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2001年、アメリカ作品
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
出演:ジェレミー・ノーサム、ルーシー・リュー、ナイジェル・ベネット、ティモシー・ウェッパー、デビット・ヒューレット 他
平凡なサラリーマン、モーガン(ジェレミー・ノーサム)は、それまでの退屈な人生から抜け出すべくデジコープ社の産業スパイに転身するが、その頃から原因不明の頭痛と幻覚になやまされるようになる。
実は気づかぬうちに薬によってデジコープ社に「洗脳」されていたのだった。
モーガンは、謎の美女リタ(美女といってもルーシー・リューですが)から真実を告げられ解毒剤を渡される。
そして「洗脳されていないことがばれたら殺されるから、どんなことがあっても驚かず、洗脳されたフリをし続けて」と言われる。
モーガンは不安におののきながらも洗脳されたフリをし続けるが、それに気づかないデジコープ社はライバル企業のサンウェイズ社に潜入させてしまう。
サンウェイズ社にスパイだと見抜かれたモーガンは、二重スパイとなることを余儀なくされるが・・・。
結果として両社から命を狙われることになるモーガン。
リタの力を借りて、なんとか逃げ伸びようとするが、敵は執拗に追ってくる。
彼は両社の秘密を知りすぎたのだ。
追いつめられたモーガンの精神は限界に達しパニック状態に陥ったあげく、リタに発砲してしまう。
そんなモーガンに、リタは驚愕の事実を告げるのであった。
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洗脳されるのに鼻の穴にチューブを突っ込まれるモーガン(つかノーサム)。よくこんな役を引き受けたもんだ。
なんだかジョン・トラボルタの映画(タイトル忘れたわ)を彷彿させるなあ・・・。
「CUBE」の ヴィンチェンゾ・ナタリ監督作品だし、ジェレミー・ノーサムも出ているというのでレンタルしてみたのだが・・・「CUBE」のような緊迫感は感じられなかった。
まあこちらは、平凡な男が産業スパイになったことから右往左往するハメになるという話なので(命は狙われるけど)、一歩間違えば即「死」という「CUBE」に比べたら劣っても仕方がない話かも知れないが。
とにかくジェレミー・ノーサムがよい。
彼の実力をまざまざと見せ付けられた気がする。
冒頭の冴えないサラリーマン姿のノーサムを見た時は正直がっかりした。
「ああ・・・こんなイケてない(死語)姿を2時間近くも見ないといけないのかよ・・・」と。
だが、企業のコンベンションに潜入し、情報盗聴しているうちに、平凡な人生におさらばできたという満足感と、任務を成功させているという自信が彼を変えていく。
「をを!なんだか段々かっこよくなってきたではないの?」
と思っていたら、洗脳されていることを知ってからのモーガンは、不安のあまり己を見失い右往左往していて、それはそれは情けなく、また滑稽でもあった。
モーガンの立場は二転三転し、それによってノーサムの表情も雰囲気もがらりと変わる。
もうねー、ラストのノーサムのかっこよさと言ったらねー・・・ぶふふふふ。
冒頭のサラリーマンと同一人物とは思えない変貌ぶりだった。
「CUBE」ほどの出来ではないとはいえ、意表をついたストーリー展開(ラストへの持って生き方はちょっと強引な気もするが)と、ダークテイストでメタルチックな映像(どんなだ)はなかなかユニークだ。
温度を感じさせない映像はある意味、モーガンの不安を表してるようで面白い。
だがなんといってもこの物語を支えているのは、ノーサムのずば抜けた演技力だと思うなあ。
美男子とは呼びがたいけれど、不思議な魅力と底知れぬ実力を持った男っす。
ジェレミー・ノーサム。
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実は「グロリア」の時の、ジェレミー・ノーサムが一番好きだったりする。
抗いがたい悪というかなんというか・・・。ポイントはおヒゲ。
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「理想の結婚」の四人。
女性陣よりらぶりーなノーサムとエヴェレット♪
最近、ヴィン・ディーゼルとかマット・デイモンとかジェレミー・ノーサムとかばっかり見て・・・なんか趣味が変わったのかなー、自分。
美しいものに反応できなくなってきたのか(汗)???
いや、でもジェリーやパトリック・ウィルソンをうきうきしながら見ていたから、大丈夫だろー(多分・・・)。