明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

元寇  


無学祖元に刀を突きつける蒙古兵完成。蒙古兵の鎧には革が多用されている。主役の無学祖元の着彩を済ませ、撮影すれば完成である。無学祖元の場合、円覚寺に残る木像が圧倒的で、いつものように、他の資料を探索しよう、という気がまったく起こらなかった。説得力というのはこうした物だろう。横顔なども判るので完成も早かった。来日前後ということで多少若さを意識した。名場面の割には視覚化された形跡がない。ならば私が、となったわけだが、刀を向けられながら平然と漢詩を詠む禅師、その姿に蒙古兵は退散する。できればこの時禅師が詠んだ漢詩を真ん中に配したいと考えている。 Facebookで“せつな糞 せつない時に出る糞のこと“に本日最も感銘を受けた。飲み屋で知り合いに、志ん生がビールはションベンになるだけだが、日本酒はウンコになるといった話をしたら「それ本当。もうどうでもいいやってなっちゃって酒だけ飲んでたらウンコだけは出た。」といってたのを思い出した。
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