オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

IL DIVOに涙する

2007-02-26 03:44:54 | 日々のこと
疲れるんです。
仕事から帰ってからの母の看護。

いや、疲れるってのは違うな。
仕事モードから看護モードに切り替えるのが、すごく大変というべきか。
気持ちを無理やり切り替えるのって、すごいストレスがたまるというか。
看護自体は苦痛ではないのだけど、気持ちの切り替えが出来ないと、看護も疎かになるしイヤイヤやることになったりする。
そういうのって母にもちゃんと伝わったりしちゃうのよね・・・。
それが伝わらないように、ワタシはわざと明るく振舞ったり、バカなことを言ったり・・・そりゃー女優並の演技力と忍耐を必要とするんですわ。

そして本日の看護もやっと終わり父にバトンタッチ。
やっとワタシの時間がやってきた。
気持ちを癒すためにIL DIVOをPCにセットする。
母の看護で土日なんてしばらく出かけてないな~。
なんて考えていたらとっても悲しくなってしまった・・・。
ほんでもって、美しい彼らの声を聴いていたら、突然どばーーーーーーーーーっと涙が溢れてきた・・・。
うへ~~~~~こんなことってこんなことってこんなことって・・・。

「LIVE AT THE GREEK THEATRE」で、IL DIVOの曲を聴きながら涙していたオバサンが映っていてワタシはそれを見てちょっと笑ってしまったけれど、あのオバサンとおんなじじゃないか~~~~!!
でもとっても心地よい涙なの。
なんだろーねー、癒されつつ感動してるっていうか、ほ~~~っとなって魂ぬけちゃったっていうか、あーやっぱりウルスはかっこいいわ♪カルロスは声がでかいわ♪セバスチャンの声は素敵だわ♪デイヴィッドの声は綺麗だわ♪

どれも素敵だけど「MUSICA」と「SOMEWHERE」で、もう鼻水と涙で顔がぐしゃぐしゃ~~。
こんな顔だれにも見せられない~。つか誰も見たくないだろうけど。
え~い、も一回「MUSICA」と「SOMEWHERE」聴いちゃれ。
「MUSICA」のピアノがこれまた泣ける。
ああ、この甘くささやくような声がたまらん・・・。
カルロスの力強い歌声も、ワタシに力を与えてくれる。
再び鼻水と涙の大洪水。

でもなんだかすっきりしたでよ。
たまには泣くことも必要なんだね。
IL DIVO最高~~~!!ありがとう!!

ちなみにワタシの身体中の水分を放出させたのはこのアルバム。


「オールウェイズ-SIEMPRE-」

今まではライブの情景が目に浮かぶ「ANCORA」ばっかり聴いていたのだけど「オールウェイズ-SIEMPRE-」もすご~~くいいね。
えらそうに言わせてもらうけど、声が断然よくなっているし、前作よりまとまりもあるし、いい意味で力が抜けた感じもする。
ほいでいてスパニッシュ・ギターがこれまたよいのね。

どうですか?癒されたいアナタ、一家に一枚。
ほんで一緒に泣きましょう(アホか)。
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「YOU CAN COUNT ON ME」

2007-02-24 03:16:05 | 映画・DVD【や】
ワタシが大好きな女優は数えるほどしかいないのだが(いい男にはめちゃくちゃ甘いが、女には手厳しいワタシ)、ローラ・リニーはその数少ない女優の一人である。
「LOVE ACTUALLY」でお気に入りの女優になった。



ずっと片思いだった人と念願のベッドインという時に、病気の弟から電話があり、彼を残して弟のところに向かうという弟思いの姉を演じた。



ロドリゴも「LOVE ACTUALLY」で惚れたね(笑)。
というか「LOVE ACTUALLY」はいい男の宝庫だったよなあ。
あの中からいいの選んでいいよと言われたら(言われないって)困っちゃうよなあ~~。
う~ん、ヒューも捨てがたいけど(偉そう)でもやっぱり↓がいいなあ。


 
↑こんないい男を残していくサラ(ローラ・リニー)の気持ちはいかなるものだったのか。
涙をこらえ、弟にマフラーを巻いてあげるサラの姿にワタシは大泣きしたものだ。←すっかり自分に置き換えていた・・・だって相手はロドリゴだよ・・・(遠い目)。
はっ!!いかんいかん!!



本題に戻って「YOU CAN COUNT ON ME」。



2000年、アメリカ作品。

サラ(ローラ・リニー)は田舎町で息子と二人暮らしをしているシングルマザー。
地元の銀行に勤める、保守的だが美しい女性だ。
そんなサラには、別れて暮らしている弟がいた。
根無し草のような生活を送る弟テリー(マーク・ラファロ)は、サラとは全く性格が違ったが、幼い頃に事故で両親を亡くしてから、励ましあいながら生きてきた大切な肉親だ。
そのテリーが久しぶりに町に帰ってくるという。

嬉しさのあまり町中に「弟が帰ってくるのよ」とふれ回っていたサラだったが、戻ってきたテリーは「刑務所にぶち込まれていた」話をし、金の無心までしてサラを失望させる。
だが、サラの息子ルディ(ロリー・カルキン)は自分と同じ目線で物事をみるテリーに親近感を覚え、段々と心を通わせるようになってゆく。
親子のような二人の姿をほほえましく思っていたサラだったが、信仰心もなく人生の価値を見出すことも出来ないテリーが、ルディに悪影響を及ぼすのではないかという不安も多少感じていた。

そんなサラに恋人のボブがプロポーズをする。
突然のプロポーズに戸惑い、息がつまるような気がしてボブとの結婚に踏み切れないサラ。
そしていけないこととは思いながら、上司(マシュー・ブロデリック)との情事にのめりこんでいくのだった。


幼い頃に事故で両親を亡くしてから、別々の施設で暮らすことを余儀なくされた姉弟。
子供の頃から何に対しても責任を担ってきた、完璧主義者とも言える姉と、幼い頃両親を亡くしてしまった喪失感から、生きることに価値を見出せない弟との微妙な関係を、監督で脚本家のケネス・ロナーガンが優しい視線で描いている。

二人は全く異なる性格ではあるが、幼い頃に両親を亡くしたことから、それぞれストレスを抱えたまま大人になってしまい、ある部分成長がとまってしまっているのは同じ。



それぞれが今の自分を許すことが出来ず、苛立ちもがきながら生きているのだが、ふと隣を見た時に、同じように苦しみながら生きている、心許せる姉弟がいることに気づきく。
何があっても受け止めてくれる姉弟がいる。
どこにいても愛してくれる姉弟がいる。
大切なものに気づいた彼らはそれぞれの生活に戻っていくのだ。

最後に姉弟が別れるバス停のシーンは涙なしでは見れなかった。
姉に会いに来た時と、全く別の顔でバスに乗り去っていくテリーの表情がとってもいい。
特別なことがおこるわけでもない、シンプルな話だけど、見終わった後で「良質の映画をみたな」という気持ちにさせてくれる。
脚本がしっかり出来ていて登場人物がそれぞれ巧く描かれているということもあるが、キャスティングもよかったんだろうな。

やっぱりローラ・リニーはよかった。
監督が「温かみがあって、演技力があってなんでもできる女優。しかも美しいし」とベタ褒めしていたが、本当に彼女は映画によって色んな顔を使い分けることができる本物の女優だと思う。
その監督は自ら牧師の役で登場するのだが、困ったような表情に味があってとってもいい感じ。監督の温厚で几帳面そうな性格がにじみ出ている。
サラの弟のテリー役をマーク・ラファロがゆるく魅力的に演じている。「死ぬまでにしたい10のこと」の時より、こちらのマーク・ラファロの方が好き。
微妙な表現を要求される一番難しい役だと思うのだが、ごく自然で、しかもローラ・リニー同様不思議な温かみを感じさせる。
まだ売れる前のジョシュ・ルーカスもちょい役で登場するのだが、細くてかっこよかった♪ジョシュはこの頃から光っていたのね。まだ髪の毛も沢山ありました。
マシュー・ブロデリックは今まで「とっちゃんぼうや」みたく思っていたけど、今回はしっかり「男」だったわ(笑)。
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細々やってました。ノリエガ祭り③「NOVO(ノボ)」

2007-02-19 20:34:11 | 映画・DVD【な】
これね・・・ワタシにはよくわからん映画。
で、何回か見れば少しはよさがわかるのかなと思って三回見てみた。



2002年、フランス映画


5分で記憶をなくしてしまうという記憶障害があるグラアム(エドゥアルド・ノリエガ)は、コピー係としてオフィスで働いていた。
そのオフィスに派遣社員としてイレーヌ(アナ・ムグラリス)という女性がやってきて、グラアムは社内を案内するよう社長から命じられる。
イレーヌはどこか不可思議な様子のグラアムに惹かれ、自宅に招き、ベッドに誘う。
情事の翌朝になると、前日のことを忘れているグラアムとの関係に、新鮮なものを感じ、恋にのめり込んでいくイレーヌ。
常に新しい気持ちで恋を楽しんではいたが、その一方で濃密な自分との時間を全く覚えていないのではないかという不安にもおちいっていく。
そんなイレーヌの前に、グラアムの妻だという女性が現れる。


タイトルの「NOVO(ノボ)」とは、新しい人間という意味らしい。
「ノボ」と書くとなんだか間抜けだし、「NOVO」だけだと「NOVA」と間違えやすいというやっかいなタイトルだ。
主演はフランスの新星アナ・ムグラリス。共演はワタシの愛するエドゥアルド・ノリエガ。
他の出演に、なんだかいつもより地味でブサイクに見えるバス・ベガなどなど。


何回見ても、ワタシには理解不能&納得いかない映画であった。

たとえば女社長は何故、あんなにもグラアムにこだわったのか?
それからあちらではブラジャーが外れたら、女性男性関係なく、そこにいる人にはめてもらうものなのか?
そしてブラジャーが外れたら、ノーブラになって仕事をするものなのか?
それから仕事で計算ミスをしたら「疲れていたんです」で済まされるものなのか?
挙句には「ちょっとの間違いくらいいいでしょ」と開き直るのには恐れ入ったのだが、ありゃ人間的にどうなんだ?
そしてグラアムの記憶障害の原因は・・・ひっぱったわりにはあまりにお粗末ではないか?

主人公のイレーヌの気持ちはなんとなくわかる。
初めは軽い気持ちで始めた恋だったが、次第に本気になって、相手が自分のことを忘れてしまうのではないかと不安になる。
相手のことがもっと知りたくなり束縛したくなってくる。
そうこうしているうちに、女社長は嫌がらせをするようになるわ(されるのももっともな気もするが)、ワケありの少年がちらちら姿を見せるようになるわ、「私は彼の妻です」という女が現れるわ・・・グラアムをめぐる色々な人間模様が浮き彫りになっていく。
この映画はそれをドロドロしたものではなく、時にはユーモアもまじえ、サラリと描いている。
だがサラリと描きすぎて、人間の深みのようなものが欠落しているような気がする。
これは難しいことなんて考えず、単純に映像美を楽しむ映画なのかも知れないけどね。

イレーヌを愛し、自分の病気に不安を抱きながらも、グラアムはどこかノー天気で無防備でとっても可愛い。
ええ、グラアム役のノリエガがとにかく可愛いの。顔も体毛も濃いけど。
ノリエガは冒頭とラストの、全く別人ともいえるグラアムをうまく演じ分けていて、それぞれの魅力をさりげなく見せてくれる。
しかし、海岸をすっぱだかで歩くという役はどうなんだ、ノリエガよ。
よくこんな役をひきうけたなあと思う。あっぱれというより、半ば呆れたと言うか・・・。
生まれたままの姿で海岸を歩く・・・、まさしく生まれ変わった新しい人間「NOVO」と言えるのだろうけど、なんだか見ているこっちの方がはずかしくなってしまったのだった。


自分の好きなシーン。
希望に満ちた、これからの二人の関係を思わせるラストのシーンも好きなのだが、ヒゲを剃りながら顔中泡だらけにしているグラアムが、ちょっとエゴを見せるイレーヌにキスをするシーンが一番好き。
ここはグラアムの優しさと愛情がにじみ出ていて、なんとなくじんとくる場面だ。



でもね、どうして全裸でしかも屋上(というか野外)でヒゲを剃るのか?
そこんとこもやっぱりわかんない映画なのであった。
コメント (18)
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「ホワイト・ライズ」

2007-02-17 22:12:57 | 映画・DVD【は】


2004年、アメリカ作品
監督:ポール・マクギガン


レストランで商談中のマシュー(ジョシュ・ハートネット)は、店で偶然とある女性の姿を目撃する。
その女性はマシューがかつて心から愛した女性リサ(ダイアン・クルーガー)だった。
二年前、何も告げずに突然姿を消したリサへの思いがよみがえり、押さえ切れなくなったマシューは、仕事もキャリアも婚約者も捨てて、狂ったようにリサを捜し続ける。
レストランにわずかに残されていた手かがりを追っていくうちに、リサのアパートメントのものと思われる鍵を手に入れるマシュー。
はやる気持ちをおさえつつリサの部屋を訪れたマシューだったが、そこに現れたのはリサと名乗る別の女性(ローズ・バーン)だった。


「ラッキーナンバー7」の時も思ったのだが、ポール・マクギガン監督は複雑によった縄のようなストーリーを、少しずつ解いていく描き方がさりげなくうまい。
大どんでん返しも面白いが、こういう風に小出しにネタバレしていくのも面白い。
また過去と現在がぶつ切りにならず、キチンと繋がるようにフラッシュバックさせる手法も見事。

初めはサスペンス???と思って見ていたのだけど、サスペンスであるけれど、愛の物語でもある。
一人の人間の「想い」という小石が池に投げ込まれた時、いつの間にか大きな波紋となって、さまざまな人を巻き込んでいくというストーリーだ。
最後は「よかったな」と思える結末だったけれど、登場人物がみないい人(というか悪くない人?)なだけに、それぞれの切ない胸のうちを思うとちょっと胸が痛くなる。



ネタばれになっちゃうので多くは語らないが、見終わってからもう一度頭から見て確認したくなる映画。
これがまた伏線があっちこっちにはってあるのだ。
途中で気づいた人もいるのだろうけれど、相変わらず鈍くて観察力が全くないワタシにはわからなかったのだが。

ジョシュ・ハートネットが誠実(でもないか)な、青年の役を好演。
黒いコートがなかなか似合っていてよろしい。
今回は髪型もそんなに可笑しくないので○。
でもなんと言ってもこの映画で一番存在感があるのは、もう一人のサラの役のローズ・バーン。
心痛がひしひし伝わってくるような表情が、見る者の心を捕らえる。
ヒロインのダイアン・クルーガーは確かに美しいのだが、ジョシュが相手だとちょっと落ち着き過ぎているような気がした(というかさめているように見えた)。
別の女優でもよかったのではないか・・・とか思ったりして。
でも映画としては面白かった。
たまには切ない愛の物語なんていかが~~~???
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香水を買ってみた

2007-02-16 16:58:44 | 日々のこと
以前働く母の煩悩日記の蓮花さんのところの、香水の記事を読んだ。

ワタシは普段、香水なんて買わないで貰物のをたまにつけるくらいなのだが、「好きな香りには癒されますよ」という言葉に激しく反応してしまった。
どうも最近ストレスが溜り気味で、愛しのIL DIVOの曲を聴いて一時癒されても、持続性がないので、どうしたものかと思っていたところなのだ。

で、愛しいジェリーが使用しているというJO MALONEの香水を購入してみた。
日本では売っていないので、あちらから送ってもらったのだけど、本体も高いけど送料もバカ高・・・。ちょっとチクショー・・・。まあいいんだけど。
とりあえずたまには贅沢もよいでしょうってことで。
ジェリーが使用しているものもよくわからんまま、とりあえずユニセックスっぽい香りと思われる三点を購入。
香りもわからず購入するのもどうかと思われたが、まあジェリーと一緒のブランドというだけで、かなりウハウハ状態でストレスもちょっとは解消できたかな・・・。



この写真はブラック・ヴェティーバー・カフェってやつ。100ml。
あと30mlのアンバー&ラヴェンダーとナツメグ&ジンジャーを購入。
初日、嬉しくてつけすぎたら気持ち悪くなったけど(バカ)、今は毎日「どれにしようかな~」と楽しみながらつけてます。
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やっぱりスパニッシュにはまる

2007-02-05 02:22:15 | 日々のこと
最近のBGMはずっとIL DIVOの「ANCORA」だったのだが・・・CDプレーヤーが突然ぶっこわれたため、仕方がなくDVDの「Live AT THE GREEK THEATRE」をつけっぱなしにしている。


ワタシ、ウルスが好きだったんだけど・・・ずっとDVDを見ていたら、ぐいぐい押してくる感じの濃い~~~カルロスになんだか心がときめいてきてしまった。
ウルスには感じられないあの「余裕」と「激しくタダ漏れ」と「胸元から見える胸毛とちょっと汗ばんだ肌」と「サウナに行ったら腰にタオルまいているおっさんみたいな感じ」と「世界中のオンナはオレのもの」みたいな勘違いと言うか自信みたいのがまたよいのよね~~~。
あ、お顔も可愛くて好き。勿論歌も四人の中で一番素晴らしいと思っているんだけど。
「この会場の中にスペイン語が話せる女性はどれくらいいるかな?」「個人レッスン受けたい人は?」なんてウルスは絶対言わんだろう。


いやウルスも実直な感じが大好きなんだけどねえ、ワタシの王子さまだから
でも、やっぱりスパニッシュにはまってしまったワタシ・・・。
そうして今日もカルロスを見るため(ではないんだけど)、DVDをセットしてしまうのであった・・。



もしかしたらセバスチャンにもはまるかもという予感があったのに、みごとにハズレておかしな(?)方向にずれてきた・・・。
この「ハの字」眉毛がかわゆいんだよねえ・・・。
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「ダンス・ウィズ・ア・ストレンジャー」

2007-02-03 06:25:20 | 映画・DVD【た】
久々のルパート・エヴェレットでございます。のほほほほ。
といってもこの作品は1984年の作品なので、20年以上前のもの。

ご覧になって~。
霧雨のロンドン。愛しい女に会うために傘も持たずにたたずむ美しい男、エヴェレット・・・。
なんて素敵~~~~~~~~~~。



彼は貧しいけど(親が金くんないから)、若くて魅力的な、自己チューで乳離れができていない男の役(どんなだ)。
これがもうお似合いで・・・。
こんな男だったら、不幸になる~騙される~とわかっていても、女がほおっておくわけがない。


ストーリーは

1955年、7月13日にイギリス最後の絞首刑を受刑した、ルース・エリスの実話をもとにしたもの。

1954年、ロンドン。
ルース・エリス(ミランダ・リチャードソン)は離婚歴がある二児の母親だが、生活費を稼ぐため酒場のホステスをしていた。
ある晩、若くて魅力的なレーサー、デーヴィッド(ルパート・エヴェレット)が酒場にやってくる。
誘われるままにベッドを共にしたルースは、たちまちデーヴィッドの虜になってしまう。
だがデーヴィッドには親がすすめる婚約者がいた。
にもかかわらず、デーヴィッドはあしげくルースの元に通ってくる。

婚約者と一緒にいるデーヴィッドの姿を見て、嫉妬の炎に身を焦がすルース。



苦しさに耐え切れず別れようと決心しても、デーヴィッドの誘いを断ることが出来ない。
そんなルースを愛する中年紳士、デズモンド(イアン・ホルム)は、金銭的な面でも精神的な面でも支えてくれるのだが、感謝こそすれ、愛情を抱くことが出来ない。

デーヴィッドは婚約を破棄し、ルースと結婚しようとするが周囲の反対にあう。
反対にあったらあっさり諦めてしまうデーヴィッド。
デーヴィッドを愛してはいたが、身分が違うだけでなく、あまりに自己中心的だったため、ルースも結婚にふみきれないでいた。

やがてルースはデーヴィッドの子供を宿すのだが、流産してしまう。
精神的に極限まで追いつめられたルースは、デーヴィッドの屋敷まで出向くのだが、そこでデーヴィッドに自分以外の女性がいることを知るのだった・・・。


若くて魅力的、でも己の気が向いた時にしか女に会いに行かない自分勝手な男、デーヴィッド。



ルースに甘えたり、泣いたり、時には攻撃的になったり、嫉妬にトチ狂ったり。
色んな表情のエヴェレットが見れてファンとしては嬉しい限り。



こんな可愛い顔も見れるのだ~♪めちゃらぶり~♪


ミランダ・リチャードソンはデーヴィッドを愛しながらも憎悪する、気性の激しいルース役にぴったりはまっていて、実力をみせつけてくれる。
顔の感じが今とあまり変わらない気がするのは気のせいだろーか?
イアン・ホルムも誠実な紳士の役がぴったりだった。


愛し合っていながらも、ぶつかりあい、お互いの牙で傷つけ合わずにいられない二人。
二人はある意味、似すぎていたのかも知れない。

ルースは最後にデーヴィッドの身体に銃弾を撃ちこむ。
息絶えたデーヴィッドのそばに、ルースからのプレゼントであるお守りが落ちていたのが皮肉というかなんというか。
劇場公開版ラストシーンで、ルースはデーヴィッドの母親に宛てた手紙で謝罪をしているが、憎悪や嫉妬、執着から開放され心の安らぎが得られたのだなと感じられる文面だ。
彼女は彼を永遠に自分だけのものにしたのだから。

不憫なのは残されたルースの息子と、ルースを心から愛したデズモンド。
デーヴィッドがルースに対して自分勝手だったように、ルースも息子とデズモンドに対しては誠実さに欠けていた。そして最後は殺人を犯し、彼らの思いを裏切ることになる。
彼らのことは二の次になるほど、デーヴィッドへの思いというか執着が深かったということなのだろうけれど。
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