オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

アレハンドロ・アメナーバル コレクションより 「テシス 次に私が殺される」

2006-10-31 01:06:57 | 映画・DVD【た】
いやは~~ん♪
買っちゃいました、アレハンドロ・アメナーバル コレクション。
今日はこの中に収録されている「テシス 私が殺される」を見ました。
1996年 スペイン映画。



「映像における暴力」というテーマで卒業論文に取り組むアンヘラに、暴力的な映像の入手を依頼された担当教授が、翌日死体となって発見された。アンヘラは現場に残されていたビデオテープを持ち出すが、そこに映し出されていたのは、数年前に行方不明になった同級生の殺人現場を収めた残酷なスナッフ・ムービーだった…。

スナッフ・フィルムを撮影したと思われるカメラを持つ男性、ボスコ(エドゥアルド・ノリエガ)。
何かとアンヘラの力になってくれるオタク男チェマ(フェレ・マルティネス)は「ボスコ…あの男はやめておけ。あの男に近づくな」と言うが、アンヘラはボスコを疑い恐れながらも彼に惹かれていくのだった。
ある日、アンヘラはボスコの彼女に呼ばれ「ボスコとチェマは親友だった」という話を聞かされる。そして二人が映像におけるある実験に参加していたことを知る。


うっきゃ~~!
私がアホなのかどうなのか知らないけれど、犯人が最後までわかりませんでした。
「やっぱりボスコよね…。でも実はチェマだったとかいうこともありうるなあ。いや待てよ、実は犯人は女でボスコの彼女だったとか…」といろんな考えがぐるぐるぐるぐるめぐってしまいました。

ストーリーとしては、わりとありきたりな気もするし、次から次へ矢継ぎ早に色々なことが起こるわけではないのに、最後まで中だるみすることもなく、ほどよい緊張感を持ちながら見ることができました。
この監督さんのセンスとかこだわりみたいなものが感じられる面白い映画でした。



「テシス」はやきそばさんのオススメだったのですが、なんの予備知識もなく、実は誰が出ているかも知らず見たのです。
ううううう……うわ~~い♪ノリエガが出てるじゃんかーーー!!♪←調べろ、自分。
ノリエガ、初めは苦手だったのですが、今は20本の指に入る俳優でございます。
「あれ?この後ろ姿ってもしかして…」と思っていたら、濃ゆくて甘いお顔が画面いっぱいに…ではないけれど映し出されました。



「おおお~~この目線!たまらん!!。」
思わず心の中で小躍りするわたくし。


実は…オタク男チェマがフェレ・マルティネスだって知ったのは最後の場面です。
メガネをはずした顔を見て「ん?フェレ・マルティネスに似てるな~」とそこでもまだ気づかず(はよ気づかんかい)。
エンドクレジットを見てはじめてフェレ・マルティネスだと知ったのでした…。
それまでは「Mr.Boo!のマイケル・ホイだかなんとかホイみたいなやつだな~」くらいにしか思ってなかったのでした。
イヤ、ほれ、やっぱりヒゲと長髪とメガネは人相をわからなくするからねえ…ははは…。
しかし主人公のアンヘラ。
どう見てもおばさんっぽくって学生には見えなかったの…。それって私だけかしらん?
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じいさまダッシュ

2006-10-27 11:31:18 | 日々のこと
今日は風邪気味なのと、日頃の看病疲れのせいか体調がイマイチだったので、会社に行く時間を少し遅くさせてもらいました。

都内に向かう電車に乗ったら席が一つあいている。
「おお!ラッキー!神のおぼしめしだわ♪」と思うdimと席との距離、70センチ。
と、3メートル先くらいから、じさまが小走りにこちらに向かってくるではありませんか。
「ああ、この席に座りたいのね…(がっくり)」

じさまの姿を見たら、譲らないわけにはいきません。
じさまは私に軽く会釈して、満面の笑みで椅子に腰をかけました。
そんなに走る元気があるなら座らんでもいいじゃんと思ってしまったdimでありました(笑)。

「体中痛くてかなわん」という感じで、よろよろしながら乗車してくるばさまやじさまが、席の争奪となると「どこにそんな力があるのっっ!」というくらいの底力を発揮すること、ありますよね。
dimはそれで結構負けてあげてますが、数年通ったヨガの先生によると「怪我をしている人や病気の人、妊婦さんや小さいお子さんを連れた方には席を譲るべきだけど、元気なお年よりにはむしろ席を譲らない方が本人のためなんだよ。電車で立っていると足腰が鍛えられるから、いい運動になるんだ」そうです。
そうは言われても、椅子があるなら座りたい 。布団が敷いてあったら潜り込んで眠りたい、ケーキがあったらたとえ腹がいっぱいでも別腹におしこみたいと思うのと一緒ですよね。

まあ、ひとのよさそうなじさまでした。ますます元気で長生きしてくだされ。
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「仮面の中のアリア」

2006-10-26 02:52:53 | 映画・DVD【か】
昨日は妹がきて母を看ていてくれたので、夜の時間がぽっかりあきました。
PCに向かうとフリーセルをやり出してとまらなくなるので(フリーセルとかテトリスとか…殆んど中毒っす)久々にDVDを見ることにしました。
いや~ん、でも何を見たらいいのか迷っちゃいました。
DVDを並べて迷うこと30分(アホ)。
で、結局時間が短目なのをチョイス。


「仮面の中のアリア」1988年ベルギー映画




世界的に有名な、ベルギー出身のオペラ歌手ホセ・ファン・ダムの初主演の映画だそうです(すいません、ホセ・ファン・ダム、知りませんでした…)。

天才と呼ばれたバリトン歌手のジョアキム(ホセ・ファン・ダム)が理由も告げずに、突然引退を表明する。そして引退してからというもの、彼は二人の愛弟子に歌うことの素晴らしさを教え込むことに情熱を注ぐ。
そんなジョアキムに弟子の一人であるソフィはほのかな思いを寄せるようになる。
やがて実力をつけた二人の弟子は、ジョアキムのライバルであるスコッティ公爵の主催するコンクールに招待される。しかしそこには巧妙なわながしかけられていたのだった。


先日見た「王は踊る」のジェラール・コルビオ監督の第1作目だそうな。
オペラなんてとんと縁のないdimでしたが、そういう輩でも楽しめると言われたので、騙されたつもりで買ってみたんですけど…なんというか、NHKの「名曲アルバム(みたいな番組あるでしょ)」を見ているようでした。

風景も建物もオペラ会場の着飾った人たちも、慌しく日々を送っている私にとってはまるで別世界と思えるくらい美しく(いや実際、別世界なんですけどさ)、見ていてゆったりした贅沢を味わっているような気分になりました。
まあオペラを聴くこと自体がもう、最高な贅沢なんでしょうけれど。

しかし…いくら才能がある魅力的な男性とはいえ、親子ほど年の離れたおっさんに18のうら若き小娘が心を奪われるものなのか…おっさん好きな私にもちょっと理解できなかったっす。
とはいえ、ジョアキム役のホセ・ファン・ダムの歌声は、聴くものの心を揺さぶるくらい素晴らしい!
包容力があるというか、素晴らしい表現力というか、深みがあるというか、奥行きがあるというか、つやがあるというか、美しいというか、心に響くというか…とにかく彼の歌声を聴くだけでも見る価値がある映画ですね。
それに彼の演技は実に細やかで、孤高のオペラ歌手の役を映画初主演とは思えないほどとても見事に演じていました。

コンクールの場面で、ジョアキムの弟子が主催者のスコッティ公爵にわなをしかけられそうになり、逆にそれを利用して見事に栄冠を手にする場面は見ごたえがあり胸がスカッとします(ちょっとうまく行き過ぎる感はありますが)。
弟子の一人であるジャン役のフィリップ・ヴォルテール、口パクだとはわかっていながらも、結構迫力のある堂々たる歌いっぷりでなかなかよかったです。
最初はチンピラだったジャンが歌うことによって、自信や誇りを抱くようになり、だんだん男っぷりがあがっていくのは見ていて楽しかったな。
パトリック・ボーショー演じるスコッティ公爵も、執念深くて、ねっとりした粘着感がいやらしくて、いい悪役(?)でした。

ラストの場面では思わず涙してしまったけれど、それはホセ・ファン・ダムの歌声に酔いしれたから?それともジョアキムの心情を思ってのことかしらん?
いやいや、まさにオペラの舞台の最後を飾るような、美しい映像に感動したからかも知れません。


挿入楽曲リスト
ジュゼッペ・ヴェルディ 歌劇「リゴレット」より「悪魔め、鬼め」
ロベルト・シューマン 「ケルナーの詩による12の歌曲」より歌曲「ひそかな涙」
グスタフ・マーラー 「大地の歌」より第3曲「青春について」
フランツ・シューベルト 歌曲「音楽に」(楽に寄す)
ヴィンチェンツォ・ベルリーニ 歌劇「ビアンカとフェルナンド」より「お立ち下さい、お父さま」
ジュゼッペ・ヴェルディ 歌劇「椿姫」より「花から花へ」
ヴィンチェンツォ・ベルリーニ 「ア・タント・ドゥオル」(多くの哀しみに)
グスタフ・マーラー 歌曲集「リュッケルトの詩による五つの歌曲」より第3曲「私はこの世に忘れられ」
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近況(みたいなもの)

2006-10-21 23:32:27 | 日々のこと
更新をおこたっているdimですが、みなさまのところへはちょろちょろお邪魔させていただいておりま~す。

仕事が忙しいのと(連日ほとんど午前様でござ~る)、退院した母の看護でなんだかあわただしく、フル回転の毎日です。DVDさえ見る暇がございません。
でも日々充実しております。もしかして長い(短い?)人生の中でこんなに密度が濃い日々をおくるのは初めてかもしれません。

母の病気を通じて(というのも変ですが)、沢山の人と知り合うこともできました。私は特に恵まれていたのか、まわりがよい方ばかりで本当に助かりました。


今は訪問看護の方々にお世話になっています。
訪問看護にこられる方たちは、とにかくうるさいんですよねー(笑)。
数人集まると、とにかくかしましくて、父は我慢できなくなって「もう帰ってくれーーー!!」と叫びたくなることもあるとか。←私、かしましいのに加わってますが(爆)。
みなさん限りなくタフで元気で世話好きで頼もしくて「女って強いよなあ」と思わせる方ばかりです。
こういう方たちと知り合えた自分はラッキーだと思います。

たとえ悪いことがおきても、必ず得るものがあるんだなあ~と思う今日この頃。
全てのことに、全ての人に感謝感謝。

こんなことを書く私って。。。ちょっと大人になれたのかしら?
ふふふ……。

と言いながら、また満員電車でもまれ、足を踏まれ「キーーーーッ!!」っとなって、ブログでぶちまける予感が。。。。。。。。


なんだ全然進歩してないじゃん(爆)。
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映画見ろや!

2006-10-09 02:38:51 | 日々のこと
とある朝。
いつもと同じように、会社に向かうべく自動改札機に定期を入れて、改札から出ようとしたところ、それをさえぎるように

「ドン」

と、かなり体格のいいおっさんが私に体当たりしてきた。


南海キャンディーズの「しず」ちゃん的体格のdimでも(顔はもっと可愛いです♪)これにはちょっとよろめいた。
私の後ろにいた人が「うわ、すげ」と言ったことからも、そのおっさんがいかに無謀(?)であったかがうかがえましょう。

しかし、そのおっさん、振り返りもせずにそのまま足早に階段の向こうへと消えていきました。

びっくりしたの半分、怒り半分でしばし改札口にたたずむわたくし。


一体なんなんでしょー?
大の大人が人にぶつかって、謝りもしないのかい???
いや待てよ、わざとぶつかった可能性もあるなあ。

で、会社に向かう道すがら、あれこれと考えてみた。

①会社の上司に「無能」扱いされ、奥さんに「不能」扱いされ、むしゃくしゃしていたので、とにかく人にやつあたりしたかった。

②当たっても別に悪いとも思わないから謝らない。もしくは謝るのが面倒なので謝らない。

③不感症なので、他人に体当たりしたことさえわからない。


私は多分①だと思うのよ。
あの男は生活に疲れ、全く気持ちに余裕がないんではなかろうか。
ストレスがたまっているけど、それを発散させるすべも知らない。
哀れな男なんだよ~きっと。


「まあ、映画でも見なさいよ」
とあの男に言いたい(映画と言ってもアダルトじゃないってば)。
私が映画を見るのは、勿論「好きだから」というのもあるけれど、映画を見ていると、なんとなく生活や気持ちに「余裕」ができてくるような気がするからだ。
あくせく働くばかりが能じゃあないんだぞー。
趣味をもてや、趣味を。
「三匹荒野を行く」を見て泣け!!!!!!

で、もし②だったら。。。
いつか改札で会った時に、私の方から体当たりしてさしあげます。
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「王は踊る」

2006-10-08 21:37:56 | 映画・DVD【あ】
やきそばさんのサイトの「ギヨーム・カネ特集 その2」を読んで、ギヨーム・カネより、ブノワ・マジメルの「王は踊る」に興味を抱いたわたくし。
その時から「いつか観ようっと♪」と思っておりました~。
そして本日、鑑賞の運びとなりました~。


「王は踊る」
2000年/ベルギー、フランス、ドイツ合作
出演/ブノワ・マジメル、ボリス・テラル、チェッキー・カリョ他



母親や官僚達に政治の実権を握られていた若きフランス国王ルイ14世は、孤独感を払拭するがごとく芸術方面にのめり込んでいた。
その王に仕える宮廷音楽家リュリ。
彼は孤独感を漂わせる美しい王を狂おしいほど愛し、彼のために実に3000もの曲を書き続けた。

このリュリという男はバイセクシャルで、妻子がありながらも若い男性や女性と関係をもつという乱れた性生活を送っていた。だが彼が本当に心から愛しているのは、手の届くことのないフランス国王ただ一人。
妻が苦しみながら逆子を出産しようとしている時、彼は肺炎をおこし死にかけている王のもとへ走る。そして王のもとで彼の好きな音楽を奏で続けるのだ。
まあ「全てをなげうってもいいと思えるほどの深い愛情」といえないこともないが、妻にしてみれば、これほど残酷な仕打ちはないだろう。
「リバティーン」の時も思ったけど、ホントに男って勝手な生き物だわ(だから女は惚れるんだけどさ。。。)!!

リュリは深い友情で結ばれていた劇作家モリエールを蹴落としてまでも、王の寵愛をうけようとする。そして王の前で歌詞がフランス語の「オペラ」を上演する。
王を褒め讃えているこの歌詞が、実は王へのほとばしるほどの思い、愛の告白のように聞こえたのは私だけではあるまい。


ここからは私の勝手な想像。
王はその時、リュリの思いが単なる友情や崇拝でないことを悟り、激しいショックを受ける。なぜなら「私に友はいない」と言ったルイであったが、実は密かにリュリには友情を感じていたからだ。
だからこそ裏切られたような気持ちになったに違いない。
そして王は「芸術=リュリ」に対して「決別」を決意する。国事を司ること、すなわち真の国王となることを決意するのだ。


手の届かないものだからこそ、忘れることができず、余計に欲してしまうものなんだよね~人間って。
そういう意味ではリュリに哀れを感じたけど、リュリの妻マドレーヌが一番可哀想だったような気がした。まああんな男に惚れちゃったのがイケナイんですけどさ。


「愛」という狂気にとらわれ、死ぬまで王を愛し続けたリュリ役のボリス・テラルが熱演というか怪演しとります。あの射るような目に、隠すことのできない激しい思いが現れていてまさにリュリ役にぴったりだったと思う。
ルイ14世役のブノワ・マジメルは、ちょっとした表情やしぐさに「うまさ」を感じさせた。
年を重ねるにつれて、段々王らしくなっていく過程が、見ていて面白い。
ダンスは私が思っていたものとは違ったが、単純でありながらも力強く、そこはかとなく荘厳な感じが漂っていて、見るものを圧倒させる素晴らしい踊りだった。
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「ルパン」

2006-10-04 02:07:41 | 映画・DVD【ら】
「面白い映画だったよ」と言われると「う~む、じゃあ見てみるか」と思い、忘れなけばレンタルしてみるわたくし。
しかし「面白くなかった」とか「○○・○○が最悪だった」と言われると「え?何が最悪なの?」とこちらの最悪度にも興味を示してしまうわたくし。

某Jesterさん(某でもなんでもないじゃんか)が「このロマン・デュリスを見た時はがっくりきた」というニュアンスのことを、言っておられたので「むむ!これはいつか見ねばなるまい!」と思っておりましたですよ。


して、この「ルパン」。

2004年作品。出演: ロマン・デュリス, クリスティン・スコット・トーマス, パスカル・グレゴリー, エヴァ・グリーンなどなど。

父親の盗みの才能を受け継いだアルセーヌ・ルパンは、怪盗ルパンとして、その名を轟かせていた。ところが謎めいたカリオストロ伯爵夫人を助けたことから、フランス王家の財宝をめぐる争いに巻き込まれていく……というお話。


ルパンといえば「ルパン ザ サ~~~ド」という歌が頭の中をぐるぐるめぐるのですが(ちなみに私は五右衛門派)、でも私のイメージとしては、クラーク・ゲーブルをもっと面長にした感じというか、「オペラ座の怪人」のこのお方のこの姿が近いかもしれません。

いや、これはちょっと目立ち過ぎです。こんななりで泥棒したら、すぐ捕まりそうです。

イメージとしては間違ってもマントをひるがえしたら、マントの重みによろけてしまいそうな、ロマン・デュリスではございません。
そう、ロマン・デュリスは線が細すぎるんですよね。それと気品があまり感じられない。。。
という訳で、映画を見ている間「これはルパンではなく、ネズミ小僧だ」と思うことにしました。
ロマンくんは「大胆不敵」って感じでもないし、完全にクリスティン・スコット・トーマスおばさまにくわれていましたので、まあネズミ小僧が妥当なところでしょう。
で、このネズミ小僧。
名を轟かせていたというわりには、結構ドジなんかふんじゃいます。
おまけにカリオストロ伯爵夫人にふりまわされたりなんかして、意外と女性に弱かったりします。まあいうなればかなり人間的というか(私としてはルパンの父親の方が、悪の匂いぷんぷんで魅力的だったような気もしました)。


そんな人間的なネズミ小僧の、全く深みのないサスペンス・アクション(ロマンくん、動き鈍いです)。つっこみどころ満載で結構楽しめました(でもオススメはしません…)。
それから初老にさしかかったルパンは、もうネズミ小僧なんて呼べない雰囲気があってダンディでよかったと思います。
成人してからの、ルパンの息子、ジャンもかっこよかったですね~。
オーストリアの皇帝、フランツ・ヨーゼフの暗殺(未遂に終わるが)に、カリオストロ伯爵夫人が関わっていたというのは「そりゃーないだろう」と笑ってしまいましたが。

カルティエが全面協力したとあって、高級ジュエリーの輝きには目がくらみます。ゴージャスな衣装も見ていて楽しいです。
そしてクリスティン・スコット・トーマスおばさま。謎めいた雰囲気、妖しいまでの美しさはまさにカリオストロ伯爵夫人にぴったりでした。
みよ!このウエストの細さ。。。

。。。ハイ。何も言うことはございません。。。
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「イヴの総て」

2006-10-02 05:52:55 | 映画・DVD【あ】


久々にDVDを見れる時間がとれたので、大好きなベティ・デイヴィスの出ているこの映画を選んでみました。1950年アメリカ作品。


女優となって日も浅いイヴ・ハリントン(アン・バクスター)は、アメリカ演劇界最高の栄誉であるサラ・シドンズ賞を、今まさに手にしようとしていた。彼女の謙虚で美しい姿に、人々は惜しみなく拍手をおくったが、彼女の本当の姿を知る人達は、冷ややかな目でその受賞を見つめていた。


8ヶ月前、劇作家ロイドの妻カレンは、毎晩のように劇場の楽屋口の前で佇むイヴに深く同情し、大女優のマーゴ・チャニング(ベティ・デイビス)に引き合わせた。
イヴの身の上話を聞き哀れに思ったマーゴは、イヴを住み込みの秘書として雇い入れる。やがてそれが仇となってかえってくるとは知る由もなく……。


いや~~見ごたえありましたね~~、ぐいぐい引き込まれましたね~~。
このタイトル「イヴの総て」ですけど、「イヴ」ではなく「マーゴ・チャニング」の映画ですね。
これはマーゴを演じるベティ・デイヴィスが素晴らしい!!の一言につきます(でも何故だか沢村貞子に見えてしょうがなかった)。
ベティ・デイヴィスが人気・実力とも兼ね備えた、ちょっと盛りの過ぎたわがままな大女優の役を、そらーもー余裕さえ感じられる圧倒的な演技で見せ付けてくれます(これは演じているというより、地に近いのかもしれませんね)。
いくら「若くて綺麗」なアン・バクスターと言えども、ベティ・デイヴィスの貫禄と存在感にはかないませんわ。
というか、今、こういう本物を感じさせる、存在感のある女優っていないよな~~。


さてアン・バクスター演じる「イヴ」(何故だか若い頃の江利チエミに見えてしょうがなかった)。
私は初めから「なんとなく鼻につくやつだな。好かんやっちゃなー」と思ってましたよ。
「総てにおいて完璧で、万人に好かれるような人間は疑え」というのが私の持論なので(笑)。

まあイヴは鼻につく女性だったけれど、誰でも野望や自分の夢のために、人を踏み台にしたり、利用したり、小さな嘘をついたりってあると思うんですよ。そういう意味でイヴは完全な「悪女」とは思えない。
ここに出てくる人たちは多かれ少なかれ「うしろめたい」思いを抱えていた訳で、むしろ誰でもイヴのようになる可能性があるということが、怖いなと思いましたね。


その「可能性」がラストのシーンで見られます。
受賞したイヴがホテルの部屋へ戻ると、自分のファンだという女子高生がちゃっかりベッドで寝ている。イヴと話がしたくてこっそり忍び込んだのだが、待っている間に眠り込んでしまったというその女子高生が、イヴの目を盗んで鏡に向かってイヴの衣装を着るシーンは、第二のイヴを思わせて印象的。
「因果応報」というのか「はやばやと世代交代」というのか……(笑)。
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