オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

「TAXi 4」

2007-08-30 01:22:11 | 映画・DVD【た】
みなさん、こにしょわ~~~♪
行ってきました~~
大好きなエミリアンとジベール署長を見に♪



2007年、フランス作品

監督:ジェラール・クラヴジック

製作・脚本:リュック・ベッソン

出演:サミー・ナセリ(ダニエル) 
   フレデリック・ディファンタール(エミリアン) 
   ベルナール・ファルシー(ジベール署長) 
   エマ・シェーベルイ=ヴィークルンド(ペトラ)他


レーシング仕様に改造したプジョー407でマルセイユを駆け抜けるタクシー運転手ダニエルと、「ヘマ」についての辞書が書けるくらいヘマばかりしている刑事エミリアンの活躍(?)を描く。

シリーズ4作目となる今回は、ヨーロッパ最強の凶悪犯(アル・カポネ以上だそうだが・・・)を護送するという任務を受けたエミリアンが、例のごとくヘマをやらかし、犯人を逃がしてしまうというお話。
警察署でジベール署長の説明を聞いているエミリアンの姿を見て「おお!少しは頼もしくなったな!」と思ったのもつかの間、やっぱりエミリアンはエミリアンでした。まあそこが可愛いんですけどね。


エミリアンが相変わらずかわゆ~~い♪

汚名返上したいエミリアンは、例のごとく親友のダニエルの協力を得て凶悪犯一味を追い、アジトへ侵入するが何故かそこには愛する妻ペトロが・・・。
ペトロは金庫破りのプロと偽って凶悪犯一味に紛れ込むという秘密捜査についていたのだ。
敵に見つかってしまったエミリアンは、囚われの身となってしまうが、われらがジベール署長が果敢に立ち上がり、エミリアンを救い出そうとする・・・・・・が、救えるのか?大丈夫なのか?


毎回毎回毎回思うのだけど、あんなに生粋のオバカばっかり、どうやったら集められるのか、マルセイユ警察よ~~!
そして今回の凶悪犯は、頭脳は明晰だけどマルセイユ警察の面々にも負けないくらいオバカぶりを発揮する。
まさにオバカ対オバカの対決。


見えないけど、一応、凶悪犯です

バカ対決に力を入れているせいか、カーアクションが削られており、スタイリッシュなプジョー407の美しいフォルムもなかなか拝めない。
そんなわけで物語の中で唯一、冷静に物事を分析するダニエルの出番もいつもよりは少ないかも。
その代わり・・・ジベール署長の暴走・・・爆走・・・いや・・・活躍を見ることができて、ジベールファンとしては嬉しい限り。
ダニエルやエミリアンの可愛い子供たちも登場し、思わず頬が緩んでしまう場面も。


こんなのが本当に警察署長だったら・・・と考えると恐ろしい

今回も爆笑の連続だった・・・。
ここまで終始バカに徹するとは、見ていてすがすがしいというか潔ささえ感じられる。
このまま、アホ全開でつっぱしれ!!負けるな!マルセイユ警察(何に?)!!
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最近の問題(自分編)

2007-08-28 23:01:58 | 日々のこと
最近、物忘れが激しい。

朝は目覚ましを三つセットしておくのだが、止めた記憶がなく、目が覚めたらとんでもない時間になっていた・・・なんてことは日常茶飯事。←寝ぼけているとも言う?


ケトルをコンロにかけていてもすぐ忘れる(沸騰するとピーって鳴ってくれるから助かっているけれど)。
この間は会社でトイレを流すのを忘れた(ような気がする)。ちゃんと流したかどうかの記憶もない。

映画を見て「おお!この俳優はかっこいい!要チェックじゃ!」と思い、名前を覚えたつもりでも翌日にはすっかり忘却の彼方・・・。

まあね・・・もともと記憶力には問題がありましたけどね、これ以上ノータリンになったら困るんですよねー。


そんなワタシが、最近遭遇した問題。
それはそれは・・・寝る前はパジャマを着ていたはずなのに、朝目が覚めたらすっぽんっぽんになっていたことである。
想像するに、多分夜中に暑さのあまり脱ぎ捨てたのであろうが、脱いだ記憶が全くないのだ。
しかもズボンがベッドから離れた部屋のすみに、脱ぎ捨ててあったのには驚いた。
もしかして夢遊病者のように、歩きながら剥いでいったのか?

この暑さが続いて、毎晩のようにすっぽんぽんになってしまうとする(まあ毎晩脱ぐ・・・ってことはあるまいが)。
そんな時に大地震がおきて、慌てて外に出ようとしたらすっぽんっぽんだったのに気がつき「何かはおらなきゃ!」と思い部屋に戻ったとたん、天井が落ちてきて押し潰されたらどうしよう!!すっぽんぽんのまま・・・(汗)。
と、真剣に考えてしまったdim子でありました。

そんなわけで、涼しい秋の到来を待つばかりであります。
が、涼しくなってもなお脱ぎ続けていたら、それは別のビョーキということでしょうか?
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8月に観た映画のまとめ

2007-08-24 01:45:52 | 映画つれづれ、祭りとか
今月はいつにもまして、沢山の映画を観ました(DVD含む)。
ワタシの場合、家庭の都合があって三日に一本観るのがやっとなのですが、今月は頑張りました。
って、別に頑張ることじゃないんだけど・・・だってだって・・・

映画が観たいんだもん!!!!!


というわりに、しょーもない映画がばっかりチョイスしているのですけどね、うはははは。
B級をはるかに通り越した、秀逸な作品(どんなんだ)もございます!!


『レミーのおいしいレストラン』

ワタシの中では、今月のベスト3に入る(ってほど観てないじゃん)映画です。
まあネズミが料理作るってのはどうよ・・・とは思いますが、レミーの可愛いしぐさには思わず顔がほころんでしまいます。リングイニの他力本願的なところがイマイチムカつくのですが、それ以外は自分的には満点。料理も美味しそうだし、パリの景色もうっとりするほど美しいのです。


『ラッシュアワー3』

真田広之とジャッキー・チェンの舞台挨拶があるというので、そちら観たさに先行上映(なのか?)に行ってきました。真田広之がクールでかっこよかったです~♪
しかし作品は前2作に比べると、アクション、スピード感共にやや劣るような気が・・・。それにシリーズものってことでちょいとマンネリ感も。クリス・タッカーの顔がやたらでかくなっていたのにはびっくり!でもあのしゃべりは健在でした。
主人公の二人は完全に真田広之に食われていたような気がするのですが、それは気のせいでしょうか?


『オーシャンズ13』

友達が最近ブラピさまにちょいはまり・・・ってことで、お付き合いで行ってきました。まあ例のごとく、ちょっとかっこいいおっさんたちのどたばた同窓会を観ているような映画でした。
マット・デイモンがミョーにずれていて、でも頑張っている姿が可愛かったです。
それとアル・パチーノとアンディ・ガルシアのちょいワルな感じが結構ツボにきました。
しかし!!!ジュリアン・サンズが出ていたのにはドドドびっくり!!!!!この映画で何が嬉しかったかってジュリアン・サンズの姿が観れたこと!!それにつきます。


『冒険王』

ジェット・リーと金城武が共演しています。なんでも「アジア版インディー・ジョーンズ」だそうです・・・。というわりにはあまり冒険をしているようにも見えませんでしたが。でもやはりジェット・リーの流れるような動きが美しいアクションシーンは目を見張るものがあります。
金城武はジェット・リー扮する考古学者(には見えない)にくっついてまわる、足手まといの弟子の役です。金城武、日本語のセリフの時より、生き生してました。


『暗くなるまで待って』

知らない人はいないというくらい有名な作品ですね。オードリーがやっぱり可愛いです。それに品があるんですよね、今の女優には感じられない品が。
盲目の主人公が殺人犯と死闘(?)を繰り広げるというお話です。
あまりに出来すぎてるだろう~~~!とは思うのですが、サスペンスとしては一級品。結構スリルを味わえます。
粘着性の殺人犯が「リトル・ミス・サンシャイン」のじーちゃんだったとは驚き。


『グエムル 漢江の怪物』

最近はまっているソン・ガンホが出ているし、みなさんが面白いとすすめてくださるのでレンタルしてみました。
いや~~~面白かったですねえ。笑えましたねえ。なんでしょー「殺人の追憶」も結構笑える場面があったのですが、あれはポン・ジュノ監督のカラーなんでしょうか?それとも韓国映画ってみんなあんなにおかしいのでしょうか?
人が死んでるのに、なんだか笑ってしまう・・・。人間ってやっぱりこっけいな生き物なんだよなーと思ってしまいました。まあ監督はそんなことが言いたかったワケじゃないでしょうが。人間のこっけいさを含めた弱さや強さを描きたかったのかな?
怪物のぬめぬめ感は素晴らしかったですね。不気味な身体に似合わない可愛い顔が結構お気に入りなのです。


『サウンド・オブ・サンダー』

レイ・ブラッドベリの短編「いかずちの音」を映画化したものです。
いや~スカくらいましたねー。なんというか最新SFXを駆使したというわりにはお粗末な感じ。それに人類が滅亡するかも・・・という危機感が全く感じられないんですよね。
ほんでもって・・・どうしたことか、こーゆーしょぼい、しょーもない映画、結構好きなんですね、ワタシ。「しょーがねえ映画だな」とか言いつつも結構楽しめちゃうんです。
「ホリデイ」の時はひどい扱いをうけておりましたが、主演のエドワード・バーンズのしわがれ声、大好きなのです。それからベン・キングズレーの浮いた感じ(役柄上)が、やっぱりうまいなーと思いましたね。
大好きなレイ・ブラッドベリなんだから、なんとかどうにか手を加えて、もっといい作品にして欲しかったなあ。これはこれで好きなんですけど(笑)。


『殺人の追憶』→詳しくはこちらをぽちっとな

『機械じかけの小児病棟』→詳しくはこちらをぽちっとな

『この森で、天使はバスを降りた』→詳しくはこちらをぽちっとな


また長くなってしまいました。
最後まで読んでくださったアナタ、ありがとうございます。
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「機械じかけの小児病棟」

2007-08-18 09:16:10 | 映画・DVD【か】
暑い日が続きますねー。
みなさま、いかがお過ごしでしょう?
dim子は、暑さにも負けず、食欲旺盛で日々すくすくと育っております。
たまには「今日は食欲がないの・・・」って言ってみたい・・・。

さて、先日「殺人の追憶」を見てからというもの、三億円事件のキツネ顔のオトコみたいなソン・ガンホの演技にすっかりやられてしまいました。
ほんで昨日「グエムル -漢江の怪物-」も見ましたですよ。
いや~~~ソン・ガンホもいいけど、やっぱりポン・ジュノがすごいんだね・・・。
そいでもってグエムルのあのヌメヌメ感がこれまたすごいのよね。姿に似合わず、顔が意外と可愛いのがよかったなあ。
それからとーちゃん役のパク・ヒボンも、「殺人の追憶」で容疑者役だったパク・ヘイルも・・・・・・・・・・・・・・・。
うきゃ~~~~!!誰か止めて~~~!!!
本日はその話じゃございません。


夏はやっぱりホラーっしょ!
ってなワケで本日は「機械じかけの小児病棟」のお話でございます。





2005年、スペイン映画

監督:ジャウマ・バラゲロ

出演:キャリスタ・フロックハート
   リチャード・ロクスバーグ 
   エレナ・アナヤ 
   ジェマ・ジョーンズ 他 


イギリスのワイト島にある閉院間近の小児病院に、夜間看護師として雇われたエイミー。
早々夜勤につくが、人がいないはずの部屋から大きな物音がするのを聞く。
患者のマギーは「この病棟にはシャーロットというゴーストがいるの。でも彼女はすごく怒っているみたい」と言う。
その言葉を裏づけるように、スタッフの一人が病院内で不自然な事故死をとげる。
エイミーはシャーロットは以前、この病院にいた患者なのではないかと思い、ロバート医師の協力を得、過去のカルテを調べてみるが、それらしき記録は残っていなかった。
だが、看護師長フォルダーから40年以上も前に病院で衝撃的なスキャンダルがあったことを聞かされたエイミーは、そのスキャンダルによって自殺したシャーロットがさまざまな怪現象を引き起こしているのだと思い、子供たちを急いで転院させようとするのだが・・・・・。



大げさな効果音や、物陰から何かが突然飛び出してくるとか、流血シーンのオンパレード・・・なんていうハリウッドの子供だまし的オバケ屋敷スタイル(なんじゃそりゃ)とは一線を画した、見る者をじわじわ恐怖に引きずりこんでいくような映画でございました。

もうね、夜の病院ってだけで怖い。
でも怖さなら、巨大な廃墟となったダンバース精神病院を舞台にした「セッション9」の方がずーっと怖いです。
あれは幽霊じゃなくて怖いのは人間ですけどね。これとはちょっと違うのですね。
「セッション9」を未見の方、是非是非ごらんになってくださいね。
愛しのジョシュ・ルーカスがしょーもない役で出てます。

話を元にもどすとですね、さらに怖いことに、主人公が正体さえわからない相手を探しに、一人で開かずのフロアに足を踏み入れちゃうんですね。
あり得ないーーー!ワタシだったら死んでも行きません!
40年以上も誰も足を踏み入れたことのない、幽霊がいると言われているフロアですよ!!
自分としては、この開かずのフロアの肝試しシーンが一番怖かったです。
薄青暗くひんやりとした空気を感じさせる映像が、時間に置き去りにされた病室を不気味に映し出していて、dimの体感温度はちょっとだけさがりましたね(笑)。

同バラゲロ監督作品の「ダークネス」は、救いのない終わり方だったけれど、こちらは奇妙ではあるけれど「愛」を感じさせる終わり方でよかったですね。
終わりよければすべてよし・・・で、やっぱりラストで物語のよしあしは大きく左右されるでしょう。
勿論内容もしっかりしているにこしたことはないですけどね。
でもまあそういった意味では、バラゲロ監督の作品は期待を裏切らないと思います。

ただ「クーラーがんがん20度級の寒さ、カーディガン欲しいわ」というより「うちわでぱたぱた級、あらちょっくら涼しい」の怖さなので、涼を求める人にはちと物足りないかも知れません。



ロバート医師役のリチャード・ロクスバーグ。
実はバラゲロ監督だからっていうより、ロクスバーグが目当てで見ました(笑)。
ちょっと頼りないけど、よい人よい先生でした。


エイミーの同僚のヘレン役のエレナ・アナヤ。スペインの女優さんです。
主人公のカエル顔のキャリスタよりずっと可愛いです。
実は彼女はVan Helsingでロクスバーグと共演しているんですよ。

↓これを見ればなんの役だったかわかりますかしら?


このソファーの真ん中に、どどんとドラキュラ伯爵を座らせたいと思うのは、ワタシだけではあるまい・・・。


ああ・・・本日も前置きとどーでもいい話で長くなってしまいました・・・。
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「この森で、天使はバスを降りた」

2007-08-15 15:00:15 | 映画・DVD【か】
このDVDは、大分前に、通いのレンタルビデオ屋の「オススメコーナー」においてあった。
何度か手にとりながらも、迷った末に棚に返す。
そんなことを幾度となく繰り返した。

そして、ある日、安いDVDが出ていることを知り、購入した。

チャンスは幾度もあったのに、何故随分たってからこのDVDを見ようという気になったのかはわからないが、日々の母の介護に疲れ(適当に手は抜いているが)、ストレスも積み重り爆発寸前だったワタシの心を、癒しのベールでやんわりと包んでくれたことを考えると、それが自分にとって見る時期だったのかなーと思ったりする。



1996年 アメリカ作品

監督・脚本:リー・デビッド・ズロートフ

出演:アリソン・エリオット(パーシー)
   エレン・バースティン(ハナ)
   マルシア・ゲイ・ハーデン(シェルビー)
   ウィル・パットン(ネイハム)

5年の刑期を終えたパーシーは、ギリアドという森に囲まれた美しい町でバスを降りる。
「神が最も美しい土地だと降臨した」というインディアンの伝説があるカナダに程近い町だ。
彼女はこの街で人生をやりなおそうとし、サラという女性が経営する「スピットファイア・グリル」で働き始める。
都会ではレストランのウエイトレスが変わろうが、またその素性がどうであろうが誰も気にもとめないだろうが、こういう小さな田舎町ではよそ者に遠慮なく好奇の目を向ける(らしい)。
人々の視線を感じたパーシーはハナに向かって「ワタシが5年間、刑務所で暮らしていたって言ったっけ?」と店中に響くように話しかける。
店の喧騒が一瞬ぴたりととまり、人々の目は好奇から警戒へと移行していく。

だがサラや、サラの甥ネイハムの妻であるシェルビーは、パーシーの純粋さ、不器用な優しさを感じ取り徐々に心を開いていく。



サラはヴェトナム戦争で一人息子を亡くし、悲しみのあまりかたくなに心を閉ざしていた。
また、シェルビーはネイハムに常に「頭の悪い女だ」といわれ続け、深く傷つき「自分は本当に頭が悪いのだ」と思い込んでいた。
そして実はパーシー自身も誰にもいえないような深い傷を抱えていたのだ。

パーシーのすごいところは、本来ならば一番信頼できる存在である母親に裏切られ、義父になぐさみものにされながらも、それでもなお人と関わりを持とうとし、また人を傷つけまいとするところだ。
悲しい過去を持つが故に、傷つくことの辛さ、残酷さを彼女は知っているのだ。

しかし、そんな彼女を快く思わない人間もいる。
それはまっすぐに生きようとする「パーシーに対する嫉妬」なのか、前科のあるパーシーを警戒し彼女の本質を理解していないだけなのか、その両方なのかは定かではないが。

この物語はそんな「彼女を快く思わない人間」によって、思わぬ形で終わってしまうのだが、この結果には賛否両論らしい。
ワタシもラストでは涙腺決壊だったのだが、人間と言うのは大切な人を失うことによって、決意を新たにしたり、また己の過ちを省みる生き物だと思うので(そうでない人もおるでしょうが)、このラストでよかったのではないかと思う。
あの天使は、ワタシにも何か大きなものを残してくれたから。

パーシーの存在が、サラとシェルビーに大切なものをもたらしてくれた。
そして町の人々も、これから訪れるものを受け入れる広い心を養っていくことだろう。
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「殺人の追憶」

2007-08-10 23:22:31 | 映画・DVD【さ】


二つのジャケットがあまりにも違うので、両方のっけてみました(^^)。


監督:ポン・ジュノ

脚本:ポン・ジュノ、シム・ソンボ

出演:ソン・ガンホ(パク・トゥマン)
   キム・サンギョン(ソ・テユン)
   キム・レハ(チョ・ヨング)
   ピョン・ヒボン(捜査課長)
   ソン・ジェホ(新捜査課長)
   パク・ノシク(ペク・クァンホ)
   パク・ヘイル(パク・ヒョンギュ)
   カク・ソリョン(チョン・ミソン)

この映画は1986年から1991年の間、軍事政権のもと民主化運動に揺れる韓国において、実際におきた「ファソン華城連続殺人事件」をもとにしたフィクションである。

稲穂が揺れるのどかな農村地帯で殺人事件がおき、パク刑事が現場に向かうが犯人のものと思われる遺留品は何も残っていなかった。
唯一犯人のものと思われる靴跡も、地元のトラクターによって潰されてしまう。

死体は稲を刈り取った田んぼ(?)にゴロンと投げ出され、野次馬は群がり、子供たちはそこここを走り回る・・・。
容疑者を取り調べるのに時には暴力を振るい、無理矢理に供述させようとし、証拠となる靴跡を偽造する。

一見、ひどいことをしているように見えるが(いや、実際ひどいことをしているのだが)陰湿な感じはなく、むしろあっけらかんとしていてユーモアさえ感じさせる前半部分に、昔の日本もこんなだったのだろうかというような、妙な懐かしさと言うか、同じアジアに住まうものとして激しい親近感を覚えてしまった(笑)。

だが中盤から後半にかけては、当時の韓国の闇の部分を感じさせる。
犯人の手がかりとなるものが全くつかめず、犠牲者ばかりが増えていき、刑事たちはじわじわと心理的に追いつめられていく。
面白いのは初めは、容疑者に暴力を振るい、靴跡まで偽造していたパク刑事が次第に、まともな刑事らしくなっていくことだ。
それとは逆に、資料を重視して事件を分析していたソ刑事が、徐々に冷静さを失っていき、ラストでは思いもかけないような行動に出る。



実際に韓国で起こった「ファソン華城連続殺人事件」は、ソウルから約50キロ離れた農村の半径2キロ以内で起きた10件の連続強姦殺人事件だ。71才の老女から13才の女子中学生まで、不特定多数の女性が犠牲になったらしい。
その捜査には180万人の警官が動員され、3000人の容疑者が取り調べを受けたというが、映画を見る限り、意外とずさんな捜査だったのではないかと思われる。
迷宮入りしたこの事件は、映画でも犯人がわからぬまま終わるが、犯人がわからない虚しさや苛立ちよりも、犯人が今もなお何処かで普通に生活をしている、一見普通の人間だということに空恐ろしさを感じさせる。

連続強姦殺人事件をモチーフにしているけれど、描きたかったのは、やはり人間であろう。
やたらに人間臭い、骨太なドラマである。
そして、完璧な脚本と共に役者の素晴らしさに思わず唸ってしまう作品だ。


韓国にはなんて素晴らしい俳優がいるんだろう!と思わせてくれるソン・ガンホ。
おおげさなようで実は自然な、人間味溢れる演技を見せてくれる。
この表情からでも彼の実力がうかがい知れるはず。


キム・サンギョンも初めは冷静に事件を見つめていたが、徐々に変貌をとげていくソ刑事を好演。

キム・サンギョンを見ていたら、何故だかこの人を思い出した。

 上川隆也。

日本でリメイクするとしたら、上川隆也がこの役でも面白いのではないかなあ。
で、ちょっとオツムの弱い容疑者役のペク・グァンホを香川照之がやっても面白いかも・・・なんて想像してしまったのだった。
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クリストファー・ランバートではございません・・・(涙)

2007-08-07 18:24:38 | 日々のこと
ワタシが勤める会社は、印刷屋なのですが、系列会社がレンタルビデオ屋を何店舗か持っております。
そんなわけで、DVDが社員割引で買えるんですよね。
でも2割しか引いてくれないの(ケチ~~!)。
今、アマゾンだと予約の場合25%オフなんだぞ~!

で、ジェリーのベオウルフが11月に発売になるってんで、アマゾンに頼もうと思ったら、アマゾンでの予約受付分はもうすでになくなってしまったらしい・・・。

 

仕方がないので、うちの系列会社に頼むことにしました。
さっそく営業部長に商品名、品番、発売会社、発売日、出演者名をコピーした注文書を渡すdim子。

しばらくしてから、受注係りのT杉が「dimさん、ご存知かどうか知りませんけど、今月末にベオウルフ980円で発売されますよ。そっちの方がいいんじゃないですか?安いし」と電話をかけてきおった。


dim「ええ?そりゃ初耳だなあ~~。それって特典映像とかついているの?」

T杉「えーと、中身まではよくわかんないんですけど・・・。でも期間限定って書いてありますね」

dim「それってクリストファー・ランバートのやつじゃないの?ワタシの欲しいのはジェラルド・バトラーが出ているやつなの」

T杉「いや、クリストファー・ランバートじゃないと思いますよ」

dim「じゃあそっちの安いの頼もうかなあ・・・。でも実はクリストファー・ランバートでもなくジェラルド・バトラーでもない、知らないヤツのだったりしてね。わはははは」

T杉「えーっと制作は2000年って書いてありますねえ」

dim「2000年・・・?ジェリーはそんな頃から売れていたっけ?」
    この時点ですごーく不安になってきたdim子

T杉「あのー・・・ジェリーって誰ですか?」

dim「ジェラルド・バトラーのことだよ、ジェリーって呼ばれてるの♪」

T杉「(何か読んでいるらしく、しばらく沈黙)。・・・・・えーと、そのなんとかバトラーってやつじゃなく、クリストファー・ランバートのヤツみたいですね」

dim「(プチッ!!)だから初めに『クリストファー・ランバートのやつじゃないよね』って念をおしたろーが!!!!!!!!」

T杉「そうでしたっけ?ボクそんなこと言われましたか?」


二人してまったく話がかみあってなかったのでした・・・
というか人の話をちゃんと聞いてんのか?T杉~~~!!!
だから初めに「クリストファー・ランバートのやつじゃないよ」って言ったのに~~~!!
注文書にもちゃんと「ジェラルド・バトラー」って書いたし、品版も発売日も書いたでしょおおおおお~~~!!
ちなみにT杉・・・受注係もやってますが店長もやってます。
あんなんで店、大丈夫なのか?と不安になったのは言うまでもありません・・・。


それから、ジェラルド・バトラーって男性にはあまり知られてないのかしらん?

 ←意外と知名度低し?

営業部長にも「誰それ?」って言われました・・・


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dim、おっさんに抱きつかれる

2007-08-04 00:38:14 | 日々のこと
友人と食事をし、会計をすまそうと席を立ったら、席待ちの客が数人いてレジの前は混雑しておりました。
レジ係りの人が「少々お待ちください」と言うので、dimは伝票を持ってレジの前でおとなしく待っていたわさ。

すると・・・一見ビリー・ジョエル、よく見ると上条恒彦のようなおっさんが突然ワタシに抱きついてきた。
「きゃ・・・」
あまりの重さに、思わずよろけるdim。
まあ厳密に言うと、そのおっさんは足元に段差があるのに気づかず、足をふみはずした弾みでワタシにしがみついてきた・・・そんな感じですかね。

レジ係りのにーちゃん「だ・・・大丈夫ですか!!!」

ワタシ「大丈夫です(きっぱり!)」

おっさん「あ~ごめんなさいね~~」
おっさんはワタシに謝ると、どさくさにまぎれて自分の伝票をレジにだそうとする。

ワタシ(冷ややかに)「あの、ワタシの方が先なんですけど」

レジ係りのにーちゃん「はい。そちらのお客さまの方が先なんです」


レジを済まそうとするワタシと、ワタシの友人に向かってそのおっさんは、全く悪びれせず
「あそこ、段があるんだよね。危ないから気をつけてね」
だって。

ムキーーッ!!気をつけるのは己じゃーーヽ(`Д´)ノ!!
それになんだーー!誠意の全く感じられない謝り方はーー!!



何が悲しゅうて、上条恒彦(似)に抱きつかれにゃならんのだーー(怒)!!
若くて美しい男性だったら、いつまででも抱きついていてくれてよかったけどさー!!


↑こーゆーのだったら、こちらから抱きつかせていただきますが
(「さあ、ボクの胸に飛び込んでおいで」の図)

しかもさらに悲しいことに・・・
いい体格のおっさんにすごい勢いでだきつかれて、ちょっとよろめいただけですんだdim子。
か弱い女性だったら、共倒れ状態だったでしょう(涙)。

これは「ダイエットしなさい」という神の啓示なんでしょうか・・・?
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「魔笛」

2007-08-01 02:45:46 | 映画・DVD【ま】
全くクラシックを聴かない、全くオペラとは縁のないワタシ(IL DIVOは好きだけど)がどうしてこれを観る気になったのか・・・。
それは予告でみた「魔笛」がとってもステキだったから。
それにケネス・ブラナーが監督・脚本ならば、きっとオペラなんて無縁な人にもわかるようにアレンジされているだろうと思ったから。




2006年、イギリス作品

監督、脚本:ケネス・ブラナー

出演:ルネ・パーペ、ジョセフ・カイザー、エイミー・カーソン他


オリジナルでは古代エジプトの神イシスとオシリスを祭る神殿が出てくる、神話のファンタジックというかメルヘンチックな世界を舞台にしているようだけれど、ケネス・ブラナーの手によって、こちらは第一次世界大戦の戦場に置き換えられています。

兵士タミーノ(ジョセフ・カイザー)が塹壕戦の中、毒ガスによって気を失ってしまうのですが、夜の女王の侍女を務める三人の看護婦によって救出されます。
そして三人の看護婦は、暗黒卿ザラストロ(ルネ・パーペ)に囚われている、夜の女王の娘パミーナ(エイミー・カーソン)の写真をタミーノに見せ、救出を依頼します。

タミーノは、毒ガスの危険を知らせるカナリアを飼育するパパゲーノと共に、パミーナの救出に向かいます。
そして忍び込んだ暗黒卿ザラストロの城で、お互いの姿を見て一目で恋におちてしまうタミーノとパミーナ。
パミーナを連れだそうとするタミーノにザラストロは「辛いだろうが、まだここから出すわけにはいかない」と言います。
タミーノはザラストロと話をするうちに、彼が平和を望む指導者だということに気づき、無礼な振る舞いの許しをこうのでした。
ザラストロはそれを快く受け入れ、その代わりに戦場に楽園をもたらすためにタミーノとパパゲーノにとある試練を課すよう命じて・・・。


始まって15分・・・dimは初めて映画館で寝ました・・・
いやー退屈だったわけではないのだけれど、寝不足だったのでねー(言い訳)。
前半はずーっと単調な感じで歌が続くので、まあそれもあって疲れてしまったのかも知れません。

でも夜の女王の威圧感と、ザラストロの存在感はすごかったですねー。
ザラストロを演じるのは世界屈指のバスの一人として知られるルネ・パーぺ。
彼の歌は何か説得力を感じさせる力強さがありました。
ちょっと強面な顔も存在感を感じさせる一因かもしれません。
夜の女王を演じるのはリューボフ・ペトロヴァ。
専門的なことは知りませんが、夜の女王が歌う「アリア」は最高音がハイFに達するという、人声ぎりぎりの音で書かれたコロラトゥーラ・アリアの代名詞的存在だそうです←プログラムより(dim、意味が全くわからず・・・)。
でも彼女の怒り狂った様が、このアリアに見事に表現されていたのはわかりました。

印象的だったのは、戦場の共同墓地の場面。
敬虔な行進曲の中、慰霊碑が映し出され、そしてカメラがどんどんひいていくと、おびただしい白い墓石が地面を覆いつくしていることに気がつきます。
どこまでもどこまでも続く白い墓石・・・。
戦うことの愚かさ、平和へのメッセージが胸に重く響いてくるシーンです。

それから、復讐にもえる夜の女王を助けようとして、ザラストロが手を差し伸べたのも印象的なシーンでした。
この二人の間には何か個人的な関係が存在するようにほのめかされています。
それはどのような関係だったのかはわかりませんが、ザラストロは、敵である夜の女王を許す姿勢を示したのでした。
敵を許すこと・・・それがひいては平和へと繋がっていくのですから。

登場人物全員が歌うフィナーレは圧巻でした。
もちろんルネ・パーぺのソロも素晴らしかったのですが、ワタシはこういう人の声が交じり合った時の、重厚な音に包み込まれるような感覚がどうも好きらしいのです。
ザラストロが高らかに勝利を宣言し「智慧の光は戦よりも強く、すべての人間は平和を求める」というメッセージを全員で歌って幕をとじます。




タミーノにパミーナ。
美男美女の組み合わせと言えるのでしょうが、dimは馬面好きなくせしてどうもジョセフ・カイザーの顔が好きになれず・・・観ていてちょっとツライ時がありました。
自分のイメージとしてはIL DIVOのデイヴィッドなんかがよいのではないかと思うのですが・・・。


↑タミーノ(脳内変換中) 

パパゲーノとパパゲーナは文句なしです。
特にパパゲーノ役のベン・デイヴィス、おしゃべりでおちゃめなパパゲーノにぴったりでした。
「パパパの二重奏」はメルヘンチックで可愛くて、心を和ませてくれる素敵な場面ですね。
ちなみにあのおちゃめなパパゲーノ・・・セバスチャン@IL DIVOでもよいかな~とか思ったりして。
で、ザラストロはカルロス・・・とかね。


↑パパゲーノとザラストロ(脳内変換中)

するとウルスは(汗)???

冗談はさておき(いや、ちょっぴり本気)オペラの世界に馴染みがない人でも楽しめる、ミュージカルになっていると思います。
ただ、全部英語のリブレットになっているので、本物のオペラを聴きなれている人はちょっぴり違和感を感じるかも知れませんね。
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