オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

「ドクター・ジェーン/犯罪分析医」

2007-04-30 01:41:42 | TVドラマ
本日も超マイナーネタですんまそん。
イヤな予感がする人はスルーしてくだされ。

これを見たことがある人はそうそういないと思う。
かくいうワタシも友人に頼まれなければ、絶対に見ることがなかったと思うのだけど。


ショーン・ビーン&ヴィゴ・モーテンセン好きな友人から「ロクスバーグが出ているんだけど、ちょっと怖い話かもしれないの。怖いかどうか見てみて感想聞かせてくれる?」と渡されたのがこのビデオ。
ちなみにこの友人からは「悪魔のいけにえ3」も渡されて「これを見てどのへんでヴィゴが出ているのか教えて欲しい」と言われたのだが、どうもこちらは触手が伸びず、一年以上ほったらかしにしてある。


さてこのビデオ。
オーストラリアでゴールデンタイムに放映され、高視聴率を記録したヒット・スリラーらしい。これはシーズン1の6話目(1994年放映)が収録されている(Halifax F.P.: Lies of the Mind )。


実業家であるシンクレア夫妻がその娘シャロンによって撲殺された。
彼女の分析を依頼された分析医ジェーンは、情緒不安定なシャロンが日頃から通院していたセラピストから彼女が12人ものMPD(多重人格者)であったと聞かされる。

シャロンは幼い頃、父親に性的虐待を受けたといい、それがもとで精神障害におちいったのではないかと考えたジェーンだったが、シンクレアの秘書のアンシアは「シンクレアは娘を心から愛していた。その彼が娘を虐待するとは考えられない」と主張する。

シャロンが精神障害だと判定された場合、無罪となり病院に送られることになる。
だがもし彼女がMPDのふりをしているとしたら?

一体どちらの言い分が正しいのか?


緊迫感や緊張感が感じられなくて、ワタシは見ている途中で寝てしまった。
つまりテンポがいまひとつといった感じなのだ。
それと主人公であるジェーンが、完全にシャロンに喰われてしまっているのもよくない。
だもんでジェーンが全く優秀な分析医にはみえないし、これといった魅力も感じられなまま終わってしまった感じだ。

シャロン役の子(名前知らんの)は、複雑な役をうまく演じ分けていた。
12人のそれぞれの人格をどう演じるのか見てみたかったくらいうまい。
だが多重人格者が12人である必要があったのかどうかは疑問。
むしろ2人か3人で、彼らが入れ替わり立ち代り現れ、事件を撹乱させていく方が面白かったのではないか。

最後の法廷シーンの迫力あるシャロンは、見ものである。
それだけに、対するジェーンがローラ・リニーのような女優だったら、もっと締まりのあるいいドラマになったような気がしてならないのだが。


で、ロクスバーグは、またまた殺される役か?と思っていたら、嬉しいことに冒頭からラストまで、しっかり姿を見せてくれた。
ロクスバーグはジェーンをくどこうとする、殺人課のサントス刑事の役。


彼の作品は

ステルス(2005)
ヴァン・ヘルシング(2004)
リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い(2003)
ラブ・ファクトリー(2002)
バスカヴィルの獣犬(2002)
ムーラン・ルージュ(2001)
M:I - 2(2000)
オスカーとルシンダ(1997)

しか見たことがないのでわからないのだが、見た限りでは「ラブ・ファクトリー」意外は、かなり変わった役とか、トホホな役が多いような気がする。
だがこのサントス刑事は、ごくごく普通の男。
しぐさや表情がとってもキュートで、なんとか愛するジェーンの力になろうとする気のいい男なのだ。





可愛さ満開~~♪
ドラマはイマイチだったけど、若かりしロクスバーグが見れたから、ま、いっかってことで。
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「ゴッド・クローン」

2007-04-26 01:22:46 | 映画・DVD【か】
まーこのテの映画は期待しちゃイカンと、わかってはいたのですがね。
だいたいこのネタバレ的な邦題で、ほとんどオチがわかっちゃうし(爆)。
でも可愛いジェームズ・ダーシーくんが出ているとあっちゃ、見ないわけにはいきませんがな。



2002年、イギリス作品

出演:テレンス・スタンプ 、ウド・キア 、ジェームズ・ダーシー他


イエス・キリストが存在していた時代から二千年もの間、伝説の「ロキュラスの箱」をめぐり、光と闇の勢力が闘いを続けてきた。
そして21世紀、闇へと葬られていたその遺物が再び姿を現す。

巨万の富を持つマーテル卿は、息子であるコンピューターハッカーのジェイク(ジェームズ・ダーシー)に、とある箱に刻まれた古代文字の解読を依頼する。
同じ頃、謎の秘密結社も「ロキュラスの箱」を手に入れようと動き出していた。
ジェイクは解読作業を進め、ついにあるキーワードを導きだすのだが、謎の集団に急襲されマーテル卿や解読に関わるものたちが惨殺されてしまう。
命からがら逃げ出したジェイクは、錬金術を研究するミラと共に暗号が示す場所へと向かう。
最終地点、パトモス島にたどり着いたジェイクとミアは「ロキュラスの箱」を発見し、人類の想像を超えた秘密を解き明かすのだが・・・。

うーむ、おバカなワタシには、かなり難解な話でございました。
歴史やキリスト教について知識がある人には結構楽しめる、玄人(?)向けの映画だと思います。
多少なりとも知識がないと、この映画を理解するのは難しいです。
劇中で「パトモス島はヨハネが流刑され、『黙示録』を書き上げた地」と言っていたので、その地で「ロキュラスの箱」を発見したのは、まああり得ないことではないと思ったけど、十字軍なんて昔歴史でちょっとかじっただけだし、テンプル騎士団は聞いたことはあるけど、何してたんだかよくわかんないし~~~(涙)。
ああ、やっぱりちゃんと勉強しとかないといかんな~と切に思ったのでありました。

しかし、宗教って怖いなあとしみじみ思いましたね。
宗教そのものより、それに関わる人間が怖いっていうのか。
遠い昔から、信仰の名のもとに、迫害され虐殺された人間がどれだけいたことか。
この作品、全米では上映禁止になったそうだけど、神への冒涜だと思ったのかしら?

で、ワタシのお気に入りのダーシーくん。
いつもよりちょっと短めの髪がとっても可愛いの。
彼にしてはちょっとハードボイルドな感じで、かなり頑張ってます。
全裸シーンがあるのだけど、残念ながら(?)大事なところは見えませんでした。

ダーシーくんの可愛い姿をはっておきますので、見てやっておくんなまし。
人に見せるためというより、自分のためにはってるとも言う(笑)?


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「ホリデイ」

2007-04-24 12:32:32 | 映画・DVD【は】


2006年 アメリカ作品

監督:ナンシー・メイヤーズ

出演:キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ、
   ジャック・ブラック、ルーファス・シーウェル他


浮気をした同棲相手を、怒りのあまり家から追い出した女。

三年も思い続けた男性が結婚することを知り、打ちひしがれる女。

「こんなみじめな状態から抜け出したい!」
そんな二人がパソコンを通じて「ホーム・エクスチェンジ(条件のあうもの同士が、期間限定で家も車もすべて交換する)」することになる。

ホーム・エクスチェンジをした二人の元に、それぞれ気になる男性が現れるのだが、傷つことを恐れる二人は自分の本当の気持ちを真っ向から見つめることがなかなかできない。
そして気になる男性に実は家族がいたり、愛する女性がいたり・・・と話は複雑に絡み合ってゆくのだが・・・。

恋に臆病になっていた女性が、さまざまな人や出来事に出会い、再生し、それぞれの居場所を見つけていく、ハートウォーミングなお話。
ありえないようなできすぎた話だが、実生活でひーこら言っているワタシには現実逃避できる夢のような話でなかなか楽しめた。
ただ、色々なエピソードがあったにもかかわらず、登場人物一人一人の描き方が少々浅かったような気がするのがちと残念。

浮気した相手を追い出したアマンダはロサンゼルスで映画の予告編製作会社を経営する、いわゆる成功した女性である。
キャメロン・ディアスが演じていたのだが、まー確かにスタイルは抜群によろしい。風にさらさらなびくブロンドもこれまた美しい。
だがワタシにはただ身振り手振りが大げさなアメリカ人にしか見えなかった(つまりあまり魅力的には思えなかったということなのだが)。

もう一人のヒロインはロンドンの新聞社に勤めるアイリス(ケイト・ウィンスレット)。三年も愛し続けた同僚のジャスパー(ルーファス・シーウェル)が婚約したことを知り、激しいショックを受けるちょっと控えめな女性だ。
ケイト・ウィンスレットはどの映画を見ても思うのだが、知性と品格を感じさせる女優だ。
ある意味おっとりしていて遊びがないとも言えるのだが、ワタシの好きな女優の一人である。
自分が過去に二股かけられていたことがあるので(わはは)、感情移入して見てしまった。
この役の細かい描写は女性の監督ならではともいえよう。

ヒロインたちが心を惹かれる男性はジュード・ロウとジャック・ブラック。
ジュード・ロウはともかく、ジャック・ブラックはなんとなくもったいない使い方だったような気がしてならない。確かに楽しい役だったのだが、彼でなくてはならなかったのか?とかなり疑問。

あくまでもワタシ個人の希望(とうか願望)を言わせていただくと、マイルズの役をむしろルーファス・シーウェルに演じて欲しかった。
ピアノを奏でるルーファス、切ない表情のルーファス、おどけるルーファス・・・うああ~~~見たかったなあ(ハイ、あくまでもワタシ個人の希望です)。



ちょっとベタになりがちなラブストーリーを救ってくれたのが、アーサー役のイーライ・ウォラック。
とにかくこのおじいちゃんがラブリーなのだ。
そしてきらきら輝く宝石のようなセリフをさらりと言ってのけるのだ。



世間から忘れられた(と思っている)大脚本家アーサーと、恋に傷ついたアイリスは、互いの自信を取り戻させる優しい関係を築いていく。
ワタシとしてはこれが一番素敵な出会いだったのではないかと思うのだけど、いかがなものかしら?
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「300(スリーハンドレッド)」の試写会に行ってきました

2007-04-19 00:24:36 | 映画・DVD【さ】
もしも男に生まれたとして

「戦えない子供は谷底へ捨てろ」
「7歳で母親と決別せよ」
「空腹なら盗んで生き延びよ」
「情けを捨てろ。痛みを隠せ。恐怖を受け入れろ」
「生き残ったものだけが一人前の男になれる」

なんて掟があったらどうします?

ワタシは間違いなく、そんなところから逃げ出すでしょうね。
それ以前に生まれてすぐ捨てられるクチかもしれないけれど。

スパルタっつーのは、そういうとんでもない掟が存在するところだったのね。



紀元前480年。スパルタの王であるレオニダス(ジェラルド・バトラー)は、ペルシア帝国からの使者に「国を滅ぼされたくなければペルシア王に服従しろ」と告げられる。
ところがどっこい。スパルタには服従なんてありえないのだ。
「相手がどんなに強靭であろうと、大軍であろうと戦うしかない」
レオニダスはペルシアからの使者たちを、深い穴に落とし葬ってしまう。

ペルシアとの戦いを決意したレオニダスのもとに集まった戦士はわずか300人。
そのわずか300人の戦士と、ペルシアの1,000,000人の大軍とのモピュライの地での戦いを描いたのがこの映画。
300人の戦士の勇気ある戦いは、のちにギリシアの人々を奮い立たせ、のちの戦いに勝利をもたらす契機となるのである。




いや~~~観ていて疲れた。
ぐいぐい引き込まれるように観てはいたが、自分も一緒に戦ったような疲労感を覚えたというのが素直な感想。
なんというか・・・殆ど戦闘シーンというかバイオレンスシーンなのである。
観ている方も気が休まるヒマがない。

肉体を鍛えあげた男たちのぶつかりあう姿は、男たちの鼓動が聞えてきて、息がつまるほどの迫力。
まーとにかく男臭いドラマなのである。
でも戦いの中にも男たちの友情や親子の思いなどがちらりと垣間見れて、ほろりとさせてくれる。

ストップモーションでとらえられた戦士のアクションを、カメラがぐるりと移動して映しているようなシーンは、かえってスピードを感じさせてくれて面白かった。こういうシーンはマトリックスを彷彿させるね。
空を黒く覆わんばかりの何千何万という矢が飛んでくるシーンは「英雄(HERO)じゃんかー!」と思ったけど。


ナレーターというか物語の案内役はこの方。



今まで意識したことがなかったのだが、デイビッド・ウェンハムはなかなか特徴のある声をしている。映画の中ではレオニダスの家臣ダレイオスの役を、味わい深く演じている。



スパルタ王レオニダス(ジェラルド・バトラー)と動く大仏のようなペルシアの大王クセルクセス(ロドリゴ・サントロ)。
いや~これ、初めにロドリゴだって言われなければ、絶対に誰だかわからないよね。
でも時々唇がアップになって「あ、この形は間違いなくロドリゴの唇だわ♪」と一人へらへらしていたワタシ(男たちが命かけて戦ってる時に~~!)。
ジェリーはヒゲ面で顔がよく見えないし(まあオペラ座の時のそうだったが)、兜(?)をかぶるとなお誰だかわからないし・・・。


↑ 誰?

残酷なシーンも多いので、ワタシとしては女性にはあまりすすめられない映画だと思うけど、戦士たちの肉体美を拝みたいなら観てみるのもよろしいかと。
今度はいつジェリーのこんな美しい肉体を拝めるかわからないもんね。


追記

DDさん、ジェリーもよかったけど、ワタシとしてはこちらの方がツボだったのだよ・・・。



ウルスとはちょっと違うけどね。レオニダスの家臣であるステリオス役のマイケル・ファスベンダーどえす。
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「嬉しいこと」の後には「イヤなこと」。それって人生の法則?

2007-04-13 00:58:27 | 日々のこと
「当たるかな~~当たんね~だろうな~」と思っていたこれ。



「300」の試写会ね。
友達が当選したので、いけることになった(神サマ、豆キチくん、アリガトウ)。


それと、TOKYO FM「大江千里のLive Depot」にワタシの大好きなフュージョンバンド「Dimension」が出演するのだけど、それの番組観覧を申し込んだら、こちらも当選したのね(申し込み、少なかったのかなー)。
生で彼等を見るのは久々なので、とっても嬉すい~~~~


それから、先日「プレステージ」の前売りを買いにいったら、おまけにトランプがついてきたので、得した気分~~(キングはヒュー、ジャックはベイルの絵柄だじょ)♪
そのまま有楽町のビッ●カメラに行ったら、どでかいスクリーンにこいつらが

←こいつら

映っているではないの~~~!!
何かの番組だったらしく、すぐ違う場面に切り替わってしまったけど、その短い時間にたまたま店にいてDIVOを見ることができるなんて・・・。
嬉しい偶然だった。

その後、イケメンヴァイオリニストのデイヴィッド・ギャレットが映し出されて、友達とキャーキャー言っていたアホなワタシ。
勢いでこれ↓買っちまったよ。



なんだかプチ幸せが続いて気分をよくしていたワタシだったが、幸せな気分はそうそう続かないものなのだね。


昨日、区役所の方やうちの母親の担当医師、そいから日頃お世話になっている看護師さんやヘルパーさんたちを含めたカンファレンスが行われた。
ALSという病気で寝たきりの母の今後の対応についてのカンファレンスだったのだが、その席で一人の看護師が「娘さんもお父様と同じくらいのことはできないとねえ」とぬかしたのだ。
思わぬ発言に「むっ」となったワタシ。
しかもそのアホ看護師、なおも続け「お父様と同じくらい、お母様のことをわかってさしあげないといけませんね」とか言うのだ。

ワタシの当番は夜と土日なので、日中、週に2、3回だけうちにくるこのアホ看護師とは顔をあわせない。
だからワタシがどれだけどんなことをやっているのか、知らないはずなのだ。
このアホ看護師に聞かれたこともないしね。

土日はワタシは看護師さんやヘルパーさんが日頃やっていることを、自分一人でこなす(たまに妹が来て、やってくれるけど)。
おむつ交換や、たんの吸引は勿論、普段父がまったくやらない母親の陰部の洗浄や、耳、鼻、口の中の掃除、部屋の掃除、吸引の際使う備品の煮沸、簡単なリハビリ、呼吸器の点検などなど、みーーーーんなワタシが一人でやってんだ!バーロー!と叫びたくなったのさ。
勿論父がやっていてワタシがやっていないこともあろうが、何も知らないくせして安易な発言はやめて欲しいものだ。
大体ワタシが母のことをどれだけわかってるのかわかってんのか、おんどりゃー!!!!!と喉まででかかったわさ。


しかし大勢いる前でケンカを売るわけにもいかん(いなかったら売っていた)。
そこは大人なので(そうか?)、とりあえずぐっとこらえた。
でもワタシの顔は硬直し、相当な「不快オーラ」を発していたに違いない。
だってまだ二日酔いのようなムカムカを胸に抱えたまま過ごしているもんね。

いい気分って長く続かないけど、嫌な気分っていつまでもどこまでも続くんだよなあ・・・。
あああ~~~~今日はおうちに帰ったら、DIVOに癒してもらわなくっちゃ~~~(涙)。
ウルス、ヘルプミ~~~~~!!!
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やっぱ、こーゆーの好き「デジャブ」

2007-04-11 02:43:30 | 映画・DVD【た】
「ハリウッド映画は衰退の一途をたどっている」とか言われる昨今ですが、ワタクシ、どうやら多少面白さにかけようが、腑に落ちない点があろうが、主人公の動作が緩慢であろうが、「カネ、半分返して欲しい・・・」と思おうが、アクション映画とかパニック映画とか大好きなんでございますねー。
これはデンゼル・ワシントンも出るし、絶対に観ようと思っていた作品でございます。
いや~~~思った以上に面白かったですわ♪



監督:トニー・スコット
出演:デンゼル・ワシントン、ヴァル・キルマー、ジム・カヴィーゼル他

アメリカのニューオリンズで543名もの犠牲者を出すフェリー爆破事件がおきた。
AFTの捜査官ダグ・カーリン(デンゼル・ワシントン)は、事件現場で次々と事件の証拠になるものを発見し、鋭い観察力や分析力を発揮する。
事務所にもどったダグは、事件当時に撮影された様々な映像をチェックしているうちに、監視カメラに映し出された、橋の上でバイクを止めてフェリーを眺めていた不審な人物(ジム・カヴィーゼル)の姿を発見するのだった。



やがて爆破事件の現場近くで、女性の焼死体が発見される。
彼女は爆破事件の前にすでに死亡していたと推定されたが、ダグはこの女性を知らないはずなのに、以前に会ったことがあるような感覚におちいる。そして事件解決の鍵を握るのは彼女だと直感する。

彼女の名前はクレア・クチヴァーだと判明。
彼女の父親から鍵と写真を借りたダグは、彼女のアパートに向かい、そこで血まみれの布切れや、拳銃を発見する。
そして・・・・・
冷蔵庫のドアのところに「君は彼女を救える」という、マグネットで作られたメッセージが残されているのを見つける。
「このメッセージは誰が誰にあてたものなのか?」そして血まみれ布は何を意味するのか?


ダグは鋭い観察力&洞察力&分析力をかわれ、FBI捜査官のプライズワーラ(もっとわかりやすい名前にせんかい!)(←ヴァル・キルマーです)に、特別捜査班のメンバーに抜擢されます。
そこで、現在から「4日と6時間前」の映像をリアルタイムで監視できてしまうすごいシステム「スノーホワイト」があることを知るのですね。
で、ダグは「クレアの部屋」を映し出すように設定させるのだけど、そこで「生きている」クレアの姿を見て、彼女のあまりの美しさに魂を抜かれちゃうわけです。
「この、美しい人を死なせてはいか~~~ん!!」と恋に落ちた男は思うんですね。←いや、でももう死んでます。
そらそーだ、ワタシだって4日と6時間前の美しいウルスのアップの映像なんか見せられたら・・・・・着替えている姿なんか映し出されたら・・・・・パタッ(←倒れた音)。
というか今現在のウルスの映像でも倒れると思いますけど

これ以上言うとネタばれになってしまうので控えますが、恋に落ちた男が彼女を助けようとして、奇想天外な展開&運命に翻弄されていくのです。
デンゼル・ワシントンは相変わらず安心して見れる俳優の一人なのですが、ある意味いつもの似たような役回りで、新鮮味には欠けるかも。
でもそれを補う、どっしりとした存在感と自信に満ちた演技は素晴らしいです。
ブラッカイマーが即決で買付けたという、見るものを捕らえて離さない魅力に満ちた脚本も劇的で斬新。
単なるサスペンスアクションではなく、見終わった後に「愛する人が生きているって幸せなことなんだな~」としみじみ感じさせてくれる、いい映画です。

様々な謎である伏線があちこちに張り巡らされているのですが、アナタには解けますか?
ええ、ワタシは全然解けなかったんですけどね・・・。
終盤で「おお~~~!そういうことか!!」って・・・。
相変わらず製作側を「してやったり!」と喜ばせるような客なんでございます、ハイ。
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「シークレット サービス」

2007-04-08 08:47:32 | 映画・DVD【さ】


は~~い♪
ビックリしたでしょ?
のっけからこんなエロエロの写真で。
ヨアン・グリフィスが出ているし、しかもサスペンスだというので、買ってみたの。



で・・・ひとこと言ってもいいっすか?



だまされた~~~~~!!!



話は・・・ネット上で大人気のポルノ女優ムーンが主人公。
彼女はパーキンソン病を患う父親(ジェームズ・ウッズ)の面倒を見ながら働いているのだが、自分はネットを見る人間たちを快楽に導くことから「人の役にたつ仕事をしている」と思い込んでいる。
ある日友人から、彼(ヨアン・グリフィズ)がプロポーズしてきたが、本当に誠実な人か確かめたいので、彼がムーンの誘惑に乗るかどうか試して欲しいと頼まれる。

で・・・誘惑にのっちゃうわけですね、ヨアンちゃんは。
しかも始まってから42分もたってからのご登場なのですわ。
ほんでムーンのパンティを下げて、とっても幸せそうな顔をして・・・何をするわけです。
51分には「はい、さようなら~~~」で、その後は姿を見せません。
正味10分にも満たない出演に加え、女にまんまと騙される、まったくいいところのないただのエロ青年の役。


なんでこんなのに出たんだ(怒)ーーー!!
ホーン・ブロワーのりりしさはどこに・・・(涙)。


でもまあこんな可愛い笑顔が見れたからいっか。と自分を慰めるしかありまへん。




パッケージに騙されたよ・・・(涙)。がっくし・・・。

で話を元に戻すと・・・ヨアンちゃん(怒りのあまり役名忘れたわよ)を騙せたことから「これは仕事にできるかも!!!」と思ったムーン。
それ以降、ムーンはポルノ女優の仕事をしながら、自ら出向いてターゲットが引っかかるかどうかを試す浮気の極秘調査を行うようになる。
ある日、依頼を受けてターゲットの元に向かうのだけど、そこで死にそうな目にあったことから、自分の人生を見つめなおそうとする・・・という話なのだ。

一体どこがサスペンスなのかよーわからん!!
それに邦題もちゃんちゃらおかしい。
原題の「THIS GIRL'S LIFE」の方がしっくりくるじゃないか。
よーするにアホな女の物語なの。
父親役のジェームズ・ウッズの熱演が浮いて見えるほど、お粗末な話なわけよ。
「セックスが好きだから」ポルノ女優になって、怖い目にあったから自分の人生考えなおそうなんて、安直すぎるんだよな~~。

という訳で、同じ女性として全く同情できませんでした。
ムーンを演じるジュリエット・マーキスはなかなかいないタイプで綺麗だったけど、これは見ない方がいいです。時間のムダです(ワタシはカネもムダにした・・・)。
でも「ポルノの世界ってどんなん?」と興味があるようなら、ご覧になってください。
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「HAPPY FEET」

2007-04-05 01:47:25 | 映画・DVD【は】
愛しいヒューがペンギンのお父さんの声の役で、美声で歌まで聴かせてくれるとくりゃ、こりゃ観に行くしかないでしょう。

本人が出てきてこんな姿で歌って踊ってくれりゃなおいいんだけど・・・



まあ贅沢は言うまい。
ということで行ってまいりました。





2006年、オーストラリア/アメリカ作品。

イケメン皇帝ペンギンのメンフィス(声:ヒュー・ジャックマン)は「心の歌」でノーマー・ジーン(声:ニコール・キッドマン)に熱い思いを伝えることに成功。
二人ははれて夫婦となり、愛の結晶の卵も生まれた。
ところがノーマ・ジーンが餌をとりに出かけている間に、メンフィスは大事な卵をうっかり落としてしまう。

そのせいか孵化したメンフィスの子供マンブルは他と違っていた。
くちばしからでなく足から生まれてきたことも、メンフィスをびっくりさせたが、なにより激しい音痴であったことが周りを落胆させた。
メンフィスは「オレのせいだ!」と心の中で自分を責めながらも、なんとか普通のペンギンのようにマンブルを歌わせようとする。
だが心を伝えようとするとマンブルの足は勝手に動いて踊り出してしまうのだ。
そう、マンブルにとって踊ること=気持ちを伝える手段だったのである。

卒業式の夜、みんなにばかにされ、激しく傷ついたマンブル(声:イライジャ・ウッド)は、流氷にのってアデリー・ペンギンの地にたどりつく。
そこでアデリーペンギンの五人組「アミーゴス」に出会い、自分の踊りを誉められ、初めて自信というものを感じるマンブル。

自分が間違っていなかったと悟ったマンブルはアミーゴスを引きつれ国へ帰るが、「餌である魚が激減したのはおまえの変な踊りのせいだ」と長老からなじられ、国外追放されてしまう。

かくして、マンブルは魚が激減した原因を追究するため、アミーゴスと共に旅にでるのだが・・・。


この映画の何に感動したかって、なんたってマンブルにくっついてまわる「アミーゴス」でしょう。
彼らはマンブルが皇帝ペンギンであろうが、イワトビペンギンであろうが、なんであろうが「とにかく踊りがうまい」というだけでマンブルを慕い、おまけに過酷な旅にまでくっついていくのだ。



まったく偏見や差別をもたず、とにかく明るくて何事にもめげない、「マンボ」の好きなラテン系五人組なのだ(そう、カルロスが五人みたいな・・・)。


(こんな感じ?)

これはね、私たち人間も見習うべきだと思ったね。
監督であるジョージ・ミラーは、差別や偏見で争いごとの耐えないワタシたち人間をちくりと刺しているんじゃないかな~なんて思ったりして。


それからこいつもすごい・・・というか、どすこい。



なんだかチョーシのいい、あやしい教祖サマなのだが、この肉感的な感じがとっても可愛い。
声はロビン・ウィリアムズ。嬉々としてやってんのがよ~くわかります。

監督は「フォト・リアリティーを実現したかった」らしいけれど、ペンギンたちのホワホワした毛並み、くねくねした動きや質感、南極大陸の自然美などの精巧なCGを駆使した映像を見る限り、それは成功していると言えるだろうね。
歌もすごかったですよ~~~。
なんか半端なミュージカルよりすごい!うまい!迫力満点!
なつかしいQueenの「Somebody To Love」やプリンスの「Kiss」、EW&Fの「Boogie Wonderland」なんか聴けて嬉しかったなあ。
勿論ヒューもよかったですよ~~。んふふ。

最後はそうきたか~~~と意外な方向にいってしまったけど、人間は動物や自然と調和していくべきだという監督のメッセージが十分伝わってきたので、これもありかなと。

人間誰しも、他の人間と違っている自分を感じることはあるはず。
そして「こんなんでいいんだろうか?」とちょっくら不安になることもあるはず。
にもかかわらず、実はあまりマンブルには魅力を感じなかったワタシ。
何故でしょう?そこんとこがよくわからんけど・・・。
イライジャの声で猛吹雪の中・・・でしょ?
なんとなく「旅の仲間」を見ているような気分になっちゃったのは、ワタシだけではないと思うけれど。
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