オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

笑ったわけは・・・

2008-05-24 01:36:45 | 日々のこと
20、21日と舞台挨拶で生ベン・バーンズ君を見ることができて、短いけれど幸せな時間を過ごすことが出来たdim子(salleanaさまhyoutanさま、その節はお世話になりました)。

これは20日のレッドカーペットの画像。
ワタシは参加できなかったのですが、お友達が撮影してくれました。





なんだか楽しそうですね~~。何を話しているんでしょう?
カスピアン王子はすっかりルーシーに弄ばされて(?)いますね。女の子は強いのです(というよりベン君が役と一緒でちょっと情けないのか?)。
にしてもジョージー大きくなったね。


「ナルニア国物語 カスピアン王子の角笛」もすでに二回観たけれど、ベン君というよりカスピアン王子の顔ばっかり観ていて、魂奪われちゃった状態で内容なんて殆ど覚えちゃいません。
そんな訳でまっとうなレビューも書けませんや(いつもまっとうじゃないじゃんなんて言わないで~)。

23日もまだまだ幸せの余韻が残っていて、電車でカバンで殴られようと(殴られちゃいないけど)、足を踏まれようと(踏まれちゃいないけれど)にっこり笑って許すことが出来るような気がしておりました♪←気のせいか?

おまけに先日心待ちにしていた「CSI:NY」シーズン2-1のBOXが届いたので、夜中にこっそり見て「うおおおお~~~!!ドンちゃんがわらっとる~~~!」とハイ状態になっていたワタシ。
だってドンちゃんこんなに可愛いんだよ~~~♪





毎回ここでドンちゃんと一緒に笑ってしまうワタシ(ただしワタシは相当にやけてアホ面してますが)。
そんなのってワタシだけ?


ベン君もエディ(ドンちゃん)もタイプは全く違うけれど、直球でズバッとワタシのストライクゾーンをとらえたのでありました。
二人のことを考えると思わずにんまりしてしまうのもいたしかたないことですな。

で・・・ワタクシ満員電車の中でも現実逃避してニヤニヤしていたらしいのですわ。
ところがほどなくして痛い視線を感じ、現実に引き戻されたワタシ。
どうやら目の前に座っているマスクをしたバーコードおぢさんの方を見ながらニヤニヤしてしまったらしいのです。
おぢさんは自分が笑われたと思ったらしく、眼鏡の奥から鋭い目でワタシをじーっと睨んでおるのです。
あのーですね、おぢさんのバーコード頭を見て笑ったわけじゃないんです。
だって人を笑う時って、ちょっといやらしさの混じった笑いでしょ?
でもほら~~ワタシの笑いは幸せに満ちたピュアな笑いなわけよ。
え?そう思っているのはワタシだけ?

普段なら「何睨んどるんじゃー!おんどりゃ~!」と思ってしまうdim子ですが、この日は「うふふ♪ごめんなさいね~~おぢさんを笑ったわけじゃないのよ。そのバーコード頭もなかなか個性的で可愛いわよ」と心から思えたのでした。
幸せになると人間は寛大になるのですね♪
まーいつまで寛大でいられるかはナゾですが。
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「ミラクル」

2008-05-18 03:21:49 | 映画・DVD【ま】
最近のワタクシのお気に入り。
ドンちゃんことエディ・ケイヒル。
「ま~~~どうしましょう!!あら~~~こまったわ!!」ってくらい大好きです(意味不明)。



彼の出演作品である「ミラクル」を観てみました。




2004年のアメリカ映画です。


1980年の冬季オリンピック、レイクプラシッド大会。
アメリカの若手アイスホッケーチームが、名実ともに世界の頂点にいたソビエトチームに勝利し、金メダルを手にしました。
その奇跡のような実話をもとにした、スポコン映画であります。

当時はまだ冷戦時代。
ソ連のアフガニスタン侵攻などがあって、アメリカ国内は「ソビエトを叩き潰せ」という思いが強かったのではないかしら。
それにベトナム戦争で撤退を余儀なくされたり、ウォーターゲート事件が国内外を騒がせたり・・・ということもあって、アメリカという国自体が自信を喪失していた時代。
そんな時代にアイスホッケーでは40年間1度も勝ったことがなかったソビエトを負かすという、まさに奇跡のようなことがおきたのだから、アメリカの狂喜ぶりは想像をはるかに超えたものだったでしょう。


平均年齢21歳という、メンバーが大学生ばかりの若手チームを、わずか8ヵ月という短期間の猛特訓で世界のトップにおしあげたのは、ハーブ・ブルックス監督(カート・ラッセル)。



ブルックはオリンピックの選考委員の意見を無視して、勝手に選手を選抜してしまいます。
26人の選手が選ばれましたが、出場登録できるのは20人まで。
オリンピックまでに、6人がふるい落とされるというわけです。
そして周囲が「選手の体が壊れてしまうのではないか」と気をもむほどの猛特訓が始まるのでした。

実際のハーブ・ブルックスという人はどんな人だったのだろう?
と思っていたら、最後に本人の映像が映し出されました。
とても鬼監督のようには見えない、優男風のなかなかの美男子であります。
彼はこの映画の完成を待たずに亡くなったらしいのですが、彼の功績は後世まで語り継がれるのでしょうね。



見所は沢山あるのだけれど、何と言っても会場の臨場感が伝わってくるソビエトとの試合のシーンが素晴らしいと思います。
激しくぶつかり合う姿はスピード感が溢れ迫力満点。
実際に国を代表して闘っているのではないか?と思えるほどの闘志、希望、高揚感、そういったものががひしひしとこちらに伝わってきます。
おかげで結果はわかっているものの、雰囲気に呑まれやすいワタシは手に汗握ってドキドキしながら観てしまったわ・・・。
ワタシは素直に感動して、素直に楽しめたかな。
スポコン嫌いじゃない人には是非観て欲しい映画であります。 

青年たちの目がとにかくよかったです(誰とはいいません。青年に見えない人もおりますが~~)。みんなきらきらしているんですよねえ。
その姿をみて「若いっていいなあ」ってなんとなくノスタルジックな気持ちになってしまったワタシはやはりオバハンです(涙)。
メンバー役だった俳優たちは、役のために体作りに力を入れたに違いない。
勿論スタントも使ってはいるだろうけれど、ハンパな体ではあのハードなホッケーのシーンが妙に嘘くさくなってしまうだろうし、みんな苦労したのだろうなあ。

 

ちなみにワタクシお目当てのエディはキーパーの役。
試合中はこんなのかぶっていて、誰だか全くわかりませんが(ジェイソンか?)。



でもヘルメット(?)をはずすとこんなにカワユイ♪



そしてクリスマスの休暇中。こんなカッコもしたりするのです♪
ハゲシク似合わない(爆)けど、めちゃめちゃカワユイ♪
こんなサンタさんが来てくれるなら、ワタクシ、プレゼントなんていらないですわ♪




こっから下はエディ百面相。









最後の写真は顔がとってもシャープになっているし、首も締まってたくましくなった感じ。
きっとエディも猛特訓したんでしょうね。
(大学生にゃ見えなかったけれど)お疲れ様でした♪
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「ミスト(The Mist)」

2008-05-14 02:45:58 | 映画・DVD【ま】
霧のたちこむも~りの奥深く♪(ちゃーららららら、ちゃーららららら)、少女を運ぶな~ぞの老人♪

と歌っていたのは、自称「悪魔」のこの方たち。


(以前もこんな出だしで記事を書いたことがあるような・・・汗)



今回のこの映画もそう!!!「霧」がポイントなのです。
「ミスト(The mist)」。



舞台はアメリカのメイン州西部。
嵐が去った後で、正体不明の『霧』が発生する。
人々は「山から霧がおりてくるなんて変ね~~」なんてのんきに言っていたが、まさかこの霧の中に想像を絶するような生き物が潜んでいるとは思わなんだ。

街のスーパーマーケットは嵐で大打撃を受けた人々でごった返していた。
が、そのスーパーマーケットも霧に覆われてしまうのだ。
外に出ようとした人々は、次々に霧の中のわけのわからん生き物に襲われてしまう。

スーパーマーケットに買出しに来ていたデヴィッド(トーマス・ジェーン)と息子のビリー(ネイサン・ギャンブル)。
彼らは極限までおいつめられた人間の醜い姿を目の当たりにすることになる。



自分の理解や想像を超えた生物に遭遇し、その生物によって自分が無残に殺されるかも知れないという恐怖のため、人々は正気を失っていた。
宗教かぶれのオババ(マーシャ・ゲイ・ハーデン)に扇動された人々は「ビリーを生贄にしよう」と言い出し、彼らに襲いかかる。

辛くもデヴィッドやビリーはスーパーマーケットの暴徒たちから逃れるのだが、外にはわけのわからんバケモノが潜んでいる。
店の中は人間と言うバケモノ、外にも正体不明のバケモノ。四面楚歌状態。
さて彼らはこの状況から逃れることができるのか???というお話。



いや~こんな風におちゃらけて書いていますけれど、この映画、素晴らしいと思いますよ。
単なるホラーのようでいて、その実色々なことを教えてくれてます。
群集心理というものは実に恐ろしいということ。
関東大震災でも「地震における火災は朝鮮人のしわざだ」という根も葉もない噂が流れ、多くの日本人がそれを信じたため、信じがたい数の朝鮮人が虐殺されましたね。
本当にねー、普段ならちょっと考えればわかるようなことでも、考えられなくなっちゃうんですね。判断できなくなるというか思考が停止するというか。
ワタシもこんなこと言っていますが、極限状態に陥ったら、どうなるかわからないということですね(いや、もともと思考は停止気味ですが・・・)。
恐ろしいことです。

それと「正しい」とか「よかれ」と思ってやったことが、必ずしもいい結果を招くわけではないと言うこと。
これはこの映画を観ていただければわかると思いますが。

「つぐない」を観てやるせなくなったという方、大勢いらっしゃるようですが、ワタシは「つぐない」よりもこの映画の方がやるせない・・・というよりやりきれなくなりましたね。
何故なら彼は「愛するもののため」に、善の心でそうしたのだから・・・やりきれないですよ、やっぱり。


本作はスティーブン・キングの小説を映画化したものらしいのですが、エンディングは小説とはかなり違っているようです。
フランク・ダラボン監督は「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」のキング原作も映画化しているので、これで三作目ということになりますね。
ワタシとしてはどれも好きな作品だけれども、ちょっと甲乙つけがたいなあ。タイプが違うので。
でもこの作品を思い出す時、上記二作品と違って、心に小さなガラスの破片がささったような感覚に陥るでしょうね、きっと。





そうそう、ビリー役のネイサン・ギャンブルがめちゃくちゃ可愛かったんですよ~~(とーちゃんもイイ男だけど)。
見てください!!このめんこさ!!!
そんな彼の涙にちょっともらい泣きしてしまったワタクシでございますよ。ええ。
彼は将来が楽しみな俳優になるでしょう~~(勿論ルックスも含めてです♪)。
ちなみにとーちゃんはヒュー(ジャックマン)にやって欲しかったなあ、自分。
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名探偵ポワロ「青列車の秘密」と「葬儀を終えて」

2008-05-13 00:52:28 | TVドラマ
ジェームズ・ダーシーとマイケル・ファスベンダーを見るため(だけ)に、レンタルしてみました。

実はワタクシ、あのポワロとかミス・マープルがどうにも好きになれないですわ。
大体自分が頭がいいとひけらかすようなやつにはロクなやつがおらん(というのがワタシの持論)。

でも今回はそんなにイヤな感じがしなかったなー。
どうやら吹き替えで観なかったのがよかったようです。
そう。ワタシは初めて気がついたのですが、ポワロの吹き替えの声(熊倉一雄さん)があまり好きでなかったらしいです^^;。
なのでポワロ役のデビッド・スーシェの声を聞いた時は、全く違和感もイヤな感じも抱きませんでした。
それに今回はポワロもちょっと控えめだったような気がしたし。

ちなみにデビッド・スーシェ。ポワロでない時の姿はこんな姿なのですね(右のシト)。



頭髪とヒゲだけで、人間ってこんなに変わるのね~~~。
(濃いシトが好きなワタシもこの濃さはちょっと・・・汗)



『青列車の秘密』
富豪の娘ルースがブルートレインで殺される。
ブルートレインには、ルースのメイド、不倫相手のラロッシュ伯爵、ルースを追ってきた夫デレックも乗っていた。
さらに、介護していた老婦人の莫大な遺産を相続したキャサリンという女性や、キャサリンになんとか取り入ろうとするキャサリンの従姉タンプリン夫妻と娘のレノックスも同乗していた。
ルースとキャサリンを見知っていたポワロは、ルースがキャサリンと個室を交換したことから間違って殺されたのではないかと睨むが・・・。

まああらすじはざっとこんなもんなのだけれど、これは全然面白くなかったな~~。これ、アガサ・クリスティの中でも駄作な方ではないの?
殺人を犯すには動機が弱いような気がするし、とってつけたような犯人や、不要とも思われる登場人物が多くて無駄に複雑にしているようで・・・これより日本の二時間ドラマの方がよっぽど面白いのがあるわいな~~と思ってしまった。

ちなみにお目当てのダーシーくんはルースの夫デレック役で、酒と博打に溺れていて彼女の前ではわざと嫌われるようなことを言うのだが、実は心から彼女を愛している・・・というなんとも複雑な役。
しかし・・・ダーシーくん、「Dot the I」以来、あんまりいい仕事してないね(涙)。
オバサンとしてはこの辺でなんとか頑張って欲しいわけよ~~。

『青列車の秘密』からキャプチャはろうと思ったら、いっつも飲んだくれていて軟体動物のようになっている役なのでロクなのがないの(涙)。というわけで全く関係ないところから麗しいお写真をば。




『葬儀を終えて』
旧家の頭首リチャード・アバネシーが死亡する。
一族の誰もが、リチャードのお気に入りであった甥のジョージが遺産の大部分を相続するものと思っていた。
だが葬儀の後、みなが集まり、いざ遺言状を開いてみると、ジョージの名はなく、不動産は全て売却し、相続人で平等に分配せよと書いてあったのだった。
そんな中、一族の中で変わり者としてつまはじきにされていたリチャードの妹コーラが「兄は殺されたのでは?」と言い出す。
その翌日、何者かに斧でめった切りにされたコーラの死体が見つかる。
リチャードの遺言執行人であるギルバートから依頼を受けたポワロは、殺人事件の調査と謎の解明に挑む…。
はたしてコーラの死はリチャードの死と関係があるのだろうか?

これは面白かったです~~~。
話もひねりがきいていたし、なにより登場人物もその役割もしっかり描かれているので、説得力があるんですね。
これから観ようと思っている方は、最初から騙されないようにご用心(ワタシはすっかり騙されたクチです)。

ちなみにお目当てのマイケル・ファスベンダーは、リチャードの甥のジョージ役。なにやら秘密というか苦悩というか悲しみを湛えたような・・・そんな役です(どんなだ)。
『300』のようなイキのいい役もいいですけど、彼はまたこーゆーう役が似合うんですよねえ。ワタシは画面のこちらから何度彼を助けてあげようとしたことか(ムリだっちゅーの)。



しかし・・・マイケル・・・頭髪かなりやばいです~~~。
ニコケイのような不自然な頭もイヤだけど、頭頂が見えるのもいただけないわよ~~~(涙)。
コメント (8)
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「さよなら。いつかわかること」

2008-05-07 17:51:11 | 映画・DVD【さ】
みなさま、GWはいかがお過ごしでした

dim子は四日に友人と三人で北鎌倉へ出かけたのですが、いやはやすごい人でびっくらこきました。
見渡す限り人人人(続く)。
延々続く大名行列のように、路上は人が途絶えることがないのです。
高いところから見下ろしたら、人で埋め尽くされた道路はコンクリート部分が見えないくらいなんでございますよ、ええ。
食事をしようと思っても、どの店も長蛇の列。
お店によってはお昼をちょっと過ぎたくらいで早々と「本日の分は終了しました」と札を下げていたりして、いかにすごい人が北鎌倉におしよせたかがうかがい知れます。

そして六日は友人と映画を観に銀座へでかけました。
思ったよりお店も映画館もすいていて、快適でしたね。
この日に観た映画はニコケイ主演の「NEXT」とジョン・キューザック主演の「さよなら。いつかわかること」。
まあこの際「NEXT」はおいておいて(いや~~ニコケイの髪の毛が不自然でねえ・・・)「さよなら。いつかわかること」のお話をば。




ホームセンターで働くスタンレー(ジョン・キューザック)のもとに、陸軍軍曹としてイラクに単身赴任していた妻グレイスの訃報が届きます。
スタンレーはあまりに突然のことで、妻の死を受け入れられません。

愛する二人の娘達に妻の死を告げようとするのですが、無邪気な二人の顔を見ているとどうしても言うことができないスタンレー。
彼は衝動的に二人を連れ出し「二人の行きたいところへ行こう」と、フロリダの遊園地へと車を走らせます。
それは実は彼自身が妻の死を受け止めるために必要な旅だったのでした。



妻の死に押しつぶされそうになりながらも、子供達の前では笑顔で元気な父親を演じるジョン・キューザックが実に健気(?)でありました。
また父親が自分達の願いをかなえてくれるので、大喜びする子供達にも涙を禁じえませんでした。
初めははしゃいでいた子供達ですが、子供というのは親が思うより過敏で、親の異変にそれとなく「何かあるな」と気づくものなんですね(と子供がいないワタシが言うのもなんですけど)。
旅が進むにつれ、父親をそれとなく気遣うようになる長女。
まだまだ幼さが残る長女でしたが、この旅をとおして大人の領域に一歩近づいたのでした。

まったりと時間は過ぎていきます。
旅の途中、何かとてつもなく大変なことが起きるわけではありません。
見る人によっては睡魔に襲われることもあるでしょう(ハイ、ワタクシ涙を流したまま何度か寝そうになりました・・・)。
初めはちょっとぎくしゃくしていた父と娘達でしたが、次第に心を通わせていきます。
彼らは大切な人を失ったけれど、その悲しみを乗り越えるのに不可欠な温かい絆という大切なものを得たのでありました。



そう、これはdim子がもっとも苦手とするというかもっとも涙してしまう「お父さんが頑張る」映画なのです。「娘も頑張る」映画なのです。
ジョン・キューザックは勿論ですが二人の子役が巧いですね。
特に微妙な年頃の長女役の子の表情がとってもよかったです。
やっぱりこういう映画は子役がものをいうんだなーと実感。

そうそう、初めにジョン・キューザックが出てきた時、疲れがにじみ出ているような顔のたるみと、不摂生がたたったような身体のたるみに実はびっくらこいたのでした。
それに彼はあんなに内股で歩く人でしたっけ(汗)????
あれは役の上でそうしていただけだよね・・・と思いたいdim子でありました。



本作に美しい音楽を提供してくれたクリント・イーストウッドと。
このつるっとした姿を見る限り大丈夫みたい?キューザック。
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「マンデラの名もなき看守」の試写会に行ってきました

2008-05-04 01:36:03 | 映画・DVD【ま】
はずかしながら、ワタクシが「アパルトヘイト」と言うもがあるのを知ったのは二十歳をちょっと過ぎた頃。


当時ワタシには「地球の歩き方」に寄稿しながら、世界中を旅している彼がいた。

彼は時々日本に戻ってきては「フランスでお好み焼きの屋台を出していたら、警察につかまった」だの「中国の山奥で風土病にかかって、足に膿がたまって、それを自分でガーゼで取り出さなければいけなかったのが死ぬほど辛かった」だの「(国は忘れたが)マラリアにかかって熱が42度にもなったが、誰もいなかったので自分で這って水を汲みに行かねばならなかった」だの「(これも国は忘れたが)ゲリラと一緒に生活をしたら、敵を殺すためにピアノ線で代用のヤギ(羊だったか?)の首を落とす練習をさせられた」などという話を沢山聞かせてくれたものだ。

今考えると何処までが本当だったのか謎なのだが(笑)。


そんな彼がある日「お前アパルトヘイトって知ってるか?」と問うてきた。
「え?知らない。何それ?」と言うワタシに彼は岩波文庫・・・かどこかのアパルトヘイトについて記された本(20年も前の話なので記憶があやふやなのだが)を手渡してくれた。
「ちっとは世界について勉強しろや」

当時、ワタシは彼にモーレツ(死語)に惚れていたので(笑)、彼に話を合わすためにとにかくアパルトへイトに関する本を何冊か読んでみた。
しかし・・・チョイスする本がワタシの頭のレベルに合わなかったらしく、難解な言葉が羅列してあるものばかりで、どうにも頭に入ってこなかったのであった・・・(汗)。
動機が不純で、意欲的に勉強するという感じでもなかったから、頭になかなか入りにくかったのもあるのだろうが。
ただこの政策がとんでもない間違いであって、黒人は人権もなく不当な扱いを受けているということはわかった。




2007年/仏・独・ベルギー・伊・南ア合作



マンデラを演じたデニス・ヘイスバート。
彼が実にマンデラにそっくりなのである。
それがこの映画に説得力と、気高い精神を持つ人間の奥深さを感じさせているのかも知れない。


南アフリカ初の黒人大統領ネルソン・マンデラ。
彼は実に27年間の長きに渡り、獄中での生活を強いられた。

1968年、主人公グレゴリー(ジョセフ・ファインズ)は赴任したロベン島で、マンデラ(デニス・ヘイスバート)の担当に抜擢される。
グレゴリーはマンデラの故郷近くで生まれ育ったため、彼らの言葉であるコーサ語に堪能だったのだ。
彼の仕事はマンデラを監視し、秘密の会話や不穏な動きを少佐に報告するというものだった。

グレゴリーは他の白人と同じように人種差別主義者であり、マンデラを「憎むべきテロリスト」と考えていた。
また彼だけではなく、彼の妻も同じように人種差別主義者であった。
黒人が白人の警官に暴行を受ける姿を見て涙する自分の娘に「これが神様の望んでいることなのよ」とごく当たり前のように言う姿には驚いてしまった。

それはアパルトヘイトという国の政策のためであった。
「黒人はいつか白人を皆殺しにするであろう」ということを国民に吹聴したのだ。
国民にある一定の情報しか与えずそれを事実のように信じ込ませる方法は、戦前の日本と似ている。
恐怖は時に人を凶暴にさせる。そして力で抑え込もうとする。
それに反撥するものをさらにねじ伏せようとする。


昇進を望むグレゴリーは職務に忠実であった。
囚人たちの手紙を細かくチェックし、面会の時の会話で政治的なものがあると面会を中止させた。
そしてそれを細かく上層部に報告した。
だがマンデラに接するうちに、彼の気高い精神や信念に心を動かされ、徐々にアパルトヘイトというものに疑問を持つようになる・・・。



看守グレゴリーの目を通した、マンデラの27年間が描かれた作品である。
というよりグレゴリー自身の27年間を描いた・・・と言っていいかも知れない。
彼はマンデラに出会い、己の良心に従うべきか己の職務を全うすべきか、苦悩し続ける。
幼い頃、黒人の少年と友情を育んでいたグレゴリーは、少年がくれたお守りを肌身離さず持ち歩いていた。
そんな彼が何故人種差別主義者になってしまったのか、その過程は描かれていない。
長い時間を経て、自分の中で無理矢理アパルトへイトというものを正当化してしまったのだろう。
そうしないと白人社会の中で生きていけなかったのかも知れない。


アパルトヘイトという人種隔離政策は形の上では今は存在しないが、人々の意識は簡単に変わるものではないだろう。
だがマンデラは27年間、決して諦めることなく強い精神力で活動し続け、人々に希望を与え続けた。
「自由憲章」の内容や、グレゴリーに語った言葉や、権力に屈しない牢獄での姿に、マンデラという人間の偉大さを改めて思い知らされる。
そのマンデラに心を動かされ、小さくはあるが歴史を動かす歯車として存在した看守のことを忘れないでいようと思う。
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やっぱり濃いのが好きなのよ

2008-05-01 00:36:22 | 俳優のこと
只今CSI:マイアミのシーズン4を観ているのだけれど、最近はウルフ意外にはイケメンが出てきませんなあ・・・(がっくり)。
それにウルフは日本ではあまり人気がなくて、反感を抱いている人もいるという話を聞いてちょっとショックを受けているワタクシ・・・
なんだかな~~~、それにしてもな~~最近は容疑者の中にもめぼしいのがおらんしな~~。
自分が勝手に築きあげていた「マイアミイケメン伝説」が、もろくも崩壊しつつあります(涙)。

しかし神様はそんなワタクシに優しく手をさしのべてくださいましたよ
嘆き悲しむワタシの前にキラ星のごとく現れたのが、CSI:NYに出てくるドン・フラックを演じるエディ・ケイヒルでんがな。



はっきりいって好きな顔じゃないんですわ(特に鼻のあたり。高鼻は好きだけど、幅広鼻は許せんのよ)。
でもなんだか最近のワタシのお気に入りなんです。
透き通ったブルーアイズと、なんとなく鼻にかかりそうだけれどかからない微妙な声がオトメ心をぐわしっと掴んだのであります。
そう!男は顔じゃないの!!(←少し前まで「男は顔だ!」と言っていましたが何か?)
彼は「ロード・オブ・ドッグタウン」にヒゲ面で出ておりましたよね。あとは「ミラクル」なんかにも出ているようです。
過去にはTVドラマの「Sex and the city」や「フレンズ」にもちょろっと出ていたようです。

しかし濃い濃い濃いよ~~。
やっぱり濃ゆい。
眉毛も胸毛もモミアゲもハンパじゃなく濃いです。
アイルランドとイタリアの血が混じっているそうですが、なんだか他にもどっかの濃い~~血が混じっていそう。
ちなみに若い頃はこんなの。



イケメンとは言えないかも知れないですけど、なかなかかわゆいですよねえ。
しかしつるつるのぴちぴちだったのに、いつの間にあんな濃ゆいおっさん顔になってしまったのでしょう?


CSI:NYではこんな姿で登場しています。
いっつもスーツをびしっと着こなし、なかなかオサレです。



濃いでしょ~~渋いでしょ~~おっさんクサイでしょ~~~。
でもこう見えても30歳ですからね~~。
そういう意味でもおっさん好きなワタシにはもってこいのエディ・ケイヒルなんです。

CSIにちょっと興味があるっていうアナタ、でもCSI:科学捜査班はシーズン5まであるからどうもな~~と言っているアナタ、CSI:NYからレンタルしてみてはいかが(CSI:NYはまだシーズン1しかDVD化されていませんよ)?
そして一緒にドンにはまりましょーよー(ドンがダメならダニーがおるさ)。ね?
この濃さはクセになりますよ~~ん(多分・・・)。
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