水道会計、水道会計それぞれの補正予算が可決となりました。
 一般会計は6,845万円の増額。殆どは、4月の人事異動に伴う人件費が各課で変動するので、その組み換えがメインです。
総務費では、北海道庁から医療関係の専門家を町から派遣要請したので、その方の人件費全てが町の負担となっています。是非、成果を挙げてもらいたいものです。
農業体質強化基盤整備促進事業補助金が1,400万円の増額。全額、国の補助金で賄っています。
南6条団地の屋根修繕と煙突撤去・アンテナ移設で約1,000万円。
羊蹄山麓消防組合の消防自動車の更新の町の負担分が854万円。
5月の融雪と大雨の災害復旧費に393万円。
冬期間の大雪による災害調査費用に100万円ほど。
教育委員会関係では、体育館や公民館の照明をLED化に予算がついておりますが、増築される中学校の照明器具は、LEDではないようです。
 公共下水道会計は、国道5号線のR276号との交差点から駅前通りの交差点まで国の事業として、電線の無柱化工事が行なわれるため、それに支障のある町の下水道の排水管の移設は、国の土地を借りている町が自腹で工事をしなければいけないので、580万円増額となりました。当初予算でも工事費用を計上していたのですが、今回、国の工事の仕様がはっきりしたので、それに対応するための追加金額です。
国も少しは援助してくれると良いのですが、土地を借りているので支援はしてくれないそうです。
 国保会計と水道会計は、人事異動による人件費の増減でした。担当者によって給料の金額が変わるためです。仕事の処理能力ではなく、個々の給与の違いによるものです。基本給の差というより扶養手当やこども手当てなど家族構成による違いが大きいようです。

2)住民基本台帳法などの改正に合わせた関係条例の改正です。
 外国人登録法が廃止されて、外国人の方も住民登録をすることになりました。永住者や3ヶ月以上滞在し、住所を有する人などで短期間の旅行者は含まれません。住民票を持つことになるので、他の町に引越す場合には、転出届が必要になります。
印鑑登録は、ローマ字ではなく日本語によるそうです。
また、国民健康保険,介護保険,国民年金,教育,各種手当といった行政サービスも現在も受けているそうですが、より適切に各種行政サービスが提供されるようになるようです。
わが町の場合、冬期間に大勢の外国人の方が滞在されているので、特に関係のある条例の改正で、利便性の向上を図ることだそうです。
7月9日からスタートします。

3)「倶知安町債権管理条例」制定の提案がありました。
これまで下水道の受益者負担金条例や町営住宅管理条例など個別に延滞金や滞納処分が規程されていましたが、それらを一本化にする条例です。
滞納の回収や差押えといった金銭に絡むことがあるので、議会としても精査するべきであるので、総務常任委員会に付託となりました。

4)児童デイサービスセンター設置管理条例が廃止され発達支援センター設置管理条例が新たに制定されました。
国の障がい者自立支援法や児童福祉法の改正によるものです。障がい児の支援を障がい者自立支援法から児童福祉法に一元化したことによります。

5)倶知安中学校の増築・改築工事の入札が終わり、5千万円以上の工事のため、議会の承認が行われました。
中学校の統合のため、来年の3月完成を目指します。

6)公共下水道週末処理場の脱臭施設の機械設備更新工事の契約に関しても、5千万円以上のため、議会の承認が行われました。

7)監査委員さんの任期満了のため、町長より菅さんの再任の同意が求められ、同意されました。4年任期なので、今回で3期目となります。
菅さんがどうのというわけでは決してありませんが、監査委員に専門の会計士さんや経済の専門家を加えるといったことも検討してもいいのではと思います。

8)「原子力発電所の安全対策に関する意見書」他計9件の意見書が関係機関に出されることになりました。
毎度、首相や大臣や国などに○○して欲しいと意見書を提出しているけど、受け取った相手がどの様に対応してくれているのか、調べてもらいたいものです。
全国各地から様々な意見書が提出されている訳で、その数は膨大なものだろうと思います。それらが、幾らかでも国政に反映されいるのだろうか。とても心許ないような気がします。

9)総務常任委員会で調査を行っていた「行政報告について」の調査報告が行われました。
 わが町では、不定期に特別な案件などに関して、町長や教育長から行政報告が行われておりましたが、通常の行政執行の事務処理状況についての定期的な行政報告は行われておりませんでした。
前期から提案していたのですが、この度総務常任委員会で正式に調査活動を行い、年4回行われる定例会の初日に四半期毎の事務事業の執行状況の報告を行うように要請いたしました。
これまでは、一般質問や直接担当課に問い合わせないと、事業の推移などを知ることができませんでした。決算審査の際に1年分の執行概要を知るといった状態で、とてもタイムリーな審査ができないでおりました。終わってしまってから聞いても、後の祭りといったことが慣例として行われておりました。
情報公開や情報の共有といった面でも後手に廻っておりました。
これからは、行政執行状況を確認することができるので、行政と町民との協働が多少でも前進することが期待できると思います。
9月から早速、試みてもらうことを切望いたします。


 長文になりましたが、6月定例会が終了しました。

 終了後、早速、広報編集会議を行い、次の「議会だより」の準備にもかかっております。

食品の放射能検査

2012年06月20日 | まちづくり
 役場で6月から食材の放射性物質の検査が行われています。



 昨年の6月定例議会での一般質問で学校給食の食材の産地の公表と放射線量の摘出調査をお願いしておりました。
当初は、地元産や北海道産をメインに使うことや市場に出回っているものは、政府で監視しているので安全だとしておりましたが、昨年の11月から学校給食の食材の産地を公表してくれるようになりました。
また、放射性物質検査機器を国からの貸与申請を申込んでいたのですが、落選したため12月に補正予算を組み、3月に自前で購入してくれました。
その検査機器が6月から正式に稼働を始めました。町民の方も無料で検査をしてくれることになり、住民課生活安全係が窓口になっております。
町の広報誌に案内が掲載されましたが、20日間で2件の依頼しかなかったようです。まだまだ、周知不足のようです。



 学校給食や保育所の給食用食材も検査の対象になっていますが、今の所、一度も検査していないとのことでした。
何故!?
担当課で調べてみると、検査実施要領が定めてあり、検査の対象となるものは、国が放射性物質の検査対象としている1都16県(福島・茨城・栃木・群馬・千葉・神奈川・宮城・岩手・青森・秋田・新潟・長野・埼玉・山梨・静岡・東京)で生産された食物等に限られており、それ以外の産地のものは対象外にされておりました。
つまり、現在のところ、地元や道内、更に対象県以外の食材を使っているので安全だということでした。高い買い物をしたのに、使わないというのは、なんともお役所的な対応です。(役所でやっていることなので当然だけど)
市民感覚じゃ、ありえない発想です。機械があるし。申込が殺到しているわけではないので、調べてみればいいのにと思うのです。
検討してみるとのことですが、安心するために検査をするのだから、是非、行ってもらいたいものです。

H24年 第2回定例会 ③

2012年06月19日 | まちづくり
 昨日の一般質問において、福島町長は「平成27年度からの広域ゴミ処理の運営方式を民設民営で行いたい。」と答弁しました。
これまで、処理方法は固形燃料化を行い、倶知安町で処理を行うことまでは、昨年の春までに山麓協議会で決定されておりましたが、その運営方法について、公設公営、公設民営、民設民営の3つの方式で検討しておりましたが、結論が出ておりませんでした。
 民設民営方式で行うと既存の施設を使用するので、公設と比較して施設の建設費用が掛からない分トータルコストが低く抑えるので山麓の町村長もお金の掛からない方式が望ましいとの意見が多数を占めているというのが民設民営に至った経緯のようです。
これまで、全て民間に丸投げで良いのか?費用の算出方法が民設ありきではないのか?途中で処理費用の値上げを要求されるのではないか?1社独占で言いなりにされるのではないか?といった疑問が出され、論理的具体的な返答がないまま現在に至っておりました。
 所管の常任委員会でも様々な議論が行われており、これらの疑問や資料要求に応えることもなく、また町長の決断に至った説明もなく、今回の一般質問での答弁となっております。
運営方式の一定の方向性が示されましたが、様々な疑問に対して丁寧な説明を求め、将来に禍根を残さぬように対処していきたいものです。

H24年 第2回定例会 ②

2012年06月18日 | まちづくり
 第2回定例会が再開し、今日から3日間、一般質問が行われます。

今回は、2番目の一般質問となりましたので、質問と答弁をまとめてみました。

■ 観光だけではなく、町の魅力ある資源をどのように活かしますか?

 純然たる観光行政については、別の機会にして、周知の通り、観光の町である本町には、
ヒラフエリアへの外国人観光客を中心に多くの方が訪れていますが、スポーツ大会や各種
イベントなど様々な催し物が本町の施設を会場にして行われ、観光を主目的としていない
方々も大勢来町されております。
最近の例であれば、6/2・3日に倶知安青年会議所主管の道南エリアスポーツ大会が本
町を会場にして行われておりました。(100を超える家族が参加)また、6/8~11日
にかけて「第34回東日本軟式野球大会」が北海道で開催され、後志管内を主会場として、
本町の町営球場も会場として利用されておりました。
さらに、高体連全道大会の予選会であったり、高校や大学のスポーツ合宿や文化イベント
などにも町内の公共施設や宿泊施設を利用していただいており、食料品店や飲食店、お弁
当屋さんなど様々な方面での経済的な恩恵もあろうかと思います。
しかし、このような動きが関係者にしか広まっておらず、多くの町民にはあまり知られて
おらず、町としての歓迎や盛り上がりといった面では、いまひとつのような感じがします。
そこで、質問ですが、
1)来町者による経済的波及効果の実態並びに各産業の係りや連携はどのようになってお
  りますか。
2)町民の利用を優先とした上での各種大会や合宿誘致の可能性はどうでしょうか。
3)来町者に対するホスピタリティは表現されておりますか。
以上のことについて、ご答弁をお願いいたします。
また、それらを踏まえながら、観光という視点だけではなく、相乗的に本町の資源を活性
することに対する町長の見解をお聞かせ下さい。

○町長の答弁
・経済的な波及効果の実態までは調査したことはない。スタッフの人員も限られているが、
 できる範囲で調査してみたい。
・観光誘致や移住誘致の活動は、東京や大阪で行っている。イベントの誘致は特別に行っ
 てはいない。町への問合せに親切に対応することで、イベントなどのきっかけを逃さな
 いようにしていきたい。また、皆さんからも情報提供をお願いしたい。
・歓迎幕やステッカーなど駅前や主だった所に掲示するように気を配って行きたい。

        (町長の答弁は、再質問、再々質問の答弁も合わせて、まとめています)


■ 公文書管理は万全ですか?
 平成21年6月に「公文書管理に関する法律」(公文書管理法)が成立し、昨年の4月
1日より施行になっております。
国や独立行政法人等の活動記録を公文書として残し、国民が利用できるように記録・保存
し、現在及び未来の国民に説明できるようにしておきましょう、といった法律です。
この法律は、情報公開と連携して、国民の知る権利を担保するものです。
公文書管理法の第34 条には「地方公共団体は、この法律の趣旨に則り、その保有する文書
の適正な管理に関して必要な施策を策定し、及びこれを実施するよう努めなければならない
。」となっております。
本町においては、「倶知安町文書管理規程」(平成11年4月訓令、平成23年9月改定)により
わが町の公文書の扱いが規定されております。
1)文書作成において、事案の経緯に関する文書の作成は当然含まれていると思いますが、
  第9条(行政機関として意思決定を要する文書については、回議書用紙により起案しな
  ければならない。回議書には、案文の前に起案の理由を簡明に記し、関係法規その他参
  考となる書類を添付しなければならない。)では分りにくいようです。
  「活動記録」のような、議事録的なものが含まれているかが、不明のように感じます。

2)文書の保存期間の仕分けの基準が不明確のようです。
  (別表第2)文書分類基準
     1.永年保存するもの(重要なもの)
     2.10年保存するもの(比較的重要なもの)
     3.5年保存するもの(比較的簡易なもの)
     4.3年保存するもの(簡易なもの)
     5.1年保存するもの(特に簡易なもの)
   「重要なものと」「比較的重要なもの」の違いは何か?
3)文書を保存する書庫の状態は万全でしょうか。
公文書管理法との関係性も合わせてお聞かせ下さい。
また、公文書管理の意義についても、町長並びに教育長のご見解をお聞かせ下さい。

○町長・教育長の答弁
・9条は回覧による決済の進め方であるが、意志決定の経緯なども記録している。
・毎年、保存されている文書の廃棄や見直しを行っている中で重要性を判断している。
 決済は総務課長である。
・湿気、温度管理は万全といえないが庁舎内のロッカーで保存しており、廃棄と新規とで
 バランスが取れているが、いずれ満杯になれば、他の施設等も検討していきたい。
・他の動向なども参考に有効に検討していきたい。
・教育委員会も町の規程に準じて対処している。


■ 子供たちに安全な道路になっていますか?
 4月23日、京都府亀岡市で小学生の児童ら10人が死傷した無免許運転による事故。
(18才、居眠り)4月27日には、千葉県館山市でバスを待っていた児童の列に軽自動車
が突っ込み、小学1年生が死亡。(20才、仕事のことを考え、ぼんやり)同じ日、愛知
県岡崎市の信号機のない横断歩道を渡っていた集団登校中の児童の列に軽ワゴン車が突
っ込み重傷を負った。(24才、ボーっとしていた)
つい最近の例ですが、毎年、小学生の通学途中の交通事故の痛ましいニュースが報道さ
れる度に居た堪れない気持ちにさせられます。殆どが、運転者の不注意に拠るものです
が、未然に防ぐことはできないものでしょうか。
幹線道路ではない通学路を通勤時間帯の近道や抜け道としてスピードオーバーの車を目
撃します。幸い、本町では不幸な事故は起きていませんが、危険と隣り合わせであるこ
とには違いありません。
そこで、本町における通学路の交通安全確保について、お聞きいたします。
1)4月27日に「学校の通学路の安全に関する文部科学大臣緊急メッセージ」が文科省
  の平野博文大臣より出されております。そして、5月30日には、各都道府県に対
  して「通学路の交通安全の確保の徹底について」の通知が出され、通学路の安全点
  検や安全確保についての要請が行われております。そこで、通学路における緊急合
  同点検等の実施は、どのように対応されていますか。
2)第9次倶知安町安全計画(平成23~27年度)が、倶知安町交通安全対策会議におい
  て、策定されております。そこで、本町における交通安全業務計画の実施状況、特
  に道路環境整備における通学路等の歩道整備はどのように進められていますか。現
  在、北7条東歩道造成事業が進められていますが、他はどうでしょうか。
3)昭和47年(1972年、40年前)4月10日、通称高校通り(西大通)がスクールゾー
  ンに指定され、20km制限が掛かったそうです。現在は、7:30~9:00、
  12:00~15:00の間「自転車及び歩行者専用道路」となっており、30km制限のようです。
  4つの小学校の周辺道路にスクールゾーンの掲示がされておりますが、
  スクールゾーンの設置基準については、要綱等で示されていますか。
  学校によって違いがあるように感じます。
4)町道の「通り抜け車両」の交通規制対策はどのように実施していますか。

以上について、町長並びに教育長にお聞きいたします。

○町長・教育長の答弁
・通学路における緊急合同点検等の要請は、まだ来ていないが、来る予定になっている。
・歩道整備は、時間が掛かっているが、年次的に進めてきている。
・スクールゾーンの設置基準はないが、現地を確認し担当者とも検討して行きたい。
・通り抜け道などは、交通指導員・PTA・町内会などで交通指導を行っている。


答弁については、私のメモによる暫定的なものです。
歩道やスクールゾーンについては、スクールゾーンの表示がされていても、歩道がない
ところがあったりと安全性に不安のあるところもあるので、私が調べた資料を提出し、
その実態を把握してもらって、前向きに動いてもらうようにしていきたいと思います。




羊蹄山 山開き

2012年06月09日 | まちづくり
「羊蹄山登山者安全祈願祭・遭難者慰霊祭」が半月湖の駐車場で執り行なわれました。





昨年、建立された慰霊碑には、
「羊蹄と共に眠る御霊よ安らかに 羊蹄と共に生きる我ら​に明日の力を願いをこめて」
羊蹄で不幸にも遭難された多​くの方々の霊を慰め、今年の登山者の安全を祈願しました​。





来賓の皆さんのテープカットで「羊蹄山ひらふ登山コース開き・半月湖開き」も滞りなくすみました。

今年は、山頂にある避難小屋の新築工事も行なわれます。
現在の小屋が、長年の風雪に耐えかねず、崩壊寸前ということもあり
数年前より、検討がされておりました。
新避難小屋の広さは、現在の半分ほどになりますが、
登山者の安全を守ってくれるだけでもありがたいですね。



山開きの後、振舞われた名物の「金剛力鍋」

地域医療議員連盟 新院長さんと懇談

2012年06月07日 | まちづくり
 地域医療を育てる議員連盟で倶知安厚生病院の新院長先生​のお話を聞きました。



 4月に院長に就任されてまだ2ヶ月​少々ですが、患者さんも少しずつ増えてきているそうです​。
課題は、医師不足に尽きますが、固定医の確保に力を注ぐとのことで町も議会も共に力を​合わせて行きたいと思います。
ここ3年ほど、赤字補助を行っていますが、なかなか赤字が改善されませんが、地域になくてはならない病院でもありま
すので、誰が悪いということではなく、皆で支えていかなければ、先は見えません。
住民の皆さんにも、理解してもらうように、先生方との交​流の場も作りながら、地域の医療を何とかしていかなければと
いつも思っています。

自衛隊協力会

2012年06月06日 | まちづくり
 倶知安町自衛隊協力会の総会がありました。



 倶知安町には、自衛隊倶知安駐屯地があり、自衛隊の町でもあります。
多くの自衛隊員の方が退官後も町に残って、町民として暮しております。
こんなこともあり、経済界など様々な団体や町民による協力会を組織して駐屯地や隊員さんを支援しています。

 総会終了後、陸上自衛隊北部方面総監をお迎えして、講演会が行われました。
「自衛隊の不易流行」と題した講話で、この度、初めての企画だということです。



 自衛隊に対する世論調査が定期的に行われており、自衛隊に対して関心がある人が約70%で、良い印象を持っ
ている人が91.7%。
年々、評価が上がっているそうで、今回は、3.11の自衛隊の活動を多くの人が評価した結果と考えているそうです。
また、自衛隊が信頼できる存在か否かについて、切る分らないと答えた人が8%もいるそうで、民主国家で自国を守
る者対して、良いか悪い科の判断ができない人がいるのは日本くらいだそうです。
 また、総監は隊員に対して、国家公務員として自衛隊の意義として、命をかけて国や国民を守る仕事をする存在で
あると教えているとのことでした。
いつ何時、出動があるかもしれないので、健康であること。虫歯の治療は済ませておくこと。ロッカーは何時もきれ
いにしておく。家族宛の手紙を書いておく。家族の記念日には、家族サービスをしておく。これら5つことを何時も
心がけるよう指導しているとのことでした。

 講話を聴き、隊員さんの心構えを改めて認識しました。言われるまでもなく、国民や国を守るということは命がけ
だということです。