明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



長辺2メートル超になる予定の『蘭渓道隆天童山坐禅図』の背景完成。数百メートルの絶壁、石ころで作ったとはお釈迦様でも気が付くめえ。『月下達磨図』は、少林寺の岩窟という設定なので、多重塔を作って配せば完成となるだろう。達磨大師はすでに座っている。満月に多重塔がシルエットとなって、それが当初のイメージであったが背景と月の高さの都合でどうなるかは多重塔が出来てから考える。 『蘭渓道隆面壁坐禅図』はるか背後の上空に龍を配し、禅師の頭上から法の雨を降らせているかのように。これはさすがにクド過ぎの気がしている。洞窟の開口部の形は、禅師が背負う光背に見立てているし。もっともモニターで見るのとは違って長辺150センチほどになる予定なので、そうなるとまた違うかもしれない。難航すると思っていた半僧坊の嵐の夜空は不穏な感じが出ていて満足。浮世絵のように雨を線で描こうと考えていたが、綺麗に直線で降る雨は悪天候感はあまりない。 

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