昨日、見出しの題名で岡本浩一先生のお話を聞いて来ました。
岡本先生は社会心理学者で東洋英和女学院大学人間科学部教授でもあります。
国内外でのご活躍の他に、裏千家茶道を修め、裏千家学園茶道専門学校理事、
巡回講師等、茶道の世界でも活躍され、月刊誌「淡交」の「茶道心講」を
長年にわたって執筆されておられますので、ご存知の方も多いかと思います。
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昨日の講演は、特に「国際的にみる茶道」「欧米人が見る茶道」の視点から
いかに欧米人が、茶道を日本の文化として重要視し、東洋的教養の一つとして
深く理解していることか、反対に日本人の理解がいかに浅いかを説き、
先生ご自身が海外で感じたことをもとに、体系的に茶道を捉えていく必要性と
今後の修行の方向性をさし示して下さるという内容でした。
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欧米では、日本人にしか分からないだろうとされた「侘びさび」の理解も進み
禅や武士道も日本人の心のありようを示すものとして関連の書物も
よく読まれるようになりました。
東洋的教養とされているもの
1、ーーー儒教、老荘思想
2、ーーーーーーーーー禅
3、ーーーーーー禅林建築
4、源氏物語、古今和歌集
5、武士道(新渡戸稲造著)
6、ーーーーーーーー茶道
※アメリカでは「侘びさび」の本が200冊ほども出版されているそうです。
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「一億人の茶道教養講座」の本を会場で買ってきました。
岡本先生が隣のテーブルでサインをされていました。
この本ははじめからサイン入りでしたので、お姿だけ拝見しました。
今回の講演の内容と、具体的な道具や歴史について詳しく掲載されています。
読み進むにつれて自分の不勉強が思い知らされます。
お茶は到達点のない、果てしない知識の海に思えます。
諦めずに一歩一歩歩んで行くしかありませんね。
>お茶は到達点のない、果てしない知識の海に思えます。
お稽古事全般に云えますが、「もういいや!」と思った時が終わりのような気がいたします。
探求心を何時も持ち続けたいものです。
頑張って行きましょう。
本当になんでも「もういいや!」と思ったら終わりですね。
行く道は果てしなくても、探求心を忘れずに頑張りたいと思います。
有難うございました。元気が出ました。