北の杜

ニセコ・羊蹄山麓に暮らす一級建築士の奮闘記

名誉町民

2008年07月31日 | まちづくり
30日「宮下雄一郎さんの名誉町民を祝う会」が、第一会館で行われました。



4人目の名誉町民だそうです。
昭和21年、役場に勤めて30年、助役として8年、町長として3期12年。合計50年、町に奉仕したことになります。半世紀です。

宮下さんの「その時、その場で、その事に全力を尽くす」「その時がチャンス」といった言葉を聴くと、実直で誠実な人柄があふれ出ております。
常に町のために働いてきた方です。



終宴に当り、ステージに宮下元町長夫妻、伊藤前町長、福島町長の揃い踏みです。

夏の景観色WS

2008年07月30日 | まちづくり
第3回ひらふ地域景観色ワークショップ「夏の景観色」がニセコ高原センターで行われました。



今回は、午前と午後の2部構成です。
午前は、「親子でひらふの色探し」です。
幼稚園から上の子供さんと親御さんとで、ひらふ地域の色探しです。
午前中は、残念ながら参加できませんでしたが、
午後の部の「ひらふの個性を磨く色使いを考えるワークショップ」に参加しました。



染谷デザインオフィスの染谷先生による「環境と色彩計画」は、専門的な内容でしたが、面白かったですよ。
色彩計画の流れとして、地域の色彩調査や分析を行い基調になる色を探し出し、色彩プランを作っていくので、地域を知ることが重要のようです。
風土によっても色に違いがあり、北海道は「青みのある色」が綺麗に映えてあうようです。湿度が低いと弱い色でも色が出やすいそうです。

ヒラフの景観地区指定による色規制ですが、結構幅があり自由度があるそうです。
でも、外に出て建物の気に入った色のサンプリングを皆で行いましたが、結構、規制にひっかかているようです。ただ、サンプルのとり方(色取り)が難しく、素材や材質、影などによって見本帳と合わせるのは大変でした。
この辺は、専門家に調査してもらった方が良いかもしれません。

建物の色彩についてのグループ討議も予定されておりましたが、時間がなくまとめまではいけませんでした。サンプルの色もまちまちで、地域の色を見つけるには、もう少し時間が掛かりそうです。

ラジオ体操

2008年07月30日 | まちづくり
学校が夏休みに入り、町内でラジオ体操が始まりました。



町内会にある「そよ風広場」で行います。
今朝は、天気もよくニセコアンヌプリも雲ひとつなく、清々しい朝です。
これが、北海道の夏ですね。

私は、3日遅れの今朝からの参加です。
今年は、小学校の高学年の子供たちがリーダーとなって行っていました。
大人たちも子供たちに混ざって、健康づくりです。

夏祭り

2008年07月29日 | 暮らし
倶知安神社の例大祭の最終日。
お御輿や奴さんの行列が来ました。



咄嗟のことで後姿の写真になってしまいました。
ジャズフェスタが終わり、例大祭が来ると夏本番です。
8月の第一日曜日(今週末)には「倶知安じゃが祭り」が行われ、お盆明けに「真夏の銀座雪ダルマ」と暑い夏のイベントが続きます。



倶知安青年会議所(JC)のメンバーも出ずっぱりで、町を盛り上げます。
若い彼らの活躍が、明日の倶知安の源です。大いに頑張ってもらいたいものです。



ドン尻は祭典の氏子の代表(手を振っているのは同僚議員の阿部さん)と宮司さん。



市民と議員との条例づくり交流会議2008 no2

2008年07月27日 | まちづくり
市民と議員との条例づくり交流会議2008の2日目。



今日は、3っの分科会に分かれての会議です。
私は、第1分科会「市民と議員の政策づくり-再検証!市民と議員の政策づくりを支える仕組み」に参加しました。9時半から16時半までの長丁場です。

午前は、4人のシンクタンクの方の現状の紹介です。自民党と民主党それぞれを相手にしているプロのシンクタンクの方とNPOや市民活動のシンクタンクの現状です。
田舎のものにとっては、無縁の世界のようで、扱う政策も全然違いそうです。
しかし、田舎の議員が数人集まって行っているので、専門の政策集団とコンタクトを取れると、議員提案や予算・決算なんかもスムーズに取り組めるのかもしれない・・・。

午後に入り、現場からの報告として、2人の地方議員さんから条例提案の話です。



昨晩、お話した白馬村の議員さんが発表してくれました。ビックリです。
お二人の条例提案事例ですが、資料に条文が載っていたのですが、いずれも成立できなかたというので、ちょっと残念でした。
その後、コメンテーターや参加者との「市民と議会をどうつなぐか」をテーマに徹底討論です。政令指定都市の話や市民運動の話が多く、田舎の町村のものにとっては、あまり参考にはならなかった。
わが町のことを若干説明しながら質問を行いましたが、発表者ではないので時間もなくあまり上手く説明できず、質問もテーマが違ったのであまり噛合わなかったようでした。残念。

運営の饗庭さんにご挨拶をしたところ。専門が都市計画なので11月の札幌での学会の後、来町になられるかもしれないとのこと。そのときに、ゆっくり話ができればと思っています。

かんだ やぶそば

2008年07月26日 | 楽しみ
市民と議員の条例づくり交流会2008が、御茶ノ水で開催されたので、お昼に「やぶそば」に行ってきました。



明治13年(1880年)創業の蕎麦屋さんで東京のビル街に囲まれた中に別世界があるような感じです。オープンの20分前に着いてしまったのですが、既に20人近いお客さんが待合室におりました。



歌のような声が聞こえるのですが、よく聞くと、お客さんの注文を歌のように伝えているようです。



せいろと天たねを注文。
緑っぽい麺、海老をかき揚にしたてんぷら。
会議がなければ、日本酒を一杯いきたいところでした。
庭を見ながらリッチなひと時です。

市民と議員の条例づくり交流会議2008 no1

2008年07月26日 | まちづくり
市民と議員の条例づくり交流会議2008に参加しました。



夏の東京は30数℃、蒸し蒸しと暑い。
初日は、我が母校の駿河台キャンパスのアカデミーコモンホール。立派です。

 「議会改革はいま-市民自治体をめざして」をテーマに、全体会議です。
市民と議員の条例づくり交流会議と朝日新聞社で行った全国自治体議会の運営に関する実態調査の報告がありました。コメンテーターは、朝日新聞の菅沼氏。
 7月1日に札幌コンベンションセンターで行われた全道町村議員研修会での講演と同じ内容でしたが、今回の方が元締めで、報告も大学の教授なのでより具体的な分析が行われました。
議会改革に取り組んでいる議会は、まだ44%で、議会基本条例への取組みもまだ始まったばかりであるそうです。わが町に至っては、まだその一歩も歩みだしていないのが現状です。議員提案による条例制定も7%台で、町村にあっては2%で殆どが条例制定の経験がないとのことです。条例に関しては、わが町は一歩先んじたようです。議会の公開や説明なども、まだまだのようで、議員の議案に対する参否の公開も殆どが行っておらず、賛成多数といった報告で、各議員が議会でどのような判断を行っているのか市民が知ることができないようです。我が町も同じです。

 島根県の町議会議員さんと三重県議会議員さんより「議会基本条例」制定の報告があり、議会の公開性や市民との協働に対する意気込みをぐっと感じました。議会活動に自信溢れているように見えました。島根県の邑南町の議会基本条例には「議員は町民によって選挙された公務員である。従って全体の奉仕者であって一部の奉仕者でないことを自覚して活動をしなければならない。」とあります。全てがここから出発しています。
町民に対する公開や説明責任。町長との一問一答。議員間の議論の充実など栗山町から始まった改革の動きが確実に進んでいます。地方分権に必要なことで住民はもとより議会の活性化が地方主権に押し進めて行くのだろうと思います。

 大森彌東大名誉教授による議会議員の新たな位置づけの話は、興味深く聞きました。6月11日に地方自治法の一部改正が行われ、議員活動の範囲が明確化され、議員の報酬も他の行政委員会の委員と切り離した「議員報酬」と位置づけられたそうです。大森名誉教授は、「地方歳費」を主張していたそうですが、一歩前進と評価しておりました。これらのことは、より積極的に議員活動を展開することを意味しており、地方議会の重要性が言われていることと自覚しなければなりません。

 大いに刺激を受けた全体会議でした。
 会議後の交流会では、白馬村の渡辺議員さんから、1ヶ月前にわが町に視察に行ったと聞き、ビックリ。世の中狭いなーと感じました。白馬村もニセコと同様にオーストラリアからの事業者が進出してきているそうです。
 また、グリーンシード21のメンバー、江別市の林かつき議員も同僚2人と参加しておりました。

費用弁償

2008年07月21日 | まちづくり
 北海道新聞の朝刊に、地方議会の費用弁償についての記事が1面トップに載っていました。
費用弁償の日当の支給を行っている町村は、北海道の180の市町村の中でわが倶知安町はじめ8市町村があるそうです。後志管内では、岩内町・共和町の3町だそうで、他に江差、浦河、剣淵、幌延、江別市の8市町村で、他の172の議会は廃止しているそうです。
そう書かれると、肩身が狭い感じがします。
 わが町では、1000円が基本で町外の陳情などは倍の2000円になっています。
昨年(H19.5~H20.3)、私に支給された費用弁済の総金額は、105,300円になります。内訳は、定例会や臨時議会で32,000円、常任委員会17,000円、特別委員会8,000円、総務常任委員会員外9,000円、都市計画審議会23,400円、奨学金選考委員会3,900円、札幌他の町外出張12,000円となっていました。
日数でいうと77日間、議会や陳情に出席していたことになります。
昨年は、条例制定の関係で総務や都計審議会が予定外でしたので、通常では8万円ぐらいなのでしょうか。議員によって、所属している委員会の数や会議の回数に差がありますが、H18年度の決算書では、議会全体の費用弁済費の総額が103万円となっております(19年度のはまだ公表されていません)。
 議員報酬(173,000円)を毎月頂いているので、費用弁済は不要でないかという議論もあります。因みに、昨年5月から3月までの報酬の支給額は、2,364,910円で共済費や所得税、委員会費などを差引いた手取りの総額は、1,737,702円でした。議員になる前の約1/3程度の収入でしょうか。他に職を持つ兼業であり、既に子供たちも自立しているので、何とかなっていますが、30代・40代で食べ盛りの子供がいると議員報酬だけではやっていけないように思います。
 まあ、議員報酬は別として、費用弁済については考えなければならないだろうと思います。日当として支給しているのであれば、月々報酬を頂いているので、費用弁済を中止にしても問題はないでしょう。例えば、現在、月の報酬から6,000円を緊急的に削減して、財政圧縮の一助としていますが、費用弁済をやめて、その代わり6,000円のカットを止める手もあります。これだと、削減額は少なくなりますが、他の議員の理解も得られやすいかもしれません。
 まあ、費用弁済支給の根拠の妥当性がないなら、止めるしかないかもしれません。
 尚、わが議会には、政務調査費の支給がないので、議会や行政に関する資料などは自腹であります。

 今の風潮として、議員定数の削減、議員報酬の削減が美徳のように言われていますが、本当にそうなのでしょうか。定数が少ないと組織票を持っている人が議員になりやすいし、報酬が少なければ、若くて志がある人よりは、お金に不自由しない人や時間に余裕のある人が議員になりやすいといったこともあります。志があり、年代のバランスが取れた人たちが議員になってもらいたいと思うのですが、いかがでしょうか。
自分達のことを自分で決めるのは、大変なことですが、将来を見据えた議論や決意が必要だと思うのです。

大規模開発

2008年07月18日 | まちづくり
 グランヒルスキー場のあるニセコヒラフの大沢川沿い地区に計画されていた大規模なコンドミニアムとホテル開発事業者のひとつであるゼファーが民事再生手続きを開始したとの報道がなされました。
これで議会を二分していた動きに歯止めが掛かるかもしれません。



 昨年からのニセコヒラフの景観問題を整理しておきます。(まだ総括はできないと思いますので)

 H18年、地価上昇日本一となったニセコヒラフ地区のコンドミニアムなどの開発に景観を守る一定のルールを作ろうと地域住民や事業者が一緒になって「倶知安町の美しい風景を守り育てる要綱」(H18.2、H4年施行の全面改正)を作りました。景観協定を結んだ地区では、ルールを守りながら建設が進められていましたが、地権者などがたくさんいて不在地主の多いところでは、景観協定が結ばれずに要綱を運用できずにいました。それでは地域全体としてバランスの取れた開発ができないので、行政として法的な手続きによるルール作りに着手したのが、H19年になってからです。
 山田や花園など12の地区を準都市計画地域に指定し、更に景観法による景観地区指定を行い、地域内の建物に形態意匠の基準を設け、景観に配慮した地域づくりを行っていこうということです。準都市では、建ぺい率や容積率の制限が行われ、景観地区指定では、建物の高さや色使いの制限が行われ、大規模の建物の建設が不可能になります。これらの基準は、H20年施行を目指して、役場での作業が始まりました。
 その頃、日本の不動産会社による大規模な開発計画が進行しており、法整備前に開発を着手する動きがあり、景観要綱を作ってきた地域住民や事業者の開発反対の声が町長や議会に寄せられました。町長としては、現在進めている準都市の指定や景観地区指定で対応する姿勢でしたが、議会としては、地域住民の声を汲んで現在ある景観要綱を景観条例に格上げして、法ができるまでの隙間防止のための条例化を町長に提案しましたが、あくまでも法による手続きに拠るとの姿勢でした。
 それでは、住民の声を無視することになるし、法規制の前に開発が進められては、折角のルールも誰も守らなくなってしまいます。また、行政が進めている法規制は、議会の議決を経なくてよいので、町民の代表である議会の意思、町として景観を守るという意思として景観条例を先に作るべく私と森下議員の2人で議員提案という形で「倶知安町の美しい風景を守り育てる条例(景観条例)」制定の提案を行いました。
 役場が法規制のために準備している基準を先取りして、景観要綱に盛り込んでの条例案でした。12月定例会の最終日の議案提出でしたので、総務常任委員会に付託という形で、条例制定に向けた道筋を作ることができました。ここでテーブルに載らなければ、町長の流れで事が進み、隙間を与えることになったかもしれません。(ところが、定例会開会中に不動産会社の開発行為の許可申請書が受理されていたそうです)
 年末・年始にかけて、総務常任委員会が開かれ、条例案の逐条審議がなされ、修正が加えられ、地域住民との協議も行われ1月29日の臨時議会で8対7の僅差で条例案が可決成立となりました。議会では、会派制をとっていますが、会派横断的な中での成立となっており、久々の議員提案条例の成立で画期的なことであるようです。反対した議員の論点は、町民の声を十分に聞いていない。時期尚早である。地域の開発の流れを止めるとのことでした。しかし、地域の住民や事業者の多くは、景観を守りながら、地域が息の長い・質の高いリゾートとなることを望んでいるのです。そして、後志地域として「羊蹄山麓広域景観づくり推進協議会」によるニセコ・羊蹄山周辺の景観づくりの活動や北海道の美しい景観づくりなどと連携した動きといえるのです。
 2月8日には、準都市計画地域が指定がとなり、建ぺい率と容積率の制限がしかれました。
 条例案可決後、商工会議所などから罰則規定に対する要望書が提出されたこともあり、景観法との整合性も考慮して2月14日の臨時議会で一部改正案がまたも8対7で可決となり、2月18日に「倶知安町の美しい風景を守り育てる条例」が施行となりました。
 ところが、不動産会社の開発行為許可申請が2月13日に許可となり、翌14日に確認申請書が提出され、景観条例の規制を受けずに、隙間をつかれたのを知ったのは、その数日後でした。
 一方、役場では、景観地区指定の準備が粛々と進められておりました。1月30日に都市計画審議会に景観地区指定の案が説明され、2月28日の審議会では、TV・新聞などの報道機関や多くの傍聴人の中で、諮問に対する長時間の審議となり、今何らかのルールが提示されないと開発の速度に押し流されてルールができた頃には、既存不適格物件が増え、何のためのルールなのか意味を成さなくなるとの意見が大勢を占め、「大規模開発が計画された場合、開発業者と協議する」との付帯意見を付け、全会一致で原案通りの答申が出されました。
 しかし、3月4日に再度審議会が開催され、付帯意見の効力についての確認が行われました。開発推進派の委員が、不動産会社の開発地区の高さ撤廃の主張を行いましたが、一度、答申したものを差戻すことにはならず、これをもって、3月7日に景観地区指定が公布となりました。
 2月に提出されていた不動産会社の建築確認申請書は、景観地区指定の高さ制限の22mをはるかに越える43mなので、確認できない旨の通知がなされ、隙間を縫ってきた計画が中断されました。
 また、7日に条例公布に賛成した8人の議員で景観議員連盟を結成し、定期的に勉強会を始めております。

 以上がヒラフ・花園12地区の準都市計画地域指定、景観地区指定、議員提案の景観条例公布にいたる経過です。

 その後、H20年の新年度になり、5月の連休が済んだ頃からヒラフ地区は、またコンドミニアムなどの建設ラッシュが始まりました。
 時を同じくして、計画が中断された不動産会社の大規模開発が、新たな動きをはじめました。今まで正確な計画の説明は無かったのですが、5月20日行われた観光議連に事業者が出席して大規模開発の正当性を説明しだしました。
 開発の土木工事や建築工事には、地元企業を優先的に工事してもらう。完成後、地元からの雇用の確保、食材の地元発注、リネンなど地元企業の活用。高層化による緑地の確保など美辞麗句に包まれた地元発展の計画の正当性を説明し、町長に対する開発推進の意見書への署名活動を行うことを宣言したのです。その後、26日には商工会議所会員への説明会を開催し、ありとあらゆる会に出向き説明をし、署名を集め始めました。署名活動には、開発推進派の議員も熱心に動いていたようです。6月26日の町民説明会が最後で、署名を3000筆集めたようでした。
 しかし、あまりに話が上手すぎます。この景気の悪いときに地元優先に何でもしてくれる。説明会に参加した町民も胡散臭く聞いていたそうです。ルールを守らずに、自分の思うとおりにしようとする者が口約束の地元優先の言葉を守るとはどうしても思えないのです。
 事業者は、高さ規制の撤廃の方法として「都市計画変更の提案」で対処する計画のようでした。今まで、自分の開発計画の優位性の説明のみで、都市計画変更の説明はなく、署名活動も都市計画の変更の賛同を問うものではなく、自分達の計画は町のためになるので、この開発だけは法規制をしないでほしいといった自己中心的なものでした。
 また、町長にも何度も面談したようで、町長が議会で決めた景観条例を尊重するので、計画変更は容易でない旨を告げると、景観条例の改正も視野に入れ、条例賛成の議員の取り崩しにも動き出しているようでした。それも、人の弱みを付いたやり方でです。
 しかしながら、地元地域の住民の反応はどうだったのでしょうか。当初から、景観を阻害する開発には反対で、町長や知事に対して景観基準の変更を行わないようにとの請願書を577人の署名を付けて7月11日に提出しております。また、景観議連のメンバーとの懇談会においても、景観を守り、ルールを守ったリゾートづくりを確認しておりました。
 町での活発な動きと相反して、事業者で土地所有者でもあるゼファーが、5月30日に子会社の近藤産業の破産を告げ、6万円の株価がどんどん急落して行ったのです。ゼファーの動きとしては、ヒラフの隣にあるモイワスキー場やツインタワーのリゾートマンションの販売が思うように進まない。札幌での開発計画を断念した。北海道支店を閉鎖するようだ。といった情報が入るようになり、7月17日の株価が1.7万円を割った翌日の18日に民事再生の報道が飛び込んできました。
 事業者で土地所有者であるゼファーの経営破たんにより、事業計画がストップすることは間違いないと思われます。都市計画変更の提案も、地権者の賛同が無ければ行えないので、提案はできないと思われます。これで、大規模開発騒動が終焉してくれるといいのですが・・・。
 
 開発するなら規制の範囲内でルールを守って開発してもらいたいと思います。それなら、大いに賛同したいと思います。
 地域の皆さんと協力しながら、多くの人が訪れるリゾート地にしていきたいと思うのです。

富良野

2008年07月17日 | まちづくり
町内会連合会の先進地視察研修の2日目(帰宅日)です。
わが町への帰り道にも、いろんな施設によっていきます。





ラベンダーやポピーなどが満開の「ファーム富田」です。
平日の雨模様の天気でしたが、観光客でいっぱいでした。アジア系の外国人も多くいろんな言葉が飛び交っています。アイスクリーム屋さんも「ラベンダー、ワン。バニラー、ツー。」と単語会話で応対しています。
「ファーム富田」は、観光農場というより香水や石鹸などの生産工場の販売所のようです。
週末の連休には、もっと人で溢れるのでしょうね。凄いです。



なかなか行けなかった日本画家の「後藤純男美術館」。
違いの判る男も結構な年になったようですが、絵には圧倒されてしまいます。畑の中にある美術館ですが、遠くに見える十勝岳連峰。ゆったりとした時間と絵が合っています。
入場券もラミネートして「しおり」のサービスもありました(100円)。