オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

「ミラクル」

2008-05-18 03:21:49 | 映画・DVD【ま】
最近のワタクシのお気に入り。
ドンちゃんことエディ・ケイヒル。
「ま~~~どうしましょう!!あら~~~こまったわ!!」ってくらい大好きです(意味不明)。



彼の出演作品である「ミラクル」を観てみました。




2004年のアメリカ映画です。


1980年の冬季オリンピック、レイクプラシッド大会。
アメリカの若手アイスホッケーチームが、名実ともに世界の頂点にいたソビエトチームに勝利し、金メダルを手にしました。
その奇跡のような実話をもとにした、スポコン映画であります。

当時はまだ冷戦時代。
ソ連のアフガニスタン侵攻などがあって、アメリカ国内は「ソビエトを叩き潰せ」という思いが強かったのではないかしら。
それにベトナム戦争で撤退を余儀なくされたり、ウォーターゲート事件が国内外を騒がせたり・・・ということもあって、アメリカという国自体が自信を喪失していた時代。
そんな時代にアイスホッケーでは40年間1度も勝ったことがなかったソビエトを負かすという、まさに奇跡のようなことがおきたのだから、アメリカの狂喜ぶりは想像をはるかに超えたものだったでしょう。


平均年齢21歳という、メンバーが大学生ばかりの若手チームを、わずか8ヵ月という短期間の猛特訓で世界のトップにおしあげたのは、ハーブ・ブルックス監督(カート・ラッセル)。



ブルックはオリンピックの選考委員の意見を無視して、勝手に選手を選抜してしまいます。
26人の選手が選ばれましたが、出場登録できるのは20人まで。
オリンピックまでに、6人がふるい落とされるというわけです。
そして周囲が「選手の体が壊れてしまうのではないか」と気をもむほどの猛特訓が始まるのでした。

実際のハーブ・ブルックスという人はどんな人だったのだろう?
と思っていたら、最後に本人の映像が映し出されました。
とても鬼監督のようには見えない、優男風のなかなかの美男子であります。
彼はこの映画の完成を待たずに亡くなったらしいのですが、彼の功績は後世まで語り継がれるのでしょうね。



見所は沢山あるのだけれど、何と言っても会場の臨場感が伝わってくるソビエトとの試合のシーンが素晴らしいと思います。
激しくぶつかり合う姿はスピード感が溢れ迫力満点。
実際に国を代表して闘っているのではないか?と思えるほどの闘志、希望、高揚感、そういったものががひしひしとこちらに伝わってきます。
おかげで結果はわかっているものの、雰囲気に呑まれやすいワタシは手に汗握ってドキドキしながら観てしまったわ・・・。
ワタシは素直に感動して、素直に楽しめたかな。
スポコン嫌いじゃない人には是非観て欲しい映画であります。 

青年たちの目がとにかくよかったです(誰とはいいません。青年に見えない人もおりますが~~)。みんなきらきらしているんですよねえ。
その姿をみて「若いっていいなあ」ってなんとなくノスタルジックな気持ちになってしまったワタシはやはりオバハンです(涙)。
メンバー役だった俳優たちは、役のために体作りに力を入れたに違いない。
勿論スタントも使ってはいるだろうけれど、ハンパな体ではあのハードなホッケーのシーンが妙に嘘くさくなってしまうだろうし、みんな苦労したのだろうなあ。

 

ちなみにワタクシお目当てのエディはキーパーの役。
試合中はこんなのかぶっていて、誰だか全くわかりませんが(ジェイソンか?)。



でもヘルメット(?)をはずすとこんなにカワユイ♪



そしてクリスマスの休暇中。こんなカッコもしたりするのです♪
ハゲシク似合わない(爆)けど、めちゃめちゃカワユイ♪
こんなサンタさんが来てくれるなら、ワタクシ、プレゼントなんていらないですわ♪




こっから下はエディ百面相。









最後の写真は顔がとってもシャープになっているし、首も締まってたくましくなった感じ。
きっとエディも猛特訓したんでしょうね。
(大学生にゃ見えなかったけれど)お疲れ様でした♪
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「ミスト(The Mist)」

2008-05-14 02:45:58 | 映画・DVD【ま】
霧のたちこむも~りの奥深く♪(ちゃーららららら、ちゃーららららら)、少女を運ぶな~ぞの老人♪

と歌っていたのは、自称「悪魔」のこの方たち。


(以前もこんな出だしで記事を書いたことがあるような・・・汗)



今回のこの映画もそう!!!「霧」がポイントなのです。
「ミスト(The mist)」。



舞台はアメリカのメイン州西部。
嵐が去った後で、正体不明の『霧』が発生する。
人々は「山から霧がおりてくるなんて変ね~~」なんてのんきに言っていたが、まさかこの霧の中に想像を絶するような生き物が潜んでいるとは思わなんだ。

街のスーパーマーケットは嵐で大打撃を受けた人々でごった返していた。
が、そのスーパーマーケットも霧に覆われてしまうのだ。
外に出ようとした人々は、次々に霧の中のわけのわからん生き物に襲われてしまう。

スーパーマーケットに買出しに来ていたデヴィッド(トーマス・ジェーン)と息子のビリー(ネイサン・ギャンブル)。
彼らは極限までおいつめられた人間の醜い姿を目の当たりにすることになる。



自分の理解や想像を超えた生物に遭遇し、その生物によって自分が無残に殺されるかも知れないという恐怖のため、人々は正気を失っていた。
宗教かぶれのオババ(マーシャ・ゲイ・ハーデン)に扇動された人々は「ビリーを生贄にしよう」と言い出し、彼らに襲いかかる。

辛くもデヴィッドやビリーはスーパーマーケットの暴徒たちから逃れるのだが、外にはわけのわからんバケモノが潜んでいる。
店の中は人間と言うバケモノ、外にも正体不明のバケモノ。四面楚歌状態。
さて彼らはこの状況から逃れることができるのか???というお話。



いや~こんな風におちゃらけて書いていますけれど、この映画、素晴らしいと思いますよ。
単なるホラーのようでいて、その実色々なことを教えてくれてます。
群集心理というものは実に恐ろしいということ。
関東大震災でも「地震における火災は朝鮮人のしわざだ」という根も葉もない噂が流れ、多くの日本人がそれを信じたため、信じがたい数の朝鮮人が虐殺されましたね。
本当にねー、普段ならちょっと考えればわかるようなことでも、考えられなくなっちゃうんですね。判断できなくなるというか思考が停止するというか。
ワタシもこんなこと言っていますが、極限状態に陥ったら、どうなるかわからないということですね(いや、もともと思考は停止気味ですが・・・)。
恐ろしいことです。

それと「正しい」とか「よかれ」と思ってやったことが、必ずしもいい結果を招くわけではないと言うこと。
これはこの映画を観ていただければわかると思いますが。

「つぐない」を観てやるせなくなったという方、大勢いらっしゃるようですが、ワタシは「つぐない」よりもこの映画の方がやるせない・・・というよりやりきれなくなりましたね。
何故なら彼は「愛するもののため」に、善の心でそうしたのだから・・・やりきれないですよ、やっぱり。


本作はスティーブン・キングの小説を映画化したものらしいのですが、エンディングは小説とはかなり違っているようです。
フランク・ダラボン監督は「ショーシャンクの空に」や「グリーンマイル」のキング原作も映画化しているので、これで三作目ということになりますね。
ワタシとしてはどれも好きな作品だけれども、ちょっと甲乙つけがたいなあ。タイプが違うので。
でもこの作品を思い出す時、上記二作品と違って、心に小さなガラスの破片がささったような感覚に陥るでしょうね、きっと。





そうそう、ビリー役のネイサン・ギャンブルがめちゃくちゃ可愛かったんですよ~~(とーちゃんもイイ男だけど)。
見てください!!このめんこさ!!!
そんな彼の涙にちょっともらい泣きしてしまったワタクシでございますよ。ええ。
彼は将来が楽しみな俳優になるでしょう~~(勿論ルックスも含めてです♪)。
ちなみにとーちゃんはヒュー(ジャックマン)にやって欲しかったなあ、自分。
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「マンデラの名もなき看守」の試写会に行ってきました

2008-05-04 01:36:03 | 映画・DVD【ま】
はずかしながら、ワタクシが「アパルトヘイト」と言うもがあるのを知ったのは二十歳をちょっと過ぎた頃。


当時ワタシには「地球の歩き方」に寄稿しながら、世界中を旅している彼がいた。

彼は時々日本に戻ってきては「フランスでお好み焼きの屋台を出していたら、警察につかまった」だの「中国の山奥で風土病にかかって、足に膿がたまって、それを自分でガーゼで取り出さなければいけなかったのが死ぬほど辛かった」だの「(国は忘れたが)マラリアにかかって熱が42度にもなったが、誰もいなかったので自分で這って水を汲みに行かねばならなかった」だの「(これも国は忘れたが)ゲリラと一緒に生活をしたら、敵を殺すためにピアノ線で代用のヤギ(羊だったか?)の首を落とす練習をさせられた」などという話を沢山聞かせてくれたものだ。

今考えると何処までが本当だったのか謎なのだが(笑)。


そんな彼がある日「お前アパルトヘイトって知ってるか?」と問うてきた。
「え?知らない。何それ?」と言うワタシに彼は岩波文庫・・・かどこかのアパルトヘイトについて記された本(20年も前の話なので記憶があやふやなのだが)を手渡してくれた。
「ちっとは世界について勉強しろや」

当時、ワタシは彼にモーレツ(死語)に惚れていたので(笑)、彼に話を合わすためにとにかくアパルトへイトに関する本を何冊か読んでみた。
しかし・・・チョイスする本がワタシの頭のレベルに合わなかったらしく、難解な言葉が羅列してあるものばかりで、どうにも頭に入ってこなかったのであった・・・(汗)。
動機が不純で、意欲的に勉強するという感じでもなかったから、頭になかなか入りにくかったのもあるのだろうが。
ただこの政策がとんでもない間違いであって、黒人は人権もなく不当な扱いを受けているということはわかった。




2007年/仏・独・ベルギー・伊・南ア合作



マンデラを演じたデニス・ヘイスバート。
彼が実にマンデラにそっくりなのである。
それがこの映画に説得力と、気高い精神を持つ人間の奥深さを感じさせているのかも知れない。


南アフリカ初の黒人大統領ネルソン・マンデラ。
彼は実に27年間の長きに渡り、獄中での生活を強いられた。

1968年、主人公グレゴリー(ジョセフ・ファインズ)は赴任したロベン島で、マンデラ(デニス・ヘイスバート)の担当に抜擢される。
グレゴリーはマンデラの故郷近くで生まれ育ったため、彼らの言葉であるコーサ語に堪能だったのだ。
彼の仕事はマンデラを監視し、秘密の会話や不穏な動きを少佐に報告するというものだった。

グレゴリーは他の白人と同じように人種差別主義者であり、マンデラを「憎むべきテロリスト」と考えていた。
また彼だけではなく、彼の妻も同じように人種差別主義者であった。
黒人が白人の警官に暴行を受ける姿を見て涙する自分の娘に「これが神様の望んでいることなのよ」とごく当たり前のように言う姿には驚いてしまった。

それはアパルトヘイトという国の政策のためであった。
「黒人はいつか白人を皆殺しにするであろう」ということを国民に吹聴したのだ。
国民にある一定の情報しか与えずそれを事実のように信じ込ませる方法は、戦前の日本と似ている。
恐怖は時に人を凶暴にさせる。そして力で抑え込もうとする。
それに反撥するものをさらにねじ伏せようとする。


昇進を望むグレゴリーは職務に忠実であった。
囚人たちの手紙を細かくチェックし、面会の時の会話で政治的なものがあると面会を中止させた。
そしてそれを細かく上層部に報告した。
だがマンデラに接するうちに、彼の気高い精神や信念に心を動かされ、徐々にアパルトヘイトというものに疑問を持つようになる・・・。



看守グレゴリーの目を通した、マンデラの27年間が描かれた作品である。
というよりグレゴリー自身の27年間を描いた・・・と言っていいかも知れない。
彼はマンデラに出会い、己の良心に従うべきか己の職務を全うすべきか、苦悩し続ける。
幼い頃、黒人の少年と友情を育んでいたグレゴリーは、少年がくれたお守りを肌身離さず持ち歩いていた。
そんな彼が何故人種差別主義者になってしまったのか、その過程は描かれていない。
長い時間を経て、自分の中で無理矢理アパルトへイトというものを正当化してしまったのだろう。
そうしないと白人社会の中で生きていけなかったのかも知れない。


アパルトヘイトという人種隔離政策は形の上では今は存在しないが、人々の意識は簡単に変わるものではないだろう。
だがマンデラは27年間、決して諦めることなく強い精神力で活動し続け、人々に希望を与え続けた。
「自由憲章」の内容や、グレゴリーに語った言葉や、権力に屈しない牢獄での姿に、マンデラという人間の偉大さを改めて思い知らされる。
そのマンデラに心を動かされ、小さくはあるが歴史を動かす歯車として存在した看守のことを忘れないでいようと思う。
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「魔法にかけられて」ジャパンプレミア

2008-03-04 23:30:10 | 映画・DVD【ま】
先日「魔法にかけられて」のジャパンプレミアに行ってきました。



当初、ジェームズ・マースデンも来日するという話だったと思うのですが、当日来日したのはケヴィン・リマ監督とパトリック・デンプシーと音楽担当のアラン・メンケンだけ。

友人は「弁護士じゃあなあ・・・」と嘆いておりましたが、生デンプシー様(何故に様付け?)を見れたというだけで、ワタシは来たかいがあったと思いました。
会場に訪れた人にはプレスでなく「グレイズ・アナトミー」のDVDが配られました。↓これ。



勿論シーズン1の1枚だけですけどね。
「グレイズ・アナトミーを見ようかなあ」と思っていたワタシにとっては嬉しいプレゼントでした。
これは「見なさい!」という神の啓示に違いないっ!!!得したっ!!!
でも2枚目からは自分で買えということですか???


舞台ではディズニーランドのパレードに出てくる白雪姫と王子様、シンデレラとプリンス・チャーミング、ジャスミン王女とアラジン、プリンセス・オーロラとプリンス・フィリップが登場して会場は一気に盛り上がりました。
(写真撮影が禁止されていたので、写真を載せることができませんが「写真撮影禁止です」といわれても、写真を撮り続けている人が沢山いたんですよねえ・・・。「ボーンアルティメイタム」の時もそうだったけれど、あーゆーのは見ていて非常に気分が悪いです)。

その後にケヴィン・リマ監督とパトリック・デンプシーとアラン・メンケンが舞台に登場しました。
デンプシー様は「コンバンハ、Tokyo」と言った後に、会場の人々にわかるような優しい英語で、聞き取りやすいようにこう舞台挨拶をしてくれました。
「みなさんにお会いできて、そしてこの映画を見ていただけて本当に嬉しいです。どうかみなさん、楽しんで、笑って、泣いてください」。
英語がダメダメなdim子にもよっくわかりましたよ。
もしかしてこの方はすっごく気を使われる優しい方なのかしらん?と思ってしまいました。


話はまさしく現代版おとぎ話、アニメと実写の融合を試みたファンタジー・スペクタクルです。
エドワード王子の継母に結婚を阻止されただけでなく、毒リンゴで殺されそうになったジゼルが、追放された別世界のNYで真の愛を見つけるというお話。
継母以外はみんな幸せになってめでたしめでたし・・・というまさに夢のようなお話なのです。



セントラル・パークでの3,000人のエキストラと1,500人のダンサーを使ったという、まるでディズニーランドのパレードを見ているような歌って踊る場面あり、デンプシー様がタイツ姿で踊る場面あり(こーゆー姿はヒューの方が似合いますね♪)、マースデンちゃんのおバカ炸裂の場面あり(めっちゃらぶりーです♪)本当に楽しい映画でした。
やっぱりディズニー映画は音楽が卓越して素晴らしいなあと改めて思いました。



たまにはこういう「何も考えず楽しむ」だけの映画もよいですねえ。


キャスティングはみんな違和感がなく、ぴったりだったと思います。
ワタシとしてはマースデンの弾け具合がよかったですねえ。
マンホールから「バビューン」と飛び出てくる、エドワード王子とジゼルを助けようとするシマリスのピップがワタシはお気に入り♪
デンプシー様が「みんな楽しそうな役なのに、僕だけマジメな役で寂しかった」とおっしゃったそうですが、その気持ちよーくわかります。
本当にみんな楽しそうに演じていましたもの。
次回があるとしたら、デンプシー様のはじけた姿が見てみたいものです♪

 

デンプシー様は素敵だったのですけど、声にはいまひとつ魅力が感じられないのです。それさえなければ満点なんですけど。
でも生デンプシー様は頭が小さくて、スタイルがよくて優しそうでよかったです~~。
ああ、早く「グレイズ・アナトミー」を見なくっちゃああああーーー!!!
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「ミミック」

2007-11-01 01:58:07 | 映画・DVD【ま】
今朝・・・優雅に出勤前の朝風呂に入ろうとした時のこと。

足の裏に何か「ぬちゃ」っとしたものを感じたので観てみると、バスマットの上に潰れたナメクジが一匹・・・。
「ウギャオーーーー!」と悲鳴をあげたdim子。
だがその物体をそのままにしておくわけにはいかん。
そっとティッシュで包み、ゴミ箱に捨てようとしたら、なんとそいつは動いたのだよね。
そう、dim子に潰されながらも生きていたのでる。
恐るべき生命力!
心の中で「さぞかし痛かったろー」とナメクジに謝りながら、そっと外に逃がしたのだった。

以前、夜の廊下に子供の手のひら位の大きさの、手足の長い蜘蛛を見つけたことがあった。
近所に響き渡るほどの悲鳴をあげたdim子であったが、あの馬鹿デカイ蜘蛛は一体どこからうちの中に入ったのだろーか?そして普段は何処に潜んでいて、何を食していたのだろうか?
就寝中に顔にでも乗っかられたらたまったものではない。
お蔭でしばらくの間、夜寝るのが怖くてたまらなかった。

小学生だった頃、母がお手玉を作ってくれたことがある。
母はそのお手玉の中に、いらなくなった小豆を入れたのだが(田舎ではそれが普通だったらしい)、それを押入れにしまい、数年後に見た時にお手玉にゴマのような黒い虫が「うわーーーー」っとわいていたなんてこともあった。
ビックリしながらも小豆を嗅ぎ分ける嗅覚(?)はすごいもんだと感心したものだ。

まったく恐るべき虫たち・・・である。
本当に不思議なやつらである(ところで蜘蛛とかナメクジって虫なのかしらん?)。



そんでもって「ミミック」。
これもとんでもない虫の話である。



1997年、アメリカ作品

監督:ギレルモ・デル・トロ

出演:ミラ・ソルヴィーノ、ジェレミー・ノーサム、ジェームズ・コスタ、ノーマン・リーダス、アレクサンダー・グッドウィン、ジャンカルロ・ジャンニーニ 他


この映画に出てくる昆虫(というか人間みたいな生き物)は、遺伝子操作によって誕生したカマキリとアリのハイブリッドである。
ニューヨークで発生した伝染病の感染源である虫を駆除するために、昆虫学者スーザンの手によって生み出された『ユダの血統』と呼ばれる新種の昆虫だ。
子孫を残さず、短期間で死滅するよう遺伝子操作したはずの『ユダの血統』が、どうしたことか生き延び、わずか数年の間に驚異的に進化し、姿が人間のようになってしまうのだ。
体の大きさは人間並。そんでもって空は飛べるし、手足は薄い金属を軽く貫いてしまう強度を持っているし、おまけに人間を餌にしてしまうというとんでもないヤツなのだ。

『ユダの血統』を生み出したスーザンは、今度はそいつらを死滅させるため、自ら奴らの巣窟に足を踏み入れる。
が、そこは想像を絶する世界だった・・・。
大体、ウンチ君の山が天井からぶら下がってると誰が想像できただろう。
なめてかかっていたスーザンたちの読みは外れ、一人また一人とヤツらの餌食になってゆく…という怖~いお話しなのだ。
怖いというより不気味というかおぞましいというか、昆虫の餌にはなりたくねーなというか。
でも実は自分が一番怖かったのは、パッケージとタイトルデザイン。
この分断というか分割された子供の顔、怖いでしょ?
そう言いながらも、このパッケージは映画の内容とはあまり関係ないような気もするんだけどね。

『ユダの血統』の見せ方がこれまたうまくて、閉じていた羽を少しずつ広げ正体をあらわにするシーンは「コートの下は何も着てません」の変質者を見た時と同等のオドロキと多少の恐怖とユーモアが感じられて、自分としては結構ツボにきた。
映画自体はスーザンたちが廃線の地下に降りていってからがデル・トロ監督の本領発揮と言う感じで、極限状況追い詰められた人間の心理描写が巧く描かれていて、なかなか面白かった。
見ている途中で気がついたんだけど、この映画以前TVで見たことがあったんだよね。
その時は単なるホラーとしか思ってなかったし、ラストの場面を見ても何も感じなかったのだけど、今回はスーザンの夫であるピーターが生還する姿を見たら何故か泣けた。
何故なのだろう?こんなシーンは映画でいくらでも見ているはずなのに。
単に年くったから涙腺がゆるくなっただけか?

「ナイトウォッチ」でちょっと気になったジョッシュ・ブローリンや、「抱擁」でしっとりとした大人の魅力を見せてくれたジェレミー・ノーサム、そいから大御所ジャンカルノ・ジャンニーニがでていたり・・・となかなかワタシ好みのキャスティングってのも嬉しかったな。


そんでもって、今回そのジェレミー・ノーサムを見て思ったことがある。


「ジェレミー・ノーサムの鼻が素敵っっ!!」


そう、dim子はどうやら大きい鼻というか「高い鼻」が好きらしいのだ(今頃気づいたか)。まあキアヌとかみたいな鼻もキライじゃないけれど、基本的には高い方が好きだな。
でも鼻が高いだけではなく、やっぱり俳優としても好きじゃないとダメだけど。



顔だけ載せようと思ったけど、あまりにいい写真だったので・・・。


それから指がいっぺんに三本くらい入りそうな穴を持つジュリアンの鼻も好ですねん。


ガブリエル・バーン。若かりし頃。

「スティグマータ」の神父姿がストイックでよかったわ~~♪
どうもあの欲を閉じ込めたような黒い服に萌えてしまうdim子。
神父姿のガブリエル・バーンとかヒース・レジャーに「迷える子羊よ」とか言って欲しい。きゃーーーー♪←バカ

それから最近シルベスタ・スタローンと区別がつかなくなってきたエヴェレット。

「GO!GO!ガジェット」より 。役はよかったのに(さながらチャーミング王子のよう)、作品としてはイマイチで途中で寝そうになった。
エヴェレットの最近の出演作「スターダスト」は面白かったけど、彼はしょーもないゴーストの役。↓
ちょっとひでー!!

さてどれがエヴェレットだか、わかるかな????



きわめつけ。この鼻も高くて好き♪わはははは♪



ああ・・・「ミミック」と全然関係ない話で終わってしまったよ・・・(いつものことだけど~~汗)。
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「魔笛」

2007-08-01 02:45:46 | 映画・DVD【ま】
全くクラシックを聴かない、全くオペラとは縁のないワタシ(IL DIVOは好きだけど)がどうしてこれを観る気になったのか・・・。
それは予告でみた「魔笛」がとってもステキだったから。
それにケネス・ブラナーが監督・脚本ならば、きっとオペラなんて無縁な人にもわかるようにアレンジされているだろうと思ったから。




2006年、イギリス作品

監督、脚本:ケネス・ブラナー

出演:ルネ・パーペ、ジョセフ・カイザー、エイミー・カーソン他


オリジナルでは古代エジプトの神イシスとオシリスを祭る神殿が出てくる、神話のファンタジックというかメルヘンチックな世界を舞台にしているようだけれど、ケネス・ブラナーの手によって、こちらは第一次世界大戦の戦場に置き換えられています。

兵士タミーノ(ジョセフ・カイザー)が塹壕戦の中、毒ガスによって気を失ってしまうのですが、夜の女王の侍女を務める三人の看護婦によって救出されます。
そして三人の看護婦は、暗黒卿ザラストロ(ルネ・パーペ)に囚われている、夜の女王の娘パミーナ(エイミー・カーソン)の写真をタミーノに見せ、救出を依頼します。

タミーノは、毒ガスの危険を知らせるカナリアを飼育するパパゲーノと共に、パミーナの救出に向かいます。
そして忍び込んだ暗黒卿ザラストロの城で、お互いの姿を見て一目で恋におちてしまうタミーノとパミーナ。
パミーナを連れだそうとするタミーノにザラストロは「辛いだろうが、まだここから出すわけにはいかない」と言います。
タミーノはザラストロと話をするうちに、彼が平和を望む指導者だということに気づき、無礼な振る舞いの許しをこうのでした。
ザラストロはそれを快く受け入れ、その代わりに戦場に楽園をもたらすためにタミーノとパパゲーノにとある試練を課すよう命じて・・・。


始まって15分・・・dimは初めて映画館で寝ました・・・
いやー退屈だったわけではないのだけれど、寝不足だったのでねー(言い訳)。
前半はずーっと単調な感じで歌が続くので、まあそれもあって疲れてしまったのかも知れません。

でも夜の女王の威圧感と、ザラストロの存在感はすごかったですねー。
ザラストロを演じるのは世界屈指のバスの一人として知られるルネ・パーぺ。
彼の歌は何か説得力を感じさせる力強さがありました。
ちょっと強面な顔も存在感を感じさせる一因かもしれません。
夜の女王を演じるのはリューボフ・ペトロヴァ。
専門的なことは知りませんが、夜の女王が歌う「アリア」は最高音がハイFに達するという、人声ぎりぎりの音で書かれたコロラトゥーラ・アリアの代名詞的存在だそうです←プログラムより(dim、意味が全くわからず・・・)。
でも彼女の怒り狂った様が、このアリアに見事に表現されていたのはわかりました。

印象的だったのは、戦場の共同墓地の場面。
敬虔な行進曲の中、慰霊碑が映し出され、そしてカメラがどんどんひいていくと、おびただしい白い墓石が地面を覆いつくしていることに気がつきます。
どこまでもどこまでも続く白い墓石・・・。
戦うことの愚かさ、平和へのメッセージが胸に重く響いてくるシーンです。

それから、復讐にもえる夜の女王を助けようとして、ザラストロが手を差し伸べたのも印象的なシーンでした。
この二人の間には何か個人的な関係が存在するようにほのめかされています。
それはどのような関係だったのかはわかりませんが、ザラストロは、敵である夜の女王を許す姿勢を示したのでした。
敵を許すこと・・・それがひいては平和へと繋がっていくのですから。

登場人物全員が歌うフィナーレは圧巻でした。
もちろんルネ・パーぺのソロも素晴らしかったのですが、ワタシはこういう人の声が交じり合った時の、重厚な音に包み込まれるような感覚がどうも好きらしいのです。
ザラストロが高らかに勝利を宣言し「智慧の光は戦よりも強く、すべての人間は平和を求める」というメッセージを全員で歌って幕をとじます。




タミーノにパミーナ。
美男美女の組み合わせと言えるのでしょうが、dimは馬面好きなくせしてどうもジョセフ・カイザーの顔が好きになれず・・・観ていてちょっとツライ時がありました。
自分のイメージとしてはIL DIVOのデイヴィッドなんかがよいのではないかと思うのですが・・・。


↑タミーノ(脳内変換中) 

パパゲーノとパパゲーナは文句なしです。
特にパパゲーノ役のベン・デイヴィス、おしゃべりでおちゃめなパパゲーノにぴったりでした。
「パパパの二重奏」はメルヘンチックで可愛くて、心を和ませてくれる素敵な場面ですね。
ちなみにあのおちゃめなパパゲーノ・・・セバスチャン@IL DIVOでもよいかな~とか思ったりして。
で、ザラストロはカルロス・・・とかね。


↑パパゲーノとザラストロ(脳内変換中)

するとウルスは(汗)???

冗談はさておき(いや、ちょっぴり本気)オペラの世界に馴染みがない人でも楽しめる、ミュージカルになっていると思います。
ただ、全部英語のリブレットになっているので、本物のオペラを聴きなれている人はちょっぴり違和感を感じるかも知れませんね。
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「M:i:III」

2006-07-12 01:57:53 | 映画・DVD【ま】


今は第一線を離れて、教官としての日々を送るIMFのエージェント、イーサン・ハント(トム・クルーズ)は婚約者のジュリアと幸せな日々を過ごしていた。しかしジュリアとの婚約パーティの最中に、突然ミッションの連絡を受け取る。ブラックマーケットの商人、オーウェン・デイヴィアンの監視任務にあたっていた、教え子リンジーが拘束されたというのだ。イーサンはリンジーの救出作戦に参加するが、彼女は頭に仕掛けられた小型時限爆弾によって殺されてしまう……。



第一作目ではエミリオ・エステベスがのっけから死んでしまうし、第二作目ではリチャード・ロクスバーグが犯人とはいえ悲惨な殺され方をするし(ちょっとトム・クルーズを恨んだオイラ)……今回はジョナサン・リース=マイヤーズが死んじゃったらどうしようと思っていましたが無事でした。ほっ。

いやはや、面白かったです。
イーサン、死なないだろーとは思っていましたが、わかっていながらもスリリングなストーリー展開にどきどきしました。
高いところが死ぬ程嫌いな私には「試練」とも言うべき場面も多々ありましたし。

今までは「クールなイーサン」というイメージでしたが、今回はホットな人間性を押し出すような作品に仕上がっていました。仕事と恋人との間で揺れ動く微妙な心の動きをトム・クルーズがしっかりと演じていました。
彼のアップを見て「あ、トム・クルーズ年とったな~」と思いましたが、かなりダイナミックなアクションをこなしてましたね。タフです。さすがです。

最近のハリウッド映画は金かけるばっかりでろくなのがないな~と思ったこともありましたが、これはうまく出来ていると思います。ちゃんとお金をかけただけの作品に仕上がっていますね。
まったく無駄がない、たたみかけるようなストーリー展開に思わず引き込まれてしまいました。娯楽映画としては最高です。
でも、まるで今のトム・クルーズを絵に描いたようなラストはちょっと…幸せすぎではないですかねええ~~?


犯人役のフィリップ・シーモア・ホフマンが一見「怖そうでない」だけに怖い、ブラック・マーケットの商人役を好演。
でも何故だか「カポーティ」に見えちゃうんですよね。まあ同じ人間が演じているわけだから当たり前なのかも知れないけど。

それからジョナサン・リース=マイヤーズ、清涼感を感じさせる青年役がぴったりでした。彼のまわりだけ爽やかな風が吹いていた感じ。
ピンがあたってもしっかり絵になる、存在感のあるいい男でした(褒めすぎ)。
「セクシャル・イノセンス」の時はあどけない顔していたのにねえ~。でも今回ちょっと出番が少なかったような…。
もっと出番を~~(贅沢?)!!


ファンの間では多分有名(?)なこの写真…。ジョナサン可愛いですよね(ついでにキリアンも)。


viva jijiさん、やっぱりローレンス・フィッシュバーンの顔、でかかったよ~。スクリーンからはみ出るかと思った…(汗)。
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「メラニーは行く!」

2006-06-06 02:03:39 | 映画・DVD【ま】


リース・ウィザースプーンの顔がイマイチ好きになれない。
どうもあのアゴが好きになれない(のだと思う)。

だが「ウォーク・ザ・ライン」で免疫ができたし、ジョシュ・ルーカスが出ているのでレンタルしてみました。


【ストーリー】

ニューヨークの若手ファッション・デザイナーとして成功をおさめたメラニー(リース・ウィザースプーン)は、市長を母にもつ富豪のアンドリュー(パトリック・デンプシー)からプロポーズされ、まさに幸せの絶頂にいた。しかし彼女にはひとつだけ問題があった。彼女の故郷にジェイク(ジョシュ・ルーカス)という夫がおり、まだ離婚が成立していないのである。アンドリューとの結婚のために、メラニーは離婚届を手に故郷に向かうが…。


なんでしょーか。この映画は。
「メラニーは行く!」だぁ?勝手に何処へでも行けよ!!って感じ。
大好きな「竜馬が行く」にタイトルが似ているところも許せん!!
ジョシュ・ルーカスが出ていなければ絶対観なかったよ、こんな映画。

結末が読めてしまうのはともかくとして、こんなに自分勝手なヤツが主人公だなんて許しがたい!!
それに街中の人に愛されているというのも納得がいかない設定。

①子供を流産したら、別の人生がおくりたくなったと言って、夫を置いて出て行ってしまう。
②夫と離婚したいがために、彼の貯金を全部使ってしまう(後で返済はしたが)。
③話の矛先が自分に向けられるのを避けるため、大勢の人の前で「●●はゲイだ」と友人の秘密を暴露してしまう。
④「自分は成功者だ」と言って、故郷の友人を蔑む発言をする。
⑤実は夫が、ガラス工芸の会社を作り、成功していたことを知ったとたん、夫に対する態度をがらりと変える
⑥自分から「自分の故郷で結婚式を挙げたい」と言ったくせに、最後は新郎を捨て、怒る新郎の母をぶん殴り「正義は勝つ」みたいな顔をする。
⑦自分の幸せしか考えていない。周りの迷惑や気持ちは考えない。

ホントにこんなヤツが自分の街にいたら、みなさん愛せますか?
こんなのがいたら、あたしゃ駅の階段から突き飛ばしてやりますけどね。

それにジェイクは私からすればヒジョーに魅力的だけれど、彼を捨てて出て行ったメラニーが、最終的に富豪のアンドリューを捨ててジェイクを選ぶなんて納得がいきません!!

ああ、役のせいとは言え、またリース・ウィザースプーンが嫌いになりそうだぁぁぁ~~。



魅力的でしょ?
コメント (6)
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「マイ・プライベート・アイダホ」

2006-05-29 01:59:14 | 映画・DVD【ま】


キアヌのことを「やれ大根だ」何だとバカにしていますが、何を隠そう(別に隠してはおりませんが)、私は彼の大ファンでございます。

彼の作品で好きなのは…やっぱり「マトリックス」。
ネオにぞっこんだった時期は「生き返る場面(スミスがやられる場面ね)」をリピートしては「かっこいいいい~~~」とため息をついたものです。
それから「スピード」「ディアボロス」「ハートブルー」「ギフト」「殺したいほどアイ・ラブ・ユー」が大好き。


そして私の中で微妙な位置にあるのがこの「マイ・プライベート・アイダホ」。

若い時ってもともと芝居がかったところがあるので、若者を演じるキアヌの大根ぶりは気にならないし、ビジュアル的には大好きなんですが…イマイチ好きになれない作品なのです。


【ストーリー】
男娼として体を売っているマイク(リヴァー・フェニックス)は、市長の息子スコット(キアヌ・リーヴス)と出会い友情で結ばれる。マイクは行方不明の母親を探すため、スコットの助けを借りて、故郷のアイダホへと向かうが結局母親を見つけ出せなかった。やがてマイクとスコットの生きる道は二つに別れていく…。


スコットはマイクと違って、もともとは裕福な家庭の息子なのだけれど、父への反発から家を出てストリート暮らしをしているのです。でも、21歳の誕生日を迎えた時に財産を継ぐことになっていて、それを機にストリートの生活を捨て、生まれ変わるつもりでるんですね。

でもね、でもね

若いということは残酷なことだとよくいうけれど、21歳になったとたん、友達や親のように慕っていた人を簡単に捨てることが出来るものなの?
今まで忌み嫌っていた父と同じ道を選ぶ?…では今までのストリートでの生活は何のためのものだったの?

アイダホに向かう途中で、二人で野宿をする場面があるのだけれど、そのシーンのスコットはマイクの気持ちにはこたえなかったものの、優しさにあふれていたような気がするんだけれどなあ。でも彼女が出来たとたん、マイクなんて眼中にないって感じになっていたから…薄~い友情だったのかしら?

スコットを理解できないことが、この映画を「好き」になれない原因なのかな。


旅を終え、スコットは「大人」になりマイクの元から去っていき、マイクはまたもとのストリートの生活に戻っていく。
大人になりきれない、子供のようなマイクに純粋さというか、危うい魅力は感じるものの、それ以上のものを感じることが出来ないのですよね。それもまたこの映画を「好き」になれない要因のひとつなのかも。


若い頃、自分も人並みの経験はしてきたつもり。
胸が張り裂けるような思いもしたし、喪失感にさいなまれたこともあるし、出口のない迷路をさまよっているような気持ちになったこともあるし。
なのに……彼らの気持ちがわからないというか理解できないというか…感情移入できないというか。


何回か見ればこの映画のよさがわかるのかしらん?と思って久々に見てみたけれど、やっぱりよくわからなかったです。
おばさんになって、若い頃の蒼いような苦いような感覚は忘れてしまったのかしらん?


ちなみに…最後に道端で寝ていた(気を失っていた)マイクを車に乗せてあげた人…あれは誰だったのかしら?他の人のレヴューを読んだら「マイクの兄のリチャードだ」って書いてあったけど、私はスコットだと思いたいのよね~。
誰だかわからない…その辺のぼかし具合はいいラストだと思います。



若いって美しい……んだけどね
コメント (2)
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「ミニミニ大作戦」

2006-05-10 01:27:09 | 映画・DVD【ま】


水の都ヴェニス。天才的な知性を持つチャーリー(マーク・ウォールバーグ)が難攻不落の最新金庫に眠る50億円の金塊を盗み出すことを計画。このプロジェクトを遂行するためにチャーリーは5人のプロフェッショナルを集結させる。彼らは綿密な計画と究極のテクニック、最高のチームワークで金塊を手に入れたかのように見えたが、仲間の1人の裏切りにより事態は思わぬ方向へ…。


少々地味ながらも、テンポの良い展開と絶妙のキャスティングで最後までみせてくれた映画でした。

二度にわたって繰り広げられる金塊を盗み出すシーンには、あっけにとられてしまいました。まさかあんなことをするとはオドロキです。
こーゆーとんでもないことを一体誰が考えつくのでしょうか?
まさしく天才です。
最新型ミニクーパーの、地下鉄内やトンネル内、ハリウッドの名所でのド派手なカーチェイスは可愛いながらも迫力満点で目が離せませ~ん。

でも自分は水上の逃走シーンの方が好き。ハンサム・ロブ(ジェイスン・ステイサム)が大活躍するから(笑)。
この水上の逃走シーンはまるで画面からボートが飛び出してくるようなスピード感と臨場感を味わえます。
CGを使わなかったこの撮影により、ヴェニスの街が破損され、今後ヴェニスでの映画撮影が一切禁止になったというのは有名な話ですよね。

この映画ではジェイスンの可愛い笑顔がよく見られます。何度かコマ送りして一人ほくそえんでしまいました。
あの笑顔が見れただけでも「いい映画だ」と思います(笑)。



気になったのは…仕事のため(?)に、女性と一夜を共にするシーン。
あのトランクスは…私物ですか(汗)???いつもあんなのをはいているのでしょうか???
だとしたら……「かわいぃぃぃぃぃ~~~!!
いや、ジェイスンだったらふんどし姿でもらぶりーだと思いますが。

それとセス・グリーンが茶目っ気たっぷりでよかったです。
ハンサム・ロブの真似をするところでは大笑いしてしまいした。
監督とジェイスンもこの場面を見て後で涙が出るほど大笑いしたそうな。

あと、忘れてならないドナルド・サザーランド。
彼は前半部分にしか登場しないのですが、半端でない存在感です。
そしてとってもダンディーです。素敵です。
しかも白髪ながらもふさふさの毛髪…。うらやましいよね、ジェイスン…。
コメント (14)
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