オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

「パニック・フライト」

2006-07-31 06:22:44 | 映画・DVD【は】


自分の愛する人の命にかかわるため、主人公は犯人の言う通りに行動しないと、いけない状況に追い込まれる…。
「セルラー」や「ニック・オブ・タイム」もそんな話だったけど、この映画もそんなお話。

主人公である一流ホテルのマネージャー、リサ(レイチェル・マクアダムス)は、祖母の葬儀を終えマイアミに帰るために空港に向かっていた。ふとしたことがきっかけで、空港でジャクソンと名乗る男性(キリアン・マーフィ)と知り合いになるが、いざ飛行機に乗り込むと、なんと彼はリサの隣の席だった。ジャクソンに好意を抱きかけていたリサは内心喜んだが、実は彼は国家要人の暗殺を企てる凶悪なテロリストだったのである。彼は本性をあらわし「きみの父を人質にとっている。言うことを聞かないと父親の命はない」と言う。果たして彼の陰謀に加担せずに、父親を救うことができるのか?……というサスペンスでございます。


うああ~~面白かったですよ!!DDさん!!
すすめてくださってありがとうございます!!
こんなに面白いのに、何故劇場公開されないのでしょう。もったいない!!
飛行機と言う、逃げ場のない空間でサラがどのように犯人から逃れるのか、また父親を助けられるのか、はらはらドキドキの連続でございました。


空港で他愛ない話をしている二人は、「なんとなく魅かれあっている」ように見えて、「ん?このまま恋愛映画モードになるのか?」と思っていたら、全く違ってました。

初めはめそめそしていた主人公のリサが段々強くなっていき、主導権を握っていると思われていたジャクソンを振り切る姿が男前でした(笑)。
「パニック・ルーム」や「フライト・プラン」のジョディー姐さんのような貫禄や存在感はないけれど、レイチェル・マクアダムスが体を張ったフレッシュ(?)な演技をしています。
しかしキリアン……情けなさすぎです(笑)。本当にプロのテロリストなのか!?
でもこっぴどい目にあっていたぶられているキリアンを見るのは楽しかったです(爆)。
彼、空港で並んでいるリサの後ろに、いつの間にか立っていたんですよね。
とってもさりげなかったので気がつきませんでした。
彼の演技というか表情はとっても自然なんですね。いつもちょっと変わった役が多いですけれど、テロリストに変貌するまでは、ちゃんと普通の男性でした(笑)。

リサの父親役のブライアン・コックスって悪役のイメージが強かったのですが、いいパパ役もよく似合ってましね。

85分という短い時間に、前菜ナシでメインディッシュだけを詰めたという感じの、無駄のない、内容の濃い映画でした。
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「サイレントヒル」

2006-07-29 00:33:48 | 映画・DVD【さ】
お暑うございますね。
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
うちの方でもやっとセミが鳴き始めました~。
セミの声を聞くと「夏がきたーーーっ!!」って感じがいたします。


普通、印刷屋というのは夏は干上がるくらい仕事がないものなのに、今うちの会社はバカ忙しくて、仕事が山積みの友達は連日終電で帰っております。
私は母のことがあるのでたまに早く帰してもらっておりますが、全く息抜きができましぇ~~~ん。会社で馬車馬のように働いているか、病院で母を見ているかなんですもん。


で、今日は仕事を調節して、会社のお友達と「サイレントヒル」を見に行く予定だったのですが…友達はやはり仕事から解放されなかったので一人で見に行ってきました。

ショーンファンの方々は「ドキドキする(それは怖いからなのか、おぢさんが可愛いからなのかは不明)」とか「気持ち悪かった」とかおっしゃっていたので「一人で大丈夫かな?」と心配していたのですけど……。




ローズとクリストファー夫妻の養女であるシャロンは、普段は愛くるしい少女であるが、しばしば何かに取り憑かれたように“サイレントヒル”と謎のうめき声を発するのであった。シャロンが生まれたというウェストヴァージニア州に、サイレントヒルという街が実在することを突き止めたローズは、車でシャロンと街へ向かう。30年前に大火災が発生してから閉鎖されたままのその街に向かう途中で、ローズは事故を起こし気を失ってしまう。ローズが意識を取り戻すと、シャロンの姿が消えていた。ローズはシャロンを探すために、灰のふりそそぐサイレントヒルの街に入っていく……というお話。


怖くなかったですよ~~~自分。全然大丈夫でした、はっはっは(ちょっと汗)。
最近ホラー、大丈夫になったのかしらん?
でもこれは「怖い」というより「気色悪い」とか「不快」とかいう感じでしょうか?
特に劇中の闇の世界に入ってからの「ガシャンガシャン」というか「ジャキンジャキン」という金属音が不快で神経を逆撫でされました。


アメリカの映画を見ていていつも思うのですが「主人公は愛するもののためなら何をしても許される」ような風潮がありますよね。
この映画を見てもそんな感じがぬぐえませんでした。
娘への愛ゆえに命をかけて娘を救おうとする…というと聞こえがいいのですが、まわりをかえりみない行動には、エゴみたいなものが垣間見えました。


話自体は悪くない、むしろ面白いと思うのですよ。
ゲームを知らない私は、次に何が出てくるのか、何が起こるのか結構ドキドキしましたし、笑っちゃうようなクリーチャーもいて結構笑えましたし。
全てがはっきりと説明されている訳ではなく、見る側の解釈に任せるというような描き方も面白いと思うのです。
でも薄っぺらい、単なる趣味の悪い映画に仕上がっているのは何故なんでしょうね?




おぢさんですが、思ったより出番が多かったですね、全然役にはたちませんでしたが(笑)。一人からまわりしておりました。
でもあの情けなくて可愛いところが女性の心をくすぐるのですよね。
ソファーで寝ている姿と、なをさん曰くの「足音ぺたぺた」のところは可愛かったです。

「エアボーン」を見てから、ちょっと気になっていたキム・コーツはやっぱり独特の存在感があって、謎に満ちているグッチ刑事にぴったりでした。
ダリア役のデボラ・カーラ・アンガー、実は好きな女優さんなのです。
ジェームズ・スペイダーと出ていた「クラッシュ」で好きになったのですが、「サイレントヒル」ではあの美しいお顔があまり拝めず、ちょっと欲求不満。「なんだーこの役、彼女じゃなくたっていいくらいじゃん!」という感じでした。
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ちょいと

2006-07-22 03:56:21 | 日々のこと
私のブログに不適切な記事というか、不適切な行為(?)があったようなので、記事を一部削除いたしました。

通りすがり。さん、貴重なご意見ありがとうございました。
大変参考になりました。
コメント (2)
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ALS……?

2006-07-20 12:38:48 | 日々のこと
月曜日(17日)、朝。

私はこの日、父から外出の許可をいただいたので(笑)、午後から「サイレントヒル」を見に行って、夜は原宿のライブハウスでライブを見る予定でございました。


支度をしようと階下に行ってみると、父が「今日はお母さんはなんだか身体に力が入らないみたいなんだよなあ」とのたまう。
なんだかイヤな予感がした私は母のところに行って「お母さん、大丈夫?」と声をかけてみた。
……反応がない。
父は「よく寝ているのかな?しばらく寝かせておくか」なんてのんきなことを言うが、こりゃ意識がないってやつだよ!!


「お父さん!!救急車を呼んで!!」

こういう時、思うのだが男と言うのは意外と決断力がない。
「え?救急車?呼ぶのか?お母さん嫌がらないかな」
「いいから早く!!」

救急車はすぐに来たけれど、休みの日なので受け入れてくれる病院がない。
という訳で、病院が決まるまで結構時間がかかりました。
結局、横浜市立のとある病院に搬送されました。


その日のうちに意識は戻りましたが、予断を許さないというのでICU(集中治療室)でしばらく様子を見ることになりました。
どうやら自発呼吸ができなくなって、血中に二酸化炭素がたまり、意識が朦朧としてしまったようなのです。
まだ詳しい検査をしていないのですが、医師の話だと「ALSの疑いが強い」と言うんですよね。



「ALS」…筋萎縮性側索硬化症という病気です。
筋肉を動かす命令を伝える神経である運動神経細胞の病気のひとつです。
脳から脊髄と脊髄から筋肉までの運動神経細胞が変性、消失していくため、筋肉の収縮力が落ちて、その結果として筋肉の萎縮が進行していく、原因不明の代表的な難病らしいです。
有病率は10万人に1~5人程度で、難病に指定されています。
一般的な死因は呼吸困難で、生存期間は、病気の進行(症状の進行の順番)と同様、多様で、確定できませんが、医学書では、平均的には3から5年、患者の5年後の生存率が20%と書かれています。


私と妹はその話を医師から聞かされた時、ヒジョーなショックを受けました。
まあまだ「疑いがある」段階で、検査も始めたばかりで結果が詳しくでている訳ではありませんが。
でもネットで色々調べてみて…ここ2、3年の母の状態と照らし合わせてみると、合致する部分が多いんですよね。


私は冷たいのか(笑)、数日たった今は「まあ仕方がないかー」と開きなおっちゃいました。
今は人工呼吸器をつければ、自宅で介護もできるようだし。
ただ、病人が人工呼吸器をつけるのを嫌がる場合もあるようだし、自宅で介護となると24時間体制ということになり、今までのように「ちょっと買い物してくるから寝ていてね」と置いてきぼりはできなくなる訳です。
今まで以上に看護する側の時間がなくなる訳ですね。


私と妹は今後のことについて、最悪な場合を考えて色々話をしているのですが、兄は「オレには家庭があるからな~」とか「仕事があるんで~」とか結構逃げ腰。
オメー、仕事があるのはわれも妹も一緒じゃ!!
家庭を持っていたら何もしなくていいんかい!!
こういう時、ホントに男ってダメダメダメ!!


どういう結果が出るかわからないけれど、私がしっかりしないとなー。
それに母のショックをなるべく和らげるようにしてあげないと。


普通に生活できるって、とっても素晴らしいことなのね。
なーんて思ってしまったdimなのであります。
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「エアボーン」

2006-07-19 03:52:46 | 映画・DVD【あ】


短い時間で見れるDVDを探していたら、友達から借りた「エアボーン」がありました。94分。
豆氏も見てみたかったので、早速セット。



政府直属の特殊部隊が、ウイルス兵器にからむ陰謀に猛然と立ち向かうバトル・アクション(だそうです)。

対テロ組織として極秘裏に編成された政府のエリート・エージェント<チーム・マッハ・ワン>。彼らは、テロリスト・グループが強奪したウイルスの入ったシリンダーの奪還に成功したにもかかわらず、政府上層部にスパイ容疑をかけられてしまう。そんな彼らに、次々と謎の刺客が差し向けられて……というお話なんですが……。


うははははは。
なんとユルイ映画でしょう!!
迫力ナシ。緊迫感ナシ。臨場感ナシ。
何処かで見たような、色々な映画の寄せ集めのような感じでした。
それにこれ、私すぐに犯人がわかっちゃいました…。

まるで「ステルス」↓のようなチーム編成(とここでさりげなくジョシュの写真を入れたりして)。

で、有色人種のメンバーが途中で死ぬのも一緒なんですね。
でも主人公は「ステルス」のジョシュルーカスのようにはかっこよくないスティーブ・グッデンバーグなんだな~。


そう、これ何がよくないかって言えば、主人公が「スティーブ・グッデンバーグ」ってのがよくない。
彼はコメディ向きの「林家こん平顔」なんですよね。
いくら眉間にしわをよせて、シリアスな顔を作っても無理があるんです。
どう見ても「エリート・エージェント」には見えないんですよね。

それに生物兵器を処分し、保管する施設にそうそう簡単に忍び込めるはずがないと思うし、ウィルスが入ったシリンダーを素手で、裸のまま持ち運びするってのもおかしいし、どうして犯人が政府のエージェントになれたのかも謎だし…とにかく突っ込みどころは満載。


豆氏もなんだかあっけなく死んでしまいましたしねえ…。
強いんだか弱いんだかよーわからんヤツでした。
でも働いたやつには、ちゃんと報酬を振り込んでやるという律儀なヤツではあります(根はいいヤツなのか?)。
豆氏、まだ若いし、黒いスーツが似合っていて美人さんでした。

個人的にはコルム・フィオールとキム・コーツが存在感があってよかったと思います。
キム・コーツは「サイレントヒル」にも出てますよね。ちょっとルーファスっぽい顔してますね。
コルム・フィオールはちょっとヴィゴ顔?結構含みがあるいい表情をする役者さんですよね。
彼が出ているスティーブン・キングの悪魔の嵐、面白そうです。
近日発売なので是非見てみようと思ってます。スティーブン・キングものにしては評判がいいようですよ(とここで宣伝してどうする…)。
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「ボイスレター」

2006-07-16 03:01:35 | 映画・DVD【は】


無実でありながらも、妻を殺した容疑で獄中にいる死刑因レイス・ダーネルは、いつ執行されるかわからない刑におびえ暮らしている。
そんなダーネルにとっての心の支えは4人の女性のボイスレター。
ボイスレターで、現実から逃避することによって、彼の心は癒されいていた。

しかし看守がダーネルへの嫌がらせのため、テープを別の人宛てに送ったことから、ダーネルに脅迫まがいのボイスレターが届くことになる。

「私以外に女がいたなんて許せない。あなたは私を裏切った罪を受けなければならない…!」


やがてダーネルは敏腕弁護士の奔走によって、第二審で無罪判決を勝ち取り釈放されるが、自由の見になったダーネルの元にさらに謎のカセットテープが届く。

「あなたは今回は死刑を免れたけれど、必ず死刑になるようにしてやるわ」


自分以外の女性ともボイスレターでの文通を行っていたことを知り、激怒した誰かが、ダーネルを脅迫してきたのだ。
その女が誰なのかを探し当てるために、ダーネルは4人の女性を1人ずつ訪ねることにするのだが、ダーネルが訪れた先々で殺人事件が起こり、殺人犯として指名手配されてしまう。
ダーネルは刑務所にいた時に、懇意にしてくれた看守ホートンに助けを求めるが……。



あまり期待しないで見たのですが、意外と面白かったです。
パトリック・スウェイジ演じるダーネルがじかに命を狙われるわけではないので、緊迫感はあまり感じられないものの、裏切られたと思った女の執念というか憎悪のようなものがひしひし感じられて怖かったですねえ。
愛する思いが強かっただけに、歪んだ愛の形である憎悪もまた強いということなんでしょうか。


ストーリーが巧妙に練りあげられていたからか、私には最後の最後まで犯人がわかりませんでした。
ただ犯人がストーカーまがいにダーネルの後を追っていたにもかかわらず、何も痕跡を残していなかったというのは少し無理があるような気がしました。
それからこれに出てくるFBIはちょっと無能過ぎるような気がしましたねえ(笑)。
何発も銃弾を打ち込まれたあの方が生きていたのもすごいな~と思いましたけど。


無罪でありながら7年間も刑務所に縛り付けられ、無罪になっても世間からは人殺し呼ばわりされる。
そんな哀れな男の役をパトリック・スウェイジが好演しておりました。
またボイスレターを交換していた女性4人も、役柄にぴったりでうまい配役だったと思います。
真犯人を推測されないためにこの4人は、知名度よりも役柄にふさわしい実力派女優を中心に人選が行われたそうですよ。


獄中はボイスレターに心を癒され、出所してからは謎のテープの声に怯え、そしてラストはまた声によって……。



しかし…つくづく過度な思いって怖いものだと思いました。はい。
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「The Prestige」のトレーラー

2006-07-14 13:49:36 | 映画つれづれ、祭りとか
ヒュー・ジャックマン来日ということで、仕事をほったらかして(いいのか?自分)、ネットを徘徊していたらこんなの見つけました。
クリスチャン・ベイルと共演する「The Prestige」のトレーラーでございます。
なんだか面白そうですね~。キャストも豪華でございますね。



それから、こちらはちょっと古いですが撮影風景より。画像はこちらからお借りしました。


なんとなく、そこはかとなくクリスチャン・ベイルに悪の臭いを感じるのは私だけでしょうか?
ヒューもかっこいいけど、なんだかベイルがとってもかっこいいよおお~~!!

昨日の「リベリオン」もよかったですねえ。
やっぱりガン=カタ、最高っすね。
DVD持っているのに、つい見てしまいました…。
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来日していたのね…

2006-07-14 13:19:49 | 俳優のこと
ヒュー・ジャックマンが来日しているんですね。
私にとっては、ジョニデとオーリの来日より重大なことですーー!!


会社のおばさんから聞いて、今知ったわれ(←ホントにファンか?)。


来日の様子、こちらこちらこちらで見れるみたいです。

でもすぐ帰っちゃうんだろうな~。ぐっすん(涙)。

ジョニデと時期をずらして来てくれれば、もう少し色々なメディアで取り上げられたかもなあ…。

にしてもヒュー、ちょっと痩せたような…。
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「M:i:III」

2006-07-12 01:57:53 | 映画・DVD【ま】


今は第一線を離れて、教官としての日々を送るIMFのエージェント、イーサン・ハント(トム・クルーズ)は婚約者のジュリアと幸せな日々を過ごしていた。しかしジュリアとの婚約パーティの最中に、突然ミッションの連絡を受け取る。ブラックマーケットの商人、オーウェン・デイヴィアンの監視任務にあたっていた、教え子リンジーが拘束されたというのだ。イーサンはリンジーの救出作戦に参加するが、彼女は頭に仕掛けられた小型時限爆弾によって殺されてしまう……。



第一作目ではエミリオ・エステベスがのっけから死んでしまうし、第二作目ではリチャード・ロクスバーグが犯人とはいえ悲惨な殺され方をするし(ちょっとトム・クルーズを恨んだオイラ)……今回はジョナサン・リース=マイヤーズが死んじゃったらどうしようと思っていましたが無事でした。ほっ。

いやはや、面白かったです。
イーサン、死なないだろーとは思っていましたが、わかっていながらもスリリングなストーリー展開にどきどきしました。
高いところが死ぬ程嫌いな私には「試練」とも言うべき場面も多々ありましたし。

今までは「クールなイーサン」というイメージでしたが、今回はホットな人間性を押し出すような作品に仕上がっていました。仕事と恋人との間で揺れ動く微妙な心の動きをトム・クルーズがしっかりと演じていました。
彼のアップを見て「あ、トム・クルーズ年とったな~」と思いましたが、かなりダイナミックなアクションをこなしてましたね。タフです。さすがです。

最近のハリウッド映画は金かけるばっかりでろくなのがないな~と思ったこともありましたが、これはうまく出来ていると思います。ちゃんとお金をかけただけの作品に仕上がっていますね。
まったく無駄がない、たたみかけるようなストーリー展開に思わず引き込まれてしまいました。娯楽映画としては最高です。
でも、まるで今のトム・クルーズを絵に描いたようなラストはちょっと…幸せすぎではないですかねええ~~?


犯人役のフィリップ・シーモア・ホフマンが一見「怖そうでない」だけに怖い、ブラック・マーケットの商人役を好演。
でも何故だか「カポーティ」に見えちゃうんですよね。まあ同じ人間が演じているわけだから当たり前なのかも知れないけど。

それからジョナサン・リース=マイヤーズ、清涼感を感じさせる青年役がぴったりでした。彼のまわりだけ爽やかな風が吹いていた感じ。
ピンがあたってもしっかり絵になる、存在感のあるいい男でした(褒めすぎ)。
「セクシャル・イノセンス」の時はあどけない顔していたのにねえ~。でも今回ちょっと出番が少なかったような…。
もっと出番を~~(贅沢?)!!


ファンの間では多分有名(?)なこの写真…。ジョナサン可愛いですよね(ついでにキリアンも)。


viva jijiさん、やっぱりローレンス・フィッシュバーンの顔、でかかったよ~。スクリーンからはみ出るかと思った…(汗)。
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「グース」

2006-07-09 02:46:01 | 映画・DVD【か】


私は「お父さんが頑張る映画」にめっぽう弱い。
そんでもって、愛くるしい動物が出ていたりしたら、なお弱い。

この映画は何度見ても、冒頭から涙腺が決壊してしまう映画である。

主人公はエイミー(アンナ・パキン)という女の子なのだが、私は「お父さんが主人公」と勝手に決め付けている。


トーマス(ジェフ・ダニエルズ)は、大自然豊かなカナダ・オンタリオ州で彫刻を作る仕事をしていたが、10年前に別れた妻が交通事故で亡くなったため、娘を引き取ることになる。

娘は、変わり者のトーマスになじめないことと、母を亡くした心の傷が癒えないせいで、なかなか心を開こうとしなかった。
それに父親に「彼女」がいることも、なんとなく気にくわないらしい。
トーマスは優しくしたり、厳しくしたり、なだめすかしたりしてみたが、娘は「学校には行きたくない。こんなところはもうイヤ」とトーマスに背を向けるのであった。

しかしエイミーーが、土地開発のため伐採した樹木の間からグースの卵を見つけ、孵化させたことから、少しずつトーマスとエイミーの関係に変化が見えはじめる。

インプリンティング(刷り込み)現象によって、エイミーを母親だと思ったグースたちは、彼女のあとをどこまでもついていく。鳥なのに自ら飛ぼうともしない。
トーマスは「渡り鳥は、寒くなる前に暖かいところへ移らないといけない」とエイミーに諭す。そしてグースたちが越冬地まで飛べるように飛行を教えこもうとする。
このグース達の訓練を通じて、父と娘が心を通わせ、少しずつ絆を深めていくのだけれど、娘以上にひたむき(?)なトーマスの姿に涙を禁じえない。
トーマス役のジェフ・ダニエルズ、この映画ではダメパパみたいに描かれているが、あったかくて娘よりずっとらぶりーなのだ←私が妻だったら絶対離婚しないぞ。

アメリカ南部までの500マイルの距離を、エイミーを信じて必死で飛び続けるグースたちの姿がけなげで、そして雄大な景色があまりに美しくてまたまた涙。
というよりグースがまだ卵であった段階から、もう私は「うるうる」してしまうのである。
孵化して、可愛らしいくちばしが出てきた時には、いつも「どばーっ」と涙腺が決壊する。
グースたちの可愛らしさに、私はずーっと涙目で映画を見る羽目になるのだ。

この愛くるしいグースたちは、ほとんどが特撮なしの実物らしい。
それが映画にリアルさをもたらし、さわやかな感動を与えてくれる。
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