羽根木公園の梅林

2017年03月04日 | 東京のお散歩
小田急線梅ヶ丘駅からすぐの場所にある羽根木公園は、梅の名所です。

かつてこの地は、現在の羽根木とともに世田谷村の飛び地だったため
羽根木公園と呼ばれています。(現在の住所は世田谷区代田)

明治時代には根津嘉一郎の所有となり根津山と呼ばれていたこともあります。
それ以前は、この地に住んでいた六郎次という鍛冶にちなんで、
六郎次山と呼ばれていました。

ここにおよそ60種類、約650本の梅が植えられているのは、
最寄駅である梅ヶ丘駅にちなんだもので、戦後、禿山となっていた根津山に
梅の木を植樹したのが最初で、戦前は竹やぶだったと言われています。

梅ヶ丘駅は、昭和九年に開業した際に、羽根木公園にある古墳から
「埋めが丘」を「梅ヶ丘」と変えて名付けたと言われていますが
一説には地主の家紋から名付けられたとも、言い伝えられています。

世田谷区梅丘は、明治末期には竹ノ上(竹之上)という字だったようで
羽根木公園の北側にある「松原」と合わせれば、松竹梅が揃うんですが…。


羽根木公園の梅まつりは、明日3月5日(日)まで開催しています。










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