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欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『非破壊検査』で欠陥を見つける『欠陥建築バスターズ』

2014年07月30日 09時26分25秒 | デザイナーズ住宅の欠陥




『壁を壊して内部を確認するのは、アホでも出来る事!』



よく、どこかの『住宅調査人』が、家の壁を壊して、『これは凄い欠陥だ!』

と、言っている写真や映像を見かけます。



…この程度の調査らしき調査は、『幼稚園並』なのです!



本当のプロならば、『建物を壊さずに内部を確認する!』のです。

…それが、『非破壊検査』です!



まだ、日本には、『非破壊検査』の出来る会社が少ないですし、『住宅検査』

において、『非破壊検査』を通常検査で行なうのは、『欠陥建築バスターズ』

だけです。



『壁や天井』を壊して中を見るのは、簡単なのですが、そこに、人が居住して

居る場合は、『その後が、地獄なのです!』



…家の中は、埃だらけになりますし、今度は、『壊した場所を復旧する』のも

お金が掛かるのです。



…しかも、こんな事をしても、ほとんどの『欠陥裁判』では『施主がボロ負け』

ですから、壁や天井を壊し、その後、復旧する費用も、『施主が払う』のです!





『非破壊検査』と言っても、どんな事をするのか、わからない方も多いと思い

ます。

建築ではありませんが、『病院のMRI 検査やCTスキャン検査』も、一種の

『非破壊検査』です。



『非破壊検査』にも色々あって、最近エジプトで遺跡の発掘を行なうのに使用

するのが、『レーダー波』を使って、帰って来る電磁波を測定して、砂の中に

何が埋まっているのかを、判断する方法です。



この方法は、『建物調査』にも大いに応用が出来ます!



また、直接、『壁の内部を肉眼で見たい』場合には、『ファオバースコープ』

を使用します。





…たった一つ『非破壊検査の問題点』があります!


それは、『ベテランでなければ判定ができない!』事なのです。

『機械の反応』を見て、内部がどうなって居るのか、『人の頭で判断』する

作業が、どうしても必要なのです。



最近の機械は、安くて優秀です!

『それだけに、何にでも、反応してしまう事があるんです!』



先ほどの、『エジプトの発掘』でも、遺跡だと思ったら、タダの岩が埋まって

いたケースもあるんです。




『そんな、機械にも判断出来ない事を、判断出来るのは、経験豊富な人間です!』


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