第2回定例会の再開です。
今日から2日間13名の議員による一般質問が始まります。
各議員の質問の内容は、議会のホームページに掲載されています。
http://www.town.kutchan.hokkaido.jp/mpsdata/web/3309/shisumon1006.pdf
今回、トップバッターとして質問に立ちました。
順番は、定例化毎に会派が順送りで持ち回りしていますので、
1年半に1回は廻ってきます。
議会運営委員会では、一般質問の内容についての調整を行なっていないので、
同じ件名や内容の質問が重なることがあります。
そんな時は、順番が早い方が新鮮味があります。
今回の質問の検証をして見ます。
1.「文化福祉センター」の耐震診断の結果と対応について。
・3月末に診断結果がでているはずですが、担当の厚生文教委員会でも
まだ、結果についての報告が無かったので、質問してみました。
・管理棟が昭和49年、オーディトリアム棟が昭和53年竣工の鉄筋コンクリート造
の建物で耐震診断のひとつの目安である昭和56年以前の建物で、避難施設にも
指定されているので判定結果が注目されていました。
・判定の基準として、Iso値=0.675が基準とされており、オーディトリアム棟は
最低値が0.73であり耐震性に問題はないとの判定でありました。
が、管理棟については、東西方向が1・2・3階それそれ基準値を下回っており、
補強が必要であるとの診断結果となりました。
・この結果を受け、教育長は、耐震補強に向けて今年度補強設計を行い、次年度補強工事を
行いと表明しました。ただ、財源処置の問題があるので、町長とも蜜に協議を行なっていきたいと答弁してくれました。
・財源処置については、町長によくお願いしました。
・町長からは、外の公共施設について、16の施設が問題ありそうである(昭和56年以前に竣工)が、
昨年耐震改修促進計画を策定しているが、実施計画までにいたっていないので、
今後、財政的な検討とともに検討していきたいとの答弁でした。
・後志地方は、普段から地震の少ないところであるので、緊迫感が少ないようであるけど、
災害時の避難施設の耐震性能をつかまえていないと咄嗟の時に対応できないし、
災害はいつ何時起こるか分からないので、危機意識を持って取組んでもらいたいものです。
・特に町の心臓部でもある役場庁舎は、昭和40年竣工と年季のいった施設だけど、
国の補助制度がないのでどこの町村も後回しにしているけど、事故の起きない内に
対処してもらいたいものです。
2.4月からスタートした住宅改修事業の推進について
・6/10現在で、一般リフォームが40件、バリアフリー改修4件、耐震改修0件で
1000万円の予算に対して780万円ほどの補助内定金額になっている。
・補助対象工事の全体として7740万円ほどであるので、約1割ほどの補助金額
(工事費の2割、最大20万円の補助)であるが経済的効果を産んでいるといえる。
・当町の規模であれば80件ほどのリフォーム需要があるといわれているので、
補助金額1600万円と考えると、後600万円ほど補正予算を検討している。
・2年ほど前より議会の経済建設委員会でリフォーム助成の条例制定を呼びかけて、
今年の4月よリ要綱ではあるが、リフォーム助成が始まり、国の住宅エコポイントとも
相乗的な動きを見せている。
・リフォーム助成の条件は、倶知安町の住民であり、倶知安町の業者による工事が対象とされている。
・これまで札幌の業者などが行なっていた改修工事。町内業者で行なうことは、
業者の保護ばかりではなく、従業員である町民の雇用確保にもつながっている。
・グローバルな経済・社会に逆行しているかもしれないが、田舎の町が存続するには、
住民が勤める雇用の場の確保であり、地場で買い物をする地元でお金が廻ることではないか。
・ネットの方が安いからといって外にお金が流れてしまうと、仕舞いには自分のところにも
お金が廻ってこなくなり、地域が存続できなくなる。
3.凸凹道路の改良工事、優先順位を公開できないのだりうか?
・道路改良の必要な道路。郊外14路線6km工事費約1.7億円、
市街地29路線10km工事費約9.7億円が検討されている。
・毎年、再検討を行ないながら少しずつ改良工事を行なっている。
・なかなか先の見通しがつかない。
・優先順位を決めると、それに縛られて、緊急度に合せられなくなる。
・お金がないのは分かっているのだから、自分のところが何時ごろになるか
ぐらいの情報は伝えても良いのではないか。
・情報公開しない方が変なプレッシャーを受けることにならないか。
4.「ひらふ坂」のロードヒーティング計画の内容は?
・道々なので北海道の計画であるが、今年度実施設計で23年から3年間で
歩道の設置やロードヒーティングや防犯灯の設置が計画されており、
電線の地中化も検討されている。
・受益者負担は、地先ばかりではなく、地域あるいは観光者など広く薄い負負担(観光協力金税)などの
対応は考えられないのか?
・町内会費、防犯灯の電気代、ロドヒーティングの電気代など窓口の一本化により、
外国事業者の理解を得やすい仕組みづくりが必要と思うがどうだろうか?
・あまり質問趣旨を理解してもらえなかった。
5.倶知安厚生病院を核とした地域医療は大丈夫か。
・最近、余市や岩内の地域の病院が周辺町村に赤字への支援を行なっている。
・昨年、羊蹄山麓で1.2億円の支援をしたが、今年は大丈夫?
・国の公的病院に対する財政措置は今後も活用できるのか?
・医師が辞職しているようだけど、医師の確保は大丈夫か?
・もう、病院や地域での力で財政支援や医師確保問題への対応はできないのではないか。
・少ない医師に対して、24時間365日の医療体制は、限界に来ているのではないか。
・医師も普通の人間。寝る時間や休む時間も必要。
人数も少ないんだから、年中無休体制はあきらめる理解も必要ではないか。
・医師が居なくなれば、救急医療どころでなく、日常の医療体制も崩壊してしまう。
・医師にいてももらう体制作りや環境作りに、住民も理解・協力が必要ではないか。
・病院の決算は6月過ぎないとわからないので、分かり次第特別委員会に報告する。
今のところ、金銭的な要請は来ていない。
・2月に羊蹄山麓町村で医療機能協議会が設置され、3ヶ月毎に幹事会を開き対応していく予定。
詳細については、9月発行の議会だよりをご一読下さい。
追伸:議会だより、一月早く発行したい。議会会議録のHPへのUPを行ないたい。
といったことも議会内に訴えていきたい。