オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

「パフューム ある人殺しの物語」

2007-03-31 21:49:34 | 映画・DVD【は】


監督・共同脚本・音楽:トム・ティクヴァ

出演:ベン・ウィショー、ダスティン・ホフマン、アラン・リックマン他

ドイツ、フランス、スペイン合作(2006年)


18世紀、パリのセーヌ河沿いの悪臭に満ちた魚市場で、赤ん坊が生まれた。
彼の名はジャン=バティスト・グルヌイユ。
母親は彼を死産と決め付け、無造作に捨てられた魚のはらわたの上に彼を産み落とした。

だが彼は死んではいなかった。
捨て置かれた彼が大声で泣き出したことから、周囲の人間が赤ん坊に気づき、母親は「子殺し」の罪で絞首台へ送られる。

生まれたばかりの彼はマダム・ガイヤールの育児所にひきとられ、その後、皮なめしの職人グリマルに売り飛ばされる。
彼は誰にも愛されず、また愛し方も知らず、愛され方も知らなかった。
何かを待つようにただひたすらグリマルの元で、一日中働き続けた。

そんな彼には類稀な才能があった。
何キロも先の匂いを嗅ぎわけることができる驚異的な嗅覚を持っていたのである。
ある日、パリの街中への配達を命じられた彼は、パリの街で赤毛の少女が発する芳しい香りに出会い、初めて幸福感を味わう。
だが誤って彼女を死なせてしまった彼は、死と共に香りも消えてしまうことを知り、永久に香りをとどめておく方法を見つけたいと切に思うのだった。
自分はそのために今まで生きてきたのだと悟った彼は、調香師の目の前で流行の香水を作って見せて、自分を弟子にしてくれるよう哀願する・・・。
  

その、グルヌイユだけど、彼はほとんど言葉を発しない。
一途というか真摯な瞳でほとんどすべてを語っている。
それをベン・ウィショーが演じているんだけどね、これがまた・・・うまいのね。
本当に頭の中は「香り」のことしかなのではないか?と思わせる演技なのだ。
そしてワタシはそんな健気(?)な彼にちょっとくらくらしてしまいました・・・。←バカ?



それからグルヌイユを弟子にするバルディーニ役のダスティン・ホフマンもよかった。
あの白塗りの顔(爆)と、大きな鼻をくんくんさせ香水をかぐ姿に大笑いしてしまった。いや、笑える映画じゃなんだけどね・・・。
少ししか出番はないのに、映画を見終わった後でも鮮明に感じられる彼の存在感はすごい。


グルヌイユは自分が求める「天国の香水」を作るため、殺人を重ねるわけだけど、自分は見ていて嫌悪感はあまり抱かなかった。
やっぱりワタシも同じ「変態」だからでしょうか~~~(涙)?
いやいや、音楽でも絵画でもアートといわれるものをかじったことがある人なら、彼の気持ちが少しはわかるはず。
彼の欲求や衝動が理解できるはず。

ただ彼は「度」を越してしまったのね。
己の欲求に忠実すぎたし、急ぎすぎた。
というか彼にはそれしかなかったのよね。

誰からも愛されたことがなく愛を知らない彼は、人を殺しても罪悪感さえ感じることができず、人の気持ちというものを理解することができなかった。
その彼が、最後は人々にかりそめの愛を与え、自分も一瞬でも愛を感じることが出来たのだから、よかったんじゃないだろうか?
求めていた究極の香水も作ることができたわけだし。
でも、実は彼が求めていたのは究極の香水ではなく、単純に「愛」だったのかもしれないなあ。

人を13人も殺したのだし、彼の罪をかぶって死んだ人もいるのだから、いずれにせよ死は免れなかっただろうし、当然の報いだろうけど、やっぱりちょっと哀れだよね・・・。


どす黒い血の匂い、魚のはらわたの腐った匂い、薄汚れた街のレンガの湿った匂い、美しく着飾った貴婦人の甘くゴージャスな香り・・・それらの匂い・・・そして時代の息遣いを、映像で見るものに見事に伝えているところもこの映画のすごいところ。
だけどね~誰にも見つからず、13人も殺すことが出来るもんかな~とか思ってしまったワタシ。
あんなに大勢人間がいるなら、誰か気づけよ!!

でもいい映画よ♪




さて・・・パフュームですが・・・。


(またまた画像はOfficial Il Divo forumからお借りしました)

IL DIVOの香りのイメージは?・・・自分なりに考えてみますた~~~。

デイヴィッド・・・なんとなく甘いお菓子のような香りがするような気がしてならない・・・。ヴァニラの匂いっていうのかしらん?
だって「ボク」って感じで可愛いんだもん(爆)。う~~ん!!食べちゃいたいくらい可愛い~~~!!
でも意外に爽やかなシトラスとかの香りがしたりしてね。

カルロス・・・なんとなく甘くセクシーで、それでいてエキゾチックなイメージかな。ちょっくらスパイシーな感じもあるかも知れん。
まあいうなれば大人の香り。
本人の見た目と一緒で結構濃厚だったりする。

セバスチャン・・・カルロスとはまた違った意味での甘くセクシーな香り?甘さの中に苦味がほのかに感じられる・・・とでも言ったらいいのかしらん?
で、本人の声と一緒で「女性を酔わせる」ような香りなのよ~~。そしてちょっと甘めの柑橘系の残り香・・・。
って香りのイメージはわくんだけど、ボキャブラリーが少ないため、それを正確に伝えることができまへん・・・。

ウルス・・・この人の香りは全く想像できまへん。
温かみのあるウッド系の香りかなとか、清涼感のあるシトラスかなとか、グラスのナチュラルな感じかなとか、クールでスパイシーな感じかなとか・・・。
ああ、彼が出て行った後のベッドの匂いをくんくんしてみたい~~~~!!!


そして全く関係ないこの人。



以前どこかで「ボクは何もつけなくてもいい香りがするんだ。香水なんて必要ないんだよ」と言ってたマコちゃん。
どんな香りがするのかしらん?ちょっと服を脱がして嗅いでみたい気がする・・・ってワタシはグルヌイユか(爆)!!
ふふふ、マコちゃん、グルヌイユみたいな男(またはワタシのような女)にお気をつけあそばせね~~~。
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ワタシは変態?

2007-03-27 18:02:57 | 日々のこと
本日の会社のおばさん(自分だってオバサンだけど)との会話。

ブーツを履いていたワタシに向かって、おばさんが話しかけてきた。
「あら~~~~dimちゃん、足首細いわね~。でもブーツって足がむれない?足の裏って汗かくじゃない」
「そうそう、むれるんですよね」

・・・で、何故だかその後、おばさんと「足の裏臭談義」になった。
詳しく述べると臭ってきそうだから割愛する。


dim「でもさ~~~~臭くてもウルスの足の臭いとかなら嗅いでみたいと思うけどな

おばさん「げええええっ!!!」

ええええ?ワタシはおかしいのかしら?
と思ってショーン・ビーン命の友人に話しかけてみた。

dim「ねえ、ショーンの足の臭いなら嗅いでみたいよねえ」

友人「うん。嗅いでみたい。ショーンの足ってどんな臭いがするのかしらって

おばさん「しょええええ~~~~~!!」

dim「(夢見心地に)あとね、ノリエガとかヒューとかジェリーとか・・・・。
あ、カルロスはホントにおっさん臭そうだからヤだけど」

おばさんはワタシたちを変態を見る目で見て去っていった・・・。


一言いっておくけど、誰でもいいってわけではないのよ。
あくまでも「愛する人の」だけ。
誰のでもいいってなると本当の変態になってしまうがな。



愛しいウルス
この方の足の臭い・・・というか全身の匂いを嗅いでみたいと思うワタシってやっぱり変態でしょうか? ←変態ってどっからか聞こえてきた・・・
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「ナイト ミュージアム」

2007-03-26 01:39:57 | 映画・DVD【な】
これ、試写会が当たったのだけど、忙しくていけなかったのだよね・・・(涙)。

ベンちゃんはワタシの中で「いい男ベスト20」にはランクインする、大好きな俳優なのでーす(まー顔の良し悪しはおいといて)。
駄作だろうが秀作だろうが、ベンちゃんが出るならこれは見ねばなるまい!
そう、ねばならないのであ~~~る!!

というわけで本日、午前中だけ会社で仕事をした後で観に行ってまいりました。

本当は「パフューム」にするか「デジャブ」にするか「ゴースト・ライダー」にするか「ホリデイ」にするか迷いましたさ・・・。
でも仕事で疲れた頭で難しい映画を観るのはやめってことで、一番単純明快そうなベンちゃんの映画をチョイスしたのでした。


うををを~~~!
でっかいスクリーンで映画を観るのは二ヶ月ぶりかしら・・・と感動していたら、大好きなベイルとヒューがでる「プレステージ」の予告が・・・!!

 長かったわ~~!待っていたのよ~~!

嬉しさのあまり酸欠になるかと思いましたわ。
「ああ、生きていて良かった」と思ってハフハフしながら見ていたら、ワタシの前の列にカップルが入ってきて、スクリーンが見えなくなりやした。
「早く座れ!!」と小声で怒鳴る(どんなだ)ワタシ。
でも前のバカップルはなかなか席につかず、結局ベイルとヒューの顔がちょっとしか見れなかった・・・(涙)。
「今度やったらコロス・・・」と心の中で誓ったdimでした。
おしまい。


あれ?
何か忘れている?

そうそう、ベンちゃんの映画よ~~~。



NYに住むラリー(ベン・ステイラー)は妻に愛想をつかされ離婚、今は失業中というツキに見放された男。
最愛の息子まで自分のもとから去ってしまうのでは?という不安にかられたラリーは、とりあえず仕事を探すことにする。
職業紹介所で自然史博物館の警備員の仕事を紹介してもらったラリーだったが、実はそれがとんでもない仕事だったのである。

そう!
夜になると首が伸びて行灯の油を・・・・・・
じゃなくて、夜になると動くんです。
博物館の展示物が。
ティラノサウルスがどすどす走る。ネアンデルタール人は着火に忙しい。セオドア・ルーズベルトは馬にのって徘徊する。
ほいでもってアッテイラも動く・・・

 けど、今回はこやつではありません。

アッテイラを演じるのはパトリック・ギャラガーっておっさん。
なんでジェリーじゃないんだ。このアッテイラがジェリーだったらワタシは何回も観に行くのに~~~~!
まあパトリック・ギャラガーも味があってよかったのですけどね。


ラリーはライオンに追いかけられたり、ティラノサウルス踏み潰されそうになったり、サルに鼻をかじられたり・・・とにかくこの動く展示物たちに死にそうなめにあわされる。



初めは逃げることばかり考えていたが、彼らと仲良くなるためには彼らを理解することだと悟り、彼らの歴史を紐解こうとするラリー。

相手のことがわかると、自然と友情にも似た連帯感のようなものが芽生える。
最後にラリーは彼らを守るため彼らの危機に猛然と立ち上がり、今までのダメダメおじさんの汚名を返上してしまうのだ。

そう、これはばかばかしくて笑えるけど、実は愛と勇気と友情の心温まる映画なのだ。
単純だけど、人生に必要なものがぎっしりつまった映画なのだ。
それに博物館大好きなワタシは展示物を見ているだけで、楽しめましたね。
ジオラマルームなんか近くでじっくり見てみたいと思ったもの。

博物館が好きな方は是非、この映画をご覧になってくださいまし。
映画も見れて、博物館も見れて・・・ってお得でしょ?
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「世界で一番不運で幸せな私」

2007-03-25 03:24:25 | 映画・DVD【さ】
「世界で一番でもないけど結構運が悪くて、そんなに幸せでもない」ワタクシ、一月ぶりに映画を見ました。
といってもDVD鑑賞ですが。
だって忙しくて、見る暇がなかったんだもん。

なんだか一月ぶりにお風呂に入ったような(汚い・・・)、ココロと身体にじわじわくるような喜び。
ああ、映画を見ることができるのって、本当に幸せなことなのね~。



2003年、フランス作品。


ジュリアンはクラスメイトたちにいじめられていた移民の少女ソフィーを助ける。
そして同情から病気の母親にもらった大切な缶をあげてしまう。
あげてしまってから「しまった」とちょっぴり後悔したジュリアンだったが、後の祭り。
「たまにはボクに返してね」と言うジュリアンに「ワタシとのゲームにのってくれればね」と言うソフィー。
そのときから二人のゲームが始まったのだ。

缶をもっている方が主導権を握り、相手に無理難題を言い渡す。
相手がそれをクリアできたら、缶を相手に渡さなければならない。
ゲームが続いている限り、缶は二人の間を行ったりきたりするわけだ。


10年が過ぎてもまだジュリアン(ギョーム・カネ)とソフィー(マリオン・コティヤール)のゲームは続いていた。
二人は互いに惹かれあっていたのだが、自分の気持ちを素直に伝えようとしても「それもゲーム?」と思われてしまうのが怖くて、素直になれないでいた。

そんなある日、ジュリアンの父親が「ソフィーと別れないと勘当する」と言い出す。
父親の言葉と、進学の準備もあってソフィーと距離を置こうと決めたジュリアンは、ソフィーに「一年後に会おう」と提案するのだが・・・。

だが結局二人が再会するのは4年後。
しかも、二人はまだ惹かれあっていたにもかかわらず、別々の相手と結婚する。
ジュリアンは子供を二人ももうけ、すっかり家庭人になってしまう。
ソフィーも「ソフィーにぞっこん!」のサッカー選手と結婚してリッチな生活を満喫するようになる。


「こんな二人が最後はどうやって結ばれるの~~~?」と最後までやきもきする映画だった。

二人にはハッピーエンドになって欲しいとは思ったけれど、お互いに家庭があったわけだし、ジュリアンにいたってはソフィーとのことで父親との確執があって勘当されていたし。
当人たちにとってはめでたしめでたしで終わったとしても、周りにとっちゃ少しもめでたくないわけですわな。

でも周りの人間のことを抜きにすれば、こんな終わり方もよいのではなかしらん?
(あれ、本当に二人とも埋まっちゃったわけじゃないよね?苦しいのキライだから二人の思いがつまった缶だけ埋まった・・・とプラスに考えたいワタシ。だって愛を確認した二人にはもう缶なんて必要ないんだもんね)
雰囲気を楽しんで、二人の切ない思いにきゅん♪となればいいの。


マリオン・コティヤールは「TAXI」の時も可愛いと思ったけど、キュートで型破りなソフィーにぴったりだった。
ギヨーム・カネはどうしても「市川染五郎」に見えてしょうがなかったけど、かっこよかった。かっこよかったけど子供の時(というか子役)の方が断然美しかった・・・。
彼はきっと美男子になるわ~~(腐)♪

しかしですね、どんなに相手のことが好きでもワタシはあんなゲーム出来ないと思う。
Tシャツとジーンズの上からブラジャーとパンティをはいて学校に行く・・・なんて小心者のワタシには出来ませんがな。
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当たるといいな~「300」。

2007-03-22 18:33:02 | 映画つれづれ、祭りとか
『300<スリーハンドレッド>』試写会があるようなので、早速申し込んでみました。
いい男の祭典♪
そそそ!300人の中にナイスバディのウルスがいても違和感ないような気がする・・・。
というかいて欲しい・・・
そしたら10回は観に行くのに~~


↑いい男その①、愛しのジェリー♪
この腹筋の割れ目に鉛筆はさめそうなのがいいですね。

今年の6月から公開ですね。
当たるといいなー。
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英語・・・がんばりまっす!

2007-03-21 19:51:27 | 日々のこと
ワタシは英語がしゃべれないために、英会話に通ったりCDを買って聴いたりしてきたが、上達したためしがない。
頭が悪いというのに加え、飽きっぽいということが大きな要因であるような気がする。

耳は結構いいらしい。
どの先生にも発音を褒められ「耳がいいんだろう」と言われた。
そのうち英語をしゃべるのがおっくうになって、いい加減な英語と日本語のちゃんぽんで、へんてこなジェスチャーをしながらしゃべっていたら、先生たちに「クレイジー・ガール」と呼ばれるようになったという過去を持っている。
耳がいくらよくても、しゃべれなければ意味がないし、続かなければ上達はしない。

というわけで・・・何度目かのチャレンジ。
今度こそマジメに勉強します。
おうちで英語のCDを聴きながら、ネットでいい先生を探しています。


(何度目かの)勉強をする気になったのは、IL DIVOのせいである。
彼らは母国語以外に何ヶ国語もしゃべれる(まあだからあんな歌が唄えるんでしょうけどさ)。
なみなみならぬ努力のたまものであろう。
彼らに出来たなら、自分にだってちょっとは出来るはず。
ワタシもせめて英語ぐらいはちゃんとしゃべれるようになりたい。
ほんでもって彼らのMCがちゃんと聴けるようになりたい。


ある雑誌で、やくみつる氏の奥さんが、スペイン語を四年間勉強して、日常会話ならできるようになったという記事を読んだ。
うにょ~~~し!
ワタシも負けていられないわ!
とCDをセットしただけで、昨日はいつの間にか寝ていました・・・。
ああ、頑張らないと~~!!



そう、こんな先生いたらいいな・・・。
そうしたら頑張って勉強するんだけどな。


カルロス・マリン ←スペイン語の先生



スペイン語の先生なのに、何故かふざけて薔薇を加えてフラメンコなんか踊ってくれたりする。
そしてオヤジギャグを連発して、生徒を笑わそうとするので、一向に授業にならない。


ウルス・ブーラー ←教えてくれるのなら、ドイツ語でもオランダ語でもなんでもいいっす!



先生はマジメに教えようとするのだけど、生徒が先生に見とれてしまい、先生の言葉が全く頭に入ってこないので授業にならない。
いくら授業料をつんでもいいので、教えて欲しい先生である。
生徒にとって授業が目的というより、先生を見るのが目的だったりする。


この二人じゃ、結局授業にならないのであった・・・。
なんてね・・・。
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電車の中のおかしな人々①

2007-03-15 09:14:40 | 日々のこと
火曜日のことである。
ワタシはいつものように満員電車のつり革につかまり、ぼけら~~~っと窓の外の景色を見ていた。


と、横浜駅で黒い上着を着た若い男性が乗って来てワタシの隣に来た。



隣に来たのはいいのだが・・・・むむむ・・・・!!




「く・・・くさい・・・!!」←心の中の叫び



電車に乗ってりゃ香水臭いのやら酒くさいのやら汗臭いのやら餃子臭いのやら、ぎょうさんおる。

でもその人の臭いは違っていた。
なんとゴミの臭いがしたのである。


そう、ほら、でっかいポリバケツに生ゴミを入れて、夏の暑い最中、蓋を締め切っておいて、一週間後に全開ではなくちょっとだけ開けてみたような、そんな臭いよーーーー!!!
あんたその上着、ゴミ捨て場から拾ってきたのーーーー!!!!と心の中で問いかけるワタシ。

ああ、それにしてもイヤな臭い・・・。
もうちょっと強烈だったら、ワタシは朝食べてきたメンズポッキー(←朝食)をリバースしたかもなあ。

だがそれだけではなかった。
彼がクチを開けたとたん、ワタシはめまいで倒れそうになった(おおげさ)。



ごぎゃ~~~~!!!クチまで臭いのである!!



え?歯槽膿漏?胃が悪いとか、歯を一週間磨いてないとか・・・?
ワタシは別のつり革に移動しようと試みたが、車内は混んでいて動くのさえままならない・・・。

幸いにして彼はそれきり口を開けなかった(己であまりの臭さに驚いたか?)。
ワタシは上着の臭いを我慢して、彼の観察をしてみることにした。

携帯は結構新しい機種を使っているし、ヘッドホンをして音楽を聴いているから・・・貧乏ってことはないだろう。
鞄も時計も安物ではなさそうだ。
でもズボンはよれよれだし、頭も寝起きのままきましたって感じだから、まあ大手企業に勤めている・・・ということはまずなかろう。
風呂に入ってないからか(想像)、食事を十分にとってないからか(これまた想像)、やけに手や顔が土気色っぽく見える。
ワタシはにわかヤングシャーロック・ホームズになって彼のみなりをちらちら横目で見つつ、あれこれ想像してみたのであった。

彼の会社に室井滋のようなオバサンがいて
「あんた~~~そんなんじゃ女の子にもてないよ~~~」
と彼の背中をばーーーーん!と叩いて、さばけた調子で言ってくれれば、彼もちょっとは考えるかもしれないけどなあ。


「臭くてちょっとオタクっぽいけど、人は悪くなさそうだから頑張れや」
にわか室井滋になったワタシは心の中でそっとつぶやき、電車がすいたとたんに彼のそばをダッシュで離れたのであった・・・。
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久々のお泊り~♪

2007-03-09 12:36:38 | 日々のこと
母親が胃瘻(いろう)のチューブの交換のため、一週間ほど入院している。

というわけで、一週間だけ自由の身となった私はライブに行ったり、たまりにたまった仕事を片付けるため残業したり・・・と色んな意味で大忙し。

ここ三日ほどは9時近くまで残業している。
で、うちに帰ると父親が風呂にも入らずにダラダラTV見てるのよね。
「毎日看護でオレのしたいことが全くできない。自分の時間がまったくない」と愚痴をこぼしていた父だったけれど・・・己のしたかったことってダラダラとTVを見ることだったんかい???母の看護をしている間も母と一緒にずーっとTV見てたじゃんか~~~。  

おまけに、ヘルパーさんや看護師さんもお休みだから、ええかっこする必要もなくなった父はだらけにだらけて、脱いだ服はそこいらにおきっぱなし。
読んだ新聞は広げっぱなし。汚れた食器はそのまま置きっぱなし。
なんだかわけのわからないゴミが山のように散乱していて、これではまるでのだめの部屋・・・(汗)。

でもそんな我が家の状態は見なかったことにして(をい)、ワタシは一年半ぶりに友人のうちにお泊りに行ってきま~す。IL DIVOのDVD持参で(笑)。
友人の家族もIL DIVOを気に入ってくれて「DVD持ってきて~」と言われたので、女四人で上映会をやるのだ。
うふふ、楽しみ~♪



楽しそうな四人を見ているとこちらも幸せな気分になれるの
(画像はOfficial Il Divo forumのBathyサンのところからお借りしました)

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