オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

「カンパニーマン」

2007-11-05 03:13:54 | 映画・DVD【か】


2001年、アメリカ作品

監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ

出演:ジェレミー・ノーサム、ルーシー・リュー、ナイジェル・ベネット、ティモシー・ウェッパー、デビット・ヒューレット 他


平凡なサラリーマン、モーガン(ジェレミー・ノーサム)は、それまでの退屈な人生から抜け出すべくデジコープ社の産業スパイに転身するが、その頃から原因不明の頭痛と幻覚になやまされるようになる。
実は気づかぬうちに薬によってデジコープ社に「洗脳」されていたのだった。
モーガンは、謎の美女リタ(美女といってもルーシー・リューですが)から真実を告げられ解毒剤を渡される。
そして「洗脳されていないことがばれたら殺されるから、どんなことがあっても驚かず、洗脳されたフリをし続けて」と言われる。
モーガンは不安におののきながらも洗脳されたフリをし続けるが、それに気づかないデジコープ社はライバル企業のサンウェイズ社に潜入させてしまう。
サンウェイズ社にスパイだと見抜かれたモーガンは、二重スパイとなることを余儀なくされるが・・・。

結果として両社から命を狙われることになるモーガン。
リタの力を借りて、なんとか逃げ伸びようとするが、敵は執拗に追ってくる。
彼は両社の秘密を知りすぎたのだ。
追いつめられたモーガンの精神は限界に達しパニック状態に陥ったあげく、リタに発砲してしまう。
そんなモーガンに、リタは驚愕の事実を告げるのであった。


洗脳されるのに鼻の穴にチューブを突っ込まれるモーガン(つかノーサム)。よくこんな役を引き受けたもんだ。
なんだかジョン・トラボルタの映画(タイトル忘れたわ)を彷彿させるなあ・・・。


「CUBE」の ヴィンチェンゾ・ナタリ監督作品だし、ジェレミー・ノーサムも出ているというのでレンタルしてみたのだが・・・「CUBE」のような緊迫感は感じられなかった。
まあこちらは、平凡な男が産業スパイになったことから右往左往するハメになるという話なので(命は狙われるけど)、一歩間違えば即「死」という「CUBE」に比べたら劣っても仕方がない話かも知れないが。

とにかくジェレミー・ノーサムがよい。
彼の実力をまざまざと見せ付けられた気がする。

冒頭の冴えないサラリーマン姿のノーサムを見た時は正直がっかりした。
「ああ・・・こんなイケてない(死語)姿を2時間近くも見ないといけないのかよ・・・」と。
だが、企業のコンベンションに潜入し、情報盗聴しているうちに、平凡な人生におさらばできたという満足感と、任務を成功させているという自信が彼を変えていく。

「をを!なんだか段々かっこよくなってきたではないの?」
と思っていたら、洗脳されていることを知ってからのモーガンは、不安のあまり己を見失い右往左往していて、それはそれは情けなく、また滑稽でもあった。
モーガンの立場は二転三転し、それによってノーサムの表情も雰囲気もがらりと変わる。
もうねー、ラストのノーサムのかっこよさと言ったらねー・・・ぶふふふふ。
冒頭のサラリーマンと同一人物とは思えない変貌ぶりだった。

「CUBE」ほどの出来ではないとはいえ、意表をついたストーリー展開(ラストへの持って生き方はちょっと強引な気もするが)と、ダークテイストでメタルチックな映像(どんなだ)はなかなかユニークだ。
温度を感じさせない映像はある意味、モーガンの不安を表してるようで面白い。
だがなんといってもこの物語を支えているのは、ノーサムのずば抜けた演技力だと思うなあ。
美男子とは呼びがたいけれど、不思議な魅力と底知れぬ実力を持った男っす。
ジェレミー・ノーサム。


実は「グロリア」の時の、ジェレミー・ノーサムが一番好きだったりする。
抗いがたい悪というかなんというか・・・。ポイントはおヒゲ。


「理想の結婚」の四人。
女性陣よりらぶりーなノーサムとエヴェレット♪

最近、ヴィン・ディーゼルとかマット・デイモンとかジェレミー・ノーサムとかばっかり見て・・・なんか趣味が変わったのかなー、自分。
美しいものに反応できなくなってきたのか(汗)???
いや、でもジェリーやパトリック・ウィルソンをうきうきしながら見ていたから、大丈夫だろー(多分・・・)。
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まー期待はしてませんでしたけどさ「ガリシアの獣」

2007-09-14 13:07:07 | 映画・DVD【か】
まんずこのジャケットを見ていただきたい。
なんだか下のにクリソツでしょ?
おまけにヴァン・ヘルシングを思わせる帽子・・・(見ようによってはヒューに見えなくもない・・・)。
もうこの時点から、なんとなくいや~~~な予感はしていたのよね。
(んじゃ見るなって?だってジュリアンが出てるんだもん~~~涙)


ロクスバーグがホームズの役をやっているBBCのドラマ。
ブロンドのホームズというのがこれまた新鮮で、ワタシ的にはロクスバーグのはまり役だと思っているのだ。
ワトソン役のイアン・ハートとのコンビも楽しい。


ジャケットの雰囲気は違うけど、タイトルが似たような感じの「ジェヴォーダンの獣」。
賛否両論のようだけど実はワタシはこの映画、大好きなの。
ヴァンサン・カッセルのわけのわかんない気持ち悪さがいいの(笑)。




本日はこの中から「ガリシアの獣」の感想をば。


2005年、スペイン映画

監督:パコ・プラザ

出演:ジュリアン・サンズ、ジョン・シャリアン、エルサ・パタキー、ゲイリー・ピクアー他


1852年にスペインのガリシアで、ロサマンタという男がつかまり、15人を殺害した容疑で裁判を受けた。
ロサマンタは「アントニオという男と共に、狼男として殺人を繰り返した」と証言したが、アントニオの存在が証明されることはなかった。
「ロサマンタはライカントロピー(獣化する現象)だ」と主張するフィリップス教授の手紙を受け取ったイザベル2世は、ロサマンタの死刑を終身刑に減刑したが、恩赦確定を待つ間獄中で謎の死をとげる。

その実際にあった連続殺人事件がもとになっているのがこの映画。
ガリシアに姿を現したロサマンタが、獄中で亡くなるまでが描かれている。
映画ではアントニオが実在していたことになっているが、その他は結構史実に忠実に作られていると思われる。

映画って初めの数分、本だったら初めの1、2行で物語に入り込めるか入り込めないかわかるもの。
これは、ワタシを引きずり込んではくれなかった。
そして最後まで入り込ませてくれなかった。

ジュリアン・サンズが好きで時代ものが好きでダーク・ファンタジーが好きなワタシにとって、これは願ったりかなったりの映画になるはずだったのだが、一体何がいけないんだろう?
映画の軸がぶれているというか・・・それぞれの人間性がわからないというか、俳優の魅力を引き出せないカメラワークもよくないというか・・・。
もっと当時のスペインを思わせる描写も欲しかったし、なんだか全て中途半端な感じだった。

それからジュリアンもなんだかぱっとしない(涙)。
オナゴを誘惑するロサマンタという役のわりには、なんだかちょっとくたびれていて、たんなるエロおやじにしか見えないというか。
もっと毒があってもいいと思う。もしくはもっと善人ぶってもいいと思う。
まあ最後が意外な展開だったというところだけが救いかな?
「あら、これって悲哀に満ちたラブストーリーだったの?」というラストなのだ。
「ジュリアン・サンズはまだまだロマンチストな役もいけるわね」と思った瞬間でもあった。
このラストはキライじゃない。

ただバラゲロ監督だったら、もっといい作品にしあげてくれたんじゃなかろーか?なんて考えてしまった。

しかし日本じゃ15人殺したら、恩赦なんて絶対にあり得ない気がするが、スペイン人は寛大なのだろうか。
映画自体はいまひとつだったが、思いがけない史実を知ることもあるから、映画ってやっぱり面白い。
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「ギャザリング」

2007-09-08 02:53:05 | 映画・DVD【か】
21日に「ファンタスティック・フォー 銀河の危機」が公開になりますね。
映画を観にというより、ヨアンを見に行く予定でおります。←試写会全部ハズレたやつ・・・

で、前作の内容がすっかり記憶から抜け落ちているので、復習をしようと思って、買ったはずのDVDを探したのですけど、見当たらないのでした。
あれ~~~本当に買ったのかなあ???

というわけで、仕方がないので「ギャザリング」を見ることにしました。
ええ、勿論ヨアンつながりでございます。





2002年、イギリス作品

監督:ブライアン・ギルバート

出演:クリスティーナ・リッチ(キャシー・グラント)
   ヨアン・グリフィズ(ダン・ブレイクリー)
   スティーブン・ディレイン(サイモン・カークマン)
   ケリー・フォックス(マリオン・カークマン) 他


イギリス南西部の小さな街、グラストンベリーで地中に埋まっていた太古の教会が発見される。
そこには、祭壇を背にして十字架像が立ち、壁には処刑されたキリストを見つめる無数の人物像が彫られていた。

そんな折この街を訪れたアメリカ人旅行者キャシーが、サイモンの妻マリオンの運転する車にはねられてしまう。
責任を感じたマリオンは、一時的に記憶を失ったキャシーをしばらく自分の屋敷に住まわすことにする。
徐々に夫妻の家族とも打ち解け、街にも慣れてきたキャシーだったが、やがて奇妙な人々の視線や不吉な幻覚を見るようになる。



キャシーは街で知り合った青年ダンとともに、自分の身におきていることを解明しようとするが、地中に埋まっていた教会に繋がっていること知り、呆然となる・・・。


地中に埋まっていた教会は、アリマテアのヨセフが、キリストを貫いた聖槍をもって1世紀にグラストンベリーに建造したものという設定になっている。
だが、言い伝えによると紀元63年頃、アリマテアのヨセフは聖杯をたずさえてグラストンベリーにやって来て、「グラストンベリー・トール」あるいは「チャリスの井戸」に聖杯を埋めたらしい。
聖杯が埋められたと思われるチャリスの井戸からは、キリストの血のような赤い水が湧き出たということだ。

キリストの処刑にまつわる憶測、言い伝え、作り話はさまざまだが、これはよく出来た話だと思った。
キリストそのものにというより、彼の死に関わったことによって恐ろしく悲しい運命を担うことになった人々の話である。
血生臭い場面がないとはいわないが、ホラーというよりは、どちらかというとミステリー色の濃いオカルト映画といったところか?

物語の面白さが半減してしまうので、あまり細かいことは言えないが、地味ながらも、なかなかワタシ好みの作品であった。
埋もれた教会が発見される、強烈なオープニングから心を鷲掴みにされてしまった。そしてあの無数の人物像の表情・・・。
腑に落ちない点や首を傾げる部分も多々あるのだが、スペインホラーや、最近お気に入りのバラゲロ監督に通ずるものが感じられ、見終わった後に、何かひんやりとしたものが残る作品である。


お目当てのヨアンは実は重要な役どころ。
いや~~~やっぱりかっこいいっす


大好きなスティーブン・ディレインは美術研究家の役。
この人はさりげない演技がほんっとにうまい!!
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「機械じかけの小児病棟」

2007-08-18 09:16:10 | 映画・DVD【か】
暑い日が続きますねー。
みなさま、いかがお過ごしでしょう?
dim子は、暑さにも負けず、食欲旺盛で日々すくすくと育っております。
たまには「今日は食欲がないの・・・」って言ってみたい・・・。

さて、先日「殺人の追憶」を見てからというもの、三億円事件のキツネ顔のオトコみたいなソン・ガンホの演技にすっかりやられてしまいました。
ほんで昨日「グエムル -漢江の怪物-」も見ましたですよ。
いや~~~ソン・ガンホもいいけど、やっぱりポン・ジュノがすごいんだね・・・。
そいでもってグエムルのあのヌメヌメ感がこれまたすごいのよね。姿に似合わず、顔が意外と可愛いのがよかったなあ。
それからとーちゃん役のパク・ヒボンも、「殺人の追憶」で容疑者役だったパク・ヘイルも・・・・・・・・・・・・・・・。
うきゃ~~~~!!誰か止めて~~~!!!
本日はその話じゃございません。


夏はやっぱりホラーっしょ!
ってなワケで本日は「機械じかけの小児病棟」のお話でございます。





2005年、スペイン映画

監督:ジャウマ・バラゲロ

出演:キャリスタ・フロックハート
   リチャード・ロクスバーグ 
   エレナ・アナヤ 
   ジェマ・ジョーンズ 他 


イギリスのワイト島にある閉院間近の小児病院に、夜間看護師として雇われたエイミー。
早々夜勤につくが、人がいないはずの部屋から大きな物音がするのを聞く。
患者のマギーは「この病棟にはシャーロットというゴーストがいるの。でも彼女はすごく怒っているみたい」と言う。
その言葉を裏づけるように、スタッフの一人が病院内で不自然な事故死をとげる。
エイミーはシャーロットは以前、この病院にいた患者なのではないかと思い、ロバート医師の協力を得、過去のカルテを調べてみるが、それらしき記録は残っていなかった。
だが、看護師長フォルダーから40年以上も前に病院で衝撃的なスキャンダルがあったことを聞かされたエイミーは、そのスキャンダルによって自殺したシャーロットがさまざまな怪現象を引き起こしているのだと思い、子供たちを急いで転院させようとするのだが・・・・・。



大げさな効果音や、物陰から何かが突然飛び出してくるとか、流血シーンのオンパレード・・・なんていうハリウッドの子供だまし的オバケ屋敷スタイル(なんじゃそりゃ)とは一線を画した、見る者をじわじわ恐怖に引きずりこんでいくような映画でございました。

もうね、夜の病院ってだけで怖い。
でも怖さなら、巨大な廃墟となったダンバース精神病院を舞台にした「セッション9」の方がずーっと怖いです。
あれは幽霊じゃなくて怖いのは人間ですけどね。これとはちょっと違うのですね。
「セッション9」を未見の方、是非是非ごらんになってくださいね。
愛しのジョシュ・ルーカスがしょーもない役で出てます。

話を元にもどすとですね、さらに怖いことに、主人公が正体さえわからない相手を探しに、一人で開かずのフロアに足を踏み入れちゃうんですね。
あり得ないーーー!ワタシだったら死んでも行きません!
40年以上も誰も足を踏み入れたことのない、幽霊がいると言われているフロアですよ!!
自分としては、この開かずのフロアの肝試しシーンが一番怖かったです。
薄青暗くひんやりとした空気を感じさせる映像が、時間に置き去りにされた病室を不気味に映し出していて、dimの体感温度はちょっとだけさがりましたね(笑)。

同バラゲロ監督作品の「ダークネス」は、救いのない終わり方だったけれど、こちらは奇妙ではあるけれど「愛」を感じさせる終わり方でよかったですね。
終わりよければすべてよし・・・で、やっぱりラストで物語のよしあしは大きく左右されるでしょう。
勿論内容もしっかりしているにこしたことはないですけどね。
でもまあそういった意味では、バラゲロ監督の作品は期待を裏切らないと思います。

ただ「クーラーがんがん20度級の寒さ、カーディガン欲しいわ」というより「うちわでぱたぱた級、あらちょっくら涼しい」の怖さなので、涼を求める人にはちと物足りないかも知れません。



ロバート医師役のリチャード・ロクスバーグ。
実はバラゲロ監督だからっていうより、ロクスバーグが目当てで見ました(笑)。
ちょっと頼りないけど、よい人よい先生でした。


エイミーの同僚のヘレン役のエレナ・アナヤ。スペインの女優さんです。
主人公のカエル顔のキャリスタよりずっと可愛いです。
実は彼女はVan Helsingでロクスバーグと共演しているんですよ。

↓これを見ればなんの役だったかわかりますかしら?


このソファーの真ん中に、どどんとドラキュラ伯爵を座らせたいと思うのは、ワタシだけではあるまい・・・。


ああ・・・本日も前置きとどーでもいい話で長くなってしまいました・・・。
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「この森で、天使はバスを降りた」

2007-08-15 15:00:15 | 映画・DVD【か】
このDVDは、大分前に、通いのレンタルビデオ屋の「オススメコーナー」においてあった。
何度か手にとりながらも、迷った末に棚に返す。
そんなことを幾度となく繰り返した。

そして、ある日、安いDVDが出ていることを知り、購入した。

チャンスは幾度もあったのに、何故随分たってからこのDVDを見ようという気になったのかはわからないが、日々の母の介護に疲れ(適当に手は抜いているが)、ストレスも積み重り爆発寸前だったワタシの心を、癒しのベールでやんわりと包んでくれたことを考えると、それが自分にとって見る時期だったのかなーと思ったりする。



1996年 アメリカ作品

監督・脚本:リー・デビッド・ズロートフ

出演:アリソン・エリオット(パーシー)
   エレン・バースティン(ハナ)
   マルシア・ゲイ・ハーデン(シェルビー)
   ウィル・パットン(ネイハム)

5年の刑期を終えたパーシーは、ギリアドという森に囲まれた美しい町でバスを降りる。
「神が最も美しい土地だと降臨した」というインディアンの伝説があるカナダに程近い町だ。
彼女はこの街で人生をやりなおそうとし、サラという女性が経営する「スピットファイア・グリル」で働き始める。
都会ではレストランのウエイトレスが変わろうが、またその素性がどうであろうが誰も気にもとめないだろうが、こういう小さな田舎町ではよそ者に遠慮なく好奇の目を向ける(らしい)。
人々の視線を感じたパーシーはハナに向かって「ワタシが5年間、刑務所で暮らしていたって言ったっけ?」と店中に響くように話しかける。
店の喧騒が一瞬ぴたりととまり、人々の目は好奇から警戒へと移行していく。

だがサラや、サラの甥ネイハムの妻であるシェルビーは、パーシーの純粋さ、不器用な優しさを感じ取り徐々に心を開いていく。



サラはヴェトナム戦争で一人息子を亡くし、悲しみのあまりかたくなに心を閉ざしていた。
また、シェルビーはネイハムに常に「頭の悪い女だ」といわれ続け、深く傷つき「自分は本当に頭が悪いのだ」と思い込んでいた。
そして実はパーシー自身も誰にもいえないような深い傷を抱えていたのだ。

パーシーのすごいところは、本来ならば一番信頼できる存在である母親に裏切られ、義父になぐさみものにされながらも、それでもなお人と関わりを持とうとし、また人を傷つけまいとするところだ。
悲しい過去を持つが故に、傷つくことの辛さ、残酷さを彼女は知っているのだ。

しかし、そんな彼女を快く思わない人間もいる。
それはまっすぐに生きようとする「パーシーに対する嫉妬」なのか、前科のあるパーシーを警戒し彼女の本質を理解していないだけなのか、その両方なのかは定かではないが。

この物語はそんな「彼女を快く思わない人間」によって、思わぬ形で終わってしまうのだが、この結果には賛否両論らしい。
ワタシもラストでは涙腺決壊だったのだが、人間と言うのは大切な人を失うことによって、決意を新たにしたり、また己の過ちを省みる生き物だと思うので(そうでない人もおるでしょうが)、このラストでよかったのではないかと思う。
あの天使は、ワタシにも何か大きなものを残してくれたから。

パーシーの存在が、サラとシェルビーに大切なものをもたらしてくれた。
そして町の人々も、これから訪れるものを受け入れる広い心を養っていくことだろう。
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「傷だらけの男たち」の試写会に行ってきました

2007-06-22 23:52:42 | 映画・DVD【か】
まんず一言。


トニー・レオン。あなたは天才ですか?


記者会見なんかを見ると「ぼー」っとしていて「起きてる?」と思ったことが何度かあったし、なんだか頼りなさげで、そんでもって服のセンスなんか疑ってしまうけれど、映画の中の彼は本当に本当に本当にステキ
「目」だけで演技ができてしまう彼は、まさしくアジアのスター。天才と言っても過言ではないでしょう。

 
これはしゅてきですねんきゃ~~!魅惑的なまなざし・・・
いや~~ん、はずかしいからこっち見ないで・・・。でもやっぱり見て
・・・ってどっちやねん


アイドル顔だって、おてのものなのよ~~ん♪


でもこれなんか、どっかの工務店のおっさんっつー感じですね。
うちの会社の隣のビルによういるわ、こんなの・・・。
庶民的っていうより、ちょっとビンボーくさい(笑)?



まあ前置きはこれくらいにしといて・・・。(←ほっとくと前置きの方が長くなりそうなので)
さて「傷だらけの男たち」ですね。




出演:トニー・レオン、金城武、スー・チー他

監督:アンドリュー・ラウ、アラン・マックの共同監督(インファナル・アフェアの時も共同監督)


かつては上司と部下の関係だった刑事のヘイ(トニー・レオン)とポン(金城武)。
03年のクリスマスに恋人が突然自殺したショックからポンは刑事を辞職し、私立探偵となり酒に溺れる日々を送っていた。

一方のヘイは数年後、億万長者のチャウの娘スーザンと結婚し幸せな生活を送っていた。
ところがある日、チャウが何者かに惨殺される。
金目当ての強盗事件に思われたが、父の死を不審に思ったスーザンは、ポンに調査を依頼。
そんなスーザンの周辺でも、不審な出来事が起き始める。

やがてポンは、1978年にマカオで起きた一家惨殺事件にたどりつく。
チャウの死の背景には、思いもかけぬ悲しい過去を背負った男の運命が隠されていたのだった・・・。



ここから先、ちょとネタばれかも。


あちこちに「トニー・レオンが今までに演じたことのない犯罪者の役を演じる」などと書かれているから、大体のストーリー展開は読めますね。
オバカなワタシにも先の先まで読めました。



ヘイの復讐の手口は残忍そのもの。
それでいながらこの悲しい運命を背負った男にぐいぐい魅かれ、感情移入してしまうのですね。
静かな演技と悲しみをたたえた瞳に釘付けになってしまうのですね。
「プレステージ」の時もそうだったけれど「どこかで生き方を変えていたら、幸せになれたのに。人生はいくらだって軌道修正できるのに・・・」と思ったら切なくなってしまった。
実際、ポンは軌道修正をし、ヘイに「オマエ、いい方に変わってきたな」と言われる。ポンは「世の中を変えられないのなら、自分が変わればいい」と言う。
ヘイにもそれはわかっていたのだけれど、後戻りができなかったのでしょうね・・・。

金城武は様々な場面で、子犬のようなまなざしをみせたり、悲しいオーラを発していたかと思うと、優しい笑顔でスー・チーを抱きしめたり、背骨がステキ(?)な上半身を見せてくれたりと、ファンにとってはおいしいシーン満載。
彼は特に横顔が美しいですね。本当に絵になる男性です。




ただ言わせてもらうなら、映画としては面白かったし、トニー・レオンも金城武もよかったんだけど、やっぱり「インファナル・アフェア」の感動と衝撃とクオリティは超えられなかったかなという感じ。
あの映画を見た後のショックたるや・・・数日ひきずって生きていましたもん(笑)。

でも切ない二人を見るだけでも価値ある映画だと思います。
数日間、この二人に萌える事間違いなしです。
さあて、ジャパプレ申し込まなくちゃ~~~(笑)!
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「ゴスペル」

2007-05-12 04:40:50 | 映画・DVD【か】
日々、IL DIVOのハーモニーの美しさ(と見た目の男前さ)に心癒されているワタシ。
で、ハーモニーとはちょっと違うかも知れないけれど、ゴスペルが聴きたくなったので、本日はこちらを鑑賞。



2004年、アメリカ作品

監督:ロブ・ハーディ
出演:ボリス・コトジョー、クリフトン・パウエル、ノーナ・ゲイ、オマー・グッディング他


父親を聖職者にもつデイヴィッド(ボリス・コトジョー)は、父と同じ道に進もうとしていたが、教会の仕事を何よりも優先し母の最期をみとらなかった父親を許すことができず、家を出る。
数年後、R&B歌手として成功を収めたデイヴィッドのもとへ、父親が倒れたという連絡が入る。
デイヴィッドは父のために自分のツアーを休み、老朽化した教会の建て直しの資金集めと、教会離れした人々を呼び戻すために、音楽仲間とゴスペルのライブを行うと言い出す。

疎遠になっていた父親の死や、親友だったフランクとのすれ違いなど、様々な問題に苦悩しながら、自分の歩む道を模索していくデイヴィッドの姿を、ゴスペルを織り交ぜながら描いている。

ストーリー的には説得力に欠ける部分も多々あるし、主人公の苦悩みたいなものがあまり伝わってこなかった。
たとえばツアーをキャンセルし本来の仕事をほったらかしにするデイヴィッドの無責任な態度は大人としてどうよ~と思うし、野心家だったフランクがいとも簡単に改心するのも納得がいかなかった。
が、しかし父親と息子が和解するところでは、やはり涙・・・。

ゴスペルはどれも美しく、時にはパワフルで、彼らの心からの賛美に魂が揺さぶられる。
「え?これもゴスペルなの?」と思うような、多様な曲調があるのには驚いた。
時代や人と共に曲調も変わる・・・ということで、ゴスペルが彼らの生活そのものだということがうかがい知れる。

この作品には、本物のゴスペル歌手が多数出演しているので、彼らの声やパフォーマンスを楽しむことができる。
ヨランダ・アダムス、フレッド・ハモンド、へゼキア・ウォーカー、ドニー・マクラーキン、ノーナ・ゲイといった面々が、それぞれ素晴らしい歌を披露してくれる。


ワタシは知らなかったのだが(ハイ、知らないことだらけでスイマセン)、主人公のデイヴィッドを演じるボリス・コトジョーはオーストリア生まれで、モデル出身だとか。
どうりでいい身体してると思ったわ。



こんな顔です。
ドラマではちょっと平井堅に似ていると思ったけど、↓こんなのを見るとちょっと雰囲気が違うかな。

 

この作品で、彼はちゃんと自分の声で歌っているそうな。
見た目もかっこいいけど、歌の実力も相当なもの。
歌う姿は、ちょっとオーバーな平井堅といったところでしょうかね(笑)?
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「キンキーブーツ」

2007-05-09 02:11:19 | 映画・DVD【か】
なんでだかね、この映画、ワタシはず~っと「モンキーブーツ」だと思っていたのだよね。
で、「モンキーマージック~♪モンキーマージック~♪」って、全然関係ないこの人たちを思い出したりしてたの。



ああ~スティーブ、かっこよかったよなあ~~~(←この頃から目力男が好きだったのね)。
先日TVでみたら、昔とあまりかわりなくかっこいいおじさんになっていたわ・・・。

って、みなさんご存知でしょうが、この映画は「モンキー」とは全然関係なく「キンキー」なんだよね(ご存知なかったのはワタシだけ・・・)。
キンキーとは「変態の」とか「性的に倒錯した」という意味で、「キンキーブーツ」というのは、ドラッグクイーン御用達のセクシーブーツのことを言うのだ。

この作品はどこまでがそうなのかわからないが、実話に基づいているらしい。




2005年、アメリカ=イギリス作品

監督:ジュリアン・ジャロルド

主演:ジョエル・エドガートン、キウェテル・イジョフォー、サラ=ジェーン・ポッツ他


幼い頃、女の子の靴を履いて踊るのが好きだったサイモン少年は、父親に性的倒錯者という理由で勘当されたが、今はソーホーのカリスマ・ドラッグ・クイーン「ローラ」として注目をあびていた。

そして、かたや老舗の靴工場の4代目のチャーリーは、幼い頃から工場のあらゆる機械を使えるようにと教育されたが、靴作りの才能が全くなく、家業を継ぐつもりもなく、ロンドンでマーケティングの仕事をしようと考えていた。
だが父親が突然他界したことから、火の車状態の靴工場を相続することになる。

会社の再建に頭を抱えていたチャーリーは、とあることがきっかけでローラーと出会う。
ローラが無理矢理女性用の靴を履いているのを見たチャーリーは、ドラッグクイーンご用達のセクシーブーツを作ることを思いつく。



ローラは試作品を見るためにチャーリーの工場に姿を現すのだが、保守的な職人たちは、ドラッグ・クイーンである彼女に対して冷ややかな態度をとる。
そして二人の大胆な発想に難色を示す。
だが「ドレスを脱ぐと弱気になる自分」に苦悩するローラと「常に父親と比較され、工場でも浮いている存在」の自分を恨めしく思うチャーリーの間に次第に友情が芽生え、二人は大奮闘しながら試作を重ねていく。



チャーリーは社運を賭け、ミラノの見本市にキンキーブーツを出品するために、工場だけでなく、家財産までも抵当に入れる。
そして父親が生前、工場の売却話をしていたことを知っても「ボクは父親とは違う。みんなをクビにしたくない」と、売却話にも耳を貸さない立派な経営者になっていく。
初めはイヤイヤ家業を継いだ男が、ドラッグ・クイーンのローラと共に、様々な困難を乗り越えて、自信をつけ成長してくという心温まるお話。
彼らだけでなく、彼らの周りの偏見に満ちた人たちもどんどん成長し、彼らの味方になってゆく。

やたらたくましいのに、なんだか女らしくて情が深くて可愛い、それでいてゴージャスなローラ役のキウェテル・イジョフォーがいたからこそ、この映画は成功したと言えるだろう。
一見大胆に見えるが、実は傷つきやすく内に苦悩を抱えているローラは、誰よりも細かい演技を要求されると思うのだが、彼は十分にその期待に応えていたと思う。
初めは冴えなく見えたジョエル・エドガートン扮するチャーリーが、会社の再建を目指して奮闘しているうちに、段々いい男に見えてくるんだから、あら不思議。
いい女に見えるもいい男に見えるも、やっぱり気持ちの持ちようなのね。

特に有名な役者(とかかっこいい役者)が出ているワケではないのに、ウィットに富んだセリフとテンポのよさにぐいぐい引き込まれて見入ってしまった。
見終わった後、元気をもらったような気分になる、気持ちのいい作品だ。
ラストのミラノでのショーは迫力満点で、彼らの魅力を存分に見せつけてくれる。
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「ゴッド・クローン」

2007-04-26 01:22:46 | 映画・DVD【か】
まーこのテの映画は期待しちゃイカンと、わかってはいたのですがね。
だいたいこのネタバレ的な邦題で、ほとんどオチがわかっちゃうし(爆)。
でも可愛いジェームズ・ダーシーくんが出ているとあっちゃ、見ないわけにはいきませんがな。



2002年、イギリス作品

出演:テレンス・スタンプ 、ウド・キア 、ジェームズ・ダーシー他


イエス・キリストが存在していた時代から二千年もの間、伝説の「ロキュラスの箱」をめぐり、光と闇の勢力が闘いを続けてきた。
そして21世紀、闇へと葬られていたその遺物が再び姿を現す。

巨万の富を持つマーテル卿は、息子であるコンピューターハッカーのジェイク(ジェームズ・ダーシー)に、とある箱に刻まれた古代文字の解読を依頼する。
同じ頃、謎の秘密結社も「ロキュラスの箱」を手に入れようと動き出していた。
ジェイクは解読作業を進め、ついにあるキーワードを導きだすのだが、謎の集団に急襲されマーテル卿や解読に関わるものたちが惨殺されてしまう。
命からがら逃げ出したジェイクは、錬金術を研究するミラと共に暗号が示す場所へと向かう。
最終地点、パトモス島にたどり着いたジェイクとミアは「ロキュラスの箱」を発見し、人類の想像を超えた秘密を解き明かすのだが・・・。

うーむ、おバカなワタシには、かなり難解な話でございました。
歴史やキリスト教について知識がある人には結構楽しめる、玄人(?)向けの映画だと思います。
多少なりとも知識がないと、この映画を理解するのは難しいです。
劇中で「パトモス島はヨハネが流刑され、『黙示録』を書き上げた地」と言っていたので、その地で「ロキュラスの箱」を発見したのは、まああり得ないことではないと思ったけど、十字軍なんて昔歴史でちょっとかじっただけだし、テンプル騎士団は聞いたことはあるけど、何してたんだかよくわかんないし~~~(涙)。
ああ、やっぱりちゃんと勉強しとかないといかんな~と切に思ったのでありました。

しかし、宗教って怖いなあとしみじみ思いましたね。
宗教そのものより、それに関わる人間が怖いっていうのか。
遠い昔から、信仰の名のもとに、迫害され虐殺された人間がどれだけいたことか。
この作品、全米では上映禁止になったそうだけど、神への冒涜だと思ったのかしら?

で、ワタシのお気に入りのダーシーくん。
いつもよりちょっと短めの髪がとっても可愛いの。
彼にしてはちょっとハードボイルドな感じで、かなり頑張ってます。
全裸シーンがあるのだけど、残念ながら(?)大事なところは見えませんでした。

ダーシーくんの可愛い姿をはっておきますので、見てやっておくんなまし。
人に見せるためというより、自分のためにはってるとも言う(笑)?


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「恋に落ちる確率」

2007-01-03 01:02:41 | 映画・DVD【か】
みなさま、あけましておめでとうございます。
新年早々こんなどうしようもないブログを見にきてくださってありがとうございます。
本年もよろしくお願いいたしますね。
今年はもうちょっと頭よさそうな文章がかけたらいいな~と思ったりもしましたが、まあニワトリ並の脳ミソしかないんで無理でしょうな。


と言うわけで(どういうわけ?)、新年早々ノリエガ祭りをやっちゃおうかなと思っていたのですが、時間の都合上、そして気分の都合上、この映画を見ることとあいなりました。



2003年、デンマーク映画。

マッツの弁髪見たさにみた「フレッシュ・デリ」に出ていた、ニコライ・リー・カース主演のパラレル・ラブストーリー。
ニコライ・リー・カース演じるアレックスが、ある日地下鉄の駅で、運命の女性アイメ(マリア・ボネヴィー)と出会い、一目で恋におちてしまうのだが、その恋と引き換えに迷路のような不思議な世界に紛れ込んでしまうというお話。

アイメに心奪われたアレックスは、可愛い彼女シモーネとデート中だったにもかかわらず、シモーネをおきざりにしてアイメをおいかけていく。
結果的にアレックスはアイメの心を振り向かせることに成功し、一晩をともにするのだった。
だが翌日、自分のアパートメントに戻ってみると、自分の部屋が忽然と姿をけしていた。
パニックになったアレックスは友達やシモーネ、そして父親に会いにゆくのだが、みな一様にアレックスのことなど知らないという。
一体何がおこったのか?
これは現実なのか?夢なのか?
彼女を愛したことで迷宮に迷い込んでしまったのか?



ううう・・・うわ~~~!!
アレックスだけでなく、見ているこっちまで迷宮に引きずり込まれてしまったわさ!!

いかようにも解釈できるんだけれど、どれも納得できない。
見終わった後、なんだか宙ぶらりんな感じで、ジグソーパズルの中に関係ないピースがまじっているような違和感が残る。
でもこういう映画、嫌いじゃありません。
「フレッシュ・デリ」や「幸せになるためのイタリア語講座」の時もそうだったのだけれど、不思議な透明感というか、ちょっと冷たくて澄んだ空気を感じさせるのよね。空間を感じさせるというか。
デンマーク映画ってみんなこうなのかどうかは知らないのだけれど、どうなんでしょ?

自分の解釈としては、初めは作家が描いた小説だと思ったのだけれど、最後の方のシーンでこれはアレックスの夢なのではないかと思った。
アイメと一晩を共にするけれども、結局寝ているアイメの指に指輪をはめ、部屋を後にするアレックス。あそこだけが現実だったのではないかしらん?
だから、あの作家も実はアレックスの夢の産物なのではないかなー。
でもそうだとすると・・・と考えだすととまらなくなる映画なのだ。


喫茶店でタバコをくゆらすアイメの隣に座り、自己紹介をするアレックスがとっても可愛いかった。
それからアイメを抱いた後のはにかむような笑顔や不安げな表情もいい。
そう、ニコライ・リー・カース、決して美男ではないんだけれど、表情が自然でとってもいい。すごいうまいのね。
アレックスの焦りや心の痛みみたいのがずんずん心に響いてくるの。
はっきり言って好きな顔ではないんだけど(笑)、でもニコライ好きだなあ~~~。

一人二役のマリア・ボネヴィーも、まったくタイプの違う役をうまく演じ分けていた。
魅力的ではあったけど、年齢不詳かな。

やっぱりオンナは化けるものなのよ~、アレックス。
コメント (13)
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