国籍、性別、年齢、階級などを偽って生活していた人間が、ある日運命の人に出会う。そしてその人に「本当の自分」が何者であるのかあかさねばならない…と思う。
そんな話は五万とある。
若き天才クラシックピアニスト、レミはサルサの魅力にとりつかれ、今までの全てを捨て、キューバ人になりきろうとする。顔や体にドーランを塗り、キューバ人のようななまりで喋るレミ。そんな彼がサルサのダンス教室をオープンさせることになり………。
これもそんな五万とある話の一つなのだが、他とは一線を画している。
何故なら
「サルサ」
だからである。
多少物語が出来すぎでも、展開が唐突でもそんなことは関係ないのである。
もー、この音を聴いたら、この歌を聴いたら、このリズムを感じたら、この踊りを目にしたら、細かいことなんてどうでもよくなってしまうのである。
「サルサ」を踊る人たちは、不細工であろうが、スキッ歯であろうが、太めであろうが、頭が薄かろうが、みんな魅力的に見えるから不思議。
この映画を観て、血沸き、肉踊らない人があろうか?
私は「もしかして私のルーツはキューバ?」などと勘違いしてしまったほど、この音楽に魅了され、このリズムにあらがえなくなってしまった。
いつの間にか、リズムにあわせてカラダを揺らしながら映画を観ていた。
主人公のレミ役のヴァンサン・ルクール、よかったね。
彼の初めの頭を見た時は笑ってしまったが、モンゴになってからの姿は!!!!!
「なんてかっこいいんだヴァンサン・ルクールエライいい男じゃないか~」と目がになってしまったワタシ。
これなら…彼が踊りを教えてくれるなら、毎日でも通いますとも!!ええ!!と思わず鼻息が荒くなったりして。
ナタリーは、初めは黒い服を着ていた、おとなしくて地味な女の子だったが(美人だけどね)、モンゴと出会い、サルサを踊るうちにどんどん綺麗になっていったね~。
最後は一悶着あったけど…みんなで笑顔でサルサを踊ってハッピーエンド。
いいんでないか~~~い?
これは先日レンタルしたのだけど、返却日が今日なので、今朝慌てて観たんですけど、んも~最高でしたね!
パワーをもらいましたもんね!
今日は誰に何を言われても怒らないもんね!
という訳で、本日早速DVDを注文しました。
これは是非!!自分の手元においておきたい映画です!!!