明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



寺の天井画の雲龍図は、法の雨を降らせるということだと知って『蘭渓道隆面壁坐禅図』でやってみようと考えたが、いかにもくどい。背景の山の上にいるはずが、すぐ頭上に小さな龍に見えてしまうので、やめたのだが、雨を降らせる雲があれば、違って見えるだろう。結局龍を加えた。頭に浮かんだものは人間は作るようにできているらしい。浮かばなければ作る必要はないのだろう。蘭渓道隆最後の一点は、現在のビャクシンの樹にこの七百数十年を想い合掌しているという作品で、背景はすで決まっている。これは国宝の頂相に近い横顔を向ける予定だが、合掌するポーズを作らなければならない。この一点用なので写るところしか作らない。


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