明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



バスの中から奇妙なものを見た。以前グーグルマップ撮影用であろうサッカーボール状の全方向用カメラを上に乗せた車を二度見たことがあるが、今日はそれを背中に担いで歩いている人がいた。グーグルの車が入れない場所用なのか、単に変わったアングルから撮影したい人なのか。中国人風に見えたので、そのいずれでもないのか。まあどうでも良い。 某駅前でFさんと落ち合い目的地に向かう。思っていた以上に遠かった。ご主人は海外だとかで不在であったが、中に入って一目唖然。聞くと観るとでは大違い。本日は曇天で撮影にはうってつけであったが、私としては久々の大ネタである。中途半端に撮影したくないのであえてカメラは持って来なかった。しかし持って来ていたなら、釣りに来て、あまりの魚影の濃さにアワアワドタバタし、あげくに小魚一匹。となる可能性が高かったろう。心構えを新たに出直すことにした。魚と違って次回来てもここにいるので慌てる必要はない。寒山拾得はまだ何も作り始めていないが、背景に関していえば120%であろう。この被写体を私にしかできない方法で生かすことが可能であろうと確信した。そして日本一すなわち世界一と称される持ち主に、いずれ大伸ばしにして“私はこんな物を作っていたのか”という気分を味わっていただければ冥利に尽きるであろう。 その後母が食べたいというケンタッキーフライドチキンを買ってホームに行き、母がむさぼり食うのを見て、植木屋の小僧がアルバイトで刈ったような無惨なザンギリ頭を切ってやった。婆様はともかく、様々な理由で様々な施設にいる若い娘の髪型はもうちょっと考えてやれないものなのであろうか。
新HP
旧HP
『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家たち』 2018年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutube
2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube



『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載10回『劇場の永井荷風』



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