オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

観てきた・・・

2007-10-22 00:00:15 | 映画つれづれ、祭りとか


もう素晴らしすぎて言葉になりやせん・・・。

スパニッシュホラーの異世界も、ジェイソン・ボーンの過酷なスパイの世界も、どーでもよろしくなってしまった・・・。

音は以前よりクリアな感じになっているようです。
これから観に行かれる方、乞うご期待!!!!
今回は音のせいというわけではないだろけれど、ファントムとクリスティーヌとラウル、それぞれの気持ちがストレートにせまってきて、なんだか胸がいっぱいになってしまったなあ・・・。
久々に観たせいかなあ・・・。

やっぱりジェリーは最高よ~~~~~~!!!
あ、今回はパトリック・ウィルソンにもちょっとときめいたのですが。
いや、ほれ、あのはだけた胸が・・・。いたぶられる姿が・・・。
彼の出演作「ハサミを持って突っ走る」ってなんだか気になる・・・。




自分、明日からはジェリー祭りか(汗)?
床にジェリーのDVDをつんで、用意している自分が怖いっす・・・。
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「ベビー・ルーム」 スパニッシュ・ホラー・プロジェクト

2007-10-21 05:24:42 | 映画・DVD【は】
先日、DISCASの申し込みを済ませた。

人名、製作年、製作国別に借りたい作品をチョイスできるようになっていて、とっても便利。
で、スパニッシュホラーにはまっているdim子は、早速面白そうなのをチョイスしてみた。

スパニッシュ・ホラー・プロジェクトというのは「スペイン映画界の鬼才たちが競作する一大ホラー・プロジェクト」なのだそうだ。
昨年WOWOWで放映されたようなので、ご覧になった方も多かろう。



「ベビー・ルーム」の他に、「リアル・フレンド」「クリスマス・テイル」「産婦人科」「悪魔の管理人」「エル・タロット」と五作品あるのだけど、トレーラーを見る限り今ひとつ・・・といった感じかなあ・・・。
まあ変な先入観は持たずに、機会があったら他のも観てみようと思う。





2006年作品、スペイン映画

監督:アレックス・デ・ラ・イグレシア

出演:ハビエル・グティエレス、レオノール・ワトリング、サンチョ・グラシア 他


子供が生まれたばかりの若夫婦フアンとソニアが、リフォームされた古い一軒屋に越してきたことから、おこる悲劇。

フアンは夫婦の寝室からでもベビー・ルームの様子がわかるように、受信機を取り付ける。
その夜、子供の笑い声と男の声を聞いたフアンは慌ててベビールームに駆けつけるが、そこには子供しかいない。
泥棒に入られたと思いこんだフアンはビデオカメラ付きのモニター装置を取り付けるが、今度はベビー・ベッドの横に男が座って、子供を見下ろしている姿が映し出される・・・。

家中の鍵を換えたり、子供を自分の寝室に移したり、警報機を設置したりするが、不安をぬぐい切れないフアン。



やがてフアンは肉眼では見えないが、モニターを通せば見える別世界があることを知る。
だが何かにとりつかれたようになったフアンに恐怖心を抱いた妻は、子供を連れて実家に帰ってしまう。

別世界の男が何を望み、子供の部屋にやってくるのか。
それを探りださねば、この家に妻子を呼び戻すことはできないと悟ったフアンは、別世界に通じる扉を探し出す。
恐る恐る扉を開けた世界で見たものは、妻を惨殺する自分の姿。

これは自分自身の中に作り上げた妄想の世界なのか?死後の世界なのか?未来の世界なのか?それとも平行異世界なのか?
じわじわと追いつめられていく主人公役のハビエル・グティエレスの巧さに思わずうなってしまう。

ラストは鮮やかな手腕を感じさせる締めくくり。
だが最後まで、その世界が一体何なのか解明されない。
これはいかようにも解釈できる作品なのだ。

ただ冒頭の全身ずぶ濡れの少年はどうなったのか、白髪のばーさんが何者なのかがわからないのがちょっと残念な気がする。

ラストもじわりと怖いのだが、ワタシが一番怖かったのは・・・実はモニターに映った子供の白く光る眼!
映画の「光る眼」よりずっーーーと怖かった。
臆病で小心者なんだから、変なところで怖がらさないで欲しい(汗)。
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『「ボーン・アルティメイタム」を観る』にコメントくださった方、ごめんなさい

2007-10-21 03:30:10 | 映画・DVD【あ】
こんばんは。dim子です。


『「ボーン・アルティメイタム」を観る』にコメントをくださった方々に、お詫びをせねばなりません・・・。


実は自分が書いたレスに誤植を見つけたので、そのレスを削除しようと思ったら、その削除したいもの以外をぜ~~~~~んぶ消してしまったのですわ(汗)。

どうしてそうなったのか、何を触ったのかはわからないのですが、コメントは真っ白、自分の頭も真っ白状態になりました。
気を取り直して、メールの受信箱から、いただいたコメントのデータを拾い出し、コピペしたのですが、行間等、若干いただいたコメントと違っているかも知れません。
そいでもって今気がついたのだけど、せぷちゃんのコメント文字化けしちゃってたね・・・ごめんね、気づくの遅くて。

ですので、コメントをいただいた日時も正確なものではありませんが、どうぞお許しください。

こんなおっちょこちょいですが、見捨てないでまた遊びにきてくださいまし。
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「ボーン・アルティメイタム」を観てきました

2007-10-19 01:01:22 | 映画・DVD【は】
本日は「ボーン・アルティメイタム」のジャパプレに行ってきた。

スペシャルゲストは主人公ジェイソン・ボーンを演じるマット・デイモン。
Tシャツにジーンズかしら・・・と思っていたけど、びしっとスーツ姿で登場(だけどあまり似合ってない・・・。というより見慣れないだけ?)。


いや~マット!めっちゃ可愛いの~!
ファンが手を振ると、可愛く手を振り返すのね♪(←通訳の人が隣で喋っているとゆーのに(笑))
その仕草に優しい人柄がにじみ出てるっているっていうかなんんというか♪
ワタシもちょっと胸きゅん(死語)状態になってしまったわ♪
いや~マットちゃん、ジャガイモみたいな顔なんて言ってごめんね。
顔はジャガイモでも、心は錦だったのね(感涙)。


この日「一応ジェイソン・ボーンの話はこれで終わりだけれど、監督から誘いがあったらまた(続きを)やるかもね」とマットちゃんが言っていた、三部作の最後に当たるのがこの作品。(でもどっかのインタビューでは『ボクも年をとったし(アクションシーンが)体力的にキツイからこれが最後だろう』といっていたような・・・)




2007年、アメリカ作品

監督:ポール・グリーングラス

出演:マット・デイモン、ジュリア・スタイルズ、デヴィッド・ストラザーン、スコット・グレン、パディ・コンシダイン 他


ジェイソン・ボーンには「熱い戦い」という言葉が似合わないほど、クールである。そして全てにおいてムダがない。
それは暗殺者として育成された時点で、暖かい人間的な感情を抹殺されたからかもしれない。
そんな彼が、記憶を失ったことによって、次第に人間らしさを取り戻していく。
だが彼の存在を抹消したい組織が、彼の元に暗殺者を次々に送り込む。

前作では、追っ手を逃れ最愛の人とインドで平穏な日々を送っていたところに、再び暗殺者が送り込まれ、彼女を失なってしまったボーン。

「自分は一体何者なのか?何故こんなにも執拗に命を狙われるのか?」
彼は本当の自分を知るために、そして自分を暗殺者に仕立てあげた組織に復讐するために、たった一人で最後の戦いに挑む。

世界の三つの都市で、繰り広げられる手に汗握るアクションシーン。
観光気分も味わえてなかなか美味しいシーンでもある。
ワタシとしては、人々の生活感が溢れ出ていたタンジールのシーンが一番好きかな。

今回もボーンは死ぬ程走るわ、爆風に飛ばされるわ、車に激突されるわ、バットマンのようにビルからビルへと飛び移るわ、激しく殴られ続けるわ・・・と散々な目にあいながらも、不死鳥のように復活し(フツーだったら死んでいます)、敵をかわし、核心に近づいていく。


アメリカに戻ったボーンは、ついにCIAの極秘プロジェクトのデータを盗み出すのだが、この手口が実に鮮やか。
観ている方としては、胸がすっきりするシーンでもある。
そいてもってボーンに振り回され続けるCIAが、いかにアホ揃いかがわかるシーンでもある(笑)。
入手したデータにはボーンとの関わりと驚愕の内容が記載されていた。
ここでボーンが何者なのか、また命を狙われる理由が明らかになる。

でも・・・これがアメリカで実際に行われていたとしても驚かない。
あり得ない話ではないからだ。
病んでいるアメリカのほんの一部の闇の部分だと思えなくもないのだ。


とにかくこのボーン役のマット・デイモンがかっこいい。
最終的にボーンは死ぬべきだという声もあるようだけど、ワタシとしては死なないで頑張って欲しいような気がする。
イギリスに007あり、アメリカにボーンありというふうに、両者にはクールでタフな姿を見せ続けて欲しい。

ちなみにジェイソンの恋人だったマリーのお兄さん役で、ダニエル・ブリュールが、ちょっとだけ出ている。
やきそばさんに聞いて知ってはいたのだけど、なんだか地味~でぱっとしなくて、よく見なければ見逃すところだったわ(笑)。


一般人にまぎれると、完全に姿がかすんでしまうマットちゃん。
ジョージ・クルーニーやブラッド・ピットのようなオーラは感じられないけれど、太く長くこれからも頑張って欲しい♪
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「リディック」

2007-10-15 13:10:43 | 映画・DVD【ら】
ギレルモ・デル・トロ監督の「パンズ・ラビリンス」にえらく感動してまだ未見の「ミミック」を借りようと思って、間違って「リディック」を借りちゃった。
だってタイトルが似ているんだも~ん(似てねーよ!)。
同じなのは最後の「ック」だけじゃんか~!

・・・というバカな理由で借りたわけではなく、ワタシはどーしたことかあのヴィン・ディーゼルのつるっとした感じ(どんな感じだ)が苦手で今まで敬遠していたのである。
でも友人も「面白いよ」と言うし、尊敬するptdしゃまもどこかで「好き」って言ってたし、久しぶりにSFものが見たくなったので、こいつをレンタルしてみた。





で、感想。


面白いじゃないかーーー!! 


というか、世間の評判はどーなのかはわからんが、こーゆーの大好きです。ワタシ。
気分すっきり超娯楽B級(C級?)SF映画!
なんでいままで見なかったんだ~~~(涙)。
見ていてもヴィン・ディーゼルのつるっとした感じは全く気にならず、スティーブン・セガールのような胡散臭さも感じられず、むしろ「かっちょいーじゃんか!!」と目をハートにして見入ってしまったワタシ。
やっぱり食わずキライはいけないということですなあ。


2004年、アメリカ作品

監督:デヴィッド・トゥーヒー

出演:ヴィン・ディーゼル、ジュディ・デンチ、コルム・フィオール、タンディ・ニュートン、ニック・チンランド、カール・アーバン、ライナス・ローチ  他

本作は「ピッチブラック」(dim未見)の続編として作られたそうな。
ああ、そっちを先に見ればよかった・・・とちょっと後悔。
五つの星から指名手配されているお尋ね者であるリディックと、宇宙を支配しようとしている“ネクロモンガー”の壮絶(でもないけど)な戦いを描いたSFアクション。

ワタシとしては脇キャラが結構気に入った。
“ネクロモンガー”というネクラなモモンガみたいな名前の軍団の首領、ロード・マーシャルは一見弱そうで「フューリア人に殺される」という予言に怯えているのだけれど、実は強力な隠し技を持ち合わせている。
そしてその配下の司令官ヴァーコは、嫁さんに尻を叩かれ続けるヘタレな男で結構笑えるのだ。さしずめ嫁さんはマクベス夫人といったところか。
それから執拗にリディックを追い回す賞金稼ぎの男も、なんとなく憎めないキャラで面白い。

この映画はその“ネクロモンガー”を悪の象徴とし、戦いを挑むリディックも悪という設定で「悪と悪の戦い」を描いているらしいのだが、リディックがアンチ・ヒーローというのはわかるが「悪」とは全く感じられない。
単に他人に興味がない「一匹狼」で、敵に対して容赦がないというだけで、悪とはちょっと違うような気がした。



リディックの、汗まみれ泥まみれで傷つきながらも敵をなぎ倒していく姿は文句なしにかっこいい!!
彼の身体が最大の武器とも言える、スピード感あふれるアクションシーンは、パワフルでまるで格闘技を見ているよう。
ただ人並みはずれた知力体力の持ち主とは言え、リディックが意外とサクサクと敵陣に乗り込んでいけたのには、ちょっと拍子抜けしたのだが。

170億という製作費を投入したという巨大なセットは、本物に対するこだわりが見られ、CGでは描ききれないリアル感をかもし出している。
CGも勿論素晴らしいとは思うのだが、広大な宇宙都市やダークテイストなネクロモンガーの衣装や美術品などはまさに芸術と呼ぶにふさわしい美しさ。
もっとゆっくり隅々まで鑑賞したくなるような映像なのだ。

しかし・・・最後は笑ったねー。
“ネクロモンガー”の首領の地位を狙う、ヴァーコ司令官の間抜けぶりがおかしい。これってコメディだったのか?
そしてリディックが戦いの末に倒れるように腰をかけるあのエンディング・・・。
その後がどうなったのかヒジョーに気になるけれども、これの続編を作るなんて話はないのだろーか?ネットで調べたら「リディック3」なんてあるのだけど、そこんとこどーなの?(←ちゃんと調べなさい)
まあどちらにしても、リディックが偉くなってひとつ所に落ち着いているとは思えないのだが。
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「厨房で逢いましょう」

2007-10-12 10:10:40 | 映画・DVD【た】
実はこの映画、「パンズ・ラビリンズ」の後に観たのだけど、あちらのインパクトがかなりキョーレツだったもので、記憶からすっぽり抜けおちていた。
なんかね、自分のイメージしていた映画とはちょっと違っていたのだよね。



2006年、ドイツ/スイス作品

監督・脚本:ミヒャエル・ホーフマン

出演:ヨーゼフ・オステンドルフ、シャルロット・ロシュ、デヴィット・シュトリーゾフ、マックス・リュートリンガー 他

南ドイツで小さなレストランを営むシェフ、グレゴアは、天才的な腕を持っていたが、口下手で人前に出るのが苦手な男。
そんなグレゴアがひょんなことから、カフェで働くウエイトレス、エデンと知り合いになる。
エデンには家庭があったが、グレゴアの料理にすっかり魅せられた彼女は、夫がうちをあける火曜日になると、彼の料理を試食するために厨房に訪れるようになる。

幸せそうに料理を平らげていくエデンに、いつしか惹かれていくグレゴア。
だが、エデンは訪れる度に「あなたは大切なお友達だわ」と無邪気に(なのか故意になのかは知らないが)言い、グレゴアを失望させる。

そんな二人の仲を疑い、嫉妬するエデンの夫クサヴァー。
クサヴァーはなんとかグレゴアを街から追い出そうとさまざまな嫌がらせをするが、グレゴアがそれに立ち向かおうとしたことから、事態はおかしな方向へと進んでいく・・・。


「大切なお友達」。
これは微妙な言葉である。
言われて嬉しくない人間はいないだろうが、相手に好意を抱いていた場合、これは結構残酷な言葉とも言える。
エデンの場合は、彼の人間性というよりは天才的な腕前に惹かれて友達よばわりしているわけで、こんなおデブちゃん相手に、誰も浮気をしているとは疑わないだろうという計算高さを、ワタシはちょっと感じるワケなのよ。(←悪意に満ちた解釈)
本当の友達だったら、いっくら試食とは言え、無銭飲食のような真似(というより完全にただ食いなのだが)をするわけがないと思うし。
「ほっぺが落ちるほど美味しいものが食べたい」という己の欲望を満たすために、猪突猛進するエデン。
天真爛漫とか天然とかいうと聞こえがいいが、周りに対する気配りのようなものが全く感じられない単なる自己チュー女にしか見えなかった。

ところが男はそーゆー女がお好みなようで、グレゴアは料理でなんとかエデンを振り向かせようとし、クサヴァーはそんな二人を引き離そうとする。
劇中ではクサヴァーはグレゴアに対して許せない行為を働くのだけれど、ワタシは彼を責める気にはならなかった。
彼は加害者ではあるけれど、被害者でもあるからだ。
と言いながらも、最後にとんでもない目にあうクサヴァーを大笑いしてしまったのだが・・・(ゴメン、クサヴァー・・・)。

まあ男と女の関係なんて、色んな形があるのだろうから、あんなラストでよかったのかもな・・・と思う。
何より、エデンと再会したグレゴアの顔が、とっても自信に満ちて、幸せそうに見えたから。


よく見ると、結構可愛いグレゴアおぢさん


ああ、ワタシの前にもすっごい美味しい料理を作ってくれる人が現れないかしら~~~ん???
勿論イケメンに限りますが(笑)。



イケメンシェフと言えばこちら。
 
恋人を捨てて都会へ行った女性が、不治の病に侵されたため、生まれ故郷に戻ってくる。
そしてすでに結婚していた元恋人に「残された時間をあなたと一緒にすごしたい」と言い、彼の家庭をめちゃめちゃにしてしまう・・・という話(かなり悪意に満ちた解釈だけど、まっいーか)。
この女もどうにも許せない自己チュー女である。
こんなふうに昔の女にほいほいついて行く夫がいたら、妻はやりきれないだろーと思う。
ジェリー自体は可愛かったけど、あの夫もどーかと思ったな。


そして只今公開中のこちら。
 
こちらのシェフも可愛いですね♪性格も申し分なし。
自分としてはこちらのシェフに、オペラなんぞ歌いつつ毎日美味しい料理を作ってもらいたいにゃぁぁぁ~~~~~
「はい、あ~~~~ん♪」とか言って・・・うきゃぁぁぁぁぁ←バカ?
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「パンズ・ラビリンス」

2007-10-08 13:46:14 | 映画・DVD【は】
  

監督:ギレルモ・デル・トロ 

出演:イバナ・バケロ、セルジ・ロペス、マリベル・ベルドゥ、ダグ・ジョーンズ、アリアドナ・ヒル、アレックス・アングロ 他

2006年、メキシコ/スペイン/アメリカ作品


以前「エドゥアルド・ノリエガが出ているから」という理由で見た同監督作品「THE DEVIL'S BACKBONE」。
これも内戦下のスペインが舞台だったが、やはり犠牲になっていたのは罪もない子供たちだった。
そしてラストでは子供たちは自らの足で立ち上がり、自らの手で武器を取ることによって大人への階段をあがっていったのだが、あの映画にはまだ救いが感じられた。

だが、この映画はどういったものか。


1944年のスペインが舞台である。
内戦は終結していたが、それでもまだフランコ政権に対し、抵抗運動を続けるものたちがいた。
山間部にたてこもった反政府ゲリラを鎮圧するため派遣されたのが、ビダル大尉。
彼は自分の戦う土地で子供を産ませるために、体調の思わしくない臨月の妻を無理矢理呼び寄せるという身勝手で冷酷無比な男だった。

妻の連れ子のオフェリアは、そんな義父を受け入れられず、また、体調のすぐれない母親の姿に不安を覚えずにはいられない。

とある夜、オフェリアは寝室に現れた妖精に、森の奥にある迷宮へと案内される。
そこには不思議な姿をした「牧神」のパンがおり、オフェリアに「あなたはこの地下王国のプリセンスである」と告げる。
そしてさらに
「すっかり人間になってしまっていては王国に迎えることができない。王国に迎える資格があるかどうかを試すために、3つの試練を与えましょう」
と言い、その試練がなんであるかが記された大きな本を差し出すのであった。
悪夢のような現実の世界から逃避し、迷宮に希望を見出そうとしたオフェリアは、試練に立ち向かうことを決心するのだが・・・。



過酷な運命から逃れるために、自分自身の中に迷宮の世界を作り上げたオフェリア。だが、その迷宮も決して美しい世界ではなかった。
オフェリアが迷宮の世界へ逃避するのと併行して、現実ではビダル大尉が残虐な行為を繰り返す場面が映し出される。
残酷な描写をつきつけられ、あまりの惨さに私は何度も目を覆った。
映画を観る前にプログラムを購入しざっと目を通したのだが、内戦直後から翌年にかけて、一日に250人もの捕虜が処刑されたそうだ。
殺された捕虜たちの恐怖や苦痛を思い、胃が締め付けられるほどキリキリ痛んだ。
今まで、こんなに痛い思いをしたダーク・ファンタジーは知らない。
だがこれはダーク・ファンタジーでありながら現実でもあるのだ・・・。

人を嬲り殺すようなビダル大尉でも、父の形見の懐中時計を肌身離さず持ち歩くという、人間らしい弱い面ものぞかせる。
彼は自分の命が危険にさらされる時、その懐中時計にそっと手を触れるのだ。
そして自分の最後を息子に伝えたいという父親らしい気持ちも持ち合わせていた。
一体どんな狂気が彼を残忍な行為へと導いたのか。

オフェリアに対しては可哀想にという思いとこれで良かったんだねという安堵感とがない交ぜになり、涙が溢れて止まらなかった。
ギレルモ・デル・トロ監督は一人の少女の生き方を通すことによって、戦争の愚さを強く訴えることに成功していると思う。
そして戦争をモチーフとした映画というだけではなく、みごとにダークファンタジーと融合させ、完成度の高い作品にしあげている。

子供たちが空想の世界にひたるのは悪いことだとは思わない。
だが、それが悪夢が充満した現実から逃れるために残された、たった一つの手段だったとしたら、あまりにも悲しいではないか。
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いそいそと、前売りチケットを買いに行く

2007-10-05 00:44:06 | 日々のこと
本日は仕事も早く終わったので、友人と銀座まで足をのばしました。
ほんで、買わなきゃ買わなきゃ~~!と思っていた前売りチケットを購入いたしました。


まんずこちらのチケット。



「オペラ座の怪人」のニュープリント上映ってやつですね。
オペラシアターの音響空間を、可能な限り再現したそうです。
なら初めからそういう風に作ったらよかったじゃないかーー!!
しかし、再びジェリーの歌声を劇場で聴けるなんて・・・ううう・・・夢のようでございますー(感涙)!
今ならポストカードついてます♪


それからマイケル・ファスベンダーが出ている、フランソワ・オゾン監督作品の「エンジェル」ね。





ちらしに「フランソワ・オゾンが仕掛ける究極の女の夢」って書いてあるけれど・・・究極の夢ってなんやねん?
ワタシの究極の夢は「三食昼寝つき、小遣いつき、毎日映画を観に行ってもいい生活。金にあかせてマイケル・ファスベンダーのようなイケメンに英語を教えてもらう」です!!
誰も聞いちゃいませんね、ハイ。

20世紀初頭のイギリスが舞台。上流階級の生活にあこがれる少女が主人公。
そのあこがれを小説として書き綴ることで、16歳にして作家デビューを果たし、思い描いた人生を手にいれるが・・・はてさて、というお話。
しかし・・・マイケルの頭髪が後退しつつあるような気がして、ちょっとばかり心配なのでございました。
キミにJスンの髪型は似合わないからね。


それからヒュー・ジャックマンがでている、ウディ・アレン監督作品の「タロットカード殺人事件」。



「プレステージ」に続き、またまたスカ子との共演。
ジャンルが「ミステリー・サスペンス・ コメディー 」ってなっているけど、どんなやねん!
でもなかなか評判はよろしいようですね。

ジャーナリスト志望の女子大生サンドラが、「世間を騒がす殺人事件の真犯人は超セレブのピーター・ライモンだ」と言う情報を入手する。
真相を確かめるため、サンドラはピーター・ライモンに近づいてゆくのだが・・・果たして犯人は本当にピーター・ライモンなのか?というお話。
超セレブ・・・うふふ、ヒューにぴったりだわね♪
「マッチポイント」を楽しめた人なら楽しめる映画だそうな。
今年はヒューの映画が沢山観れて嬉しい限りです♪


その他にもマッツやらニコライやら・・・。
あうう、10月から12月まで、観たい映画が目白押し。
うきゃ~~!嬉しい悲鳴をあげてしまいそうです~~。
というかすでにあげています・・・。


チケットを買って、満ち足りた気分になったdim子は、腹も満たそうと友人と有楽町にあるリプトンのお店で1時間限定バイキングに挑戦。
もとをとってやるぜ~~!と意気込んで皿にあれこれ盛ったものの、10分であえなくギブアップ。
いつもなら、もっと長い時間食べ続けられるのに。
「ううう・・・胃が・・・胃が・・・苦しい・・・」
というdim子を横目に食べ続ける友人K。

ああ・・・心が満ち足りていると、腹までいっぱいになるものなのでしょーか?
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「ローグ・アサシン」の試写会に行ってきました

2007-10-03 01:03:32 | 映画・DVD【ら】


2007年、アメリカ映画

監督:フィリップ・G・アトウェル

出演:ジェット・リー、ジェイスン・ステイサム、ジョン・ローン、デヴォン青木、石橋凌 他


いや・・・おったまげた。
これは高倉健さんもびっくりでしょう。

何がおったまげたかって・・・だってこれは

モロ、ヤクザ映画なんですものーーっ!!

つーか激しくバイオレンス。

え?みなさんご存知でしたの?

三年前に相棒トムを殺されたFBI捜査官のクロフォード(ジェイスン・ステイサム)。
復讐を誓ったクロフォードの前に、突然トムを殺した暗殺者「ローグ(ジェット・リー)」が姿を見せる。

この「ローグ」というのが、ヤクザの側についたかと思えば、今日はチャイニーズ・マフィアに歩み寄り・・・引っ掻き回した挙句、最終的には殺し合いをさせてしまう。
一体、ローグの最終目的は何なのか?
そして一体何者なのか?

ヤクザもチャイニーズ・マフィアも刺される撃たれる爆破される。
300もびっくりのくびちょんぱに串刺しの応酬。
へんてこりんな日本語と英語と中国語がとびかい、血みどろの世界が繰り広げられるのであります。


おまけにヤクザが敵の屋敷に忍び込むのに・・・

忍者の姿で刀持ってって・・・

一体いつの時代の話なんだ~~!?

サンフランシスコのヤクザ街ではそれが当たり前なのか?
石橋凌、日本人だったらなんとか言ったれよ~~(涙)!


しかし!
「これはカン違いヤクザ映画なのかしらん?」と思っていたら、最後に大どんでん返しが待ち受けておりました。
単なるカン違いヤクザ映画ではございませんでした。
ちょっと「カオス」を彷彿させるような、意外な結末であります。
乞うご期待!


一見、チンピラなのか捜査官なのか、よーわからんクロフォード


それからJスンが日本語をしゃべるシーンがあるのですけどね、会場は爆笑の渦!!!
まあ本人は一生懸命しゃべっているのでしょうけどね・・・ぷぷぷ(注:日本語には聞こえない)。
なかなか可愛いJスンでございました。

誰かさんが出ていた「ヤクザVSマフィア」の

「ニホンゴ、クライ、ハナセルサァー!!」
(話せてないじゃないか~~!)

を思い出したのは言うまでもありません・・・。
そう言えば、あれにも石橋凌さんが出ていましたね。


ジェット・リーは靴や背広にこだわるシーンがあって、なんとなく「トラポ」を思い出してしまいました。
でもJスンほど決まってないのが悲しいところ(涙)。
それにアクションシーンがないわけではないけれど、本来のジェット・リーの美しいアクションが拝めるわけでもないし・・・。
どうしてジェット・リーをローグ役に選んだのかよくわかりません(謎)。
ローグが、アンディ・ラウとかチョン・ウソンだったらよかったのに~~(あくまで私情希望願望)!!

と、やっぱりイケメン導入を望んでしまうdimなのでありました。
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