オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

「ブリンク/瞳が忘れない」

2006-05-15 05:55:42 | 映画・DVD【は】


昨日はJスンの「エクスタシー」を見る予定だったけど、数分でリタイア。
どうもあの「おにぎりの海苔」のような頭に馴染めない…(汗)。
また近いうちにチャレンジします…

で、気を取り直して(?)エイダン・クインの「ブリンク/瞳が忘れない」を見ました。


角膜の移植手術により光を取り戻したばかりのエマ(マデリン・ストウ)は偶然、連続殺人犯の姿を目撃してしまう。だが術後の後遺症「逆作用視覚」に悩む彼女の目撃談は警察に相手にされない。ただ一人刑事ジョン(エイダン・クイン)だけが話を聞いてくれる。度々犯人の顔を見るエマだがそれは幻覚なのか?やがて犯人を目撃しているエマに犯人の間の手がのびる…。


思わずガッツポーズをとってしまったわたくし!!
常々エイダンはコミカルな役も似合うと思っていたのよ!!
このちょっとすっとぼけた刑事の役、今まで見たエイダンの映画の中で3本の指に入ります!!半ケツさらしながら踊るし~(でも半ケツというのは全ケツよりはずかしいものなんだな…)。
しかも13年前の作品なので、若々しく、美しいエイダンが堪能できるのです!!
ラブシーンも美しいです~~


途中から「殺人犯を目撃したエマが命を狙われるのではないか」と心配したジョンが、エマの警護にあたったりして接触が増えていきます。
だからもっと早く恋仲になると思ったのだけどね~。
刑事だから気持ちを抑えて我慢したのでしょーか?エマがあまりに美しすぎたので魅かれるのを恐れたのでしょーか?
「犯人は誰?」ということより、どちらかというと「この二人の恋はどうなるのか?」の方が気になったわたくし。猟奇殺人の現場もあまり出てこなかったしね。


ちっとも映画のレビューになってませんね…。
え~「血も凍る衝撃のサイコ・サスペンス」だそうですが、ちっとも衝撃は受けなかったです。
あ、エイダンのかっこよさに衝撃は受けましたが…。ふふふ…
映画としては60点、でもエイダンは100点あげちゃいます(何様?)。
マデリン・ストウも綺麗でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「僕の妻はシャルロット・ゲンズブール」

2006-05-13 23:36:56 | 映画・DVD【は】


無名のスポーツ記者イヴァンの妻は、人気女優シャルロット。二人で街を歩けば妻はサイン責め。レストランの予約は自分ではなく彼女が電話をかければあっさりとれる。スピード違反をすれば彼女のおかげで無罪放免。どこかのバカが「ラブシーンをする女優が妻だなんてイヤじゃないか?」と話しかけてくる…。

今日もシャルロットを愛するイヴァンの悩みは尽きない。



実際にシャルロットを妻に持つイヴァン・アタルが自ら監督・脚本をてがけ、両名がそのまま夫婦の役を演じた、軽快なラブコメディーである。
なかなか洒落ていて、あちこちに笑いのタネが散りばめられていて、しかもホロっとくる場面がある……私の好きなタイプの映画だった。


イヴァンが撮影所のシャルロットを訪ね、驚く場面がある。
スタッフがみな一糸まとわぬ姿で撮影をしているのだ。
それはシャルロットがラブシーンで裸になるのを嫌がり、監督に「みんなも裸になるなら自分も脱ぐ」とだだをこねたからなのであった。
監督はその要求を呑んだわけだが、すっぽんぽんで生真面目に仕事をしているスタッフの姿は、妙におかしい(こんなことまでせなばならないなんて、スタッフを演じた俳優は大変だっただろうな)。

その現場を見て訳がわからなくなったイヴァンは、彼女の仕事を理解しようと自ら演劇にチャレンジする。
演劇コースのメソッドで「花の誕生を表現しなさい」と言われ、演じたイヴァンの姿には大爆笑してしまった。でもちゃんと花に見えたからスゴイ!
「花の誕生」の撮影の時、実際のイヴァンは演じながらスタッフと目があうと笑ってしまって15テイクもとったという(それで最高な「花の誕生」が出来上がったわけなのね)。

途中までは、イヴァンの苦悩する姿に笑ってもいられたが、共演者の男優に嫉妬し「あいつと寝たんだろ?」としつこくシャルロットに問いただす姿を見てちょっとひいた。
嫉妬する男の姿は度を越すと笑えない。むしろ嫌悪感を抱いてしまう。


嫉妬に胸を引き裂かれそうな思いでイヴァンはその場を立ち去ろうとする。


だがそのイヴァンにシャルロットが無言で抱きついてキスをする。
シャルロットを思い切り抱きしめるイヴァン…。
何故だかわからないけど、私はそれを見て涙ぐんでしまった。
「あーこの二人はホントに愛し合っているんだなー」と思えたからだろうか?




ブラッド・メルドーの軽妙なジャズがおしゃれで映画にぴったりだった。
それからオープニングの大女優の顔の数々…。
これも洒落ているなと思ったけど、ほとんど誰だかわからなかったわ…(汗)。


後でメイキングを見たら、イヴァン・アタルが監督の顔で映っていた。
映画の中の悩める夫の顔とは全く違った、生き生きとした、時には厳しい監督の顔は実に魅力的だった。
シャルロット・ゲンズブールはそんなイヴァンに惚れ直したに違いない。  
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ナニー・マクフィーの魔法のステッキ」

2006-05-11 01:37:01 | 映画・DVD【な】
親子ものの話に弱い。
特に「妻に死なれた男が、子育てを頑張るの図」に弱い。



この映画、単なるコメディータッチのファンタジーだと思っていたけどちょいと違った。
観る前から「先がよめて」いたし、ちょっと「うまくいき過ぎるんじゃない?」とも思ったけど心温まるとってもいい話だった。
エマ・トンプソンのすげー顔を見て大笑いしながらも、実はちょっぴり涙ぐんでしまったdimであります。


妻に死なれた男が、子供7人を養うために、あくせく働く。
しかしそれは悲しいかな、家庭をかえりみない結果になってしまう。
子供たちは父親にかまって欲しい…もっとそばにいて欲しい。
再婚して意地悪な継母がきたらボクたちはどうなるの?

そんな気持ちからいたずらをしてしまう子供たち。
特にナニーへのいたずらが最大の楽しみであり、満たされない欲求のはけぐちだった。
今日は17人目のナニーを追い出してやった。

いたずらが絶えない子供たちも悩みのタネだったが、ブラウン氏(コリン・ファース)にはもうひとつ、頭痛のタネがあった。妻の伯母が「1ヶ月以内に再婚しないと養育費の援助を打ち切る」というのだ。
養育費を打ち切られたら、子供たちは施設におくられてしまう。愛しい子供たちのためにも再婚をしなければ…。

お互い大切に思いながらも、すれ違う親子。
そんなブラウンさんちになんとも風変わりなナニーがやってくる。



このナニー・マクフィーの役がエマ・トンプソンなのであるが、何処で登場するのかわかっていながら、顔を見たとたん大笑いしてしまった。
コリン・ファースはよく笑わなかったなぁと思うよ(笑ったら話が進まんだろうが)。
団子鼻に一本だけにょきっと伸びた前歯。そしておおきなイボ。繋がった眉毛。
エマ・トンプソンあっぱれ!という感じです!!
「モンスター」のシャーリズ・セロンだってこの姿にはなりたくないと思うだろうよ。

そんなナニー・マクフィーが魔法のステッキを使いながら、子供たちに「5つの大切なこと」を教える。初めは反抗的だった子供たちが、少しずつ学び、自分たちで考え、最後は「父親のために」一肌脱いで(?)しまうのである。



この映画でコリン・ファースのファンになった方も多いのではなかろーか?
このダメパパぶりがとっても母性本能をくすぐるのですよ。
コリン・ファース、子供たちより可愛かったもん。
こんなやもめだったら私が後妻にまいります~と本気で思ってしまいました。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ミニミニ大作戦」

2006-05-10 01:27:09 | 映画・DVD【ま】


水の都ヴェニス。天才的な知性を持つチャーリー(マーク・ウォールバーグ)が難攻不落の最新金庫に眠る50億円の金塊を盗み出すことを計画。このプロジェクトを遂行するためにチャーリーは5人のプロフェッショナルを集結させる。彼らは綿密な計画と究極のテクニック、最高のチームワークで金塊を手に入れたかのように見えたが、仲間の1人の裏切りにより事態は思わぬ方向へ…。


少々地味ながらも、テンポの良い展開と絶妙のキャスティングで最後までみせてくれた映画でした。

二度にわたって繰り広げられる金塊を盗み出すシーンには、あっけにとられてしまいました。まさかあんなことをするとはオドロキです。
こーゆーとんでもないことを一体誰が考えつくのでしょうか?
まさしく天才です。
最新型ミニクーパーの、地下鉄内やトンネル内、ハリウッドの名所でのド派手なカーチェイスは可愛いながらも迫力満点で目が離せませ~ん。

でも自分は水上の逃走シーンの方が好き。ハンサム・ロブ(ジェイスン・ステイサム)が大活躍するから(笑)。
この水上の逃走シーンはまるで画面からボートが飛び出してくるようなスピード感と臨場感を味わえます。
CGを使わなかったこの撮影により、ヴェニスの街が破損され、今後ヴェニスでの映画撮影が一切禁止になったというのは有名な話ですよね。

この映画ではジェイスンの可愛い笑顔がよく見られます。何度かコマ送りして一人ほくそえんでしまいました。
あの笑顔が見れただけでも「いい映画だ」と思います(笑)。



気になったのは…仕事のため(?)に、女性と一夜を共にするシーン。
あのトランクスは…私物ですか(汗)???いつもあんなのをはいているのでしょうか???
だとしたら……「かわいぃぃぃぃぃ~~~!!
いや、ジェイスンだったらふんどし姿でもらぶりーだと思いますが。

それとセス・グリーンが茶目っ気たっぷりでよかったです。
ハンサム・ロブの真似をするところでは大笑いしてしまいした。
監督とジェイスンもこの場面を見て後で涙が出るほど大笑いしたそうな。

あと、忘れてならないドナルド・サザーランド。
彼は前半部分にしか登場しないのですが、半端でない存在感です。
そしてとってもダンディーです。素敵です。
しかも白髪ながらもふさふさの毛髪…。うらやましいよね、ジェイスン…。
コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自己紹介バトン…だそうです

2006-05-09 17:34:43 | 日々のこと
「映画と暮らす、日々に暮らす。」のviva jijiさんから「自己紹介バトン」がまわってまいりました。

■1: お次に回す方を最初に書いておきます。

「Director's Chair」の豆酢さんにお願いいたしました。
豆酢さんならきっと楽しい答えがいただけると思いまして。

あとは「日々豆々」の悪友「豆キチ」にお願いしました。

あ、お二人ともショーンファンですね。

■2: お名前は?

「dim」で、ございます。ホントは「dimensionkk」なんですが(大好きなフュージョンバンド「DIMENSION」からいただきました)、「ひるでのでるひ」のひるでさんに「長すぎるから、もっとコンパクトにしろ」と言われまして。

■3:おいくつですか?

40代前半。
精神年齢は小学生くらいかな。10才くらいでとまってます。
脳年齢は多分75才くらい……(-ω-;)。最近人の名前が思い出せないことが多いから。ドナルド・サザーランドの名前がどうしても思い出せなくて、昨日一晩気になってなかなか寝られませんでした。

■4:ご職業は?今の仕事について考えていることは?

一応事務なのかな。小さい会社なのでいろいろやります。
事務もやるし、データ入力もやるし、簡単なデザインもやるし、わけのわからん雑用もやるし。
力仕事もやるし。面付けもやるし。昔は営業もやらされました。

仕事は好きなんですけど、同じ仕事をしていながら男性より待遇が悪いというのは納得いかないですね。しかも私がやる方が仕事が早いんだもん(いやこれホント)。私が「こうやった方が早いですよ」って言ってもうちの男性陣は変なプライドがあるのか絶対に自分のやり方を通すのね。
将来は(って老い先短いけど)クリエイティブな仕事がしたいんですけどね。

■5:ご趣味は?今の「生きがい」は何ですか?

趣味も生きがいも一緒かな。
昔は聖飢魔IIのライブが生きがいでした…。ライブに行くと友達もできたし楽しかったなぁぁ~~。
今は映画を観ることと、ライブに行くことが好きですね。
最近は諸々の事情であまりライブに行けないのが悲しい。

知らない街を一人ふらふら歩くこと。
町並みとか民家とか見るのが好きなんです。

■6:好きな異性のタイプは?

私を受け入れてくれる人。
一本筋が通っている人。
見た目はジェラルド・バトラーとかヒュー・ジャックマンとかジェイソン・ステイサムとか…スウィートでありながらワイルドってのが好き。
ん?ジェイソンはスウィートじゃないか…。
でもらぶりーだからいいの。

■7:特技は?お得意なことは?

特技…人の欠点を見つけること(それ特技っていうか?)。
みんなに「結構キツイけどあたっている」と嫌がられる(笑)。
あとは…しばらく吹いてないけど、サックスを吹くこと。
嗅覚が鋭いので、わずかな臭いでもかぎわけられること(自慢することか?)。

それから寝ること。自慢じゃないけど何処ででも寝れる。
いくらでも寝ていていいと言われれば、ご飯とトイレ以外はずーっと寝ていると思う。昔、聖飢魔IIのライブに行って大音量の中、よく立ったまま寝ていた。

■8:何か資格を持っていますか?

ないです(きっぱり)。

■9:悩みが何かありますか?

親のことですね。
どうしたら「生まれてきてよかった」と思うような人生をおくらせてあげられるか?日々考えています。
あとは…どうしたら少食になれるか。どうしたらワンサイズ下の服が着れるようになるか…。

■10:好きな食べ物(飲み物)と嫌いな食べ物は?

好きな食べ物&飲み物
野菜全般とカレーと冷やし中華。チーズケーキ。コーヒー。
白いお米も好き。一日一回は米を食べないと気が狂う。
コーヒーも一日数回は飲まないと誰かに八つ当たりしたくなる。

嫌いな食べ物
お肉の脂肪の部分。鳥の皮と肉の間の部分。あれを食べると「おえ~~」ってなって涙がでる。
なまことかしゃことかもダメ。

■11:あなたが愛する人へ一言。

両親とうちの愛犬コロへ
長生きしてください。幸せだと思えるような人生を生きて下さい。

友達へ
いつもありがとう。バカばかり言っているけど心から感謝しています。

そのほかの方々
知り合えたのも何かのご縁。これからもよろしくお願いいたします。

■12:回す人3人を指名すると同時に、その人の他者紹介を
二人でいいでしょ。

【豆酢さん】
豆酢さんのブログを見ると落ち込みます~。
なぜなら豆酢さんの洞察力、観察力、分析力、文章、すべて素晴らしいからです!!自分は表面的なことしか見ないのでね~。ホントに羨ましいです。
すごい憧れ&尊敬しているお方なのです。
でも結構おちゃめさんだったりします。というかすごくおかしい人だったりします(ほめてんのか?)。

【豆キチ】さん
この方とのお付き合いはかれこれ18年になりますなー。
ある意味家族より私のことを知っています。
恥部なんかもお互い知っています(というかお互い恥部しかないね、はっはっは)。
え~~と、毎日のようにショーンの話を聞かすのはやめてください(笑)。
大好きなヒューやジェリーやジェイスンよりもショーンのことの方が詳しくなってしまったじゃないか!!

ではよろしくお願いいたします。
(次に回す方は何人とかに限定しなくてもいいようです)

<viva jijiさんへ>
こんなんでよろしかったでしょうかね?
私ののーみそが足りないのが如実にあらわれる結果になってしまいました~。
こんなバカものでよろしければこれからもお付き合い下さいませね。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「キング・ソロモンの秘宝」

2006-05-08 04:49:32 | 映画・DVD【か】


アフリカに出かけたメイトランド教授が、その娘エリザベスに古地図を送りつけたまま行方不明になった。地図と共に届いた「何かあったらクォーターメイン(パトリック・スウェイジ)を頼れ」というメッセージの通り、エリザベスはサファリ・ハンターをしているアラン・クォーターメインに助けを求める。初めは協力を断ったアランだったが、彼女が持っていた古地図にひかれ、アフリカに同行することを引き受ける。その地図には、古代イスラエルのソロモン王が隠した莫大な財宝のありかが示されていたのだった。

まあようするにみんなで父親を助けに行って、ついでにお宝もいただきましょうかね~というお話なのです。
でもそれを阻止するやつが必ずいる訳なのですね。
さー、勝利の女神は誰に微笑むのでしょうか?


し…しかし…。

しょええええ~~
パトちゃん、ふ…老けましたな~~
なんか顔がたるたるでびっくらこきました。
でもまあ変に顔をおなおしするよりはいいですけどね。
顔は難あり(?)ですが、身体はやっぱり素晴らしかったですね~~無駄なお肉がない!!
上半身裸になって、アフリカの戦士と闘う場面があるのですが、肉弾戦は結構迫力ありです。
やはり美しい肉体に汗する姿は美しいです

リチャード・チェンバレンとシャロン・ストーンが出ていた1985年版のを昔観たはずなのに、内容をすっかり忘れていました。でもこの手のドラマは内容が似たりよったりなので新鮮味にはちょっくら欠けるかも知れません。

それから財宝を狙うロシアの密使たちとの度重なる銃撃戦はあまり緊迫感がなかったです。
年寄りばっかりだからか?
「ここで決着つけんかい!」と何度思ったことか。
道中、色々な障害があるのですが、意外と簡単にクリアできちゃったりして、ちょっと物足りない部分もあります。
でも人物設定が意外としっかりしていて、ヒューマンチックな部分があったせいか、アクションシーンや緊迫感がなくてもそれなりに楽しめました。
それとサバンナや砂漠などの自然の風景がとっても美しいので、これを観ているだけでも癒されます。

なお悪役組(だけど性悪ではないんだよね)、マクナブ(ギャヴィン・フッド)とイワン←でもちょっとバカ(ニック・ボライン)、私好みでかっこよかったです(ニック・ボラインがまた薄いんだ、これが)。やっぱり悪役はかっこよくなくちゃね!

     

ギャヴィン・フッドは2006年のアカデミー賞の外国語映画賞を受賞した人なんですよね。「Tsotsi (南アフリカ) 監督/ギャヴィン・フッド」と出ておりました。
監督業もいいですけど、味のある俳優さんなんでもっと映画にも出て欲しいです~。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「オーバー・ザ・ムーン」

2006-05-06 06:51:18 | 映画・DVD【あ】


パール(ダイアン・レイン)は、夫(リーヴ・シュライバー)と子供二人、そして義理の母と、平凡ながらも幸せな生活をおくっていた。ある夏、家族で毎年過ごす避暑地に来ていたパールは洋服売の若い男、ウォーカー(ヴィゴ・モーテンセン)に出会う。10代で母になり、平凡な生活に満たされない思いを抱いていたパールは、自らウォーカーの元を訪れる。それはアポロ11号が初の月面着陸に成功した記念すべき日であった。パールは家族を大切に思いながらもウォーカーの魅力に惹かれ、燃えるような情事に身を委ねていくのであった。


ヴィゴが登場するところ…「くるぞくるぞ~」と思いながらも、えらい「どきっ」としました。
だってあまりに色っぽく素敵なんですもの…
あのいやらしい(?)目つきとかね~。
はだけた胸とかね~(ちゃんとシャツ着ろよ~。ボタン留めろよ~)。
あの肩甲骨とかね~。
適度に焼けた肌の色とか、ちょうどいい筋肉の感じとかね~。
あの値札を歯で引きちぎるところとかね~。
自分があんなことされたら腑抜け状態になって使い物(?)にならないと思います。

「運命の女」のオリヴィエ・マルティネスもかっこいいと思ったけど、ヴィゴの比ではありませんね。あのフェロモンはオリヴィエでは無理です。
ヒッピー崩れっぽいヴィゴは、フェロモン全開でまさしくはまり役でしたね。

ええ。ウォーカーがいい男なのはよーくわかります、奥さん。
満たされない思いを抱えているのもわかります。
満ち足りた生活をしている人なんてそうそういないですから。
しかしですね、不倫はいけませんなー。ましてや義理の母に「行かないで」ととめられたのにほいほい出かけて行くなんて。
パールの身勝手な行動が、どれだけ周りの人間を傷つけたか。
で「私、どうしたらいいかわからない」はないでしょ?
あまりに無責任じゃないですかね?

ウォーカーはパールとの別れ際、本当に悲しそうな目をしていました。本当にパールを愛していたのねぇ~。
でもパールの幸せのために身を引くなんざー出来た男じゃありませんか!

蜂に刺されたパールの子供を助けたウォーカーに、夫が礼を言う場面がありました。
その時「夫の勝ちだな」って思った(いや、勝ち負けじゃないんだろうけど)。
妻の不倫相手に礼を言うなんて…辛かったろうなぁ。
夫も出来た男だよ、ホントにいい夫じゃないか~。

「妻の不倫」という出来事があって、最終的に家族や夫婦の絆が深まった訳ですが、現実としてはこんなに「物分りのいい人ばっかり(パールを抜かして)」ってことはないと思うし、丸くおさまることはあり得ないような気がしますね。話としてちょっと出来すぎだと思います。

でもらぶりーなヴィゴが観れたから…ま、いっかってことで(笑)。
コメント (13)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ISN'T SHE GREAT?」

2006-05-05 01:27:58 | 映画・DVD【あ】
60年代後期。女優のジャクリーン・スザンは不倫相手に逃げられ、仕事もなく人生のどん底にいた。そんな彼女の前に生涯のパートナーとなるアーヴィングという男性が現れる。
ジャクリーンの才能を信じて疑わないアーヴィングは、彼女に自らの経験を執筆することをすすめる。かくして当時の人々が衝撃をうけた、赤裸々でスキャンダラスな小説「人形の谷」が出来上がった。
「有名になること」を夢見ていたジャクリーンが、ベストセラーを生み出し、スターの座につくまでの経緯をコミカルに描いている。


これは実在の人物、元女優ジャクリーン・スザンの半生を映画化したものです。
主演のベット・ミドラーがラジー賞にノミネートされたらしいけど、そんなに悪くない映画だと思うな~。
ジェームズ・ブラウンが歌うところとか、カポーティが「冷血」について語るところとか、ジム・モリスン、海運王オナシスなど(ホンモノか偽者かはおいといて)、時の人がところどころに出てくるのが結構楽しい。

パワフルなジャクリーンはベット・ミドラーに適役。
夫役のアーヴィングをネイサン・レインが好演しております。いつもより印象が薄い気がするけど、控えめなところがかえってジャクリーンを引き立てる結果になってよかったのかも。



ジャクリーンは本屋を一軒一軒まわったり、TVでPRしたりと、なんとか自分の本を売ろうと画策します。その結果、彼女の本は出版界の歴史をひっくり返すベスト・セラーに輝いたのでした。
編集者が「文章が支離滅裂だ」と言って手直しさせようとしたけど、映画のジャクリーンはなんやかや理由をつけてあまり直さなかった。実際はどうだったのだろう?
支離滅裂でありながらも、彼女の文章は読者を引き付けて離さない魅力にあふれていたのだろうか?

そんな彼女には知的障害のある息子がいて、しかも自身は乳癌に侵されていました。
息子のことを「まるで映画俳優のようにかっこいいわ」などと言ってのける彼女は実際素晴らしい女性だったのではないかと思います。
でも「とにかく有名になりたい!」と終始言い続けていたその心情は私にはよくわかりませんでした。  

音楽を担当したのはバート・バカラックで14年ぶりのフル・アルバム担当だそうです。
ヴォーカル担当のディオンヌ・ワーウィックとヴァネッサ・ウィリアムスがこれまた素晴らしい歌声を聴かせてくれます。
映画そのものより、音楽の方が印象的かも…です(笑)。


余談ですが、この映画で出版社の「かちかち頭」の編集者、マイケルを演じたデビッド・ハイド・ピアース。
最近何かで観たんだけど思い出せない…(汗)。
初めはジャクリーンの作品をばかにしていたのに、次第にジャクリーンと心を通わせていくくだりが微笑ましいです。
最後に病床にいるジャクリーンを見舞うマイケルの表情がまたいいのです。頭は固いけどいいやつなのです。
なんとなく味のあるデビッド・ハイド・ピアース。ちょっと心に留めておきたい俳優です。


やっぱりちょっと薄いんだよね~~。
最近こーゆー薄いのが好みなのかな…(-ω-;)。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ぼくを葬(おく)る」

2006-05-03 00:02:05 | 映画・DVD【は】
今日はうちでトラブルがあったため会社をお休み。
昼過ぎから体があいたので映画を観に行くことにしました。
前売りをもっている「アンダーワールド:エボリューション」を観ようと思っていたのに、スバル座に行くつもりが間違ってスカラ座に行ってしまい結局間に合いませんでした~~(涙)。
で、時間の都合上、「ぼくを葬る」を観ることに。

1800円払って映画を観たのは久々でしたが、 これはそれだけだしても惜しくない映画でした。



パリ在住のロマンは売れっ子のフォトグラファー。
刺激に満ちた仕事が次々と舞い込み充実した日々を送っていた。
そんな彼がある日、撮影の途中でめまいに襲われ倒れてしまう。
検査の結果、医師に「不治の病で余命3ヶ月」と宣告され、ロマンは絶望の淵に立たされる。
医師は「まだ若いのだから化学療法を試してみるべきだ」とすすめるが、ロマンはそれを拒む。そして同棲している恋人に一方的に別れを告げる。
両親や姉には病気のことを告げようとしても告げられず、やけになって姉にひどい言葉を投げつけ傷つけてしまうロマン。
自分一人の胸におさめておくのが苦しくなったロマンは、唯一の理解者である祖母にだけ病気のことを告げる。祖母は「今夜あなたと死にたい」といい優しくロマンを抱き寄せるのだった。
残された時間はあとわずか…。自分にできることはなんだろう?
ロマンは自らの死とまっすぐ向かい合い、未来に何を残そうとしたのか?


静かなドラマでした。
無駄なセリフもなく、主人公が泣き叫んだりわめいたりすることもなく、ただ淡々と時を刻んでいくような映画でした。
それだけにかえって主人公の悲しみや怒りや絶望がこちらに伝わってきました。

初めは自分におこった悲劇に、どうしていいのかわからなかったロマンが、さまざまな人と接しているうちに自分が何をするべきかを悟ってゆきます。
一方的に別れた恋人に真実を打ち明け、いつも衝突していた姉と和解し、偶然知り合った女性の「代理父になってくれ」という申し出を受け入れます。
そして彼は一人で死とまっすぐ向かい合い、死への準備を少しずつすすめていくのです。

公園で子供をあやす姉に電話をして「今忙しいんであえないんだ」と言いながらも、本当は公園のすみからそっと姉を見ていたロマン。
そして彼らの姿を心に刻むようにカメラをむけ、シャッターを切るロマン…。
この場面には涙がとまりませんでした。

最後にロマンは一人浜辺に向かいます。
周りは幸せそうなカップルや家族づればかり。
それを観ていたロマンの脳裏に子供の頃の幸せだった場面がフラッシュバックしていきます。

やがて彼は一人、優しく微笑みながら目を閉じます。

横たわるロマンの横顔のむこうで静かに太陽が沈んでいきます。
その場面はまるで絵画のように美しく、彼の自然への回帰を優しく受け止めているようでもありました。
彼は、今までの自分自身を受け入れ、そして許し、心安らかな死を迎え入れることができたのでしょう。
切ないけれど涙を流しながらも、何故だか「ロマン、よかったね」と思ってしまったのでした。



さて…この主人公を演じたメルヴィル・プポー、かなりかっこいいです。美しいです(ハイ。また病気が始まったdimです…)!!



彼は初めの頃、監督に「筋肉をつけるように」いわれたのに、最後の方では「10キロくらいおとさねば」ならなかったそうです。撮影現場でほとんど食べることを許されず、ロマンに近い孤独感を味わうことになったとか。
そんな悲惨(?)な状況が生かされたのか、この映画のメルヴィル・プポーの演技は本当に素晴らしいのです。
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!」

2006-05-02 03:29:14 | 映画・DVD【あ】
町民の楽しみである、年に一度の「巨大野菜コンテスト」まであと数日。
発明家のウォレスと相棒グルミットはプロの害獣駆除隊として畑の安全を守っていた。
彼らは捕獲した大量のウサギを殺すことが出来ず、仕方なく自宅の地下で飼っていた。
増え続けるウサギに頭を痛めたウォレスは、以前開発した「ココロ・コントローラー」でウサギを野菜嫌いにさせるという実験を試みたが失敗に終わる。
数日後、畑があらされる事件が発生し、被害にあった司祭は「巨大ウサギを見た!巨大ウサギが犯人だ!」と町民に告げる。
巨大ウサギを恐れた町民は、その捕獲をウォレスとグルミットに要請する。
メスウサギのぬいぐるみを使い、巨大ウサギをおびき出そうとしたウォレスとグルミットだったが、巨大ウサギの足跡を追っているうちに何故かウォレス家の地下室にたどりついてしまう。




dimが「犬好き」ということもあるのでしょうが、グルミットにすっかりやられてしまいました。
グルミットの主人思いなところと、あの微妙な表情がたまりません!
ホントに哀しそうな表情をするんですよね~。
セリフが全くないグルミットなのに、動きや表情から(表情といっても「目」だけ!)考えていることがすごくわかるんですよね。
まるで魂が宿っているかのようでした。

この映画、企画開発から完成まで約5年かかったそうです。
1人のアニメーターが1週間で作れる映像はたった5秒だというのですからオドロキです。
撮影期間は18ヶ月にもおよんだそうです。
これはもう愛情がないと出来ない仕事ですよね。

その愛情がキャラクターだけでなく、野菜から建物から土から何から何まで…画面いっぱいに感じられます。
観ているだけで幸せな気持ちになれる映画です。
そして細部にいたるまで、何度もじっくり観てみたくなるのです。



グルミットとヴィクターの犬が飛行機に乗って空中戦を繰り広げるところはツボでした。飛行機はコインを入れないと動かない、あのデパートの屋上とかにあるようなやつなのです。
で、途中でコインが切れて飛行機がとまる。
今まで戦っていたヴィクターの犬が、ごそごそと財布をとり出してお金を「チャリーン」と投入。
この2匹の犬の間の取り方が絶妙なのです!

私はレイフの声が聴きたかったので、字幕があるのを観ました。
ヴィクターの声担当のレイフは、いつもより滑舌がよかったのでとても不思議な感じでした(笑)。
でもとても楽しみながらアフレコをやっているのがよ~くわかります。
いつにもましてレイフが生き生きしておりましたね(爆)。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする