オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

「オーバー・ザ・ムーン」

2006-05-06 06:51:18 | 映画・DVD【あ】


パール(ダイアン・レイン)は、夫(リーヴ・シュライバー)と子供二人、そして義理の母と、平凡ながらも幸せな生活をおくっていた。ある夏、家族で毎年過ごす避暑地に来ていたパールは洋服売の若い男、ウォーカー(ヴィゴ・モーテンセン)に出会う。10代で母になり、平凡な生活に満たされない思いを抱いていたパールは、自らウォーカーの元を訪れる。それはアポロ11号が初の月面着陸に成功した記念すべき日であった。パールは家族を大切に思いながらもウォーカーの魅力に惹かれ、燃えるような情事に身を委ねていくのであった。


ヴィゴが登場するところ…「くるぞくるぞ~」と思いながらも、えらい「どきっ」としました。
だってあまりに色っぽく素敵なんですもの…
あのいやらしい(?)目つきとかね~。
はだけた胸とかね~(ちゃんとシャツ着ろよ~。ボタン留めろよ~)。
あの肩甲骨とかね~。
適度に焼けた肌の色とか、ちょうどいい筋肉の感じとかね~。
あの値札を歯で引きちぎるところとかね~。
自分があんなことされたら腑抜け状態になって使い物(?)にならないと思います。

「運命の女」のオリヴィエ・マルティネスもかっこいいと思ったけど、ヴィゴの比ではありませんね。あのフェロモンはオリヴィエでは無理です。
ヒッピー崩れっぽいヴィゴは、フェロモン全開でまさしくはまり役でしたね。

ええ。ウォーカーがいい男なのはよーくわかります、奥さん。
満たされない思いを抱えているのもわかります。
満ち足りた生活をしている人なんてそうそういないですから。
しかしですね、不倫はいけませんなー。ましてや義理の母に「行かないで」ととめられたのにほいほい出かけて行くなんて。
パールの身勝手な行動が、どれだけ周りの人間を傷つけたか。
で「私、どうしたらいいかわからない」はないでしょ?
あまりに無責任じゃないですかね?

ウォーカーはパールとの別れ際、本当に悲しそうな目をしていました。本当にパールを愛していたのねぇ~。
でもパールの幸せのために身を引くなんざー出来た男じゃありませんか!

蜂に刺されたパールの子供を助けたウォーカーに、夫が礼を言う場面がありました。
その時「夫の勝ちだな」って思った(いや、勝ち負けじゃないんだろうけど)。
妻の不倫相手に礼を言うなんて…辛かったろうなぁ。
夫も出来た男だよ、ホントにいい夫じゃないか~。

「妻の不倫」という出来事があって、最終的に家族や夫婦の絆が深まった訳ですが、現実としてはこんなに「物分りのいい人ばっかり(パールを抜かして)」ってことはないと思うし、丸くおさまることはあり得ないような気がしますね。話としてちょっと出来すぎだと思います。

でもらぶりーなヴィゴが観れたから…ま、いっかってことで(笑)。
コメント (13)
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