欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『加湿器によって起こる壁体内結露と住宅の腐朽!』

2018年03月01日 09時03分13秒 | デザイナーズ住宅の欠陥








『実は壁体内結露はほとんどの木造住宅で起こっている。』





最初に…

『壁体内結露と言う現象の学問的定義を申し上げておきます。』

『この現象は、壁の中が湿気でびしょびしょに濡れる現象ではありません!』

『もし、びしょびしょに濡れた壁があれば、それは、単なる雨漏りです。』




壁体内結露とは…

『木造住宅等の壁の中が、材木を腐らせる腐朽菌が活動出来る湿度である20%を超える現象を言います。』




壁体内の湿度が…

『20%を超えると、家はゆっくりゆっくり腐って行きます。』

『最初に土台の材木が腐り、次に、その土台に固定してある柱の材木が腐ります。』




こうなると…

『家は次第に傾斜し、最後には倒壊します!』




壁体内結露の原因は…

『加湿器を家の中で使用したり、石油ストーブの上にヤカンを置く等して、湯気を家の中で出す事です。』




最近の研究で…

『壁の中に断熱材がある場合に、壁体内結露を酷くする結果が出て居ます。』




昔の日本家屋では…

『断熱材を使用して居ませんでしたから、壁体内結露が起こらず、長持ちしたのです。』




これから…

『木造住宅を設計する場合は、壁の中に断熱材を入れずに、何重かの空気層を設ける断熱形式を採用するべきです。』




家の断熱材は…

『発がん性の高い化学物質を家の中に放出したり、家を腐らせる原因をつくります。』

『断熱材を使わなくても、家の断熱を行う方法はある訳ですし、断熱材を使うよりも耐久性もあり安上がりです。』




バスターズでは…

『含水率計を用いた、家の壁体内結露の調査もして居ります。』




大切な貴方の家が腐る前に、是非ご相談くださいませ!



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする