ギレルモ・デル・トロ監督の「パンズ・ラビリンス」にえらく感動してまだ未見の「ミミック」を借りようと思って、間違って「リディック」を借りちゃった。
だってタイトルが似ているんだも~ん(似てねーよ!)。
同じなのは最後の「ック」だけじゃんか~!
・・・というバカな理由で借りたわけではなく、ワタシはどーしたことかあのヴィン・ディーゼルのつるっとした感じ(どんな感じだ)が苦手で今まで敬遠していたのである。
でも友人も「面白いよ」と言うし、尊敬するptdしゃまもどこかで「好き」って言ってたし、久しぶりにSFものが見たくなったので、こいつをレンタルしてみた。
で、感想。
面白いじゃないかーーー!!
というか、世間の評判はどーなのかはわからんが、こーゆーの大好きです。ワタシ。
気分すっきり超娯楽B級(C級?)SF映画!
なんでいままで見なかったんだ~~~(涙)。
見ていてもヴィン・ディーゼルのつるっとした感じは全く気にならず、スティーブン・セガールのような胡散臭さも感じられず、むしろ「かっちょいーじゃんか!!」と目をハートにして見入ってしまったワタシ。
やっぱり食わずキライはいけないということですなあ。
2004年、アメリカ作品
監督:デヴィッド・トゥーヒー
出演:ヴィン・ディーゼル、ジュディ・デンチ、コルム・フィオール、タンディ・ニュートン、ニック・チンランド、カール・アーバン、ライナス・ローチ 他
本作は「ピッチブラック」(dim未見)の続編として作られたそうな。
ああ、そっちを先に見ればよかった・・・とちょっと後悔。
五つの星から指名手配されているお尋ね者であるリディックと、宇宙を支配しようとしている“ネクロモンガー”の壮絶(でもないけど)な戦いを描いたSFアクション。
ワタシとしては脇キャラが結構気に入った。
“ネクロモンガー”というネクラなモモンガみたいな名前の軍団の首領、ロード・マーシャルは一見弱そうで「フューリア人に殺される」という予言に怯えているのだけれど、実は強力な隠し技を持ち合わせている。
そしてその配下の司令官ヴァーコは、嫁さんに尻を叩かれ続けるヘタレな男で結構笑えるのだ。さしずめ嫁さんはマクベス夫人といったところか。
それから執拗にリディックを追い回す賞金稼ぎの男も、なんとなく憎めないキャラで面白い。
この映画はその“ネクロモンガー”を悪の象徴とし、戦いを挑むリディックも悪という設定で「悪と悪の戦い」を描いているらしいのだが、リディックがアンチ・ヒーローというのはわかるが「悪」とは全く感じられない。
単に他人に興味がない「一匹狼」で、敵に対して容赦がないというだけで、悪とはちょっと違うような気がした。
リディックの、汗まみれ泥まみれで傷つきながらも敵をなぎ倒していく姿は文句なしにかっこいい!!
彼の身体が最大の武器とも言える、スピード感あふれるアクションシーンは、パワフルでまるで格闘技を見ているよう。
ただ人並みはずれた知力体力の持ち主とは言え、リディックが意外とサクサクと敵陣に乗り込んでいけたのには、ちょっと拍子抜けしたのだが。
170億という製作費を投入したという巨大なセットは、本物に対するこだわりが見られ、CGでは描ききれないリアル感をかもし出している。
CGも勿論素晴らしいとは思うのだが、広大な宇宙都市やダークテイストなネクロモンガーの衣装や美術品などはまさに芸術と呼ぶにふさわしい美しさ。
もっとゆっくり隅々まで鑑賞したくなるような映像なのだ。
しかし・・・最後は笑ったねー。
“ネクロモンガー”の首領の地位を狙う、ヴァーコ司令官の間抜けぶりがおかしい。これってコメディだったのか?
そしてリディックが戦いの末に倒れるように腰をかけるあのエンディング・・・。
その後がどうなったのかヒジョーに気になるけれども、これの続編を作るなんて話はないのだろーか?ネットで調べたら「リディック3」なんてあるのだけど、そこんとこどーなの?(←ちゃんと調べなさい)
まあどちらにしても、リディックが偉くなってひとつ所に落ち着いているとは思えないのだが。
だってタイトルが似ているんだも~ん(似てねーよ!)。
同じなのは最後の「ック」だけじゃんか~!
・・・というバカな理由で借りたわけではなく、ワタシはどーしたことかあのヴィン・ディーゼルのつるっとした感じ(どんな感じだ)が苦手で今まで敬遠していたのである。
でも友人も「面白いよ」と言うし、尊敬するptdしゃまもどこかで「好き」って言ってたし、久しぶりにSFものが見たくなったので、こいつをレンタルしてみた。
で、感想。
面白いじゃないかーーー!!
というか、世間の評判はどーなのかはわからんが、こーゆーの大好きです。ワタシ。
気分すっきり超娯楽B級(C級?)SF映画!
なんでいままで見なかったんだ~~~(涙)。
見ていてもヴィン・ディーゼルのつるっとした感じは全く気にならず、スティーブン・セガールのような胡散臭さも感じられず、むしろ「かっちょいーじゃんか!!」と目をハートにして見入ってしまったワタシ。
やっぱり食わずキライはいけないということですなあ。
2004年、アメリカ作品
監督:デヴィッド・トゥーヒー
出演:ヴィン・ディーゼル、ジュディ・デンチ、コルム・フィオール、タンディ・ニュートン、ニック・チンランド、カール・アーバン、ライナス・ローチ 他
本作は「ピッチブラック」(dim未見)の続編として作られたそうな。
ああ、そっちを先に見ればよかった・・・とちょっと後悔。
五つの星から指名手配されているお尋ね者であるリディックと、宇宙を支配しようとしている“ネクロモンガー”の壮絶(でもないけど)な戦いを描いたSFアクション。
ワタシとしては脇キャラが結構気に入った。
“ネクロモンガー”というネクラなモモンガみたいな名前の軍団の首領、ロード・マーシャルは一見弱そうで「フューリア人に殺される」という予言に怯えているのだけれど、実は強力な隠し技を持ち合わせている。
そしてその配下の司令官ヴァーコは、嫁さんに尻を叩かれ続けるヘタレな男で結構笑えるのだ。さしずめ嫁さんはマクベス夫人といったところか。
それから執拗にリディックを追い回す賞金稼ぎの男も、なんとなく憎めないキャラで面白い。
この映画はその“ネクロモンガー”を悪の象徴とし、戦いを挑むリディックも悪という設定で「悪と悪の戦い」を描いているらしいのだが、リディックがアンチ・ヒーローというのはわかるが「悪」とは全く感じられない。
単に他人に興味がない「一匹狼」で、敵に対して容赦がないというだけで、悪とはちょっと違うような気がした。
リディックの、汗まみれ泥まみれで傷つきながらも敵をなぎ倒していく姿は文句なしにかっこいい!!
彼の身体が最大の武器とも言える、スピード感あふれるアクションシーンは、パワフルでまるで格闘技を見ているよう。
ただ人並みはずれた知力体力の持ち主とは言え、リディックが意外とサクサクと敵陣に乗り込んでいけたのには、ちょっと拍子抜けしたのだが。
170億という製作費を投入したという巨大なセットは、本物に対するこだわりが見られ、CGでは描ききれないリアル感をかもし出している。
CGも勿論素晴らしいとは思うのだが、広大な宇宙都市やダークテイストなネクロモンガーの衣装や美術品などはまさに芸術と呼ぶにふさわしい美しさ。
もっとゆっくり隅々まで鑑賞したくなるような映像なのだ。
しかし・・・最後は笑ったねー。
“ネクロモンガー”の首領の地位を狙う、ヴァーコ司令官の間抜けぶりがおかしい。これってコメディだったのか?
そしてリディックが戦いの末に倒れるように腰をかけるあのエンディング・・・。
その後がどうなったのかヒジョーに気になるけれども、これの続編を作るなんて話はないのだろーか?ネットで調べたら「リディック3」なんてあるのだけど、そこんとこどーなの?(←ちゃんと調べなさい)
まあどちらにしても、リディックが偉くなってひとつ所に落ち着いているとは思えないのだが。