永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

無理しない。

2009-10-29 06:54:52 | インポート
二日前に関門海峡で起きた護衛艦とコンテナ船の衝突事故がその後の検証を新聞などで報道している。韓国のコンテナ船は海峡をよく往来している船だ。海岸に出た時によく見かける。結構大きい船だ。船首から後尾の長さもだが、操舵室までの高さもかなり高い。明るくモダンな船体のデザインを施して、いつもコンテナを満載して優雅に海峡を航行している。互いの船首を傷めている姿をテレビニュースで見て、ああ、どんなに頑丈だと思ってみても、造られたものは無惨にも穴が空くんだと思った。
地上では、今まであった歴史的な建物や地域を壊して巨大な高層ビルなどをつくってきて、いわゆる再開発という構想のもとに町を変えてきた。高いものを大きいものをという発想はあっても、今まで長年使ってきたものを、穴を埋めるとか、手直しするなどの発想はあまりやってきてこなかった。環境という名のもとに、エコポイントとかハイブリッド車購入優遇制度とかで、相変わらずきらびやかにモノを売ることに、大企業を中心とした経済行為が行われている。物差しは身の丈目線で計らないと環境を壊してしまう。



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