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新シリーズ登場!! 「無駄なものを買って、過去に買った無駄なものが更に無駄になったシリーズ 」 Roland GR-55

2020年06月16日 | MUSIC

新シリーズ登場!!

「無駄なものを買って、過去に買った無駄なものが更に無駄になったシリーズ 」第1弾。

今回買った無駄なものはこれ。

Roland GR-55 Guitar Synthesizer  発売は、2011年1月28日 当時の価格 73,290円(税込)
現在でもほとんど値崩れ無し。ちょっとマニアックなエフェクターですからね。

現時点でも、ローランドのフラグシップギターシンセサイザーの地位にあります。

 

 そして、これを買ったがために無駄になってしまった、過去に買った無駄なものがこれ

Roland GR-09 Guitar Synthesizer

 

 そして、これ

Roland VG-8EX

 更に、これ

BOSS ME-50 

 なんか、最近ゲットしたものばっかりだ~!!

 なぜなら、今回の GR-55 は、GR-09( Guitar Synthesizer)と VG-8EX(Guitar Modering)さらに、ME-50(Guitar Multiple Effects) の機能を併せ持っているからです。

 

 

 『GR-55』は、ハイブリッド方式の新音源を搭載し、ピアノ、オルガン、弦/管楽器など900種類以上のシンセ・サウンドや、モデリングによるギターサウンドをつくり出す。
 例えば、ギター音に、ストリングス音色とシンセ・リード音色をブレンドして、ギタリスト一人で弾いていると思えないような重厚な演奏も実現できる。
 さらに、発売当時のマルチ・エフェクターの最上位機種 BOSS「GT-10」クラスのCOSMアンプとエフェクトも搭載している。


 また、最新のピッチ検出技術と、レイテンシーのないギター・モデリングにより、完璧なレスポンスで早弾きに対応。指弾きのマイルドな音や、ピック弾きの鋭い音など、ピッキングのニュアンスの違いまでサウンドに反映し、繊細な表現も可能。

  と、さすがに最新技術で構成されています。

GR-55 Guitar Synthesizer Overview

 

 まあ、キャブレターのレシプロエンジンのバイクから、フュ-エルインジェクションのABS 付の新車に乗り換えたという感じです。

 

 それでは、いつもの通り、ファームウエアを最新のものにアップデートします。これが、毎回ドキドキする瞬間です。なぜなら、ファームウエア=システムの更新は失敗すると、完全に本体が立ち上がらなくなったりする可能性があるからです。

 Roland のサイトには、最新(といっても2012年6月)のVer1.05 のファームウエアがおいてあります。

 但し、アップデートのやり方は、日本のサイトの説明には抜け落ちている部分があり、戸惑う場面が出てくるので、ファームウエアに同梱されている英語版の説明に従った方が安心です。

 で、無事にUSBメモリ経由でアップデートが完了しました。

 1.00→1.05(1.02をすっ飛ばしました)にアップデートされ、若干の不具合の修正とプリセット・パッチに、ギター 90 パッチ、ベース 18 パッチが追加されました。これはアップデートしない選択肢はないですね。ブートバージョンには変更がありません。

 

 さて、このままでは、出番がなくなって、本当に無駄になってしまうのは可哀想なので、GR-55 では、できないことを探します。

◆GR-09( Guitar Synthesizer)では、これができる!!

1.MIDI Synthesizer の外部音源として使える。

 どういう訳か、GR-55 の MIDI IN は、MIDI の コントロールチェンジ と プログラムチェンジ 情報しか受け付けません。 せっかく高品位なシンセ音源(900種類 2基)を積んでいるのに、GK ピックアップから送られてくる 信号でしかPCM音源は作動しないのです。
 GR-09 はこれに対して、24音ポリフォニックの外部音源として立派に動作(そのたびに [-] ボタンを押しながら電源を入れ直す必要がありますが)します。

 従って、GR-55 と MIDI OUTでつなげば、GR-55 の外部拡張音源としても使えそうです。

2. 外部エフェクターのセンドリターンジャックがついている。

 GR-55 には、外部エフェクターのセンドリターンジャックがないので、GUITAR OUT 端子から出力したノーマル・ピックアップやモデリング・トーンの音をエフェクターで加工したいときは、別個のアンプやミキサーを通して再生しなければなりません。

◆VG-8EX(Guitar Modering)では、これができる!!

1.GR-55 では、ギターモデリングが固定されていて、代表的なエレキギターの音(Stratocaster、Telecaster、Les Paul Standard、Les Paul Junior、Danelectro 56-U3、Rickenbacker 360、Gibson ES-335 Dot、L-4 CES)の範囲でしかモデリングできない。。
 VG-8EX なら、ピックアップの配置から、種類まで自由に選択して、未知のギターをモデリングすることも可能。因みに、Gretsch (グレッチ)の音(ハムバッカーの「Filter’Tron」ピックアップ:抑えめな出力で、澄んだサウンド~Beatles に欠かせない)は VG-8EX でないと、うまく作れないかもしれません(未検証)。

2. ギターモデリング の 手法に ハーモニック・リストラクチャーモデリング という、倍音を調整して新たな音を生み出せる機能がある。
 これを駆使したのが、VIO Guitar で、柔らかな独特の音が特徴。


◆ME-50(Guitar Multiple Effects)では、これができる!!

1.GR-55 では、各エフェクトの調整をメニュー画面でしかできない。これに対して、ME-50では、各エフェクトに専用つまみを装備しているため、コンパクト・エフェクター感覚の直感的な操作で、ダイレクトな音色変化を得ることができる。

2. GR-55 には、AUX IN 端子がない。USB メモリ の ホスト端子があるので、ここから外部音源を鳴らせるのですが、WAV、AIFF、サンプリング周波数 44.1kHz、ビット数 8 / 16 / 24 ビットのフォーマットしか扱えない。
 これに対して、ME-50 は、AUX IN ジャックの装備により、iPODのMP3 などの演奏に合わせた練習が簡単に行えます。

 このように、結構 GR-55 は、小回りの利く機能が落とされています。新車に例えれば、だれでも簡単に運転できるオートマというところがコンセプトなのではないでしょうか。

 

 このように、帯びに短しの特徴ばかり述べて来たので、Roland のフラッグシップ GR-55 の何がすごいのかを最後に。

1.前モデルGR-20 ( Roland XP/JVシリーズ音源と、エクスパンション・ボードSR-JV80シリーズを含めたサウンドライブラリの中からセレクトしたとされています)とはまったく違う(ましてGR-09とは比べようのない)、ハイクオリティなPCM音源(当時の最新鋭の音源をギター用にアレンジしたとされている。当時最新鋭というと JUPITER-80 でしょうか?Roland México の2019年7月9日の facebook には、「ギターとベース用の「SuperNATURAL」テクノロジーを備えたMIDIシンセサイザーです」とうたっています)が搭載されており、加えて、機能は落としたとはいえ、VG-99(搭載されていたデュアルCOSMモデリング が除かれている) と GT-10 の機能を合わせ搭載しているフラッグシップ機である。

      

2.新規開発アルゴリズムで高速解析することにより、ピッキングに反応する 約0.2ms というほぼレイテンシーを感じさせないトラッキングスピードは驚異的。
 シンセ音源を使ったときでも、GR-09 のような、もったり感がありません。

3.GKピックアップのセッティングが緻密にできて、最良の状況で演奏できる。

 ブリッジからのピックアップの距離や入力感度、ベロシティー、ニュアンス等が細かく調整できて、ピッキングを緻密にトレースできるようになっている。

4.PCとの親和性が優秀。
 ASIOドライバを使ったUSB AUDIO IN-OUT ができるため、DAW へダイレクト録音ができたり、PC でMP3 を流して、これを GR-55 でモニターしながら演奏できたりと、AUX IN 端子が無い部分をカバーして余りある機能が付加される。

 Editor Librarian (GR FloorBoard ~New Zealand の gumtownbassman さんという人が作った定番ソフト)で、バックアップやPatch の入れ替え、音色のエディットがグラフィカルにできる。

 

5. 最大 20 秒まで録音できる、ルーパーが内蔵されている(GT-10 ゆずり。38秒から20秒に短縮されている)。

6.あと、故障かなと思ったら、仕様だった点について

 GK-3 の GK セレクト・スイッチを「GUITAR」の位置にしても、ノーマルピックアップの音だけにならないので、パッチとかシステムセッテイングとか変えてみても、結局解決しなかった。

Roland サイトのQ&Aに答えが載っていました。以下の通りです。

【 回答】
GR-55 は 4 つのトーンを自由に組み合わせた音を作る仕様のため、GK-3 のセレクト・スイッチを「GUITAR」(GK-3B の場合は「BASS」)にして、自動的にノーマルピックアップ音に切り替わる機能はありません。

GR-55 との組み合わせで GK-3(GK-3B) を使用する場合は、GK セレクト・スイッチは常に「MIX」の位置で使用します。

ノーマルギター音とシンセ音を切り替える場合は、GR-55 でノーマルギターの TONE スイッチのみ ON に設定したパッチと、シンセ(PCM音)の TONE スイッチのみを ON に設定した 2 つのパッチを用意し、パッチを切り替えることで可能です。

ということだそうです。

 

 

 

 



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