オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

「ファウンテン 永遠に続く愛」

2007-07-30 01:50:34 | 映画・DVD【は】
これは、すんごく複雑な映画だった・・・。
どっから手をつけていいものか、どう書いたらいいのか?
ちょっとネタバレを含みつつ、ワタシの勝手な解釈をつづってみまひた。




2006年 アメリカ作品

監督:ダーレン・アロノフスキー

出演:ヒュー・ジャックマン、レイチェル・ワイズ、エレン・バースティン他


病に冒された愛する妻(レイチェル・ワイズ)の命を救うために、治療薬の研究に没頭する医師のトミー(ヒュー・ジャックマン)。
妻を失いたくないトミーは、イジーが「一緒に散歩に行きましょう」と誘っても仕事(研究)を優先してしまう。
だが妻のイジーは死を覚悟し、残り少ない時間をトミーと共に過ごしたいと願っていた。



お互いに深く愛し合いながらも、求めるものが異なることからすれ違う心。
イジーは自分の思いを伝えるべく、とある物語を書き始める。
それは、トーマスという中世のスペインの騎士が女王に命じられ、伝説の「生命の泉(ファウンテン)」を探す旅に出るという物語だった。
未完の物語をトミーが完成させることによって、ふたりの絆は永遠になると信じるイジーは、トミーにペンとインクをプレゼントする。
だがイジーの気持ちが理解できないトミーは、さらに研究にのめりこんでいく。

そして、トミーの努力も虚しく、ついにイジーは天に召されてしまうのだが・・・。



トミーは幾度も回想する。
「初雪が降ったから、二人で散歩にでかけましょう」とイジーが誘うシーンだ。
思い出す度に「仕事が優先だから」とイジーに言う自分の姿が見える。
そしてイジーはトミーを一瞥し部屋を出て行く。


場面は変わり、中世のスペイン。
騎士トーマスは女王の望む「生命の泉」を求めて、危険をかえりみずジャングルを進んでいくが、なかなか「生命の泉」にたどり着けない。

その後も現在、中世のスペイン、そして宇宙を思わせる未来が交互し、トミーはいつの時代も何かを探し求め続ける。



そしてイジーの生まれ変わりの「生命の木」と共に生きる未来の世界で、ついにトミーは物語を完成させる。
それはイジーが彼に伝えようとした「愛」を知ることでもあった。


トミーは再び回想する。
「初雪が降ったから、二人で散歩にでかけましょう」とイジーが誘うシーンだ。
だが、今度は仕事をおいてイジーと一緒に部屋を出て行くことにした。
そして外に通じるドアを開けると・・・。

そこは見渡す限りの銀世界。そしてその中にイジーの墓はあった。
墓にひざまずき「さようなら・・・」とイジーに別れを告げるトミー。
彼女の死を受け入れ精一杯生きること、それがイジーの望みであったのだ。


なんて深い愛なのだろうと、トミーがイジーに別れを言う場面で涙がこぼれてしまったワタシ。
この物語は「宇宙を思わせる未来」から始まり、「中世のスペイン」と「現代」の物語が交互し描かれているが、これが果たして「イジーが書いた物語」をトミーがイメージし膨らませているだけなのか、それともイジーの命を救うために何度も生まれ変わっているトミーのそれぞれの姿なのか、それはわからない。

だが、イジーはどの世界、どの時代にあっても常に伝えようとしていた。
どんな状況にあろうと精一杯生きること、肉体における死によって全てが失われるわけではなく、二人の絆は永遠なのだと。


ただ・・・ワタシとしては、ちょっとあの宇宙空間の輪廻転生を思わせるような場面は、ビジュアル的に必要なかったのではないかなーと・・・(あの禅を組んでいる場面ね)。
あとね、独特の幻想的な世界は面白いと思うのだが、もう少し物語をわかり易くできなかったんかなーという思いが残る。
いずれにせよ万人にオススメできる映画ではないと思う。
だがこの映画でヒューはさまざまな顔、さまざまな側面を見せてくれた。
新たな発見もあり、彼の実力を再確認もでき、ヒュー好きなワタシにとっては価値ある映画となった。


特にこのバスタブのシーンがいい。
ヒューが今まで演じたラブシーンの中で類を見ないほど(って言う程、ラブシーンやってないか・・・)官能的である。



ヒューはのちに「特に大変だったのはレイチェルとのバスタブでのラブシーンだった」と語っている。
「お互い裸でね。こんな状況はただでさえ気を使うのに、この映画ではレイチェルの最愛の人(監督)が見ている前で彼女とラブシーンをしなければいけない……これはさすがに変な気分だった。でもレイチェルの方が『このシーンはきちんと最後までやらないと伝わらないわ。心配はいらないから続けましょう』と言って、結果そのシーンはこの映画を代表する素晴らしいシーンとなった」



二人の愛の深さを見せてくれる切なく美しいシーンと言えるだろう。



・・・と、つらつら書いてきたが、読み直してみるとなんだかしっくりこないなー
実は何度か書き直したりしたのだが、この映画を言葉にするのは非常に難しい・・・ワタシのニワトリ頭では・・・。
これは、まあとにかく観て何かを感じてもらえればそれでいいのではないでしょうかね?
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「リターナー」

2007-07-27 02:06:25 | 映画・DVD【ら】


2002年、日本作品

監督:山崎貴

出演: 金城武, 鈴木杏, 樹木希林, 岸谷五朗他


以前、映画館でこの映画の予告を観た時

「ええ~~!金城武ってこんなにかっこよかったっけ!!!」

とかなりそそられたにもかかわらず・・・未見に終わった作品でございます。


闇取引の現場に潜入し、足のつかないブラック・マネーを強奪し依頼者に戻す「リターナー」ミヤモトと、82年後の未来からある任務を背負ってやってきたミリ。
そんな二人が共通の敵を追ううちに、次第に心を通わせていく・・・というお話。



しかし、観てくださいよー奥さん。←みのもんた風に
ミヤモトの手足の長いこと(あ、足見えないか)。
そんでもって、黒いサングラスと黒いコートがよく似合うこと(あ、サングラスかけてないか)。
もう言うことなしじゃーありませんか。


いえ、残念ながら言うことはあるんです。
エイリアンに侵略され、滅びそうな未来の人類を救うため過去の世界にやってきた少女・・・とか、そのエイリアンがE.T.そっくりだった・・・とか、黒いロングコートをなびかせた男が敵の銃弾をよける姿・・・とか・・・ね、どこかで観たようなプロットなんです。
まあオリジナリティには欠けますけど、パクリオッケーって人はかなり楽しめるかもしれません。
ちなみにワタシはパクリに関しては、結構楽しんで観ることができましたが。


それから擬態宇宙船とかはトランスフォーマーみたいでよくできてるなあと思ったのですけど、エイリアンの話はどうもこの作品にはそぐわないような気がするんですよね。
「江戸時代のちょんまげに現代の服装を着す」みたいな違和感があるのですよ。
エイリアンなんか出さなくても、もっとしっくりくる人類の危機の想定が浮かびそうなものだけれど・・・。
それに「未来の人類」の演技は緊迫感も危機感も全く感じられなくて、ちょっといただけなかったです。
冒頭のあの部分で未来の状況をうまく伝えられなければ、あとが生きてこないのですよねー。
VFXの技術うんぬんじゃなく、あの場面では人間がうまく演じられなければ意味がないような気がしました。
やっぱりどんな映画でも人間ありきなんですよね。


と、ぐだぐだ文句を言ってますけど、金城くんのビジュアルは最高でした。
黒いロングコートを躍らせながら敵を倒していく姿は本当にかっこよかったです。
あとオートバイにまたがるシーンなんてねー、生唾ため息ものです。
敵を仕留める時の、長く伸びた腕もステキ♪
ただ金城くん・・・セリフがちょっと弱いかなあ・・・。
幼なじみが殺されたことを思い出して、復讐を誓い「ちくしょー!」って言う場面があるんだけど、とっても優しいのですよね。優しすぎて憎しみが感じられないの。
それがちょっと残念でしたね。



でも終盤のミリが未来に帰るところから、借りを返す場面まではうまくできてるなって思いました。その後は余分な気がしましたが。

まあ金城くんを楽しむには、いい映画じゃないでしょうか。



こんな表情もステキ♪
なんとなく金城くんの優しさが感じられるな~。
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観てきた映画。これから観たい映画

2007-07-26 01:01:42 | 映画つれづれ、祭りとか
ほえ~~~~。
本日やっと「ファウンテン」を観てきました。

とっても幻想的でした。感想は後日あらためて。
それにしても・・・ヒューにあんなにいろんな引き出しがあったとはなあ・・・。

映画の評価はともかくとして、ヒューの素晴らしさ、演技の幅広さを再確認したという意味で、ワタシにとっては価値ある映画となりました。



さて、かわゆいジェームズ・ダーシーが邪悪なヴァンパイアを怪演する「ブラッド」がついに8月11日から公開されますねー。

ルーシー・リューがヒロインらしいですけど、ジェームズよりあんたの方がよっぽど怖いんじゃー!!
公式サイトはこちら。結構えぐそうです。
ジェームズには、まだ今のように有名でなかった頃「ドラキュリア」を演じたジェリーのように、これからどんどん羽ばたいて欲しいですね~。
しかし・・・どうしてドラキュリアとかヴァンパイアとか・・・そんなの演じる俳優ばっか好きになるのかしら・・・、ワタシ(汗)。



さて「アドレナリン」に続き、愛しのぷりちーハゲ、Jスンの映画が今年はもう一本観られます。

「ローグ アサシン」2007年10月6日(土)東映系にて全国ロードショーです。
ジェット・リーとどんなバトルが繰り広げられるのでしょう?
伝説の殺し屋とFBIエージェントが対決って・・・どっちがどっちじゃい!←調べろ、自分
二人とも肉体派ですからねー、相当なアクションシーンが期待できそう。めっちゃ楽しみですわ♪
ついでに肉体派、ケイン・コスギも出る模様。公式サイトはこちら


それから・・・イケメンは出てくると思えないけど、是非観たいのが「厨房で逢いましょう」。
スクリーンの中の芳香が漂ってきそうな数々の料理を見ただけで、よだれがでそうになりました・・・。
ドイツ・スイスの合同作品で、8月公開予定。

主人公グレゴアは太った中年男で、人とコミュニケーションをとるのが苦手だが超一流の腕をもつシェフ。
その彼が人妻に恋してしまうという話。グレゴアは「おいしい!」と言ってくれる彼女のために、せっせと料理を作ります。
公式サイトはこちら
予告を観ていたら、なんだか切ないような優しいような気持ちになって思わず涙ぐんでしまった。
愛する人のために、美味しいものを作ってあげるってシンプルだけど最高のプレゼントだよねえ。


それからDDさんが教えてくれたニコライ・リー・カースの新作。
・・・いっくら探しても見つからんのじゃがーーー(涙)。

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「しあわせな孤独」

2007-07-23 23:18:23 | 映画・DVD【さ】
ちょっと前まで、スペインの男前ノリエガや、イタリアの貴公子キム様や、スイスの美しき神童ウルスや、肉食動物ジェリーや、ビリー隊長に負けない胸板のヒューにきゃーきゃー言っていたが、トニー・レオンのお蔭で再び香港映画がマイブーム。
ずっぽり香港映画にはまるまえに、ちと頭を冷やそうとこちらを鑑賞。




2002年、デンマーク作品

監督:スザンネ・ビエール

出演:ソニア・リクター、マッツ・ミケルセン、ニコライ・リー・カース他


結婚を間近にひかえた幸せいっぱいのカップル、セシリとヨアヒム。
だがヨアヒムが不慮の事故で全身不随になってしまう。

身に降りかかった不幸に絶望し心を閉ざすヨアヒムを、自分の愛情で立ち直らせようとするセシリ。だが自分のことでいっぱいのヨアヒムはセシリにつらくあたる。

心の支えを失ったセシリは、ヨアヒムが入院する病院の医師でもある加害者の夫ニルスに心の安らぎを見いだし、彼の愛で心の隙間を埋めようとする。
だがそれは、ヨアヒムを裏切り、ニルスの家庭に波紋を投ずることでもあったのだ。


ヨアヒム、セシリ、そしてニルス。
みんなしあわせになりたいと思って、自分に正直に生きようとして傷つき、そして誰かをも傷つけてしまう・・・。
相手を思いやる気持ちが欠けている・・・と言えなくもないけれど、それぞれの気持ちがひしひしと伝わってきただけに、見ていて切なくなってしまった(ニルスの妻マリーにだけは同情できないけど)。

でも、ちょっとつらいけどこの映画の曖昧な終わり方は好き。
いつ自分に火の粉がふりかかってくるかも知れない。
誰でも被害者にも加害者にもなりうるし、全てが円満に終わるわけじゃない。
それでも生きていかにゃーならんわけよね、それが現実なんだよね。
そんな残酷な現実を受け入れ、傷をかかえながらも前向きに生きるために、それぞれが今まで握っていた人の手をそっと離したのだと思いたい。


これはドクマ手法で撮影したそうだけど、照明やセットを一切使わないドキュメンタリータッチの作りが、このドラマによりいっそうのリアリティをもたらしていて、物語にすんなり入り込めた。
ドクマ手法って、そのシーンの空気をすごく感じさせてくれるから、ワタシは嫌いじゃないなあ・・・とえばって言うほど見ているわけではないけれど、この映画に限って言えばぴったりあっているんだと思う。


で、ワタシはマッツの映画もニコライの映画も殆ど見ていないのだが、今回感じたことがある(あくまでもワタシが感じたこと)。

ニコライは誰か相手がいるとすごく輝く人。相手がいることによって自分の魅力を最大限に引き出せる人。



マッツはというと・・・彼は一人の時の表情がすごくいい。
彼はねー、心の中に澄んだ深く静かな湖を持っていると思うのよ(なんじゃそりゃ)。それは誰にも汚せない神聖なものなの。
白衣もすごく似合っていたし(ちょっとだらしなさげに着ているところがまたよろしい)、背中もお尻もすべすべで綺麗だったのでびっくりしちゃった、ははは。

ニコライに軍配を上げたい気もするけど、今回はお尻の綺麗なマッツの勝ち~~!
(なのにニコライの写真を載せてしまいました・・・やっぱ可愛いし・・・腐)
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「傷だらけの男たち」 トニー・レオンの舞台挨拶

2007-07-20 23:55:20 | 映画つれづれ、祭りとか
遅れてきた韓流のsalleanaさんからお誘いがあったので、TOHOシネマズららぽーと横浜まで行ってきました(会社さぼくって)。


そう!なんと「傷だらけの男たち」の映画の後で、トニー・レオンの舞台挨拶があるっていうじゃありませんか!
salleanaさんのお陰で前から3列目という絶好のトニー・ウォッチングが出来るポジションで、もう映画が始まる前からドキドキのdim子(salleanaさん、ホントにありがとう~~~!)。
試写会の時は鼻水を伴う涙で顔がぐっちょぐちょになったのに、今回は
は~~もうすぐトニーにあえるのね~~~
と思ったら、途中からにやけて締まりのない顔になってしまいました・・・(ん?もともと締まりがない?)。
か・・・悲しい映画のハズなのによう・・・。


さて映画が終わってトニー・レオン登場です。

 
(写真、cinemacafe.netより)      (写真、中国情報局より)


うきゃ~~~!!なんてしゅてき!!!!!!(←dim子心の声)
会場内は黄色い声と大きな拍手に包まれましたが、dim子は嬉しさのあまり思考がすっかり停止。魂抜けた状態でトニー・レオンをただただ見つめておりました。


この後、東京のみゆき座で15:55の映画の後と18:35の映画の前に舞台挨拶がありました。
dim子は横浜からsalleanaさんたちとみゆき座へと移動。
18:35の舞台挨拶も見てきちゃったのよ~、アホみたく。
ただこちらは一番後ろでトニーの姿ははるかかなたでしたけれど。

1回目と3回目の舞台挨拶での司会者の質問は殆ど同じでした。
初めての悪役の役作りはどうやってしたのかとか、トニーさん自身に心の傷はあるのかとか、金城武をどう思うかとか、日本に来て寿司を食べたかとか、ファンのみなさんに一言とか。
金城武のことは「以前にも仕事をしたことがあるけれど、お互いに口数が少ないので親しくなるチャンスがありませんでした。金城さんは素晴らしい俳優だと思います」と言っていました。
トニー自身の心の傷は?の問いには「誰にでも哀しい思い出、傷つけられた経験があると思うし僕も決して例外ではありません。でも僕はヘイのように復讐を選ぶのではなく許そうとします。許すこと、これがまさに映画のテーマの一つだと思います」と言っていました。
役作りについては「自分はあまり暴力的な男ではないので、暴力的なシーンが難しかったです」とのこと。なお「最も暴力的なシーンである仏像を振りかざすシーンは自分の手でなく、監督のアンドリュー・ラウのなんです」なんてエピソードも2回目の舞台挨拶で話してくれたとか。

1回目の時は少々緊張気味で、マイクを握った右手の人差し指を唇にあてて(この仕草がまた可愛いの!!)客席を見ていたトニーも、3回目の時は「これで舞台挨拶は終わりじゃ~~!」という安堵からか、終始にこやかでとってもリラックスした様子でした。自分からべらべらしゃべって、冗談も言ってましたね(笑)。

次回もいい映画の違う役で皆さんにお会いしたいという言葉で締めくくってました。


dimの印象としては、とっても優しくてシャイな方とお見受けしました。
でも目だけは、人を引き付けて離さないすごーい力があるの
背は思ったより大きくなかったけど、人間としてはとっても大きな人なのではないかしら・・・。
はあ~~ええ男じゃった・・・草食動物のような(?)トニー・レオン
(ちなみにジェラルド・バトラーは300のせいで、ワタシの中で肉食動物のジェリーになってしまった・・・)。

会社さぼくったお陰で日曜出勤になったし、同じ映画を2回も観たわけだから疲れたけど幸せな1日だったからよしとするか。
結論・・・この映画は1日に2度も観るもんじゃありませんな(笑)。
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愛しの映画館バトン

2007-07-14 02:04:32 | バトン
「年がら年中爆走するブログ」のshit_headさんからいただいたバトンです。

ワタシは映画館を愛しいと思ったことはないのですが、よろしいんでしょうか?
明らかに人選ミスだと思います、shit_headさんよ~~(笑)!!



1.年に何回くらい映画館で映画を観ますか?

う~~ん、20~30本といったところでしょうか?
母が病気になってからは思うように通えません。

2.最後に観た映画は?

ジェイソン・ステイサム主演の「アドレナリン」です。
本当にしょーもない映画でした。
ワタシはJスンが好きなので「んきゃ~~!お尻が白くて可愛い~~!!」と笑っていられましたが、怒っている方の方が多いのではないでしょうか?



もうすぐ自分が死ぬことがわかって「最後に観た映画はなんですか?」って言われて「最後に観たのはアドレナリンです」っていうのも悲しいよなあ・・・。
ってなわけで、友人がチケットを取ってくれたので日曜日に「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」を観てきます。



予告の「スネイプ先生がロンの頭を本でひっぱたくシーン」を観る度、アラン・リックマン好きの友人と心の中で「きゃーきゃー」いってます。
年寄り好きなワタシとしては、アラン・リックマンとゲイリー・オールドマンとレイフ・ファインズが観れりゃいいのさ。

でも明日は「ファウンテン」の初日なのよね・・・。
心情的には「ファウンテン」に行きたい気もする複雑な乙女心・・・。

3.初めて観た映画は?

「三匹荒野を行く」



この映画は一生忘れないと思います。
320キロ離れた家に預けられた2匹の犬と1匹のネコの3匹が、主人の家を目指し数々の困難に遭遇しながら大自然の中を前進していく(Amazonより)感動の物語。
何度観ても動物たちの健気な姿に涙してしまいます。
小学校の頃に両親と観たのだけど、動物たちが死んでしまうのではないかと思い、半べそかきながら見ていたんですよね・・・。

4.映画館では飲み食いしますか?

飲み食いしますが、予告の前には終わらせるようにしています。
映画の上映中には絶対に食べません。

「傷だらけの男たち」の試写会に行った時、後ろに座っていた男性が、上映前に「自分は映画通」みたいなことをずーっとくっちゃべっていたのね。で、映画が始まったとたん、ビニールをがさがささせてご飯を食べ出したの。
そのビニールを頭からかぶして、ビニールテープでぐるぐる巻きにしてやろうか!と心の中で思ったのはいうまでもありません。

5.主に誰と観にいきますか?

友人と二人か三人で。
もしくは一人でふら~~~~っと。

6.映画館でうれしかった思い出

客席にすっごいイケメンの外人二人組みを発見した時。
まるでモデルのように美しかった~~~
映画よりそっちの方が気になって仕方がなかった。
映画を見終わってから、ストーカーオンナになるべきか、しばし悩みました。

7.映画館で悲しかった思い出

昔、彼と映画を観に行こうということになって、ワタシは「ジャッキーの映画が観たい」といい、彼は「マストロヤンニの黒い瞳が観たい」と大喧嘩になったこと。
結局自分の意見は通らず「黒い瞳」を観たのだけど、すごく悔しいのと悲しいので全くストーリーが頭に入ってこなかったのでした。
その頃はジャッキー・チェンの大ファンだったのでねえ(笑)。
昔のジャッキーの映画は面白かったよなあ~~。



ワタシの好きな「酔拳」と「龍拳」。今見ても面白いと思うなあ。

8.映画館で困った思い出

後ろに座ったヤツに、前の椅子(つまりワタシの椅子)をガシガシ蹴られた時。
それから音をたてながら物を食うヤツがそばに座った時や、上映中に携帯のメールチェックをするヤツがそばに座った時(映画に集中できなくなる~~!)。
隣に座ったヤツがやたら肉付きがよくって、ワタシの方まで肉が流れてきて、肩身の狭い思いをした時・・・などなど。

9.パンフレットは買いますか?またそのタイミングは?

大抵映画の前に買います。
でも邦画の時はあまり買わないかも。

10.次に回す人(3~5人)

興味のある方はお持ち帰りになって♪
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「アドレナリン」

2007-07-11 00:36:49 | 映画・DVD【あ】
「最近、心に染みるようないい映画観てないな~~」とこの映画を観た後で思いました。ひどい映画です、これ(笑)。でも結構好きですけどね。
日本野鳥の会のえせ会員(←ワタシ)が数えたところ観客はわずか8人・・・。
これって7日に封切りになったばっかりだよねえ・・・。




2006年、アメリカ映画

出演:ジェイソン・ステイサム、エイミー・スマート他


殺し屋チェリオスは殴られ気を失っている間に、毒薬を注射されてしまう。
その薬を盛られたものは1時間しか生きていられないという。

毒が身体中にまわるのを遅くするにはアドレナリンを出し続けなければならない。
邪魔するものを破壊しながらチェリオスはロスの街をめちゃくちゃに動きまわり、解毒剤を求めて敵の陣地に乗り込んでいく・・・。



エロありバイオレンスあり笑いありアクションあり・・・なんでもありのこの映画、七味をどばっとぶっかけたちゃんこ鍋のような過激さとボリュームてんこ盛り。
腕や指が切り落とされたり、手のひらをミシンで縫ったり・・・と300の首チョンパや串刺しが可愛く思えてしまうシーンも、Jスンのどこか可愛くてユニークなキャラのお蔭であまり残酷さを感じさせない。←でも見ていてイタイ・・・

ノンストップムービーのお決まりで内容はナシ、心に残るものはナシ。
映画館を出たら、5分後には何を観たのか忘れてしまうような映画であります。
あ、Jスンのお尻はまぶたにしっかり残っておりますが(つるっとして結構綺麗だったのだ)。
しかし・・・何故病院でパンツまで脱いだのかはなはだ疑問。
ファンへのサービスでしょうか?


↑なんだか浅草の馬券売り場にいそうなシャツ姿・・・。
カーチェイスシーンありますけど、やっぱりトラポの方がクールでかっこいいですね。


しょうもない映画だったけど、Jスンのコメディアン(?)としての素質が垣間見れたという点を考慮して花丸をあげましょう。
今度は是非コメディ映画にも挑戦して欲しいものです。



Jスンの彼女役のエイミー・スマート・・・まさに体当たりというか身体をはった演技でした。
「バタフライ・エフェクト」の時とは全く雰囲気が違ったので、エイミー・スマートだと終わるまで気づかなかったワタシ。後でプログラムを見て彼女だと気づいたのでした。


これ、どっかのバンドの長めのプロモーションビデオ・・・と思って見れば、結構楽しめるかも?
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「ブラック・メール 脅迫」

2007-07-08 07:48:17 | 映画・DVD【は】
久々にジミーのDVDを鑑賞。



1996年、アメリカ作品

出演・ジェームズ・スペイダー、エリック・ストルツ、デボラ・アンガー他

エリック・ストルツ演じるリクターは、人はよいのだけど、勤務先では遅刻の常習犯で仕事の締め切りも守れず、上司に「勤務態度がなっていない」となじられてばかりいる、毎日を何の目標もなくだらだら過ごしているような男だ。
そんなリクターが元彼女ヴィッキー(デボラ・アンガー)の夫で、友人でもあるロニー(ジェームズ・スペイダー)から「力を貸して欲しい」と頼まれる。
話を聞いてみると、町でおきた黒人ダンサー殺害事件の犯人を知っていて、犯人をゆするつもりだと言う。
リクターはなんとか脅迫をやめさせようとするのだが、ロニーは動じない。
そんなやくざなロニーと別れたいと言うヴィッキーに、昔の想いがよみがえるリクターだったが、殺人事件を目撃したというダンサーのチェリーもなんとなく気になる存在になってくる。

優柔不断な主人公、全くタイプの違う二人の女、やくざな友人、それにやたらテンションの高いヴィッキーの兄キースも加わり、一つの事件によって浮き彫りにされていく複雑な人間模様を描いたこの映画、キャストが豪華でございます。

ワタシの大好きなジェームズ・スペイダーとデボラ・アンガー。
それからマイケル・J・フォックスといつも間違えてしまうエリック・ストルツに、ちょい役で出演しているキャメロン・ディアス。
Jンが演じても楽しいだろうキースを演じたマイケル・ルーカーに、カメオ出演(だと思うのだが)の富豪役がよく似合っていたジェームズ・コバーン。


この出演陣なのに・・・何故にこんなにスリルもサスペンスも感じられない映画なのだ~~~?
このテンポの悪さはとてもクライムムービーとは思えない・・・。
エキセントリックに描かれた登場人物の魅力が生かされていなくて、なんとももったいない感じ。
もっとどうにか出来ただろう~~~もっとスパイス効かせられんかったんか~~~!!とジミー目当てで観たワタシとしては、ジミーがおいしい役だっただけになんとも歯がゆい感じの映画だった。

それにもうひとつ、主人公のリクターがイカン。
仕事に対する態度が不真面目だし(仕事をキチンとしないオトコはどうにも許せん)、金がなくなれば親に泣きつくところも好かん。
それに何より、300を観た後ではリクターのあのぷよぷよした腹が許せんのじゃ~~~!!



ジミーは「トゥー・デイズ」「スローバーン/伝説のダイヤモンド」の時も黒っぽい髪だったけれど、基本的にワタシはブロンドのジミーが好きだな♪
でもこのちょっと下品な感じのロニー役は黒髪ももみ上げも不精ヒゲも全く気にならなかった。←もみ上げはウルスで耐性ができたのかも・・・(汗)
むしろ危険な香りがして、よろしいではないの~~!





相変わらずの目力にうっとりしてしまったdim子

脅迫してやる~!とかいいながらも、実は差別に対して憤りを感じているある意味自分なりの正義感を持った頑固な男の役。
ヤクザではあるけれど、実は家庭をこよなく愛するいい男なのだ。



ちなみに最近のジミー(去年の写真らしい)。



第二のフィリプ・シーモア・ホフマンの地位を狙っているんだな、きっと・・・(涙)。
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3度目の300(スリーハンドレッド)

2007-07-04 12:37:08 | 映画つれづれ、祭りとか
お暑うございます。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?

dim子は仕事が山積みなのと、眠くて眠くて仕方がなくてヒマさえあれば寝ているのと、取り立ててトピックスもないことから、すっかりブログから遠ざかっておりました。
身体に栄養は十分すぎるほど与えているけれど、心の栄養が不足しているなあと思ったので、先日、仕事の合間をぬって3度目の300を観てきました。

世間では批判的な意見も多々ありますが(自分も一度目に観た時は、なんじゃこりゃ~~!って思ったし・・・)、しか~~し!今のワタシにとっては、見れば見るほどスパルタの兵士に愛情がわいてきて、感動も倍増してしまう映画なんですよねー。(←いい男が目白押しというのが最大の理由?)


ステリオスが可愛く笑えば一緒になって笑う、兵士たちがはしゃげば自分もはしゃぐ、アスティノスがサイを仕留めた時の顔に思わず「ニヤリ」とする、そんでそのアスティノスが殺された時の父親の姿を見てどわっと涙する、クセルクセスがぷるぷるしている姿に大笑いする、ステリオスがレオニダスに「あなたのそばで死ねて光栄です」という場面で号泣する・・・ととにかく観ていて泣いたり喜んだり笑ったり忙しいのなんのって。こんなに疲れる映画はございませんわ。



衣装がヘンだの眉毛がおかしいだの声があわないだの大仏みたいだの・・・なんのかんの言ってもやっぱりこの方は美しいのでございます。

見よ!この高貴な横顔を~~!


この映画の隠れたヒーロー(え?隠れてないって?)は、やっぱりステリオスでしょう。

プログラムでは「血気にはやる若き兵」と紹介されておりましたが、ごめんなさい。ワタシには若き兵には見えないのでございますが・・・。
結構年いってますよね????
でもかっこいいからよいよいの


それから・・・こいつ。

アンドリュー・ティアナンだと3度目に観た時に初めて知りました(遅い!)。
すいません、なんだかわからんけどあなたはすごい人です。恐れ入りました。


DVDが発売されたら絶対買うけれども、やっぱりこれは映画館で観たい映画ですね。もしかしたらまたまたスパルタの兵士たちに会いに行ってしまうかも・・・。
物好きだと言われそうだけど、いいんだ、物好きで。

マイケル・ファスベンダーは、他の映画も見てみたいですねえ。
先日トニー・レオンのDVDに散財したばっかりなのに(トニー、あんた映画出過ぎや~)ああ・・・またお金が出て行くよ・・・・・(涙)。
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