欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『暖房しても寒い家は、本当に欠陥住宅なのだろうか?』

2018年03月08日 08時52分15秒 | デザイナーズ住宅の欠陥








『家の暖房機は部屋の体積に比例した熱量が必要なのだ!』





先日…

『バスターズまで、ある主婦から連絡がはいりました。』

『とにかく家が寒いと言うのです。』




行ってみると…

『広いリビングにはエアコンが1台のみで暖房しています。』




室温は…

『23度あり、まあまあの室温です。』




この…

『室温は、床上150cmで測定した温度で、通常、室温と言うのはこの位置で測定します。』




ところが…

『床上50cmで測定した温度は、17度しかないのです!』

『これでは、寒いかもしれません。』




現代の住宅は…

『必要以上に天井が高かったり、吹き抜けがあったりして、暖かい空気が天井付近に溜まってしまい、床に近い場所は寒いのです。』




解決策は…

『エアコンの他に、遠赤外線パネルヒーターを置く等するしか方法はありません。』





部屋の体積が…

『増えれば増える程、暖房機の排出カロリーも高めないとダメなのです。』





この家の場合…

『家の構造的な欠陥が原因で寒いのではなく、家の設計が悪いので寒かったのです。』




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